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まもむすゼーション!!

バーソロミュ

INDEX

  • あらすじ
  • %02 c=15d 第0期:ようこそ、図鑑世界(ゲーム)へ!
  • %02 c=15d 第1期:お姉ちゃんが出来ました
  • %02 c=15d 第2期:偵察!探検!調教!
  • %02 c=15d 第3期:現人神の決断
  • %02 c=15d 第4期:貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ!
  • %02 c=15d 第5期:筆記は剣より強し
  • %02 c=15d 第6期:反撃は三倍返しで
  • %02 c=15d 第6期外伝:白きエミリア 黒きエミィ
  • %02 c=15d 第7期:井の中の蛙、海の広さを知る
  • %02 c=15d 幕間:眠り姫オーヴァードライブ 壱
  • %02 c=15d 第8期:興奮と驚愕と共に歩む日常
  • %02 c=15d 第9期:援軍
  • %02 c=15d 第10期:妹の心姉知らず
  • %02 c=15d 第11期:閣下は相当カッカしているようです
  • %02 c=15d 幕間:眠り姫オーヴァードライブ 弐
  • %02 c=15d 番外:まだ見ぬ指導者たちの肖像…(1)
  • %02 c=15d 番外:まだ見ぬ指導者たちの肖像…(2)
  • %02 c=15d 第12期:ハーピーたちの歌声が告げる
  • %02 c=15d 第13期:仁義なき姉妹喧嘩
  • %02 c=15d 13期外伝:みんな我慢してたんです
  • 第1期:お姉ちゃんが出来ました


    今期の格言

    二人が出会ったのは偶然。二人が結ばれたのは当然。

    童話、魔王と勇者より―



    「さあ智鶴……目を開けて。私達の世界にようこそ♪」
    「ふにゅ………ん?あ、あれ?うわあぁっ!?羽が生えた人!?天使!?」

    智鶴が意識を取り戻すと、目の前に一人の女性がいた。
    漆黒の翼を持つその女性は、見た目自分と同い年くらいなのに
    現実世界ではまずお目にかかれないくらいの美貌に、
    出るところは出て締まるところは締まる驚異の体つき。
    それに青白い肌がどこか背徳感を漂わせている。

    「私は堕天使ザリーチェ。初めまして智鶴君♪」
    「は、初めまして………。一体僕に何の用です?」
    「うん、とりあえず周りを見てもらえるかしら。」

    キョロ……キョロ……(やんっ、小動物みたいでかわいいっ!)

    「え…!?ここどこ……!?少なくとも僕の部屋じゃないよね!?」

    今自分が横たわっているのは寮にある自分のよりも何十倍も寝心地がいいベッド。
    皇室並みに広いこの部屋は濃い緑の香り漂うこの部屋は木の壁で覆われている。
    まるで大木の中に作られた家というにふさわしい。


    「ここは君のいた世界と異なる次元にある世界。まあ言ってみればゲームの中ね。」
    「え、じゃあここは……!あれでも僕が買ったゲームには
    お姉さんみたいな天使はいなかったような気がするんだけど?」
    「ううん、ゲームの中と言っても正確には君がやってるゲームシステムで動く世界。
    私達が住むのは『図鑑世界』っていうの。人だけじゃなくて魔物も住んでるのよ。
    一遍に話すと混乱するかもしれないから一つづつ話していくわね。」
    「う、うん……」


    さて、智鶴が呼び出されたのは人や亜人、魔物などが住む世界。
    詳しくは省略するが、魔物が魔物娘となった図鑑世界の世界観を説明していると思って下さい。

    「なんか凄いところに来ちゃったな僕。
    要するに、僕はこの世界に入ったプレイヤーになって、今ここにある文明で勝利を狙えばいいんだね?」
    「うん♪そーゆーこと。あなたにはダークエルフたちを導いてもらいたいの。
    当然、あなたの見に危害が及ばないことは保証するし、途中でやめる以外だったら何をしてもOKよ。
    今この文明にはあなたのような異世界の知識を持つ人物が必要なの。引き受けてくれるかしら?
    私も微力ながら全力でサポートするわよ。」
    「……わかった。初心者の僕なんかでいいなら頑張ってみるよ!」
    「わぁ!ありがとう智鶴君!」

    ぎゅーーーーーーっ!!

