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第三十三話 三条姉弟と市民階層
朝起きて、すぐに集合令が下りた。
今日が泣いても笑っても僕たちの最後の戦い。
幕舎を皆で片づけ、最後の戦いのために用意をする。
作戦は割と単純、まずは敵に兵力を集中されると厄介なので部隊を三方に分ける、ロイドとルビーによる偵察の情報では最も手薄なのは南門、ここに王女とリィレさん率いる部隊を構える、このほかドラウ・プリオン両男爵の率いる軍勢を最も守りの硬い南東門に、クルツと彼らによって組織化された農民を中心とする部隊が南西門を攻め、市民階層及び兵士階層を制圧ののち、貴族階層を制圧にかかる、その間にごく少数の精鋭が王宮に入り、敵たちのまとめ役となっている貴族議会、特にその議長であるランバルドを制圧する。
僕と天満はクルツ軍部隊、吹雪はドラウ・プリオンの男爵軍部隊、そしていつも通りと言えばいつも通りだけど如月は王女部隊に配備している。
「ソラ、これ持っとけ。」
ランスが僕に手渡したのは木の棒の先端に鉄の頭の付いた道具だった、斧に見えるけどどうやら刃引きしてあって切れないようになってるらしい。
「何これ? 白兵戦用の武器?」
「いや、投擲具だよ、たぶん使うことになるだろうから渡しておく。」
投擲具、これを投げて攻撃するってことだろうか、けれど僕からしたら魔法を使って攻撃した方がよっぽど効率的なんだけど。何より僕コントロール終わってるし。
「後お前用、元素使いとはいえ効率よく戦うにはこんなのも必要だろ。」
「わざわざ作ってくれたのかい? 悪いことをさせたね。」
そう言ってランスが渡してきたのは六本の投げナイフだった、鍔の部分が折り畳み傘のようになっているのは魔法を使って小さな労力で飛ばすためだろうか。
ランスは気にするなと言ってくれたけれど、こんなものを六本も短時間で用意するのは簡単ではなかっただろう、あとでお礼をしておこう、何を喜ぶだろうか。
「ハロルド兄さんの演説ももうすぐだろうし、気合入れていくぞ。」
「そうだね、当面戦いとは無縁の生活を送りたいよ。」
「ジジくさ………」
後ろで天満が何か言ったのを気にせずランスと雑談していると、同じように雑談しながらゆるく整列している全員の前にハロルドさんが立った。
その瞬間誰もがお喋りを止め、彼に注目する。
「ええと、どうも今日はクルツ自治領人間の領主代行ハロルドです」
最初に簡単なあいさつを入れたのはハロルドさんなりのジョークだろうか。
「ここに集まった皆さんは、夢をお持ちだろうか。大切な人と過ごす未来、たくさんの財を得て英雄として褒め称えられる人生、苦しい生活からの逃避。そんなものを夢見てこの戦いに参加したものだろうと思う。」
良くわからないことを言い始めたと最初は思った、けれどすぐ何を言いたいのか理解した。
「僕の祖父は、かつて皆が笑って過ごせる平和な未来を夢見た。」
クルツ創立の立役者、勇者クロードの話だ。
「叶うはずのない愚かな夢と笑うかもしれない、理想を語るなど詐欺師のすることだと思うかもしれない。けれど今、僕はきっと祖父の夢見た世界に向けて歩いていると信じている。」
ハロルドさんが大きく息を吸う、ランスがお立ち台の隣で巻物に文章を書き込んでいる。
「どうか、祖父の夢のためにあと少しだけ力を貸してほしい。」
静まり返った広場の中で、誰かが拍手をした。
拍手の輪が広がり、やがて騒音を奏でる。
「なんか、演説得意じゃないんだねハロルドさん。」
「まぁ見るからに語るより行動で示す口だしね。」
そう言いながら、僕たちも拍手を送っていた。



進軍準備が始まると、一気に人は激しく動き出す。
