アリス騎士団 %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

かつどう13:オバケェ〜ヘ(゜д゜へ)))))))

ここはどこにでもある魔界

その四丁目にある淫夢通りにある一軒のアパート
そこに非公式の騎士団が結成されていた


その団名は…【アリス騎士団】



「はい、みなさん!きょ〜はちょうさをおこないます!」
「おおぉ!?なんか騎士団っぽい活動だお!」
「どきどきするですぅ」
「ぼくにもできるかなぁ…」

「団長、何を調査されるんです?」
「はい!おばけやしきをちょ〜さします!」

「おおおおおお!!!おばけ屋敷!!」
「うぅ…わたし、そういうの苦手ですぅ…」
「ぼ、ぼくも…出てきたらやだなぁ…」
「わは〜♪ktkrなのです」

「お化け屋敷っていうと…三丁目の廃墟館ですか?」
「はい、そ〜です!」

「お化けが出るって噂の場所だお!」
「ああ、あううぅぅですぅ…」
「だ、団長…調査やめませんか?」
「いいえ、やります!」

「オバケェ〜ヘ(゚д゚ヘ))))))〜なのです」
「きゃあああああああああ!!!!」
「うわああああああああ!!!」

「ちょ、ちょっとポテチちゃん、ダメですよ脅かしちゃ」
「てへっ、ごめんなさいなのです〜♪」


―三丁目の廃墟館―
そこは犯罪者の事件以前から無人となって朽ち果てている館で
現在も修復されずに放置されたままになっている

館主はちゃんと居たのだが突然誰も居なくなり
呪いで死んだ、自殺した、殺された等の噂があるがその真実は未だに解明されていない

最近になって幽霊が出るという話をありちゅ団長が自警団の人から聞いたのだった
この話を聞いた団長は調査を決行、アリス騎士団の出動となった



―廃墟館入り口―

「はい、とうちゃくです!」
妖狐お姉さんを先頭に館にたどり着いた団長達
館を囲むようにして隔たれた壁は事件の騒動があったこともあるせいか
壁といえるほどの高さはなく、崩れて散乱しています
入り口である鉄柵の扉もかなりさび付いており動かすとキィキィと金属がすれる高い音を響かせています

「だ、だんちょうやっぱやめて帰ってゲームしませんか?」
「そ、そうですぅ…やっぱこういうの良くないでうすぅ…」

と、お化けが怖いのかレタスちゃんと潮ちゃんはビクビクしっぱなしです

「ふふん!お化けが出ても蹴散らせばいいんだお!」
「ありちゅきしだんとつげきぃ〜!」
「突貫なのです〜♪」

団長を先頭にキッドちゃんとポテチちゃんが館の玄関に突き進んでいきます

「レタスちゃんと潮ちゃんはどうします?私は団長が心配なので追いかけますけど…」
「つ、ついていくですぅ〜」
「ぼ、ぼくも!ひとりは…こわい…」
「じゃあ、お姉さんの手を繋いで行きましょう♪」
「は、はいですぅ♪」
「これなら…頑張れるかも」









「…誰か来たよ〜」

「よーし、みんな準備はいい?」

「うん、いつでもいいよ〜」

「くふふ♪楽しみだなぁ〜」

「よーし!………ファイトー!」

(((お〜〜〜〜!)))










館の玄関にきた団長達、立派な木製の扉にはドアノックが二つついていて
種族の事を考えているためなのでしょう妖狐お姉さんの背丈に合わせた高さに一つ
更に妖狐お姉さんの腰辺りの高さにもう一つついています

玄関の横の壁には誰かの落書きが書かれていて
「二度と帰れないよ 死ぬよ〜 この館は祝われている
 暗いよ〜 狭いよ〜 怖いよ〜                /|\
 上から来るぞ、気をつけろ!                 .  ̄| ̄
 俺この館を探索し終わったら告白するんだ.        ル |アフ
 あたしきれい?      _                   シ ||ィ   
                                    ア |シス
  @                                    |ェ
     
