パンが無ければマンドラゴラの根っこを食べればいいじゃない %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

子魔物のための女の絡み蒸し、根野菜を添えて

「なんのお話をしていたのですかぁ?」
 帰りの馬車の中、シャルロットが訪ねた。社根会に赴いて二日目の夜、魔力の粒子に歪められた月光が赤く、時に紫に辺りを照らし、とても夜とは思えない。魔物の子供達は、眠ることもなく裸に近い格好で馬車のそばを通り過ぎていった。おそらくこれから男狩りでも始めるのであろう。魔界では一般的な『遊び』だが、実に微笑ましい。
「シャルと同じさ。ローライラスの奴に捕まってな。それで…。」
「そっちじゃなくて、リプラさんのほうぅ。」
 シャルロットは、ゴルドの膝にまたがり、真っ直ぐに見つめてくる。紫の瞳が美しい。こんな綺麗な瞳に見つめられては、何もかも喋ってしまいたくなるものだが、彼女の純粋さを濁したくはない。
 ゴルドは何も話さず、ただ黙って下から突き上げてやった。
「んあっ!?ダ、ダふぇえッ♥、まだぁ、はなしぃいいぃ!♥!♥」
「じゅちゅ〜、ちゅっりゅるる、ぷっはぁ!何か言ったかね?いつも言ってるだろう、ちゃんと発音しなければ言葉は意味をなさないと。んチュ〜ぷっ!」
「ふゅああああ!!あ、あたみゃ〜、めしべぇ〜ひぃうぅぅあっ♥」
 ゴルドの剛直は再びシャルロットの中に収まっている。収まっているというのは適切ではない。押し込まれているのほうが正しい。しかし、ゴルドはそれでも足りないとシャルロットの肩を掴んでさらに押し込み、目の前で揺れている雌しべをペロペロと舐めるのだ。
「あぎぃっぃぃ、いじわる、イジワルゥゥ!しつじさんに、お、おこられりゅうあああ!!」
 夜中だと言うのにはばかることなく鳴き声を上げる。媚声などそこかしこであがっているのだから気にしても仕方がない。ゴルドは妻の抗議に耳を貸すこともなく、館に着くまでひたすら膣と子宮を変形させて楽しんだ。
 その一方後方の馬車では、走りながら大きく揺れる前方の馬車に執事がやはり呆れ顔になっていた。
「まったく、あれだけ犯ってまだ足りないのか。料理長め、少しは加減を知れ。」
「ふゅあぁ///しつじ、ちょおぉさまぁぁ」
 ロゼの媚声があがる。執事と一緒の馬車に乗り込んだロゼの顔は、邸での淑女の顔とは真逆の淫猥な表情である。食いしばった口の端からは涎をたらし、拭おうともしない。
 しかし、それは無理もない。彼女は自らの脚から生えたピンク色の触手に後ろ手に縛られているからだ。脚はロゼの意思から解離しているかのように勝手に動き、執事に尻をつき出すと触手で開き、触手と同じ綺麗なピンク色をした三つの穴を見せつけていた。
 そして、執事はそのうちの一つ、人間なら小便を滴らせる穴の上に付いた小さな突起を摘まみ上げた。
「ロゼ、お前もいけない娘だ。困る私を見て笑っていたな?自らの仕事を放り出してまで。」
 ギリギリとクリトリスへの責めを強める。ロゼは半狂乱に頭を振り乱し、その度にだらしなく垂れる涎を辺りに飛ばす。その飛沫が外の妖光に照らされるとキラキラと輝くのだ。
「ぐうぅ、ぎい〜♥ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛っ♥♥♥」
「フ、フフフ、今夜は調教のやり直しだな、ロゼ?」
<グチュグチュヌプッジュプ
「はい♪ばい゛ぃぁ…ぁがっ!」
 執事が更に攻め立てようとした時、御者用の小窓が開き、御者が顔を出した。
「執事長、つけられています。」
「用がある時は先に声をかけろと言ってるだろう!」
「はぁ、ま、それよりもいかが致しますか?感じからするとずぶの素人、嫁さんの鼻からすると女だそうですが。」
「…っち、まったく。………女、か。」
 執事は少し考えるとアゴ鬚に手をやる。今だ目の前でフリフリと尻を振るロゼを見つめていると何かを思いついたようで口端をみるみる釣り上げていった。その顔はシャルロットを貪るゴルドによく似ている。あちらが下品で醜くく意地汚い笑みとするなら、こちらは他人の不幸や苦しみをワインのように味わう冷笑と言えよう。
 この二人、気は合わないが、本当によく似ている。
「そのまま気取られぬよう、つけさせろ。旦那様には私から伝えておく。」
「へいへい、と。」
 御者は呆れたような声を出すと小窓を閉めた。「また」善からぬことを考えているだろうことは分かったが、嫁とイチャイチャできればいい身分の者にとっては関係のない話である。




