俺と魔物の珍道中
俺の名前は葦野(あしの) 尖(せん)。 足に専用の刃を装着して戦う脚刀流の継承者にして面白いものが大好きな18歳だ。 ある日、俺は爺ちゃんに頼まれて倉庫の掃除をしていたんだ。 「うわ、きったねえ…埃まみれじゃねえか…」 そう言って荷物を外に出して整理をしていると奇妙な箱を見つける。 「ん?こりゃあ…」 箱を開けると足に装着する刀である一対の足刀が入っていた。 「この刀…銘は白いのが白地、黒いのが黒空か…」 右足の脛に白地、左足の脛に黒空を装着する。 「凄い……っと!さっさと終わらせないとな」 足刀を付けたまま作業に戻ると、今度は埃被った本を発見した。 「…こりゃまた古そうな本だな」 ペラペラとページを開いていくと、そこには異形の女性達が描かれており、汚れていて文字は読めないが、何やら図鑑のような物らしい。 そのままパララっと最後のページまで持っていき、再び最初のページに戻る。 「なんじゃこりゃ?何で人外の女の図鑑なんか…?」 家にこんなものがあるなんて珍しいな…。 そう思って目次のような文字をなぞると突然本が淡く光りだした。 「どわっ!?何だ!?」 次の瞬間、俺の視界を眩い閃光が埋め尽くした…。 傭兵団員 団長 セン・アシノ(人間) 戦闘員 アノン(ミノタウロス) ポム(ホブゴブリン) パノ(ゴブリン) キャノ(ゴブリン) ウト(ゴブリン) アーリア(リザードマン) ヴェロニカ(ギルタブリル) クー(アヌビス) シャム(スフィンクス) ミン(マミー) イオ(ドラゴン) ポウ(ワーウルフ) コロナ(バフォメット) ミスティ(魔女) シャナ(サハギン) イズマ(ケンタウロス) ティファルナ(デュラハン) 非戦闘員 ティピ(ラージマウス) ポップ(フェアリー) |
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