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まもむすゼーション!!

バーソロミュ

INDEX

  • あらすじ
  • %02 c=15d 第0期:ようこそ、図鑑世界(ゲーム)へ!
  • %02 c=15d 第1期:お姉ちゃんが出来ました
  • %02 c=15d 第2期:偵察!探検!調教!
  • %02 c=15d 第3期:現人神の決断
  • %02 c=15d 第4期:貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ!
  • %02 c=15d 第5期:筆記は剣より強し
  • %02 c=15d 第6期:反撃は三倍返しで
  • %02 c=15d 第6期外伝:白きエミリア 黒きエミィ
  • %02 c=15d 第7期:井の中の蛙、海の広さを知る
  • %02 c=15d 幕間:眠り姫オーヴァードライブ 壱
  • %02 c=15d 第8期:興奮と驚愕と共に歩む日常
  • %02 c=15d 第9期:援軍
  • %02 c=15d 第10期:妹の心姉知らず
  • %02 c=15d 第11期:閣下は相当カッカしているようです
  • %02 c=15d 幕間:眠り姫オーヴァードライブ 弐
  • %02 c=15d 番外:まだ見ぬ指導者たちの肖像…(1)
  • %02 c=15d 番外:まだ見ぬ指導者たちの肖像…(2)
  • %02 c=15d 第12期:ハーピーたちの歌声が告げる
  • %02 c=15d 第13期:仁義なき姉妹喧嘩
  • %02 c=15d 13期外伝:みんな我慢してたんです
  • 13期外伝:みんな我慢してたんです


    今期の格言

    エルフが人間を見下すのを理不尽だと思うのか?
    だったらこれからスライムを見下すのもやめることだ。

    ターキ=レオン



    翠緑の護り手、ダークエルフに敗れる。
    この時をもって長きにわたったエルフとダークエルフの
    争いに終止符が打たれた。


    「あ〜ぁ、派手に暴れたのはいいけど、片付けって億劫よねぇ。」
    「仕方ないではありませんか。とても手を抜いていられる
    状況ではないことは確かだったと思いますよ。」
    「そうね…消化班がいなかったら今頃もっと大惨事だったわよ。」
    「うぐ、一応ハンセイシテオリマスです…」

    戦後処理にひと段落つけたルーツィエは、
    幻術士の一人を連れてエヴァーモアにある宮殿を歩む。
    翠緑の護り手との戦の最中、森林地帯で炎魔法を盛大に連発したせいで
    森の木々に炎が燃え移ってしまい、一向に消えない大火災に発展したのだ。
    念のため用意しておいた水魔法使いがいてくれたおかげで
    エヴァーモア周辺の地形改善がいくつか燃え尽きた程度で済んだが。
    (それでも森ごと焼けたので再建には時間がかかりそう…)
    しかし、消す手段がなければ、最悪森伝いに火が回って
    ダークエルフの首都にまで到達する恐れもあったという。


    「ま、いまさらグチグチ言う必要はないわ。
    それよりも…どう?イクシー姉さんの様子は?」
    「うふふふふふ…ご安心くださいませ族長♪
    あの状態で丸一日、精神的にもそろそろ限界かと。」
    「ならばこの辺りが頃合かしらね。これ以上粘られると
    逆に私が我慢の限界に達しかねないし…」

    そう言いつつルーツィエは右腕にはめている銀製のブレスレットをチラッと見る。

    「じゃあ私は先に部屋に行ってるから、ちーちゃんが戻って来たら
    私のところまで連れてきてちょうだい。」
    「畏まりました〜。」

    宮殿の一角まで来たところでルーツィエは幻術士に戻るよう命じ、
    自らは目の前の重厚な木の扉をゆっくりと開く。

    その部屋は、さながら木の幹の中にあるかのようだった。
    開けたとたんに体を包み込む新鮮な緑の香り、
    すべて天然素材を利用して作られた本棚やクローゼットなどの家具、
    家にいながら美しい自然の中にいられるような作りは
    ある意味究極の贅沢といってもいいだろう。
    だが、現在部屋に漂う空気は新緑のかぐわしい匂いなどではなく、
    窒息しそうになるほど濃密な牝の匂い。いつも聞こえる小鳥の歌も
    ウィンウィンと細かく振動する機械音が上書きしてしまっている。