    「んむっ!?んむむうぅぅっ!」
    「あ、ごめん。苦しかった?」

    思わず智鶴を思い切り抱きしめたザリーチェ。
    彼女の豊かすぎる旨が危うく彼を窒息させるところだった。


    「じゃ、君が担当する指導者を呼ぶわね。
    指導者はダークエルフのリーダー、ルーツィエよ。気が合うといいわね。
    ルーツィエ〜〜!いいわよ入って。」

    ルーツィエなる指導者はどんなものなのかワクワクする智鶴。
    すると呼ばれて間もなく正面の扉が開き、一人の女性が現れる。
    ザリーチェよりもさらに高い身長を持つ彼女は小麦色の褐色肌をしていて、
    それが銀色の長髪を一層際立たせている。
    彼女もまた現実離れしたとびきりの美少女で、
    スレンダーなボディの中でちょっとアンバランスに大きな美乳を持つ。
    全身を黒を基調にした革の鎧で包み長い手足はぜいたくに露出。
    顔はちょっと釣り目に可愛い童顔と、これまた文句なしの容姿。

    だが、智鶴にはそんな分析をしている余裕はなかった。なぜなら……


    「失礼しま……………はうっ!?

    彼女は千鶴を見た瞬間、一瞬身体に電流が流れたように直立する。

    「ルーツィエ。この子があなたを導いてくれる現人神様よ。仲良くしてあげてね。」

    「あ………か…か……」
    「?」

    挙動不審なルーツィエの様子に首をかしげる智鶴。
    その動作が引き金となった。


    「かわいいーーーーーーーっ!!!!!!!!」
    「う、うわああぁぁぁぁっ!」

    ドサッ

    突如豹変し、肉食獣の様な瞬発力を発揮したルーツィエは
    ベットの上でキョトンとする智鶴に思い切り抱きついた。

    「ああん、こんな可愛い子が私のマスターになってくれるなんて!
    やだやだ可愛い可愛い!可愛すぎておかしくなっちゃう!
    ちっちゃくっておめめくりっとしてておしりもきゅっとしてて
    しかもまだどこもいじられてないいい匂いがして!
    あーもーこの抱きごこちもたまらないのぉ!
    私が肉布団になってだきまくらにしちゃいたい!ずっとそうしていたい!
    んーーーーすりすりすりすり!」
    「………(呆然自失)」
    「はいはい気に入ってくれたのは何よりだけど一旦自重なさいルーツィエ。」
    「くんかくんかくんか!」
    「人の話を聞かんかい!!」


    ザリーチェはハリセンを取り出した!
    偽天使流奥義『ハリセンサンバ』炸裂!
    ルーツィエに65536のダメージ!ルーツィエは正気に戻った!


    「あう、ごめんなさい。」
    「あーびっくりした。危うくまた窒息する所だったよ。」

    またしても胸で圧死する所だった智鶴。
    命の危険はないと保証すると言ったくせに、すでに反故にされかけてる。

    「おっほん!じゃあルーツィエ、自己紹介なさい。」
    「ん。じゃあ改めて私はダークエルフのルーツィエ。よろしくね。
    もしよかったら私のことはルーお姉ちゃんって呼んでくれると嬉しいな♪」
    「えっと…僕は鴻池智鶴。おねえちゃんの文明を操作することになったみたい。
    ちょっと頼りないかもしれないけど精一杯頑張るよ。よろしくルーお姉ちゃん。」
    「ひゅんっ!?わ、私のことお姉ちゃんって言ってくれた……♪嬉しい…♪
    じゃあ……智鶴君だから、ちーちゃん!ちっちゃくてかわいいちーちゃんだよ!」
    「ち…ちっちゃくて………かわいい………」

