連載小説
[TOP][目次]
かつどう1:にゅ〜だんしけん
ここはどこにでもある魔界

その三丁目に小さな物置小屋があった
そこは誰も使っていない場所で中身はからっぽだった
元々は荷物があったのだが…最近になって掃除が行われ
そのまま使っていない状態になっているようだった

そこに訪れた小さな少女…その名は「ありちゅ」
彼女には夢があった…それは騎士団を作ること!
元騎士団長だったゴミナントさんの話を聞いて自分も騎士団を作ろうと思ったのだった

そして、その拠点となる場所を探した結果
この使われていない物置小屋にたどり着き
騎士団結成のための活動が始まった…





そして今日、騎士団の団員を増やすための入団試験が行われようとしていた…
部屋の中には殺風景な程に何もない…
とは言うものの魔界オレンジと書かれた木箱の机が3個と画用紙にクレヨンがあるだけだった
ありちゅの力ではこの空箱を移動するのが限界であった
団員が増えればもう少し重たいものも運べるようになるだろう…

コンコン
小屋のドアを叩く音が聞こえた、入団希望者がやってきたようだ


「ど〜ぞ〜」

ガチャリ

「おじゃましますぅ〜…」

「にゅ〜だんきぼうしゃですか?」

「は、はい!わ、わたしはに、にゅうだんを希望しています!」

「すきなものはなんですか!」

「え、えっと…お菓子です!」

「はい、にゅ〜だんをきょかします!」

「わ…や、やったぁですぅ!!」


こうしてマンドラゴラが入団しました。



コンコン
二人でお絵かきをしているとドアをノックする音が聞こえました
きっと入団希望者でしょう

「は〜い!」

ガチャリ、ドアをあけたのはバフォメットでした

「にゅ〜だんきぼうしゃですか?」

「うむ!わっちもさんかさせてほしいんだお」

「すきなどうぶつはなんですか!」

「きりんさんですお!でもぞうさんのほうがもっとすきなんですお!」

「にゅ〜だんをきょかします!」

「よろしくだお!」

「よ、よろしくおねがいしますですぅ!」


こうしてバフォメットが入団しました



コンコン
3人でおやつを食べているとドアをノックする音が聞こえました

「は〜い!」

「やあやあ、可愛い皆さん方!この私、佐藤 敏夫入団させてください!!HAHAHA!」

「だめです」

「な、なんだってー!!!」

「ありすきしだんは、おとこのこきんしです」

「な、なんだ…と?このパラダイスな騎士団に入れないとは…くぅ…お邪魔しました…(泣)」


佐藤さんは入団することができませんでした



コン…コン…
3人でお昼寝をしていると控えめにドアをノックする音が聞こえました

「はーい!」

ガチャリ……

「あ、あのぅ……ぼ、ぼく…入団したいんだけど……いいかな?…いいのかな?」
おどおどしながら入ってきたのは特製の台車に乗せた水槽に入ったカリュブディスでした

「すきないろはなんですか?」

「え、えっと……ピ、ピンクです……」

「にゅ〜だんをきょかします!」

「え、い、いいんですか?」

「はい!」

「う、うわぁ……ぼ、ぼくうれしいよ……あ、ありがとうございます!」

「よろしくですぅ〜」

「よろしくなんだお!」


こうしてカリュブディスが入団しました



コンコン
4人で魔物っ娘(まもっこ)コカとリンの絵本を見ていると
ドアをノックする音がしました

「はーい!」

ガチャリ

「入団を希望いたしますわん!」

「だめです!」

「な、なんだってー!!!」

「おとこのこはだめです!」

「いや、みてのとおりおんなのこですわん!」

「おんなのこは、あしがそんなにけぶかくないです!」

「し、しまった!剃り忘れた…」


「…佐藤さん、こんな所で何をしてるんです?」

「い、いや……私は佐藤 敏夫子よ!」

「……バレバレなんですが…」

「う…………お、お邪魔しましたわ!!!」
そういって逃げるようにその場を去る佐藤さんであった

「それじゃ、失礼しやした…」
そういってドロンと音がしそうな感じに消える謎の男性


「わ〜にんじゃさんだ!」
「ほんものをみるのは初めてですぅ!」
「かっこいいだお!」
「え…っと……あの人は確か……自警団6番隊の副隊長でいイブシさんですね」


コンコン
4人がイブシさんの話で盛り上がっているとドアをノックする音が聞こえました

「どうぞ〜」

ガチャリ

「アリス騎士団は…ここでいいのかしら?」

「はい、そ〜です、にゅ〜だんきぼうしゃですか?」

「はい、入団を希望しています」

「すきなかたちはなんですか?」

「ハートです」

「にゅ〜だんをきょかします!」

「ありがとうございます(こんな簡単なテストでいいのかしら…」

「こちらこそ、よろしくおねがいします」
「お、おねがいしますですぅ〜」
「うほ〜お姉さんだお!ボインボインだお!」
「わわ…お、おおきい胸……いいなぁ…」


コンコン
4人が新しく入団した妖狐さんの胸を触っているとドアをノックする音が聞こえました

「はーい!どうぞ〜」
と返事をしたのは妖狐さんでしたが…

「だんちょ〜のおしごととっちゃだめです!めっ!」

「あ、すみません……」
と、怒られてしまいました


「は〜い!」

ガチャリ…

「チラシを見て当方、入団を希望しにきたのです!」

「すきなのみものはなんですか!」

「魔界ブドウジュース100%なのです!」

「はい!きょかします!」

「やったー!先方がた、よろしくなのです!」

「よろしくおねが〜いします!」
「よろしくですぅ〜」
「よろしくだお!」
「お、おねがいしますです…」
「よろしくお願いしますね〜」


こうしてフェアリーが入団しました


今日の入団試験が無事に終わり
アリス騎士団が結成されたのであった…



                                     ―つつく―














11/05/15 05:44更新 / ロッテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
名前とか全然考えてない上に
色々酷くてごめんなさい……orz

ちょっと窓から俺を投げ捨ててきますね!

そういやカリュブディスって地上歩行とかできんのかな……
やべえ、いきなし前途多難だ

今回はpi-sannの作品である
魔物保育園 はちゃめちゃ奮闘記よりゲストさせていただきました

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33