    そして、部屋の持ち主は…部屋の中央にわざわざ位置を移した
    これまたふかふかの草のベッドの上。
    腕と足に枷をはめられ、豪快なV字開脚のまま拘束されているのは
    翠緑の護り手の指導者だったイクシーだ。


    「んぐぐぅ…♪んぐふううぅぅぅっ♪」

    「気分はいかがかしら?ね・え・さ・ん♪」

    両乳首、陰核に激しく振動する宝石をあてがわれ、絶え間なく嬌声を上げるイクシー。
    惨めな敗北者は身動きできないまま強制的に快感を与えられ、
    股間の下に失禁したかのように愛液溜りを形成していた…
     
     
     
    ……現在より3ターンほど前……


    翠緑の護り手宮殿、イクシーの私室にて

    「放せ!このっ…放しなさいっ!堕天使風情が…私にこんな屈辱を……っ!
    放さないとあなたも只じゃすみませんよ!聞いてるの…エミリア!」
    「聞いてますよ。もちろん放しませ〜ん。智鶴さまの悪口をいった罰なのですよ。」
    「くっ…ルーツィエも貴様も、そしてチヅルとかいうやつも
    必ずこの手で首を獲り、柱に吊るしてやるっ……!」
    「あー!また智鶴さまのこと悪く言いましたねっ!いうこと聞かない子は
    お仕置きしなきゃわからないってルーツィエお姉ちゃんが言ってました!」

    兵士たちにつかまり、ベッドの上に拘束されてなお
    プライドの高いイクシーは拘束を解こうともがき続けながら
    威勢のいい声で目の前にいる『黒』のエミリアに吼え続ける。
    戦闘で魔力が枯渇し、殆ど出ない状態であるにもかかわらず諦めない姿勢は、
    逆にエミリアの諧謔心に油を注ぐだけである。

    現在、戦後処理のため智鶴もルーツィエも忙しい。
    そこで代わりにイクシーの調教をエミリアがやっているわけだ。
    普段いじられてばかりの彼女だが、やるときはやるものだ。

    「今から降参って言っても許してあげません。
    無理やり私たちの仲間になってもらうのです。」
    「くぅっ!汚らわしい堕天使め…たとえこの身がいかなる苦痛に晒されても
    私の心は決して屈したりはしない!」
    「違うのですよイクシーさん。むしろその逆です♪スイッチ〜オン♪」

    エミリアが人差し指をピッと立てると、下着に縫いこまれ
    敏感な位置に固定された青い宝石に魔力が流れ込み、激しく震え始めた。

    ビクンッ

    「あっ!?ああああああああああああぁぁぁぁっ!!」

    瞬間、彼女は背筋を大きく仰け反らせながら甲高い悲鳴を上げる。
    性の知識はあっても、自慰すらしないイクシーにとって
    突然与えられた性器への強烈な快感はどう耐えていいかわからない。

    「な……なに、これぇっ!?んはぁっ…」
    「それはね、エミィが遊ぶときに使うおもちゃなのです♪
    いつもはやられてばかりなのですが、ほかの人に使うのも面白いですね。」
    「や…止めて!こんなの…いやぁっ!」
    「ルーツィエお姉ちゃんが言ってました。イクシーさんは
    痛めつけるよりも快楽に落としたほうが早いですって。
    確かにすごい反応ですね…すぐにイっちゃうかもしれません♪」

    振動する宝石は容赦なくイクシーのエクスタシーを高めていく…

    「お願い…もう止め……あああっ!?こ、これ以上…されたらっ!」
    「まずは絶頂の味、覚えてみましょう♪ね、怖くありませんから♪」
    「んあっ…来るっ!あっ、何か来るっ!あっ!ああっ!あああっ!
    ひっ……あああああああっ!?あはあああぁっ!!」

    ぴちゅっ!ぴっぴちゅっ!