    ちっちゃいとかかわいいとか言われるのは智鶴にとってよくあることだが、
    それでも彼にとっては重度のコンプレックスだったりする。
    牛乳だって毎日飲んでいるし、規則正しい生活もしている。
    それなのに背は小学校のころからちっとも伸びていない。


    「でね、お姉ちゃんの得意分野は文化と魔法。こう見えても10種類の楽器を使えるの。
    魔法だってサキュバスにも負けないし、この土地のダークエルフは魔法適正が高いのよ。」
    「えっと、つまりお姉ちゃんの志向は創造と……あと一つなんだろう?」
    「あ、それとね、私達ダークエルフは敵を攻撃した時に
    相手を魅了して攻撃できなくしちゃうことがあるのよ。すごいでしょ。」
    「そ、それって反則気味の様な気が……」

    ※ダークエルフに限らず魔物文明の中には魅了志向を持つ文明があり、
    生産したユニットは一定確率で相手の攻撃を無効化してしまいます!
    まあそりゃ可愛い女の子にはそう簡単に拳を出せないよね。


    「じゃあ、あらかた自己紹介が終わったところでゲームスタートね。
    智鶴君はまずルーツィエと一緒にダークエルフの集落を見回って現状を把握しましょ。」
    「そうだね。何事も初めが肝心だからね。さ、どんな土地かな?」
    「ちーちゃん、こっちこっち。里のダークエルフが全員そろってるよ!」


    宮殿の二階にある大きなバルコニーから見る初めての景色。
    それはまさに雄大な自然を体現したような非日常の世界。

    「うわ〜〜〜すっご〜〜い!」

    其処は深い深い森の中。昼間なのに陽が射さず薄暗い神秘的な光景。
    大木の一本一本が世界自然遺産とは何だったのかと思うくらい立派で
    その気になれば樹木の中に住居を構えられそうな感じだ。

    そして眼下に集うダークエルフの住人達。
    バルコニーから姿を見せる千鶴の姿に誰もが興奮を隠せず、
    一様に熱のこもった視線を向けてくる。

    「あの子たちが今日からちーちゃんの力になってくれるのよ。
    皆に手を振ってあげて。きっと喜んでくれると思うわ。」
    「うん…!」

    目を輝かせるダークエルフの住人たちに笑顔で手を振る智鶴。
    その可愛さにたちまち全員は心を撃ち抜かれたようだ。

    「か、可愛い………」
    「ああ智鶴様…!その可憐な姿をもっとこの目に…!」
    「くーーーっ!たまんねぇ!あのほっぺにしゃぶりつきたい!」
    「……ふふ、縄でくるんであげたらどんな鳴き声あげるのかな?」


    「え、何この子たち!?モブなのにえらく自己主張が激しいんですけど!?」


    頼もしいと思う反面、自不安も若干感じたちーちゃんであった。





    ―――――《立地確認》――――――


    「さてと、まずは現在状況を確認するよ。
    僕達ダークエルフ文明の首都クロケアモルスは森林を流れる川沿いに位置してる。
    周囲に平地が少なく、かといって高い山もないまさにエルフの天国ってとこかな。
    他の文明だったらきっと食料生産に苦労するんだろうな………」
    「それに私達ダークエルフは森を切らなくても農場が立てられるの。
    この都市はきっと最後には世界有数の大都市になると思うわ。」


    このゲームで基本になるのは 食料、金、生産力だ。
    食料が豊富だと都市の人口が増えて活性化する。
    金は技術研究や外交交渉、軍隊の強化に無くてはならない。
    生産力が高いとユニットや建物を早く作れるようになる。

    食料は農場を作ることによって増え、
    金は小屋、生産力は鉱山を作る必要がある。
    それぞれ立てるのに技術が必要だが、
    ダークエルフは初期技術に農耕を持っているので、
    食料生産に必要な農場をすぐに建てられるぞ。

    これらを総称して『地形改善』と呼ぶ。
    地形をより住みやすいものに変えて行く感じだろう。

    当然だけど、地形改善はそれに見合った土地じゃないと建てられないぞ、
    (例えば鉱山は丘や山にしか設置できない。)