あたしたちは最前列の重装兵を支援する役割と、魔法を用いた攻撃および攻撃用の兵器を運用すること、同じようなところにはランスや猫姉妹・ネリスもいる、ハロルドさんはもうちょっと前で指揮を執ってる。
攻城用の武器としては木製の櫓二台と即席の破城鎚。とはいっても、破城鎚も櫓も階段を越えて移動する時間がないから、この城壁を越えるまでしか出番がない。
「進軍開始! 前だけじゃなく横にも気を配るように!」
ハロルドさんの声とともに進軍が始まった、木造の小さな家の立ち並ぶ貧民階層をゆっくり進んでいく。
城壁の上に備えられた大砲のうちの一つがあたしたちの方を向く、そして光ったと思ったら、ドカンとものすごい音を立てていきなり暴発した、周囲の兵士数人が爆発に巻き込まれ怪我したり火傷したりしたのもしっかり見えた。
「暴発? 暴発したの?」
「いや…だとしても全部同時はさすがにありえないよ、アッシュさんだっけ、王都に待機してる人、その人が何かしたんだって考えた方が良いよ。」
あたしの言葉に即座に昊が返事をする、あたしたちは櫓の上で待機中だった。
「あ、来るよ、弓でこっちを狙ってる。」
その昊の言葉通り、弓兵があたしたちや、下にいる味方のことを狙ってる。
下の兵たちは大きな盾で身を守り、あたしたちは魔法で防御する。
飛ばされてきた矢による被害はほぼない、誰か肩にかすったらしいけど、すぐ後ろに下がっていったからあと一分もすれば治療が終わって前線に戻るはずだ。
「お返しと行こうか、弩兵部隊及び投石兵・魔術師は壁上の敵に攻撃、命は奪わなくていいから戦意を削いで前列を援護してくれ。」
その言葉と同時に、弓矢や火の玉、石などが敵に向かって飛ばされていく、中には届かずに途中で落下するものも少なくなかったけれど(特に石)、敵に当たって被害を負わせているものも結構あった。
相手も反撃とばかりに狙ってくるけど、その攻撃はあんまり意味をなさない。
そうこうしてるうちに櫓は城壁に当たりそうなくらいまで接近していく、そうなるとあたしたちに任されていた仕事がようやく回ってくる。
「乗り込んで、城壁を奪う、なるべく殺すなよ!」
ランスの号令とともに、櫓を上ってきた兵隊が次々城壁に移る、勿論あたしたちも。
城壁に飛び乗るとすぐに男たちが群がってくる、特に女の子は狙い目だと思われてるみたいであたしや猫姉妹には特にいっぱい敵兵が寄ってきた。
作った氷の玉で寄ってきた三人の頭をぶっ叩き、更に氷の玉を操作して遠くから狙ってたやつの弓を壊す、信じられない身のこなしであたしが弓を壊した男を、猫姉妹の交差蹴りが仕留める。
今度のあたしに向かってきた男は剣を持ってる、それを氷の盾で防いでから、手で持って盾で殴る。すごく痛いし頭も揺さぶられるけど死なないらしい。
「やれやれこれめんどくさいな。起動、石鎖の呪縛。」
ランスがそうぼやきながら、魔法で石の鎖を作って倒した敵兵を縛り付けた。
「息してないやつがいるな、四人か。こっちに欠損がないのがせめてもの救いだな。前衛部隊は降りて城門破りを手伝ってやってくれ。」
乱戦のうちに死んでしまった人もいるらしい、ランスが遺体をきれいに並べて、顔に布をかける。味方ではないけれど亡くなった人には優しいみたいだ。
「ランス、敵が来てる。」
「忙しいな、ったく。起動・土製オルガン砲。」
ランスが魔術書を開いてそう唱えると、細い銃身が何本も横に連なってできた大砲が姿を現した、縦に三列、横に七列の合計二十一本の砲台、その名の通り見た目はオルガンに近い。
「発射、蹴散らしてやれ!」
ランスのオルガン砲から小さな石か何かの玉が敵兵に向かって発射された、ものすごい勢いで飛んでいき、数人がその場で倒れる、それを見た敵兵がしり込みしているうちに、次が発射される。
「取りこぼしがあるね、手を貸すよ。」