    快楽に耐えられなかったイクシーは派手に絶頂し、
    下着の隙間からそこそこの量の愛液を噴射してしまう。
    この間2分もたっていない。

    「は〜い、よくできました♪すごい気持ちよさそうな顔してましたのですよ。」
    「はぁっ…はあ…ぁ、んんっ…」
    「気に入っちゃったのですか?それはよかったです。エミィは用事を思い出しました、
    1ターンほどその状態で待っててほしいのです。ではでは〜。」
    「えっ…!?ちょ、ちょっと待っ…んっああああああぁぁぁぁーーーーっ!?」

    哀れイクシーは、拘束されたまま1ターン放置されてしまった。
     
     
     
     
    …次のターン
     
     
     
    「はぁい姉さん、ご機嫌いかがかしら〜?
    私がプレゼントしたおもちゃ気に入ってくれてなによりよ♪」

    エミリアに代わって、仕事の合間を縫って顔を出したルーツィエ。
    1ターン放置した成果を見に来たようだ。

    「あはっ♪んはっ♪あああっ♪あはあぁんっ♪」
    「あらあら、意外と健闘しているようね。この1ターンで百回以上は
    絶頂に達したみたいなのに、さすがは姉さんだわ。
    昔からその頑固な性格は1ミリたりとも変わっていないみたいね。」

    1ターン丸々拘束されたイクシーは、陰核と乳首に激しい刺激を与えられながら
    何度も何度も絶頂を繰り返した。メロウたちの都市国家『ピンクミュージアム』から
    太鼓判を押されたこのアイテムは、感覚を麻痺させるどころか
    絶頂を迎えるたびに彼女の魔力になじんでいくため、むしろ敏感になっていく。
    体全体に汗をかき、アクメ顔で涎をたらしながら快楽を享受しているさまは、
    彼女の調教が確実に進んでいる証拠である。

    「んあっ♪ああああっ♪んあああああっ♪」
    「でもまあ…いい声で鳴くようになってきたわ。これなら
    ちーちゃんの奴隷として合格ね。ということで姉さん、
    私たちの軍門に下る気になったかしら?」
    「ふ、ふざけるなぁ……んはぁっ♪だれが、…っ!あなたなんかにいぃっ……♪
    この程度で…わ、わたしを篭絡できると…でも……んはぁっ♪あっ…ああぁっ♪」
    「ふふふ…やっぱ姉さんだもの、そうこなくっちゃ面白くないわ。
    私も腕の振るい甲斐があるってものよ。じゃ、調教…もう一段階進めるわね。
    あいにく私にはエミィのような優しさはないから覚悟するように。それっ♪」

    ビクンッ!!

    「ひぐぅっ!?」

    ルーツィエが魔力を送ると、宝石はさらに激しく振動する。

    「あひっ♪そんな…さらに激しくされたらっ…!!
    ああっ♪またイくっ♪イっちゃうっ♪あっ、あっ、あああっ♪」

    流れ込む更なる快感にイクシーはこれまでどおり飛んでしまおうと身構えた…が、

    「……?」

    どうしたことか、今まさにエクスタシーの頂点!といったところで、
    宝石の振動がぴたりと止んでしまった。

    「えっ、と…止まった?な…なんで?どうして…?なぜなのよおおぉぉっ!?」
    「…エミィにとめてほしいって言ったのはどこの誰でしたっけ、姉さん?」
    「あ…う……」
    「あ、でも大丈夫よ。またすぐに動くから。」
    「…!?あ…い、いやああぁぁぁぁっ♪んはああぁぁぁっ♪」