    「でもまだ人が少なすぎて土地の開発もままならない。
    今は周囲の探索から始めよっか。斥候(偵察隊)とダークハンターは
    周囲にどんな土地があるか見てもらって………
    その間に都市では町の人(労働者)を生産だ。」
    「じゃあ部隊に命令を出しておくね。」


    ユニットや町には『視界』というものがあり、
    視界の外には何があるのかはさっぱり分からない
    序盤はせっせとマップを探検して世界を把握しておくことが大切だ。
    時には他の文明と接触することもあるぞ。


    「研究は何から始める?」
    「そうだね……周囲に結構たくさん食料資源があるから『暦』を研究して、
    あとは教育の方面に力を入れていこっか。宗教のこともあるし。」
    「さっすがちーちゃん!お姉ちゃんいい考えだと思うよ!」

    ぎゅーーーっ!


    「あうあうあう……る、ルーお姉ちゃん。まだ始まったばかりだからね!
    これから何が起こるか分からないよ!」
    「ん、そうだねちーちゃん。ちーちゃんはえらいな…いいこいいこ。」

    なでなで

    「ふにゅ…あうあうあう………」


    なんというか、ルーツィエはダークエルフにしては珍しく過保護の気があるようだ。




    「ふふふ、まずは順調な滑り出しね智鶴君。
    まだゲームの経験浅いのにいい手腕よ。」
    「そうかな……照れるね。」
    「いいのよ、謙遜しなくても。」

    さっきまでどこかに行っていたザリーチェが戻ってきたようだ。
    実は彼女、ちょっと気まぐれに探索に行って珍しい物を持ってきたようだ。


    「はいこれ、二人の門出を祝して私からのプレゼントよ。」
    「わぁ、これって木の実?不思議な形してる……さくらんぼみたい。」
    「あ………それは……」

    ザリーチェが持ってきた木の実は一つの房に大小二つの実が付いていて、
    大きい赤い木の実が小さい青い木の実を若干とりこんでいるような形をしている。


    「これはね、男の子と女の子が一緒に食べると仲良くなれるって言われてるの。
    これから長い間ずっと二人三脚で過ごすあなた達にはまさにうってつけ。
    味もそれぞれの実が違う味してるから楽しめると思うわよ。」
    「へえ〜〜、ありがとうザリーチェさん!」
    「いいのいいの。じゃあ私はちょっとやることがあるから
    二人で仲良くその実を食べるといいわ♪」

    そう言ってザリーチェはまたどこかに飛んで行った。


    「ちーちゃん…こっちに来て。一緒に食べよ♪」
    「う、うん。でもそっちはベットだよ?」
    「いいからいいから♪」

    ルーツィエに誘われるままベットに腰かける。
    ぴったりと寄り添うとお互いの肌を通じて相手の熱と鼓動が伝わり、
    甘く切ない雰囲気がその場を支配していく。

    「これはね、赤い方を女の子が口にして、青い方を男の子が口にするの。」
    「そうなんだ………でもどうやって?」
    「そ・れ・は・ね♪」

    ルーツィエは木の実を手に取ると、赤い実の方だけを口に含む。
    そうすると青い実の方だけ唇から外になる。

    「ん、ひーひゃん……ほっひをくひにいへて………」
    「まってまって!こ、これって、ルーお姉ちゃんと……その、キス……」
    「おねがひ…ひーひゃん、ほえとも…おねーひゃんほ…ひふ…ひや?」
    「……………(ごくん)」

    肩をしっかり抱きよせながら顔を近付けてくるルーツィエ。
    その破壊的な美しさの顔に智鶴は無意識に引き寄せられ…そして……


    ちゅっ

    「ん♪」
    「ふうっ!?」

    唇と唇が重なった瞬間、二人の身体の中枢に得体の知れない感覚が走る。

    「んっ……ちゅっ、ちゅっ♪ ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ♪」
    「ちゅっ、ちゅ、ちゅ。ん……ちゅ、ちゅ、ちゅうう。」

