アリス騎士団 %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

かつどう12:闇のゲームなのです

ここはどこにでもある魔界

その四丁目にある淫夢通りにある一軒のアパート
そこに非公式の騎士団が結成されていた


その団名は…【アリス騎士団】




「ありちゅびぃ〜む!びびびびび!」
「ぐああぁぁ!おのれぇ〜ありちゅめ〜〜だお…バタッ」

のんびりとした午前、ありちゅ団長とキッドちゃんは戦闘ごっこをして遊んでいます
レタスちゃん、潮ちゃん、ポテチちゃんはそれぞれ絵本を読んでのんびりと過ごしていました


コンコン
「は〜い、今でま〜す」

と、そこにドアをノックする音が聞こえ妖狐お姉さんが迎えに行きました

がちゃり…
「はーっはっははっは!だかっぱ!」
「……(ペコリ)」

ドアを開けるとそこには河童とサハギンが居ました
「あら、河童娘ちゃん♪元気にしてました?」

そこに居た河童は以前、川の掃除で溺れてた河童娘ちゃんでした
お友達なのかサハギンも一緒のようです

「元気にしてたかっぱ…ってのん気に言っている場合じゃないかっぱ!」
「……(コクコク)」
「あら?そうなんですか?何か困ったことでも?」

「ふっふっふっふっふ!じゃーーん!!!」

「この拠点を侵略しに来たんだかっぱ!」
「……(コクコク)」

「あら、侵略ごっこですか?」
「違うかっぱ!本当に侵略しにきたんだかっぱ!」
「…(コクリ)」

「あ!河童娘ちゃんですぅ!」
「お?本当だお!久々なんだお!」
「はい、こんにちは」
「河童娘ちゃんお久しぶりです」
「わはー、遊ぶのです!」

久々の再開に皆は大喜び、歓迎パーティでもしそうな雰囲気です

「ぐぬぬ…違うんだかっぱぁ!!
 この拠点を我が河童娘侵略本部にするために侵略しに来たんだかぱ!」
「…(コクコク)」

どうやら本当にここを侵略するようです
瞳にはメラメラと燃える炎が見えそうな雰囲気にみんなの表情が険しくなります

「いいえ、ここはありちゅきしだんのきょてんです!」
「そうだおそうだお!」
「そうですぅ!」
「ごっこ…ですよね?」
「ぺったん合戦なのです〜!」

「ならば勝負だかっぱ!」
「コクリ!」

「あのぉ、河童娘ちゃん」
「何だかっぱ?」

「さっきから気になるんですけど、その子は河童娘ちゃんのお友達なのかな?」
「違うかっぱ!河童娘侵略部隊の副隊長!サハギンのサッちゃんなんだかっぱ!」

どうやら河童娘ちゃんのお友達のようです
サハギンのさっちゃんは手持ちのスケッチブックを掲げてると何かが書かれています
その内容は…「サチコって言うんだ、本当はね」
どうやら愛称がサッちゃんのようです

「サッちゃんの紹介もしたし、さぁ勝負だかっぱ!」
「はい、げぇむでしょうぶです!」
「わはー!闇のゲームなのです♪」
「おおぉ!?楽しそうなんだお!」
「でも、ゲームって何をするんです?」
「人数としてはこっちが有利になるのですぅ」

「それじゃあ、ボードゲームなんていかがでしょう?丁度すごろくを持ってきましたし♪」
「わっは〜!そんなゲームで大丈夫か?なのです!」
「大丈夫だかっぱ、問題ないかっぱ!」

こうして、拠点を賭けた(?)戦いがボードゲームで始まりました
プレイヤーはAとBに別れ、どっちかが先にゴールした方が勝ちです
人数の問題で参加する人をじゃんけんで決めた結果
ありちゅ団長と潮ちゃんに決まりました