    そして再び動き出す。今度こそ絶頂を……と、思ったとき
    またしても寸前で停止してしまう。

    「ずっと同じ快感じゃつまらないでしょうから、姉さんがイく寸前に
    停止するようにしておいたわ。そしてまたすぐに動き出すと…」
    「そ、そんな…!?あっいひいいいいぃぃぃぃっ♪」
    「じゃあ、こう見えても私は忙しいから仕事に戻るわね。
    あ、そうだ。姉さんにはもっと楽しんでもらうために特性のアイマスク用意したわ。
    つけるともっと敏感になって気持ちいいわよ♪…でもよく考えたら
    イかなきゃ意味無かったわね、うふふふふ♪じゃ、後はがんばってね〜」
    「くあっ♪あははあぁぁんっ♪」

    扉を開けて部屋を出て行くルーツィエに対して、
    イクシーは文句のひとつすら浴びせる余裕もなかった。
     
     
     
     




    そんでもって冒頭の部分に戻る。

    「ね〜さん、また返事を聞かせてもらいに来たわよ。
    私たちに降伏するの?しないの?どうなの?」
    「いいっ♪いいわぁっ♪そのままイかせてええぇぇぇっ♪」
    「ちょっと…人の話聞いてるのかしら…?」

    感度を高めるアイマスクをされたまま、絶頂寸止めを繰り返された
    イクシーの精神はすでに崩壊一歩手前まで来ているようで、
    ルーツィエが部屋に入ってきたことにも気がついていないようだった。
    気高かったエルフのリーダー然とした態度はどこへやら…
    はしたない嬌声を所かまわず叫び、口から舌をむき出しに涎を垂らしながら
    貪欲に快感を求めるだけとなってしまっている。

    「ああ…こんろこそ……イけると思ったのにぃ♪
    ま、また止まっらあぁ♪余計に疼いてきひゃうぅ……♪
    ……!!あはあぁっ♪まらきひゃあぁぁっ♪しゅごいきたあぁぁぁ♪」
    「やっほー姉さん、ずいぶんと御執心ですこと。
    ダークエルフご自慢の歓迎委員会、喜んでくれて何よりだわ。」
    「そ…その声は……ルーツィエ」
    「聞いてなかったみたいだからもう一度言うわよ…姉さん♪
    私たちダークエルフに服従して、ちーちゃんに屈服するのよ。
    服従を誓うなら…姉さんの望みをかなえてあげてもいいわ。」
    「…………………っ!!」

    服従を誓えば、あの快感を再び味わうことが出来る…
    彼女の心に残ったわずかなプライドに、
    もはや性的衝動を抑える力は残されていなかった。

    「…誓う!誓います!何でも言うこと聞くからぁ…!
    このままじゃ私…おかしくなってしまう!だからお願い!
    お願いだからはやく…早くいかせてええぇぇっ!」

    イクシーもまた、ルーツィエの調教の前に屈した。
    エミリアよりは手間がかかっているとはいえ、いともたやすく
    精神を掌握されたことで、彼女の最後の望みは絶たれた。

    「うふふ、ついに受け入れたわね…姉さん♪
    安心しなさい…今まで以上に幸せな思いを覚えさせてあげるから。
    幻術士ちゃん、すぐにちーちゃんをここに呼んできて。」
    「かしこまりました〜。」

    ルーツィエはそばに控えていた幻術士に智鶴を呼びに行かせると、
    満足そうな笑みで、哀れな実姉を見下ろす。
    幼いころからあまり姉妹仲が良くない二人であったが、
    一方的に里から追放されて以来、見返してやろうと思い続けて
    今ようやく達成したのだ。この優越感がたまらない。

    「良く言えば気高い…悪く言えば石頭だった姉さんも、
    こうなっちゃえばただの発情した牝エルフよねぇ。
    アソコから女の子のにおいがプンプンするわ。」
    「あっ…♪あああぁっ…♪」



     
     
    同じころ、智鶴はやはり戦後処理のために一生懸命指示を出している最中であった。
    エロニアを併合した時もそうだったが、都市の基盤がダークエルフと若干異なるので
    素早く効率よく動かすためにも都市の模様替えは必須だ。