    舌と舌が絡み合い、その上で木の実が唾液によってゆっくりと解ける。
    甘くとろけそうな大きい実、酸っぱく刺激がある小さい実。
    ピチャピチャと淫らな音を立てながらこの変わった実を味わう。

    ファーストキスにしてはかなり長めの5分間。
    二人の口の中で溶け合った木の実はようやくお互いの喉で嚥下される。

    「ふふ………キスは初めて?目が点になっちゃってるよ。」
    「うん…これが、キス?」
    「ファーストキス……味はどうだった?
    ぷるぷるの唇でちゅっちゅされると、幸せな感じになっちゃうでしょ♪
    舌も挿れてぇ…じゅぽ!じゅる、じゅるる、絡ませてぇ、
    ほら、れろ、れろ……じゅるる! はぁ、れろ、れろ、じゅる、じゅるる!
    これがぁ、ディープキスらよぉ♪ 舌が擦れあうと痺れちゃうでしょ。」
    「ふ……うんっ、ちゅ、ちゅ、ちゅうう……んむぅっ……」

    今まで女性と触れ合ったことのない智鶴は、
    彼女とキスをしただけでも快楽の波に溺れそうになり、
    切なそうに眉毛を垂らし、顔を緩ませている。

    「ちーちゃん……好き、……すきぃ♪」
    「好き…?僕のことが………?」
    「うん!お姉ちゃんは初めてちーちゃんを見たときから好きになったの!」
    「ルー……おねえちゃん…」
    「ちーちゃん…ちーちゃん♪ちゅ、ちゅ。じゅるるう。じゅるる、ん、じゅる。
    もっとわたしの唾飲んで…。じゅるる。じゅる、じゅるる。ちゅ。ちゅ。じゅるるーーーっ。」

    キスしているだけで意識がもうろうとして身体が熱くなる。
    それはルーツィエも同じなのか、自分の着ていた露出の多い服を脱ぎ去り
    唇を重ねつつ智鶴の着ていた制服(何とまだ着替えていなかった)を剥いで
    下着一枚もつけずに抱き合う格好になった。


    「あは、眼がとろーんとしてる♪ エッチにハマってきちゃったね? かわいいよ…ぎゅっ。
    ちゅ♪ ね、キミも私の腰に手を回して、ぎゅって抱いて? 」
    「こ……こう?」

    肌と肌が何も隔てることなく密着する。
    こうすると改めて女性の肌のきめ細かさと柔らかさが実感できてさらに興奮してしまう。

    「うふ。おっぱいつぶれてくすぐったい? 
    ん…あったかい。こうやって抱き合うと、なんだか恋人同士になったみたいだね?
    うん、ちーちゃんは私の恋人。そしていずれは旦那様になってもらうの。」
    「ぼ……僕も、お姉ちゃんのこと……好きだから、その…
    恋人になれて……僕も嬉しい。」


    まだ出会って少ししか経っていないけど、
    智鶴は自分の心をルーツィエに預けることに決めた。


    「ちーちゃん………もう、いいよね♪一つになろう♪」
    「一つになるって…?」
    「それはね………」

    ドサッ

    智鶴をベッドの真ん中に押し倒すルーツィエ。

    「わっ。」
    「ちーちゃんは、セックスってしたことある?ないよね。
    私も初めてだけど……ちーちゃんがいっぱい気持ちよくなれるように頑張るからね♪」

    彼女はその場で腰を浮かし、すでにぐしょぐしょになった自身の谷間を
    愛撫によって硬くなった智鶴の屹立にあてがう。

    「じゃあ、このビンビンの童貞おちんちんを、とろとろのおまんこでぇ…食べちゃうよ……♪」

    ズチュ……ズリュ…クチュ、ン!

