連載小説
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本日天気晴朗ナレドモ敵多シ
 執務室でのサバトの長であるバフォメットに各地域担当の魔女達が収支決算報告をそれぞれ行っているが、共通の問題点は赤字の増加であった。

 「今期の赤字(被害)額はいくらになっておる?」
 『前期比5割増しです。』
 「100門級戦列艦を10隻追加したのに増えておるのか?」
 『1船団に対する敵船の数が前期比で2倍になりましたので、80門級以下の戦列艦が多大な被害を受けその補充も含まれています。』

 やれやれと、ため息をつきながら被害報告書となった決算報告書をどかし、設計図面を広げながら、
 「となると、今度完成する戦列艦がどれだけの働きをしてくれるか祈る思いじゃ。」
 『今までに例を見ない構造や運用方法なので、配備が延びてしまいましたが。公海試運転が終わり次第、船団の戦列艦に加える予定です』
 「うむ、皆の者も苦しい状況はわかっておる。もう少しの辛抱じゃ。」
 その声を解散の合図とし次々と部屋を出て行くが、一人の魔女が設計図面を横からのぞき込み、
 『バフォ様、この戦列艦浮くんですか?鉄ですよね?』
 「何とかの原理によれば浮くらしい、と設計者はそう言っておったわ。」
順調に右肩上がりだ。…赤字額が12/01/08 05:52
港町にて12/01/09 17:07
いざ大海原へ 前編12/01/14 01:42
いざ大海原へ 中編12/02/08 01:24
いざ大海原へ 後編12/01/30 05:14
新型戦列艦出発前夜12/02/18 20:55
初めての艦隊行動12/02/28 00:35
サバト スーパーエクスプレス 前編12/03/25 02:48
サバト スーパーエクスプレス 中編13/02/17 14:59
その頃のサバト支部 1/213/06/15 20:37

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33