                                           」

と書かれており、他にも誰かが入ったような痕跡があります


「せっかくだから当方はこの赤の扉を選ぶのです!」
「あ、ちょっと!ポテチちゃん!!」

ドアの上部の割れた窓ガラスから一人で入っていったポテチちゃん
こういうのが好きなのか凄く興奮しているようでした

「あとをおいます!」
「おー!!!」

ギイイィイィィ……


扉を開け中に入っていく団長達
ポテチちゃんの姿はそこにはありません

「ポテチちゃ〜ん!出てきなさぁ〜い!」
「ポテチちゃ〜〜ん!」

埃の被った丸い形のテーブルに椅子が逆さまに置かれ
天井や2階に続く手すりには蜘蛛の巣が張り巡らされています

「ううぅぅ…帰りたいですぅ」
「お姉さんの側に居れば大丈夫だから、一緒に居ましょう」
「ぼ、ぼぼぼ…ぼくも一緒に居たいです」


 わきゃーーーーー


「うわわわわわわわわ!!!!????!?!?!?」
「きゃあああああああああ!!?!??!」
「二人とも落ち着いて落ち着いて!!」

「あっちからしました!」
「行ってみるんだお!!!」
「あ、ちょっとまってください!団長、キッドちゃん!!!」

突然の声に驚くレタスちゃんと潮ちゃんはパニックを起こし
団長とキッドちゃんは声のした方に行ってしまいました…

「レタスちゃんと潮ちゃんは外で待ってますか?私は団長達を追わないといけないので…」
「い、いいい一緒がいいでずぅ!!」
「おいてったらいやですぅぅ!!」

半ば泣きかけているレタスちゃん達を連れて団長達の後を追って奥へと進んでいきました…




「むむぅ?どこいったんだお!?」
「きっとこのちかくです!」
驚く様子もない二人はどんどん奥へ進み食堂にやってきました

カシャーン!
「おお?なんだスプーンが落ちただけだお…つまらないんだお…」

何か金属の物が落ちる音に振り向いたキッドちゃんはその音の正体であるスプーンを拾い上げました

「おろ?団長どこいったんだお〜?お〜い!」
気がつくと近くにいた団長の姿が見えません…一体何処に行ったのでしょう?


                                               \
                                             ガタン!
                                               /

「お?団長そこにいるのかお〜?」
置くの調理場らしき場所から何か物音が聞こえそこに向ったキッドちゃん

「団長、スプーンが見つかったんだお……団長?」
キッドちゃんの言葉に反応しないありちゅ団長に不審に思い
団長の近くに寄るキッドちゃん、団長はガタガタ震えながらある一点に指をさしています

「にゃにゃにゃにゃっにゃにゃにゃっっにゃっ!???!!?」
「団長、そこに何が……のわ!???」

キッドちゃんが団長の指した先をみると………

巨大なピーマンがこっちを見ています
それをみたキッドちゃんも硬直…二人はガタガタと震え始めました

「ピぃ〜まぁんくえええぇぇ〜〜〜」

巨大なピーマンお化けがゆっくりと団長達に近づいてきます

「にゃあああああああああああ!!!!!!!!!」
「うっぎゃああああああああああああああ!!!!!」

巨大なピーマンお化けに畏怖して悲鳴をあげながら逃げる二人
ピーマンお化けは二人と追いかけて走りました

「にゃああああああ!にゃああああああああ!!!」
「こ、こっちくるなおおおおおおおおおお!!!」







\にゃあああああああああああ!!!!!!!!!/

\うっぎゃああああああああああああああ!!!!!/




「ひぃ!?だ、団長の悲鳴ですぅ!?」
「う、うわ……うわわ…きっと…出たんだ…」
「だ、大丈夫ですよ団長とキッドちゃんの事なんですから……たぶん」

二人の悲鳴を聞いたレタスちゃんと潮ちゃんはお互いに抱きつきその場に座り込んでいます
それを勇気付けようとする妖狐お姉さんですが…流石に団長達の悲鳴には不安を覚えます


/ぽとり\


「ひぃ!?な、なななな、なにかか、かかかかか、かた、かたにの、のののってるですぅ」
「え?……ひゃあああああ!!!!!」
「二人ともどうし…きゃあ!」

レタスちゃんの肩に何かが落ちてそれを見た二人は驚きます…
肩に乗っていたのは芋虫でした

「と、ととと、とってくだひゃいでずぅ…」
「お、落ち着いて!今お姉さんが取るから…じっとしててね?
「あわ、わわ…」

肩にのった芋虫を取ろうと妖狐お姉さんが手を伸ばすと…

/ぽとり\

「!!!!!??????」

伸ばした手の甲に芋虫が落ちてきました

/ぽと、ぽとぽとぽとぽと!\

「ひゃあああああああ!!!!!!!!」
「うわああああああああああああ!!!!」
「きゃああーーーー!!!!」

更に大量の芋虫が降ってきて三人は驚きその場から逃げ出しました!