    「いっ!?あああっ………!!」
    「ひゃああっ!?」

    まずは先端部分。これだけでも智鶴には耐えられない感覚だったが、
    この先おこることはこんな生易しいものではない。

    「ちーちゃん………すき!すきぃ!あっ、あっ、ああああああっ!」
    「ーーーーーーーっ!!!!」


    何かを突き破る感覚と共に、屹立が完全にルーツィエの中に埋まる。

    「んんっ! んう! はあ……すごいい……♪
    パンパンのおちんちんの形がはっきりわかるよぉ♪ 
    お姉ちゃんのおまんこの奥の感触はどう?  
    天国でしょ? ほら、腰振って昇天させてあげる。」
    「お……お姉ちゃん!そんなに動かないで!
    な……なにか…きちゃうっ!はっ……ああっ!?」
    「ああっ!ああっ!気持ちいいっ!!初めてなのに、まだ少し痛いのに、でも、気持ちいい!!
    ちーちゃんの硬いのがお姉ちゃんのおまんこで育ってるのが分かるのぉ!」
    「もうだめ……お姉ちゃん、僕…もう……」
    「イクの?ちーちゃんイっちゃう?いいよ、好きな時に出してね♪
    お姉ちゃんのおまんこはいつでも準備万端だから!
    ほら、イって?イッてぇ?あん、あん!ちゅ、ちゅ、ちゅるるるぅ♪」
    「ん!?んううううぅぅぅぅぅっーーーーー!!」


    止めとばかりに唇を強く重ね合わせる。
    この時智鶴の男性器は生まれて初めて生殖行為を行った。

    昨今の教育の影響で自慰すらしたことのない智鶴。
    彼の精通はルーツィエの膣中で行われることとなった。


    「あ♪あ♪すごい♪いいっ♪子宮の奥をせーしが叩いてる…っ♪ん、うぅ……♪」

    そして膣内射精されたルーツィエもまた、流れ込む熱い奔流に耐えられず絶頂に達する。
    二人の結合部からわ逆流した精液と噴き出す愛液で大洪水を起こしていた。



    「ちーちゃん………好き。」
    「おねえちゃん……」

    二人は繋がったまま、お互いの身体を強く強く抱きしめ合った。








    ………
     
     
     
     
     
     
    魔力増加ボーナスにより町の人の生産が1ターン加速しました!





    ………
     
     
     
     
     
    それから何日かの間は智鶴もルーツィエもお互いの身体を離したがらず
    ベッドの上でくっつきあっていたが、さすがにいつまでもそうしているわけにもいかない。
    探検に出していた斥候とダークハンターから、他文明と接触したという報告が入ったのだ。


    「ちーちゃん。今回の探索で二つの文明と接触したみたい。これが報告書よ。」
    「えっと………。」

    報告書らしき羊皮紙を手に取ると、急に目の前がゲーム画面に切り替わり
    そこには外交状況が映し出される。



    一つ目

    ・エルフ共和国
    指導者:イクシー 女性 種族:エルフ 属性:中立
    志向:創造/防衛 固有志向:森林に地形改善を設置可能
    外交態度:いらだっている(五段階中悪い方から二番目)
    国教:特になし

    イクシーからのメッセージ
    「魔に堕落した同胞め、まだ生きていたのか。
    穢れた者たちめ。私達はお前たちを仲間となど思わん
    いずれこの森から出て行ってもらおう。」


    「うわーーーー……開始からすでに敵対的な文明と接触か……」
    「まあ、近いから当然と言えば当然だけどね。」
    「仲良くできそうにない…か。軍備は早めに整えておいた方がいいかも。」


    二つ目

    ・トメニア王国
    指導者:ヒンケル 男性 種族:人間 属性:中立
    志向:拡張/金融 固有志向:国庫の資金500ごとに全都市で幸福 1
    外交態度:用心している(五段階中真ん中)
    国教:特になし

    ヒンケルからのメッセージ
    「何だ貴様ら……ふん、エルフか。いつも澄ました顔しやがって気に食わん。
    余の機嫌が変わらぬうちにさっさと帰るがいい。」


    「あ、人間文明だ。」
    「意外と近いわね。」
    「それに外交態度もイクシーさんほど悪くないし、
    場合によっては仲良くやってけるかもしれない。
    でも外交戦略はもう少し周りの文明を見つけてからにしよっか。」
    「そうね。」