Aチーム:ありちゅ団長、潮ちゃん

Bチーム:河童娘、サッちゃん

ルーレットを回す順番:ありちゅ団長→河童娘ちゃん→潮ちゃん→サッちゃん→


「はい、いきます!」

勢いよくサイコロを振ったありちゅ団長
出た目は…5

5マス進めた先には…何もありません
次は河童娘ちゃんの番です

「ふっふっふ!一気にゴールしてやるかっぱ!てい!」
出た目は…6

「あっはっは!お先に失礼だかっぱ!」
6マス進めた先には…【ピクシーに道案内をされる→1回休み】
「な、なんでかっぱ!?」

「次は僕の番です…えい」
控えめに転がしたサイコロ…出た目は4
その先には…【フェアリーに道案内をしてもらった→1マス進む】
ありちゅ団長と同じ場所になりました

「その調子だお!」
「頑張るですぅ!」
「わはー!」

次はサッちゃんの番です
「……(ぽいっ)」
出た目は…5
ありちゅ団長と潮ちゃんと同じ場所に止まりました


「はい、ありちゅのばんです!えい〜!」
出た目は…1…【ピクシーに道案内をされる→1回休み】
「にゃ〜〜!!!!」

「あっはっはっは!良い気味だかっぱ!」


「次は…僕の番です、えいっ」
出た目は…6…【ケンタウロスの背中に乗せてもらった→3マス進む】
「やったです♪」

「ぐぐぐぅ…まずいかっぱ!サッちゃん頑張るかっぱ!」
「コクリ!…(ポイッ)」
出た目は…4…何もないようです






「わーい、ゴールです♪」
すごろくの結果は潮ちゃんが順調に進んで一番にゴールしました
「ま、負けたかっぱ…」
「はい、おめでとうございます!でもまだすごろくはおわってません!」
「…コクリ」

と、本来の目的を忘れてすごろくは全員完走するまで続く予定…でしたが
ありちゅ団長と河童娘ちゃんは狙っているかのように1回休みのマスに必ず止まり
ゴール目前にあるスタートに戻るを二人とも止まってしまったので結果はこうなりました

1位…潮ちゃん
2位…サッちゃん
3位…ありちゅ団長、河童娘ちゃん


「みなさん、追加で貰ったお蕎麦を茹でたので食べましょう♪」
丁度お昼の時間になり茹でた蕎麦を持ってきた妖狐お姉さん
すごろくは続いていたのですが、お腹がすいたみんなは
すごろくを中止して上記の順位になったのでした

「はい、いただきましょう」
「おいしそうなんだお!」
「ぼく、これ好きです」
「わたしも大好きですぅ」
「つるつるりんなのです♪」

「河童娘ちゃん達の分もあるので一緒にいかがですか?」
「い、いいんだかぱ?」
「ええ♪どうぞ♪」
「う、うわ……わーいなんだかぱ!」
「ニコリ」

今日は二人のお客さんを迎え入れ、いつもよりも賑やかなお昼になりました

「はい、ごちそうさまでした!」
「ごちそうさまだお!」
「ご馳走様ですぅ」
「ご馳走様です♪」
「食った食ったなのです♪」
「おいしかったかっぱ♪」
「コクコク」

「はっ!し、しまったかっぱ!」
「どうしました?河童娘ちゃん」
「ぐぐぐ…か、懐柔されかけてたんだかっぱ!」
「いえ、そんなつもりはないんですけど…」

お腹一杯になって本来の目的を思い出した河童娘ちゃん

「サッちゃん!ここに居たら不味いんだかっぱ!一時退却するんだかっぱ!」
「コクリ!」

そういって河童娘ちゃんとサッちゃんは入り口のドアへと向いました
妖狐お姉さんはその後を追います

「また遊びに来てくださいね♪」
「はい、またあそびましょう」
「また来るんだお♪」
「今日は楽しかったですぅ」
「ぼくも…また遊びたいなぁ」
「わはー!次は当方が相手をするのです」

「うっ……あ、遊びじゃないんだかっぱ〜〜〜ヽ(>Д<)ノてっしゅ〜」
「……(ペコリ)」

勢いよくドアを開けて去っていく河童娘ちゃん
深々とお辞儀をしてから部屋を出て行くサッちゃんは無口ですが礼儀正しい子のようです

「次はわっちがすごろくやるんだお!」
「わたしもやりたいですぅ」
「当方も当方も!!」

こうして河童娘ちゃん達が帰った後はみんなですごろくをして遊びました
因みに…

1位…潮ちゃん
2位…ポテチちゃん
3位…妖狐お姉さん
4位…キッドちゃん
5位…レタスちゃん
6位…ありちゅ団長(ゴールできず)