 悠長に2台の馬車が進む。それから少し離れた後ろから一頭の馬が蹄を鳴らしていた。息が荒く、明らかに瘴気に侵されている。馬に接したことのある者なら魔界産の馬ではないことに気づくだろう。
 さらに怪しいのはその上の人物。ボロい外套を羽おり、目深にフードをかぶっている。魔物はこんな格好はしない、既婚ならそもそも一人ではいない。それはパートナーも同じ。また、未婚の男の魔界での生存率は低い。皆、早々に人間を辞めてしまう。つまり、誰が見ても解る通り、この人物は女なのだ。
 女は先を行く馬車をフードの奥から睨む。その瞳には怒りと憎しみの光が見え隠れしていた。
「父さん、母さん、仇は必ず取るからね。だから、だからそれまで、私を守って。」
 女は外套の中で教団の聖印を握り締めると追跡を再開した。




「んぶっ、ちゅっ、はあっ、愛してるよシャルぅぅ…。」
「ああ!いひっ!ひあぁ♥ぐうあぁ…ぁ…。」
 醜い豚のような男が緑色の肌の少女にのしかかり、壊す勢いで犯している。少女は、肌の色や頭や足を気にしなければ実に可愛らしい顔つきをしており、その可憐さが乱暴に扱われているのを見ると相手が人外であっても心が痛む。
 これが魔物の交わりなら、奴らはやはり滅ぶべきだ。
 ここまでの道のりは楽なものではなかった。聖印のおかげで魔物にならずに済んではいるが、魔界の空気は重く濃い。余りの気分の悪さに最初は諦めかけたが、故郷のことを思うと耐えられた。
 私の小さな村は、出稼ぎから帰るとおかしくなっていた。家の中も外も媚声で溢れ、誰も彼もが獣のように交わる。両親は私を邪魔者扱いし、追い出してまで交わり続けた。それが流行病に効くという触れ込みで売りに来た薬のせいだと知った時、私は復讐を誓った。
 相手は魔物に与する者の中でもかなりの大物と聞いていたから、自分のような田舎娘程度では途中で捕まって殺されるのがオチだろうと自棄にもなっていた。
 それがどうだ。蓋を開ければなんのことはなかった。
 館に侵入する際も、鉄柵をよじ登ったり、窓ガラスを割ったりしたのになんの騒ぎも起きない。そして、仇の部屋の前にまでたどり着いた。
 きっと魔界の深部だからと油断しきっていたに違いない。あるいは、神様が私の復讐を祝福してくれているのか。
 復讐は禁じられていることだ。悪いことをしているという自覚もある。だが、これは自分のためだけではない!村の皆を守るためだ。神様もそれを知っていてくださっている。
 邪悪な者たちは完全に行為にふけっている。ちらりともこちらを見てはいない。
 淫猥で破廉恥で愛など欠片もない欲望だけの行為の途中で殺される。堕楽した者の最後にふさわしいだろう。
 さぁ、もう行こう。私に力を…。