    開始早々二つの文明と出会ったダークエルフたち。
    この先の外交戦略をどう練るかがポイントだろう。

    12/08/26 14:54 バーソロミュ   

    ■作者メッセージ
    システム解説その1…志向


    志向とは、その文明指導者の『個性』となるものです。
    志向は様々な効果があり、どれも一長一短です。
    普通、どの指導者も基本的に二つの志向を組み合わせることになります。

    ただし、魔物など特別な文明は補助的な志向が付くこともあります。
    ダークエルフの志向『魅了』はそのうちの一つです。

    では、どんな志向があるのかを簡単にご紹介しましょう。


    ・攻撃志向
    その名の通り攻撃する際に力を発揮する志向。
    この志向を持っていると初めから強い軍隊が作れるようになり、
    戦争で他の文明より有利になるのです。
    単純ながら強い志向で、特に序盤でその威力を発揮します。

    AI文明が攻撃志向を持つ場合、好戦性が高い場合が多く
    隣に来た場合は特に注意しなければならないでしょう。

    ・創造志向
    創造志向とは文化力を多く出せる志向です。
    文化は自分の領土を広げ、より多くの土地を自分の物に出来ます。
    一見すると地味ですがその実かなり強力で、初心者にオススメです。
    あるとないとでは序盤の差がかなりはっきり出ます。

    AIはこの志向を使って貪欲に領土を広げて行きます。
    領土が接触したときこちらの領土が削られないよう対策を。

    ・拡張志向
    この志向を持っていると、都市をより大きくしやすくなります。
    初めのうちは効果が実感しにくく、特に低難易度では役に立たないことも。
    その真価が発揮されるのは中盤以降、都市が不衛生になってきたとき。
    他の文明は都市管理に悩む中、自文明は余裕を持つことが出来ます。
    また、港の効果が上がり、海を利用しやすくなる効果もあります。

    AIがはどうもこの志向を生かしきれないことが多いですが、
    この志向を持つ文明は都市人口が多くなりやすい傾向があります。

    ・金融志向
    恐らく最強のポテンシャルを秘めた志向だと思われます。
    軍備、研究、文化振興。お金はどれだけあっても足りません。
    そのお金が多く入ってくる志向なのですから弱いわけがありません。
    どのような苦境に置かれても、きっとお金はあなたを助けてくれます。
    お金こそ、このゲームの隠れた最強武器であると言えるでしょう。

    AIがこの志向を持っていると内政の速度が目に見えて早いでしょう。
    特に技術は自分の一世代上を行っていることもザラです。

    ・勤労志向
    この志向は『世界遺産』という特殊な建物に力を発揮します。
    建てるだけで強力な力を持つ世界遺産は、世界で一つしか建てられません。
    特に強力な遺産をライバルに奪われてしまったら悲惨です。
    そんな時にこの志向があれば、何と世界遺産建造スピードが2倍に!
    遺産がどうしても欲しいのならかなり役に立つでしょう。
    余談ですが、あまり魔物が持っているイメージがありません。

    この志向を持つAIは、やはり積極的に遺産を建造しています。
    その結果、一つの文明で二桁もの数の遺産を持つことも珍しくありません。

    ・組織志向
    この志向は文明の『社会制度』にかかる維持費を削減します。
    初心者には明らか効果が分かりにくく使いにくいのですが、
    高難易度においては非常に強い効果を発揮するのです。
    簡単に言えば、文明を維持するためのお金が半分で済むということです。
    余った半分は他の物に回せるため、結果的に国が強くなります。
    これもまたあまり魔物が持っているイメージはありません。