    「せっかくの緑葉の同胞の首都なんだし、そもそも僕たちダークエルフは
    あまり食料にも困らないから、畑はどんどん小屋にしちゃわないと。
    あ…でもこの都市生産性が低いなぁ。これから最前線になるのに…。
    相談するにもザリーチェさんは南の大陸に行ってていないし、
    ルーおねえちゃんはなんかイクシーさんといろいろしてるようだし、
    さて…どうしたものかな………。」

    いろいろと悩んでいる智鶴だったが、そこにルーツィエから
    呼出し命令を受けた幻術士がやってくる。

    「智鶴様〜、族長がお呼びです。」
    「ルーおねえちゃんが?ちょっとまってて、先に終わらせることがいろいろと…」
    「あ、それにつきましては後回しで結構とのことです〜。至急お越しください。」
    「そうなの?何か問題でも起きたのかな?」

    呼ばれた智鶴は作業を一時中断して、イクシーの部屋へ赴く。
    重厚な木の扉を開けた先で彼が見たのは…
     
     
     
     
    「来た来た♪ちーちゃーん、こっちおいで〜♪」
    「え、ちょっと…ルーお姉ちゃん、これは!?」

    まず彼が感じたのは、何ターンぶりかに嗅いだ濃厚な女性の匂い。
    それも今までに嗅いだことのない匂いだ(すでにルーツィエやエミィのは慣れている)。
    そして部屋の中央にある草のベッドの上で、手足を拘束されたまま性器丸出しの格好で
    とらわれているイクシー…。外交画面で何度か目にしたことはあるが、
    実物を見るのは今回が初めてだ。

    そしてイクシーも、この時始めて智鶴を間近で見た。
    どうせろくでもない人間だろうと勝手に思っていたイクシーではあったが、
    性欲が高まり体が男を求めている分の補正を差し引いても、
    見た瞬間思わず胸がキュンと鳴った。

    (この子がルーツィエの……?あ…可愛い♪見てるだけでイっちゃいそう♪)

    「ルーお姉ちゃん…まさかとは思うけど。」
    「そうよちーちゃん。この子が今回新たにちーちゃんの奴隷になるのよ♪
    エミィちゃんの時と同じく、しっかり堕としてあげましょう♪
    ほら、イクシー姉さん♪私の恋人の智鶴君…ちーちゃんだよ。どう、かわいいでしょ?
    姉さんと初めて契りを交わす相手なんだから、ちゃんと挨拶しなさい。」

    何をされたか知る由もないが、かなりひどいことをされたことだけは分かる。
    心の底から優しい性格である智鶴は、アヘ顔でよがるイクシーを見て
    ふつふつと罪悪感が湧き出してきた。何もここまでしなくても…
    そう思いはするのだが、やはりいつかはやらなければならないこと。
    自分の国を強くするためにも…

    「え、え〜と…ルーお姉ちゃん?な…なにもここまでしなくても……」
    「そんなことないわ。正常な状態だったら、きっと姉さんのことだから、
    エッチの最中に罵詈雑言を飛ばしまくるに違いないわ。でも私はそんなの
    許せないからちょっと下ごしらえしてみただけ……それよりもちーちゃん、
    腕にはめてる銀色の腕輪、もう取ってもいいわよ。」
    「腕輪を?ああ、そういえばこの『怪我しないお守り用の腕輪』…だっけ?
    結局攻撃を受けることなんてなかったから外すの忘れてたよ。
    でもなんで今外すんだろう?」

    智鶴の右腕に装着された装飾がほとんどされていない銀色のブレスレット。
    智鶴には怪我防止用にと言ってあったのだが、実はそれは嘘だった。
    その効果は
    「装着している間性欲を抑えるが、外した瞬間抑えた分が一気に湧き出す」
    という…要するに性欲の付払い装置なのだった!
    何も知らない智鶴は言われるままブレスレットを腕から外す。すると…