昊がそう言って、風の玉でまだ立っていた兵士を倒した、血は出なかったけど、殺しちゃったんだろうか。それとも気絶させただけなんだろうか。
あたしたちの援護射撃も気休めにしかならず敵兵がだんだん集まってきた、あたしたちによる援護射撃の射程に入らないように気を付けながらどんどん増えてくる。
仮設のバリケードも用意されて、防衛隊の本気がうかがえる。
「ゆっくり整列完了を待ってくれる気配じゃないね、どうしようか。」
「それにしても兵の整列体系が悪いな、何で連中あんなにもたついてるんだ?」
そんな風に言ってるランスたちの後ろに立っていたあたしは、妙な声を聴いた。
本当にかすかな声、それは前の方から、そう今配列している集団の方から聞こえる。
「……………べ、……が犠牲に……」
耳を澄まして、その声を拾うことに専念する。
「早く並べ……、…を助けたい………」
「違う! あの人たち敵兵じゃない!!」
あたしがいきなり叫んだから、周囲の皆が驚いてる。
「どういうこった、敵兵じゃないなら……」
「例えば…『市民が家族を人質に武器を持たされて戦列に立たされてる』とか?」
「うん……少し聞こえただけだけどそうだと思う。」
昊の理解が予想以上に早くて助かった、けどかなりまずい、ハロルドさん率いる本隊はそれに気づく様子もなく門をぶち破って彼らの目の前に立つだろう、そして敵と判断してぶつかれば、間違いなく多数の死者を出してしまう。
「どうする? ハロルド兄さんに言って軍を止めてもらうなり避けてもらうなりするか?」
「それは無理じゃないかな、迂闊に目を逸らせば攻撃される、となれば僕たちが動いて彼らを解放するのが手だと思うけど、どうかな?」
昊の提案にランスが渋い顔をする、空中で何か動かすようなしぐさを取って、そして手を止める。
「城門破壊まであと短く見積もって二分、その間に彼らを戦わせてる督戦隊の始末と、人質の救出をする、相当無茶なことになるけど大丈夫か?」
「するしかないでしょ、急がないと。」
「わかった、俺は猫姉妹と人質を探してみる。ネリスはハロルド兄さんに報告頼むから、お前らで督戦隊を片付けてくれ、くれぐれも無理はするなよ?」
そう言ってランスたちは屋根伝いに移動を始めた、ネリスさんは本隊の方に移動を始めて、あたしたちは整列してる市民たちの上あたりまで移動する。
「起動、連結風刃・十六重。」
いくつもの風の刃を携えて、昊が飛んだ。整列された市民の背後に着地して、手を振りかざす。すると、風切音が何度もして、その次には悲鳴が起こった。
血飛沫と人間の腕が舞い、腕を切り落とされた男たちは昊に蹴り倒される。
あたしも下に降りて、武器を構えて昊を襲おうとした市民たちとの間に氷の壁を作る。
その間に昊は督戦隊たちを叩きのめす。
「腕がぁっ!! 俺のうでがぁっ!!!」
痛みに泣きわめきながら、必死に抵抗しようとする男を昊が蹴る。
「腕で済んで幸いだと思え、殺さないようにと言われてなかったら首を落としてる。」
殺気立った昊はそんな返事をしてから、男の頭を踏みつけて気絶させた。
「大丈夫です、あたしたちは敵じゃないから……」
あたしは市民の説得をすることにした。今の昊に任せたら、もっと事がややこしくなりそうな気がしたからだ。それにあたしは割と、人当たりはいい自信がある。
「皆さんを助けに来たんです、人質の救出にも仲間が向かっています、もう戦う必要は」
「うるせぇ!!」
あたしの言うことも聞かずに、男の一人が殴りかかってきた、よけたけど、興奮した男はあたしを殺そうと襲いかかってくる。意味が分からない。
「家族のためなんだよ……お前らの仲間が人質を助ける? できるわけないんだ……だったらお前らの首を手土産に家族を助けてもらった方が良いんだよ……」