    AIはこの志向をプレイヤーほど上手く使えないようですが、
    やはり内政の速さが違って見えます。特に終盤は要注意。

    ・哲学志向
    この志向を持っていると、文明内で『偉人』が生まれやすくなります。
    文明内で偉人が生まれると、その偉人を使って強力な効果を得ることが出来ます。
    科学者だったら技術が大きく進み、芸術家だったら領土が大きく広がる
    といったぐあいですが、やはり使いにくい志向であることは否めません。
    しかし、この志向を使いこなせれば、普段はできないような
    とんでもない戦略を打ち出せるかもしれません。

    AIは……そもそも偉人さんたちの扱いが下手なので
    この志向をもてあますことが多いのです。

    ・宗教志向
    宗教志向はちょっと変わった志向です。
    『社会制度』を変更する時、一時的に全ての生産、研究が止まります。
    これを『無政府状態』といい、文明が無防備な状態になってしまうのです。
    しかし、宗教志向があれば無政府状態にならず、好きなように
    文明の姿かたちを変えることが出来るようになるのです。
    いろいろ学習したい初心者にはお勧めの志向です。

    AIがこの志向を持っていると、宗教に執着する傾向があります。
    特に異教徒に対しては態度を悪化させ、宗教戦争が勃発することも……

    ・カリスマ志向
    何やら変わった名前のこの志向は、効果が大分特殊です。
    この志向を持っていると軍隊は少ない経験値でレベルアップできるようになり、
    新しく作った兵士が短期間で精鋭に代わります。
    また、この志向を持っているだけで国民たちは喜び
    リーダーに文句を言う人が少なくなるでしょう。
    常に前線に立つリーダー的な人にピッタリな志向です。

    AIがこの志向を持っていると、相手の軍隊が強くなりやすく
    場合によっては手がつけられない精鋭を養っていることもあります。

    ・防衛志向
    攻撃志向とは逆に、守る際に力を発揮する志向です。
    攻撃志向に比べて万能とは言えませんが、敵の大軍を
    少数で撃破しなければならないとき、この志向は真価を発揮します。
    敵の攻撃を誘い粘り強く耐え、そして最後に反撃する。
    このようなカウンター戦術がこの志向の肝なのです。

    この志向を持つAIの都市は非常に防備が硬く、
    攻めるのに非常に苦労する厄介な志向となります。

    ・帝国主義志向
    その名の通り、大帝国を築くための志向です。
    新しい都市を作るための開拓者を早く出すことが出来、
    他の文明に比べて都市数で圧倒します。
    また、戦争をした際大将軍が誕生する確率が高く、
    勝っても負けてもどんどん強くなっていきます。
    この効果をどう使うか、プレイヤーは大いに頭を使うことになるでしょう。

    AIがこの志向を持っていると、とにかく領土拡大が早く
    大抵の場合は文字通り『大帝国』を築くことになるでしょう。

    ・秘術志向
    本家にはない志向です。
    この志向は自文明の魔法使いを強化します。
    育成が難しい魔法使いですが、この志向があれば
    苦労せずとも立派な魔法使いを作ることが可能になります。
    育った魔法使いはゲームバランスを崩すほど強いので、
    プレイヤーが使うと鬼の様な強さを発揮します。

    AIは魔法使いの扱いが上手くないのでてんでダメです。
    ですがもし使いこなしたとしたら……

    ・召喚志向
    これもまた本家にはない志向です。
    この志向は主に召喚術を扱うユニットを強化し、
    さらに召喚されたユニットの持続時間が長くなります。
    召喚術は癖が強く、魔法以上に扱いにくいですが
    上手く使えると一切軍隊を生産せずに
    敵の大軍を追い払った上に都市まで占領することだってできます。

    AIは…………ヒミツ

    ・社交志向
    完全にオリジナルの志向です。
    この志向は外交交渉において力を発揮し、
    他文明との仲を円滑にするのに役立ちます。
    また、他文明の要求を断っても怒られにくくなり、
    戦争したくないときにはとても便利でしょう。
    ただし戦争一直線のプレイヤーにとっては
    この志向は効果がないも同然だったりしますが。

    この志向を持っているAI相手には仲良くしやすいのですが、
    この文明と戦争する場合、自国民が嫌がることがあります。



    補助志向はまた次の機会に。