「かえひたうひでずぅぅあああああん!」
「ぼくももうやだああああああああああ!!」
「だ、だだ団長達を探して出ましょう!!」

3人は廊下を走り声のした方に走って行きます
そしてT型の通路に差し掛かると人らしい気配がします

「はやくここでるでずううぅぅぅ!」
「うあああああん!!!」
「団長、急いでここを!」

「(っ´皿`)っ< よるほ〜」

そこに居たのは一枚の布…しかも中を浮いています!
「で、でびゃああああdftfぐいh!!!」
「ひゃさいhqjhぴ!;あん;ういあt!!!!!」
「ま、まって二人とも!!!」

それを見て逃げる二人、それを追いかける妖狐お姉さん

「(っ´皿`)っ< どわんごぉ〜」

「おいかけてきゅるgはyぁlglですぅ!!!」
「ひゃああああ!!ひゃああう!あああああ!」
「だ、だんちょおおお!!どこですかああああ!!??」

浮いた布に追いかけられながら団長を探す妖狐お姉さん
レタスちゃんと潮ちゃんはパニックを起こして言葉にならない悲鳴を上げながら逃げ出しています

「にゃあああああああああああ!!!!!!」
「此処だおおおおおおおおお!!!!!!」

正面から走ってくるありちゅ団長とキッドちゃん…その奥に…
「ぴぃ〜ま〜ん、くうぅえ〜〜〜!」

「きゃああああああピーマンおばけえええええ!!」
「うわああああああああんんん!!!」

「(っ´皿`)っ< ヴぁヴぁあ〜ん!」

正面からピーマンお化け、後ろから布のお化け…
そして左には……玄関!!

「みなさん!早く外へ!!!」

「ああいあいいあいあい!!!」
「脱出だおおおおおおおおお!!」
「にげふへふぅぅうぅ」
「ふああああん!」


バァン!!!

勢い良くドアを開け皆は脱出する事に成功しました
その場に留まることが出来ず、ありちゅ団長達は騎士団の拠点へと帰っていきました…










―廃墟館内部―

「あはははは!!大成功!」

「うんうん!ピーマンお化けは凄かったよねぇ…さすが!」

「えへへ、ありがとう♪」

「そうだね〜、あの布お化けも凄かったねぇ!」



「え?布お化け?」

「…?どうしたの?」

「あたし、布お化けは作戦内容に入れた覚えないんだけど…」

「「「え……」」」

「え、ええっと……わたしは…芋虫落とすのを………とやったんだけど…」

「うんうん…だからその後はここに戻ってきて…ね?」

「あたしは…スプーン落として…」

「ピーマンお化けに化けて追いかけてたけど……」

「じゃあ……他に誰か居るって……こと?」

「(っ´皿`)っ< ファイナルアンサー?」



「で、でたああああああ!!」

「きゃあああああああ!!!」

「うわわわわ!!!」

「うわああああああああん!!!!」



館から逃げ出すように4人の人物が外へと出て行きました
それを見届ける布のお化け…

ごそごそ…

「っぷはー!楽しかったのです♪」





拠点に戻った団長達は帰ってこないポテチちゃんの救出作戦を考えている
最中にポテチちゃんが帰ってきたのを無事をお祝いして
妖狐お姉さん主催のホームパーティをみんなで楽しんで一日を終えました

「…みんなどうなるかと思ったけれど、パーティ楽しそうにしてて良かった♪」



因みに、その日を境に廃墟館のお化けの話は一切きかなくなったそうです


                                        ―つつく―







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―おまけコーナー―


美「はぁ〜い!皆さんおまちかねのお便りコーナーの時間です♪」
あ「おじかんで〜す!」
キ「今日もお便りを紹介していくんだお!」
レ「妖狐お姉さん、よろしくお願いしますですぅ」
美「はい、分かりました〜♪」

美「では、読みます」

美「妖孤お姉さんの尻尾でモフモフしたいです! ななしさん より」
美「う〜ん……モフモフですか…尻尾一本なので……あまり気持ちよくないですよ?」
キ「わっちの尻尾でもモフモフするといいんだお!」
ポ「モフモフ〜」
キ「ふお!?いきなしモフモフしたらだめなんだお!」
ポ「わは〜♪」

美「次を読みますね〜」

美「アリス騎士団ってけっこう強い!? pさん より」
美「う〜ん、強いといえば強いかもしれませんが…
  危ないマネはあまりして欲しくないんですよねぇ…」
ポ「当方は時間をとめてロードローラーを落とす能力をもってるのです!」
レ「え?そ、そうなんですぅ?」
ポ「* ゚・*:.。.:*・゜+ d(*´∀`)b うそなのです +.:*・゜゚・*:. *」
あ「え〜ざんねんです…」
キ「わっちも残念だお」

美「次、読みますね♪」

美「楓「妖狐お姉さんは、何本欲しいんですか?」
  桜「えーとねー、尻尾欲しーんでしょ。だったらねー、四季神さんと「わっーーーー!!」
                                     桜&楓さん より」
美「あ、あはは…それは嬉しいんですけど…
   四季神さん…大丈夫かしら?お父さんは凄く気にしますので…」
ポ「強いらしいのです!」
キ「おおお!!それはいいんだお!」
あ「はい!つよいひとなのできしだんにいれましょう!」
美「…でも団長、四季神さんは男の子ですよ?」
あ「じゃあだめです!」
美「男子禁制は変更しないんですね…」