    トクンッ


    「あ…あれ?」

    身体が発火したかのように熱い。彼は思わずその場に片膝をつく。
    …が、次の瞬間、衝動的に着ている服の下半身をほどきはじめた智鶴。
    目の前でいい匂いを発しながら自分を誘っている女の子に
    欲望をすべてぶつけたい!その思いだけが脳を支配し、彼の体を突き動かす。

    「ああ…出したい……、グチュグチュのおまんこの中でいっぱい出したい…」
    「ひっ!?…ひぃぅ………」

    まるで女の子のようにかわいかった少年が急に獣のような目つきで
    自分を見下ろしてくるのに、イクシーは恐怖する。

    「うふふ…ちーちゃんったら、スイッチ入っちゃったよう♪
    どう姉さん、ちーちゃんの勃起したおちんちん…凄いでしょ!
    そんなわけで姉さんには特別に10ターンほど溜めに溜めたちーちゃんの
    お子種汁を存分に注入してもらっちゃいましょうね…♪」
    「い…いやぁ……そんな、大きいの……入らない…」

    極度におびえるイクシーにもお構いなく覆いかぶさる智鶴。
    だが、心優しい彼はすぐに突き入れたい衝動を何とかこらえ、
    まずはイクシーの恐怖を和らげようと、右手を彼女の頬に添え
    ゆっくりと自信の唇を相手の唇に重ねた。

    ちゅっ…

    「!!」

    唇を味見された瞬間、イクシーの体が大きく跳ねあがる。
    一度唇が離れ一拍おいた後、わずかに開いている口の中に舌を捻じ込み
    ゆっくりと…ねっとりと…口腔を這わせる。

    「んっ…ちゅっ、ちゅぱっ……ちゅちゅっ、レロ、んむっ……」

    ざらついた感触が上あごをなぞり、頬の内側を撫でると、
    ぞくりとするような甘い痺れが走る。するとイクシーは無意識に
    舌を智鶴の口の中へと伸ばしてしまい、そのまま絡み取られる。
    初めてされた異性からのキスは今まで味わったことのない非常に甘美なもの…
    引きつっていた表情が緩み、下の口まで物欲しそうに疼いてしまう。
    しかし智鶴もさるもの…イクシーを犯したい一心であるにもかかわらず
    彼女が絶頂に達する以上の快楽を与えないように焦らす。

    「おまちどうさま…♪今入れてあげるからね……」

    恐怖を打ち消され、頭が真っ白になったのを確認した智鶴は、
    パンパンに張った自身を彼女の口に狙いを定め、抵抗するまもなく一気に押し入った。

    ズプ…ズプ…ズプン!!

    「くあっ!?おごほおぉっ…!!」

    姿かたちに似つかわしくない巨根で膜ごと貫かれたイクシーは
    身体が真っ二つに裂けるほどの痛みと全ての苦しみから解放された悦びと共に
    愛液を盛大にまきちらしながらエクスタシーの極致に達した。
    今まで宝石から敏感な部分にのみ与えられてきた快感による絶頂とは違う…
    あまりの気持ちよさに、異性に見られているにもかかわらず顔を蕩けさせ
    狂ったような嬌声をあげる。

    「ふふふ…♪これで姉さんも本当の女になれたわね。どう、嬉しいでしょ?
    ま、聞くまでもないわね……嬉しそうなメスの顔しちゃって♪」
    「あっ…♪あひいいいいいいいいいいっ♪」
    「ほぉら、足かせも手かせも外してあげるから、存分にちーちゃんの
    おちんちん堪能してなさい♪後で私も混ぜてもらうけど…♪」

    カチャッ

    数ターンつけっぱなしだった手かせ足かせが外れると同時に、智鶴の抽送が始まる。

    じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ!!

