とある小さな料理店 (十二屋月蝕)
皆様おはこんにちばんわ。十二屋でございます。 突然ですが、しばらく新作のアップを止めます。 リアルの多忙化と、執筆に専念するためです。 七月ごろには復帰できると思いますので、どうかお待ちください。
あと、これだけではちょっとアレなので、料理店も用意しておきました。 ご注文は感想欄からどうぞ。 もしかしたら作品にするかもしれません。
[魔物娘いろいろ/エロあり/ほのぼの/百合/超微エロ/甘口/いろいろ/その他] 5490view 15vote 読切 [10/05/06 12:00] 感想(8)
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砂漠の町 (るーじ)
「ちゅ、ちゅう、ちゅううっ。」 「や、やめてぇ、ぼく、そんなことされた、また!」
「やぁあ! やめて、おねえちゃん!」 「ん、ごめんね。おねーちゃん、マミーになっちゃったんだ。」
「ウホ、いいマミ……って多すぎだろJK!!」 「こまけーこたぁいいの。さ、シヨ?」
ここは砂漠の町。 砂の王様が目覚めた魔物の王国。 この町では人のほうが少数派。
「ああ、また、でる、でるぅう!!」 「この人、ほんっとに良く出るねぇ。」 「もしかして『いんくばす』ってやつじゃない?」
待っているのは穏やかな快楽か、地獄のような快楽か。 さて。犯罪を犯したのは何故かな。 この町のことは知っていたのだろう。 まさかとは思うが、家畜のように絞られたいのか?
……まったく救い様の無い愚か者だな。 粛々と罰を受けるが良い。
……全く。 普通に愛を育もうと言う輩が少ないのは、本当に嘆かわしい。
[魔物娘いろいろ/エロあり/グダグダ?/アヌビス] 6683view 14vote 読切 [10/05/03 17:10] 感想(5)
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旧種魔物使いのとある夜 (十二屋月蝕)
王都で象に踏まれて怪我をした。 友人が執り行った、骨格からの生物復元術の実験に巻き込まれたせいだ。 もう骨はつながり、象に踏まれた怪我のほとんども快復しているのだが、長らくベッドで寝ていたせいで足が上手く動かないのだ。 それで、歩行訓練を毎日繰り返し、前の通りに歩けるようになるまで退院できないという訳である。 まあ、退院までの治療費を国が補償してくれたのが、唯一の救いだろうか。 しかし、それにしても暇だ。 「はぁ・・・」 病室で、見慣れた天井を見上げながら僕は溜息をついた。 と、そのとき、病室のドアがガチャリと音を立てた。 「先生?」 「ああ、やっと来てくれたか」 ドアの隙間から顔を覗かせた二十歳前後ほどの褐色の肌の女性を、僕は迎えた。 「この間持ってきてくれた分が昨日で終わってね・・・歩行訓練以外やることがなくて暇で暇で・・・」 「折角の休みなんですから、暇を満喫できていいじゃないですか、先生」 昨日からの暇さ加減を訴える僕に、いささか困ったような顔をしながらも彼女は笑みを浮かべ、ベッドの傍らに歩み寄った。 「それでは、今回の分の『西行紀行』の写しです」 「ありがとう」 彼女がカバンから取り出した紙束を、僕は笑顔で受け取った。 彼女がこうして持ってきてくれる『西行紀行』の未解読部分の写しが、入院中の唯一の娯楽なのだ。 「じゃ、こっちが解読した分ね」 「はい、保管しておきます」 変わりに差し出したノートを受け取ると、彼女はカバンに仕舞いこんだ。 「それで先生、今回解読した分に何か面白い記事がありましたか?」 「ん?ああ、あったよ『歩き回るニンゲンタケ』に『氷上の飛べぬ鳥』に『魚人の村での一夜』とか。退院したら、ぜひ行ってみたいね」 「それは楽しみですね・・・ところで先生」 僕の返答に応じたで、彼女がふと表情を陰らせた。 「何か思い出せました?」 「・・・いいや、特に何も」 軽く頭を振って、僕は答えた。 象に踏まれたせいか、僕は踏まれるまでの一ヶ月の間の記憶を失ってしまったのだ。 おまけに、その期間の日誌や覚え書きも紛失したせいで、手がかりはほとんどないに等しい。 それでも、魔物の骨を手に入れる依頼を受けたことは思い出せたし、少しずつ記憶は戻ってきているのだ。 依頼を受けた直後から雇ったという、助手の彼女のおかげである。 「早く記憶が全部戻るといいですね」 「ああ、それもそうだけど・・・ヒントとか、何か・・・」 「駄目ですよ、先生。そんなことしてたらウソの記憶を吹き込まれてしまいますよ」 失った記憶を取り戻すため、ヒントを求める僕を彼女は軽くたしなめた。
「では、今日はもう帰ります」 その後、雑談をある程度楽しんだところで、彼女は椅子から立ち上がった。 「ああ、本当にいつもありがとう」 「いえ、助手として当たり前の仕事ですから」 僕の言葉に謙遜で返すと、彼女は病室のドアノブに手をかけた。 「それではまた今度。さようなら先生」 「さようならユーシカ」 そう挨拶を交わすと、彼女は病室から出て行った。