「そうだ…こいつらを殺せば…」「家族を返せ…」「首寄越せ。」
「うるさいな。」
昊が冷たくそう言い放った、突き放すような口調だった。
「僕たちを殺してどうする? あんたたちを戦わせるために人質にされてた家族に『君を守るために勇敢に戦った』とでも自慢する? あんたたちは馬鹿だよ。」
「ちょっと、昊………」
見えないけど、昊と市民たちの間で火花が散る。そして少し離れたところで、今にも城門がぶっ壊れそうだった。
「そんなことをされて家族が喜ぶか? 自分たちのせいで人殺しをさせたことを一生後悔して生きる羽目になる。あんたらも同じだ、嫌々動かされて情けなく人殺しをした馬鹿になるだけだ。」
市民たちが押し黙る、その後ろで、ついに城門が破壊された。
「家族が囚われている場所を教えろ。家族を助けたいなら僕たちに協力しろ、家族のためにも死ぬな、生きて戦って見せろ。それが一番後悔なくここで生きていく手段だ。」
昊がそう言った瞬間、市民たちの動きが変わり、全員が昊に向かって頭を下げた。
「ハロルドさん、急で悪いけど僕たちはこの市民団を連れて行くところができた。」
「ああ、ネリスから話は聞いた、出来るだけ急いでくれると助かるよ。」
昊はあたしと市民の集まりを伴って移動を開始した、一人が収容所までの道を案内して、それについていく形だったけれど指揮者は昊だった。
あたしたちの通る道端にはランスたちが倒したらしき兵士とか、粉砕されたバリケードの残骸が転がっている。
そしてその奥に、でかい土の巨人とその周囲を飛び回っている猫耳の女の子二人が見えた。
そしてその周囲に、たくさんの兵士が群がってる。
「ウソだろ……何で三人で勝ってるんだよ……」
誰かが呟いた、けどあたしたちはそんなに驚かない、あの三人が相当強いことは既に今までの戦いで理解していた。
「援護する、あの三人を守るよ!!」
昊の言葉とともに、市民たちは武器を振り上げて突っ込む。
あたしは昊の後ろに続いて、敵兵に向かっていく。巨人の前まで躍り出ると、寄ってきた数人の手を凍らせて動きを封じ、さらにその後ろの男に向けて氷の玉を叩きつける。
「そっちはもう終わったのか、早かったな。」
「ちょっと強引に説得して味方につけたんだよ、困ってると思ってね。」
「そうでもねーよ。もう終わるところだ。」
ランスが答えるのと同時に、土巨人の指から何か発射され、まだ無事に立っていた男の体に巻き付いた。よく見ると他の倒された連中の体にも同じようなロープが巻き付いている。
「よし片付いたな。収容所のドアぶち壊すから、少し離れろ。」



収容所から助け出された人たちは老人や子供、それに女の人がほとんどだった。
僕たちが中に入って一人ずつ解放しようとしてたところまで怯えきった目で僕たちのことを見てたけど、外に出て家族と会うなり顔を綻ばせて、家族と抱き合っていた。
現金なものだと思う、正直なところ。
別にどうでもいいか、あんなに嬉しそうなんだし天満を殺そうとしたことも五千歩ぐらい譲ってまぁなかったことにしておいてやろう。
「喜んでるところ悪いけど、言っておきたいことがあるよ。」
僕がそう言うと、市民たちは不安そうな顔で僕を見た。
「安心してほしい、戦いには参加しなくていい、参加されてもむしろ邪魔だし。」
あれ以上軍勢が、しかも事前にまとめられていない者が増えたら確実に進軍に悪影響をきたす、今だって高度に訓練した傭兵やクルツの人間がいるからどうにか軍が成り立っている節がある。
「僕たちにあなた方を庇護しているような余裕は無い。なのでこれからあなたたちには、『どこか安全そうな場所』で『自分で自分の身を守ってもらう』ことになる。」
市民たちがまたどよめき始めた。中には「無責任じゃないか」と声を漏らす人もいる、確かに少し悪いとは思うけれど厳然たる事実だ、これ以上戦力を減らすわけにはいかない。