    「おほぉっ♪おっ…♪んおおっ♪」

    彼女はもう拒みはしない。いや、むしろ手かせ足かせを外された際に
    迷わず腕も脚も智鶴の体にギュッと絡み付かせて、全てを受け入れようとしている。
    正気を失いかけても相手になるべく優しくしようとしていた智鶴も、
    性器を完全に挿入してしまった時点で理性が完全に消し飛んだ。

    腰と腰がぶつかり、幹と襞が擦れ合い、先端の口同士が強烈なキスを繰り返す。
    そのたびにイクシーの脳に響く衝撃が彼女を連続で絶頂させる。

    「あぁ、凄い♪気持ちいい♪気持ちいい♪気持ちいいいぃぃぃっ♪」
    「あはっ…♪あははっ……♪凄いよく締まるね、最高だよ…♪」
    「ほ…んとうに…?うれひぃ…ですぅ♪あふぅっ…♪」

    智鶴の腰使いが激しさを増す。それに伴ってイキっぱなしのイクシーの心は
    猛スピードで智鶴の色に塗りつぶされてゆく。その面積が広くなれば広くなるほど
    感じる快楽の味も極上のものへと近づき、それがさらに彼女の性欲に拍車をかける。
    教え込まれる女の幸せ。その味を知ってしまったらもう元には戻れない。

    彼女が「エルフ」という名の魔物と化すのは時間の問題だ。

    「ああん♪ゴリゴリいいっ♪人間のオチンチンすごいのおおぉぉぉっ♪
    これ以上気持ちよくされたら…わたし、わたひぃ…♪あんっ、あっ…あんっ♪
    気持ちいい♪気持ちいい♪気持ちいいいぃぃぃっ♪」
    「くすくす、もうセックスにはまったのね。エミィといい姉さんといい、
    おちんちんに弱いわねぇ。それともちーちゃんのが凄いからかしら?」

    ルーツィエが微笑みながら見守る中、そろそろ智鶴も限界が訪れた。

    「はぁっ……もう、でそう……♪覚悟はいいかい…?」
    「ああっ♪わかる…おちんちん膨らんできたぁ♪出すのね、出しちゃうのね?
    イキっぱなしの私の子宮に…甘くてドロドロして……凄い匂いの、せーえき…♪
    やぁっ…♪せーえき注がれちゃうと思うだけで…、お腹疼くの…とまらな…あっ♪
    くりゅっ!すごいのくりゅうぅっ♪イグッ!イグウッ!イっちゃうううぅぅっ!」

    飛び出す熱い血潮。数ターン溜めこまれた智鶴の特濃の精液が震える膣内の最奥で発射され、
    何者の侵入を許したことがない彼女の子宮になみなみと注がれた。

    「んほおおおぉっ♪熱いの…きたぁ♪らめぇ…溶けるぅ♪私のすべてが…溶かされるぅ♪」
    「はぁ、はぁ、はぁ……久々の…♪」

    エクスタシーを極めた智鶴は動かしていた腰を止める。だが、射精は十秒以上続き
    注がれている間…そして収まってもなおイクシーのオーガニズムは止まらない。

    「おほおぉっ♪こんなにアソコから溢れるくらい一杯出されちゃったぁ♪
    子宮の中で…、ちづ…ちーちゃんのせーし暴れまわってる♪イクの止まらないぃ♪」
    「あはは………気持ちよかったよ、イクシーさん♪でもね…ちょっとまだ満足してないんだ。
    せっかくだからもう少し付き合ってもらうよ…ね♪」
    「はいっ♪好きなだけ…使って……」

    一度出しはしたが、まだ満足しない智鶴は、
    イクシーを背後から抱きかかえて抽送を再開した。

    「いいよぉ…もっと来てぇ♪あっ…気持ちいい♪気持ちいい♪気持ちいいいぃぃぃっ♪」

    「さぁて、そろそろ私も混ぜてもらうわよ。私だってたまってるんだから♪」
    「あー!お姉ちゃんばっかりずるいのです!エミィも欲しいっ!智鶴様〜!」


    その後は欲求不満だったルーツィエとエミリアも交えて4Pと洒落込んだ智鶴。
    この後貴重な1ターンを無駄にしてしまったが、この際問題にしないでおこう。


    ……



    翠緑の護り手の併合に成功しました!