[魔物娘いろいろ/エロあり/ダーク/図鑑世界(中世)] 6885view 21vote 読切 [10/04/28 14:02] 感想(1)
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騎士の魂2 (るーじ)
「よし、ここをこうして、やっと出来たぞ!」 あら〜、何が出来たのかしら〜。 「ふむ。あの高慢ちきな首なしどもに命令されて作っていた、首封じだ!」 ふうん? おもしろそうね〜。 「え、あの、盗らないで、というか何で私の服を脱がすの〜!?」 ちょっと小さいけど、これくらい……えい〜。 「え、ええ、えええええええ!?」 さぁ〜って。楽しいことになりそうね〜、というか楽しくしましょうか〜。
[魔物娘いろいろ/グダグダ?/微エロ/図鑑世界(中世)] 3579view 10vote 読切 [10/04/26 22:31] 感想(2)
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巻き巻きレディー2 (るーじ)
そこのかっこいいおにーさん。 この国に入るには私のなぞなぞに答えなくちゃ入れないよー。 じゃあ第1問。 私は誰でしょう。
んふぅっ、正解! じゃあ次の問題。 え、なに、正解したから入れろって?
うん、入れていいよ、というか入れて、というかもう入れちゃうぅっ♪
[魔物娘いろいろ/エロあり/グダグダ?/アヌビス] 6019view 11vote 読切 [10/04/26 20:55] 感想(8)
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エルンデルストの住人ども (十二屋月蝕)
子供は山にむやみやたらに入ってはいけない、と大人達は言う。 魔物がすんでいて危ないからだそうだ。 だけど、大人たちは時々山に入っていくし、最近エルンデルストにやって来たお兄さんも毎日山に入っている。 きっと山に魔物が住んでいるというのは、僕たちのような子供を山に入れない言い訳なんだと思う。 だけど僕たちは、時々度胸試しだといって山に入っていた。 いつもは村が見える辺りで引き返すんだけれど、今日は森のかなり奥まで入り込んだ。 そして、気が付いたときには皆とはぐれてしまっていた。
[魔物娘いろいろ/エロあり/エロなし/ギャグ/いろいろと未定/いろいろ/図鑑世界(中世)] 5663view 29vote 連載 [10/04/22 12:23] 感想(3)
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巻き巻きレディー (るーじ)
なんだアンタ、怪我してるのか? え、違う? マミーってのか。
ふーん。そんな町があるのか。 というかさ、距離近い、顔の距離近い!
[魔物娘いろいろ/甘口/グダグダ?/エロあり?/アヌビス] 4800view 12vote 読切 [10/04/20 23:53] 感想(6)
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ふつうの冒険者の旅 【完結】 (るーじ)
魔物って知ってるかい? 凶暴で、残忍で、人を見かけると食っちまうそうだ。 魔物に見つかったら命乞いなんてするんじゃねえ。 とにかく殺すんだ。
……っていう教会のお話は話半分に聞いとけよ?(ぼそ)
[魔物娘いろいろ/ややシリアス/グダグダ?/たまに微エロ/図鑑世界(中世)/ゴブリン] 6459view 28vote 連載 [10/04/27 23:52] 感想(15)
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誰がいい? 【完結】 (川村人志)
倒れている所をサキュバスに救われた少年。 彼は彼女とその仲間に、悩ましい三択を迫られる。
[魔物娘いろいろ/エロあり/甘口/図鑑世界(中世)] 20377view 29vote 連載 [10/04/10 02:56] 感想(5)
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Turning War (アバロン)
戦争の絶えない世の中。 親魔物派勢力は現況を打破すべく、一人の男の協力を仰いだのである。
[魔物娘いろいろ/シリアス/バトル/微エロ/いろいろ/図鑑世界(中世)] 2382view 8vote 連載 [10/04/09 03:01] 感想(5)
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