でした♪


                                        ―つつく―







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―おまけコーナー―


美「は〜い!毎度おなじみ」
ポ「ちり紙股「わーーー!!!」」
あ「ようこおねえさんうるさいです!」
美「す、すみません…ペコリ」
キ「お便りコーナーの時間だお!」
レ「今日もたくさんのお手紙が来てるですぅ♪」
潮「楽しみです♪」

美「では、読みますね〜」

美「皆反応が初々しくて可愛いなぁw特にポテトちゃん。 夢見月さん より」
ポ「わーい!ありがとうなのです」
美「良かったですねポテチちゃん♪」
あ「おねーさん、ぺったんってなんですか?」
美「な、なんでしょうね?私には分かりません(汗)」

美「次、読みます」

美「あ、オススメの紅茶はやはり一般的……と言えばいいんでしょうか、ダージリンティーですかね。
団長達にはミルクティーとして出すこともできますし。というわけで、これをお送りします。
「( ミ ル ク )
つ(紅茶缶)」 アーネンエルベバイトさん より」
美「ミルクティー缶ですね、ありがとうございます♪」
潮「この間はアップルパイありがとうございました〜美味しかったです♪」
レ「甘くて美味しかったですぅ♪」
キ「ご馳走様なんだお〜!」
あ「はい!ありがと〜ございます!」
美「お時間ができれば、お伺いに行きます♪」

美「次に行きましょう〜」

美「美狐さん!喫茶店“アーネンエルベ”に行きましょう! 沈黙の天使さん より」
美「そうですね、あそこのアップルパイはとても美味しかったので食べに行きましょう♪」
キ「妖狐お姉さんだけずるいんだお!」
あ「はい、そうです!」
美「大丈夫ですよ、別の日に皆さんで行きましょう♪」
あキレ潮ポ「わ〜い!」

美「それでは、次に行きましょうね」

美「質問。さて、今皆さんが一番気にかけている事って、なんですか? 紅葉さん より」
あ「またわるいひとたちがこないかしんぱいです!でもありちゅきしだんがえいやーします!」
キ「そうだお、そうだお!悪い奴を倒すんだお!」
レ「……身長が伸びない(涙目)
潮「胸……えぐっ(涙目)」
ポ「鶏は卵が先か鶏が先か気になるのです!」
美「私は…尻尾……ですね……はぁ……」

美「って暗くなってしまいましたね…気持ちを切り替えて!最後のお手紙を読みます!」

美「お詫びにもうひとつ……つ蕎麦 それはともかく、感謝状もらえてよかったね団長さん! 高機動型ヤドカリさん より」
あ「にへへ〜かんしゃじょう2まいめです!」
キ「お蕎麦美味しかったんだお!ご馳走様だお!」
レ「ご馳走様ですぅ♪」
潮「沈黙の天使さん、高機動型ヤドカリさん、お蕎麦とても美味しかったです、本当にありがとうございますです」
ポ「今度はお肉が食べたいんだおってキッドちゃんが言ってたのです!」
キ「言ってないお!」

美「…これで終わりですね〜」
あ「はい、よ〜こおねえさん、いつもありがと〜ございます!」
美「いえいえ」
キ「さ〜て、すごろくもう一度やるお!」
ポ「やらないお!なのです」
キ「え〜わっちもっとやりたいお!」
美「じゃあ、私とやりましょうか♪」
キ「今度はまけないんだお!」
レ「わたしもやるですぅ♪」
潮「ぼ、僕もやります」
あ「こんどこそごーるします!」
ポ「……と、当方もやるのですううううう!!!!」


引越し蕎麦とは
 側に引っ越してきました、細く長くお付き合いお願いしますって
 挨拶を込めて送るものだそうです                ウィキペディアより

まぁこれからもアリス騎士団と長くお付き合いしましょうって意味にもなるので普通にOKかと思います
駄文に関してはまぁ…自分の限界も近いと感じてきたんですよね人生的な意味で

読みきりSSが進んでないのでこれを更新して誤魔化してるわけなんですががががが(´;ω;`)ごめんよ描写がうまくできなくて



次回!あの人がついに脱ぐ!
湯煙温泉殺人未遂事件を乞うご期待!



……ってなんだよ最後の文章は!?

ポ「わはー!書き足しておいたのです♪」


ちょ、おま!!待てえええええええええええ!!!!!!!!!!






くっそう…逃げられた……
あ、そんな事件なんて予定してないので期待しないでくださいね

11/05/15 21:44 ロッテン

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