    ……
     
     
     
     
     
     
     
    再誕の時代220期…占星国家アルムテンにて

    「明けの明星が輝きを増している……。これは、魔の力が増大した証だね。
    そろそろ決めなければならないかもしれない。人としての生を全うするか…
    それとも……人をやめる道を選ぶか…」

    朝焼けの空を眺める、アルムテン指導者フォーレリィ。
    彼女は今、仄暗い空にこの世界の行く先をおぼろげながら見た。
     
     
     
    エクスタシーカウンター … 9→12
     

    13/04/22 00:05 バーソロミュ   

    ■作者メッセージ
    文明紹介その3……翠緑の護り手

    国家属性:中立 好む社会体制:奨学金制度
    世界魔法:大樹の行進…領内の森林および古代樹林にドリアードが出現。
    ドリアードは5ターン後にロストする。森林および古代樹林は若き森林に戻る。
    秘密の抜け道のテクノロジーが必要。
    固有英雄:ギルデン・シルヴェリック
         強弓の昇進を備えたエルフの弓使い。最も早期に現れる英雄の一人。
    固有ユニット:
    疾風隊…弩兵の代替。移動力が高く電撃戦の昇進を持つ。
    都市・丘陵防御を持たない攻撃的な弓兵。
    フュルドウェル…弓騎兵の代替。馬ではなく鹿に跨ったエルフの騎兵。
    資源に鹿が必要。

    宮殿保有マナ:自然、大気、生命
    初期テクノロジー:探検

    (ぶっちゃけ、まんまリョース○ールヴ)

    翠緑の護り手は世界各地に存在するエルフたちの集団の中でも
    1,2を争うほど強大な勢力の一つ。指導者候補がほかにも2名ほどいるが、
    イクシーはその中で最も後の時代の指導者である。

    そもそもエルフ自体は元をたどれば人間なのだが、大自然の神を特に崇拝する人々が、
    生存が厳しい時代を生き残るために、神の恩恵でその姿を変えたものだと言われている。
    (エルフ族は当然この説を真っ向から否定しているが…)
    エルフたちは主に森林の奥深くに集落を構え、少数で暮らしている。
    個体個体の身体の構成要素に占める魔力の割合が高いため、寿命は人間の3〜5倍
    外見が長い間老けることもなく、高い身体能力を誇る。しかしながら
    それが同時に欠点となり、良くも悪くも魔力の影響を受けやすいと言える。
    その中で、魔王が発する魔力の影響を強く受けたものがダークエルフとなるのだ。
    旧来エルフはシーリーコート…つまり人間にとって幸福をもたらす精霊と言われてきたが
    それは単なる人間の思い上がりで、微量の悪俗をも許容しないエルフにとって
    人間たちは見下す対象でしかなかったのである。現在でもその関係は失われていない。

    その昔エルフと人間が些細な事件から全面戦争に発展した際に、
    数で劣るエルフが集結して作った組織の一つがこの翠緑の護り手である。
    初代指導者スルーア・マイは人間との対立を終えるべく奔走し、
    3年かかってようやく講和が実る。しかしながら当時の魔王の不意打ちにより
    スルーアは戦死、翠緑の護り手は一度瓦解する。その後数百年がたち、
    幾度も再結集しては内輪もめで解体を繰り返し、イクシーとルーツィエの母
    レティシアがようやく組織を安定させることが出来た。英雄ギルデンは
    レティシアの右腕となり、組織の再結集に尽力した。

    次の危機は現魔王交代後のことである。
    組織を結成して以来休む間もなく働いていたレティシアはエルフにしては
    若すぎる歳で魔力消耗で逝去、このような事態を避けるために長老会は
    レティシアの娘二人に分割統治をおこなわせることにした。
    初めは仲が良かった二人。だが、従妹のキルアがルーツィエをそそのかし
    ダークエルフへ転向させてしまったところから、すべては始まったのだ……