美「それでは次のお便りです」

美「回の騒動で保育園の子ども達を助けていただいてありがとうございます。
  つきましては、感謝の意を込めてここに
  保護者代表・及び保育園職員一同から
  120種類クレヨンとイブシさんから預った巻物を贈呈いたします。
  お礼が遅くなり大変遅くなりました。
                           青空保育園・園長 杉本 俊光より」
あキ「おおおおおおおお!!!!!!!!!」
あ「まきものまきもの!」
キ「に、にんぽうだお!だおおお!!!!」
レ「凄いですぅ…120種類も……」
潮「これで一杯お絵かきできますです、園長先生ありがとうございます」
レ「ありがとうですぅ〜」
美「いえいえ、こちらこそこんなに豪華なお礼を貰ってしまって…
  本当にありがとうございます♪」
あ「にんじゃじゃ〜ん!」
キ「現れたな!幕府の犬め!」
あ「てんちゅ〜!!」
キ「あまいんだお!」
ペシパシペシ!
美「あら…嬉しさのあまりに二人とも忍者ごっこ(?)始めちゃいましたね」

美「次のお便りに行きます」

美「私の友人の鍛冶屋さんから「……料理をする時に……」
   と、包丁を三本作ってもらえましたので、
   妖狐さん、今度団の皆さんに料理を教えてあげてはどうでしょうか?
   では、こちらです
   つ(包丁)
   なお、刃物は危険なのでおいておく場所には気をつけてくださいね。 
                                 星村 空理さん より」
美「まぁ包丁ですか…丁度ほしかったんですよ、ありがとうございます♪」
レ「妖狐お姉さん、お願いがあるんですぅ」
美「はい、何でしょうか?」
レ「わたし、料理してみたいですぅ」
潮「ぼ、ぼくも…やってみたいです」
美「それじゃあ…今度一緒に作りましょう♪
レ潮「わ〜い♪」

美「次のお便りいきます」

美「それはつまり、事件は予定していなくとも温泉湯煙はあると、と・・・とわぐらしゃ!?夢見月さん より」
美「温泉ですかぁ…最近は寒くなってきましたから行くには丁度いいですね〜」
ポ「当方イキたいのです!」
美「え、ええっと…そうですね、どこか良い旅館があるか探して見ます」
ポ「混浴がいいのです!!!!!絶対!!!」
美「え?ええ……ええっと………………
  ま、前向きに検討しますね…あ、あはは(汗)」

美「次のお便りです〜」

美「おーけぃ、俺も闇のゲームをしよう 佐藤 敏夫さん より」
ポ「わはーい!それじゃあ負けた方が服を脱ぐルールでやるのです!」
美「ちょ、ちょっとポテチちゃん(汗)」
ポ「そして先方が脱ぐものなくなったら……ふっふっふ…」
美「…ごくり……」
ポ「妖狐お姉さんに踏まれて罵倒されるのです!
  そしてニックネームをおっぱい星人にするのです!」
美「だ、だだダメです!ポテチちゃん!」
ポ「わは〜楽しみなのです♪」
美「ポテチちゃ〜〜ん!!!」

美「…次、読みます」

美「星村 空理様の喫茶店アーネンエルベさんの方から
  ご招待も着たので、ぜひ行きましょうw 沈黙の天使さん より」
美「はい♪今度一緒に行きましょうね♪」
レ「デートですぅ…羨ましいなぁ…」
潮「ぼくも…いつかいってみたいです…ほわわ〜」
美「そうですね、二人とも大きくなって素敵な相手を見つけれきっと♪」
レ「でも…見つかるかなぁ…」
潮「ですねぇ〜…」
美「二人なら絶対に見つかりますよ♪」

美「…っと、お手紙はこれで全部みたいですね」
レ「妖狐お姉さんお疲れ様ですぅ」
潮「お疲れ様です〜」
美「はい、お疲れ様でした…あ、団長!今度、お暇貰っても良いですか?」
ペシンパッシーン!
あ「はい!おっけ〜です!」
美「ありがとうございます〜♪うふふ…デート、デート♪」





本文が何気に長いっというかネタがもうないので難産でした…うふふ
騎士団よりもクレミシの続編の方ばっか考えて…(何
当初は50話を目標に意気込んでいましたが…無理くせぇ('Д')

そして、色々ごめんなさい!ちょっと海水浴いってきます!



11/05/15 21:44 ロッテン

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