「ふざけるなよ! お前らは俺たちの味方なんだろ!」
「そうだ、最後まで責任を取れ!!」
(また、都合のいいことを………)
家族が囚われている間だけは仕方なく戦って僕たちを殺そうとしたくせに、一度解放されて僕たちが守ってくれる存在だと判断したらすぐさまそれに頼って甘える。
「黙ってきいてりゃ………」
僕の背後でそんな声がした、天満が珍しく、怒りに震えていた。
「黙ってきいてりゃ! いい加減にしなさいよいい大人がみっともない!!」
天満が物凄い声で吼えた、僕たちに喚いていた大人を黙らせるには十分な迫力で。
「さっきまであたしたちのこと殺そうとしといて! 自分たちを守ってくれるかもって思ったら即手の平返し!? 恥を知りなさいよ!!」
少し頭が痛い、たぶん隣でキンキン声で叫んでいるのが僕の実姉だからだ。
「自分と自分の大事な人のことぐらい自分で守りなさいよ!! その程度もやろうとしないからこうやって一部の連中がのさばるようなことになったんでしょうが!!!」
息を切らし、肩を揺らして立っていた天満はいきなり踵を返した。
「昊、ランス、クリムとシェンリ。さっさとハロルドさんに追い付こう、不愉快でたまんない。」
そういってずかずかと、僕たちの返事も待たずに歩いて行ってしまう。
ランスと猫姉妹もそれに従うけれど、僕は少し彼らに言っておきたいことがあった。
「あそこまできつくは言いませんが、僕も姉と同意見です。 ……僕たちには親がいません、頼れるのは自分たちだけでした。それでも大事な姉を守るために、僕は強くならざるを得なかった。姉も同じです。」
それだけ言っておく、あとは彼らがどうするのか決めることだと思うから。
四人の後を追って移動すると、道端には大量に縛り付けられた敵兵が並べられている。僕が腕を切り落とした連中もやっぱりそこに一緒に並べてあった、しっかり止血までして。
顔に綺麗な布をかけて並べてあるのは死者だろう、怪我人の数からすれば驚くほど少ない。
広場につくと、そこには吹雪一行や姫様一行を含めた王女軍の全軍が集まっていた。
慌ただしく移動している人が多い一方、ハロルドさんはその端で座っていた。
「お待たせしました。」
ハロルドさんに頭を下げると、微笑み返してくれる。
「大変だったみたいだね、一緒にいられなくてごめん。」
ハロルドさんはそう言った。「そっちの方が大変だったでしょう」とは言う気になれず、僕は黙って首を横に振った。
「今は軍の装備確認中だよ。もうすぐ終わると思う。」
確かにハロルドさんの言ったことは正しく、王女軍が再整列を始めた。
「ではこれより、兵士階層に突入する。激戦になるだろう。気を引き締めて行け!」
リィレさんの声とともに、再び軍が動き出した。

21/11/30 22:38更新 / なるつき
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■作者メッセージ
残存戦力
王女軍:1983 兵力損耗:51名 死者:17名(うちクルツ住民2名)
王国軍:1768 兵力損耗:1007名 死者:87名
注:強制動員されていた市民は戦力に含まない


オルガン砲とは
中世で実際に存在した攻城兵器の一種。
多数の小型砲を並べた兵器であり、この兵器による弾丸の雨は高い威力を誇る半面、精度・射程には難があり、また全弾発射すればその後は無力なため注意が必要。
ランスが作った土製オルガン砲は非常に威力が低い(よほど当たり所が悪くなければ死ぬことはない)が、連続発射が可能のため形が似ている別物と捉えてほしい。

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