「んんんッ!!出るっ!出すぞぉっ!!ふうっ!は、はぁっ!」
<ぶぅびゅるるるぅ!!
「いきゅうあああああ!!また、イキ、イギいイイああああ!!」
<バァンッ!
「覚悟ォ!!」
「ぐああああああああ!!」
 女は、ゴルドの意識が完全に宙に浮いたタイミングを見計らい扉から飛び出すとその背中に深々と短剣を差し込んだ。腰だめに持った細身の短剣が柄まで刺さった背中を確認し、女は歓声を上げた。
「ハッ!ハハハハッ!!やった!やったーッ!」
 女は自分の成した事に大いに喜び、逃げることも忘れていた。なので、自分の背後に迫るピンクの触手に気づくこともなかった。
「ふ、ふはは!やったよ、父さん、母さん。これで、これでぇ…っ!」
<シュルルル!
「な、なによ!このぉ…ッ!く、取れない!」
「まったく、手間をかけさせる。」
 女が振り向くと、と言っても腕と足を触手で縛られた状態では首しか動かないのだが、執事とロゼが寝室に入ってくるところであった。ロゼの触手は、エプロンドレスを突き破り、女の腕をその頭上で釣り上げるように拘束している。また、ほかの触手も足首を掴んで広げるように締め上げる。
 完全に身動きが取れない絶望的な状況でありながらも、女は執事に食ってかかった。
「ハッ!残念だったね!あんたらの親玉は地獄に帰ったよ!皆の仇だ!思い知れ!」
「…。」
「いい気味だわ!さぁ、煮るなり焼くなり好きにすればいいわ!私は何も怖くな………!」
「で?満足なさいましたか、旦那様?」
 女は執事を鼻で笑った。満足したかだと?死んでいる相手に何を聞いているのだ、と。
 確かに相手は魔物に与する者。致命傷でない可能性もあったが、チラリと見ても背中に剣を生やしたゴルドが起きる気配はない。
 おかしくなったのだ。主を殺されておかしくなってしまったのだ。女はそう思っていた。
「はは、バカじゃないの?そいつはもう死んで…!」
「大したことはなかったな。シャルの根っこを食いながらの方が余程気持ち良い。」
「ー…ーっ!?」
 言葉を失ったのは女の方であった。
 ありえない。短剣と言えど、刃渡りは20cmを超えている。肉厚のゴルドであっても傷は内蔵にまで達しているはずだ。それなのに何故?
 女は今の状況が理解できないようであったが、自分が殺し損ねた事だけは解っていた。しかし、解っていたところで手足を拘束されていてはどうしようもない。
「クソッ!放せぇッ!今度こそ!」
「随分と活きのいいお嬢さんだ。だが、客人としての礼くらいはわきまえて欲しいものだ。名は何と言うのかね?」
「アナトリア・バッティだ。お前を八つ裂きにする女の名前だ!覚えておけ!こ、のッ…!」
 アナトリアが身動きをする度に絡みついた触手はさらに下へ、さらに上へと侵食していく。まるで食虫植物に捕まったハエのようだ。
「汚い言葉や物騒な発言は控えてくれたまえ。妻は純真なんだ。起きたらどうする。」
 ベッドに横たわるシャルロット。また、気を失っているのだろう、寝息以外、動こうとしない。
 そんなシャルロットを撫でつつ、ゴルドは短剣を抜くと無造作に床へと投げ捨てた。刃には血すら着いていなかった。
「なぜ死なない!私は確実にッ!」
「無知は罪だな。我が妻マンドラゴラは魔王の代替わり前には死者すら蘇らせる秘薬の原料とされていたのだぞ。私はその根っこを毎日しゃぶり、月に一回は食している。首をはねられても死なんよ。」
「ぐっ、うぅぅ…うわあああああああああッー!!」
 アナトリアは狂ったように暴れた。いや、実際に気が触れてしまっていたのかもしれない。今までの苦労が徒労へと変わり、信仰の奇跡と信じていた幸運すべてが悪魔の姦計と知った脱力感、そしてなによりも、皆ともう顔を合わせることもできない現実への絶望感。
 田舎娘ごときの覚悟を打ち破るには十分すぎる威力の破城槌である。
「野蛮であっても客は客だ。饗そうじゃないか。ふふふ。」
「では、料理長を…。」
「必要ない。私が調理する。私とシャルがな。」
 ゴルドは横たわるシャルロットを抱き上げると頬を叩いて起こし始めた。その瞬間、執事がアナトリアとロゼに見せた顔は、片方には恐怖を、片方には羨望の印象を与えた。
「では、ロゼ。お手伝いに残りなさい。」
「そんな!?執事長様!今夜は私の調教だとっ!」
 アナトリアに絡む触手に力が入る。手足以外にも首や胸にも巻き付き、肉に食い込む。
 執事はロゼの肩に手を置き、なだめるように言い聞かせた。
「あのじゃじゃ馬をそのままにしては、旦那様はともかく、奥様が危険だ。それに、ロゼ。卵を産みたくはないのか?」
「ーッ!!」
 ロゼは執事とアナトリアを交互に見やる。触手はその力を緩め、品定めするようにアナトリアの体を撫で回す。触手の一本がスカートの中に入り、パンツの上から秘部を撫でると小さな悲鳴上げた。
 その声を聞き、決心したのかロゼは視線をそらしながら執事の命を受けた。
「今夜だけですよ。」
「勝手に話をぉ…うっわ!?なにをっ!」
 ロゼの触手がうねり、アナトリアをベッドに固定した。腕を頭上でまとめ、足をM字に広げる。
 当然、アナトリアも抵抗するがせいぜい尻の位置を帰るのがやっとであった。
 そのアナトリアの上にシャルロットが覆いかぶさる。
 いつの間にか起きていたシャルロットの顔がアナトリアに迫る。緑の頬には朱が差しており、荒い息と潤んだ瞳が尋常でないことを知らせる。そしてなによりも熱いのだ。火照りでは収まらないくらいの熱さがシャルロットの体から発せられ、アナトリアに染み込んでいく。
 あっという間にアナトリアは汗だくになってしまった。
「うむ、料理長も素晴らしいが婦人も素晴らしい腕前だな。一粒でここまでとは。」
「あ、あっつい!熱!ど、どいてよ!あんた!この子に何したのよ!?」
「下準備に薬を飲んでもらっただけだ。その薬は精の過多に反応してな、多いものは熱く、少ないものは冷たく感じる。よって、精の少ないお前の体が気持ちよくて仕方ないのだろう。」
「ヒアアぁぁ…、あついよぉ、あつくてだめぇになるぅ。あなた、知らない人だけど、冷たくてきもちいの。ねぇ、もっと抱きついていい?足が、根っこが熱くてがまんできないのぉ、ああ。」
 邪魔くさいと言わんばかりにシャルロットは服を脱がしていく。シャツのボタンを引きちぎり、下着をたくし上げる。足から這い上がってきた根っこは太ももに絡みつき、その鋭さと力でスカートを引きちぎる。汗ばんだアナトリアのパンティはその役目を果たしておらず綺麗な縦スジの形をそのまま露わにしていた。
「ん、あ、はぁあぁあぁ。きもちいい、ん、それに、んちゅぷぅ、ぷぁっ、汗、おいしい」
「ひゃっ!やめ、ろっ、あ、熱いぃ、くっ!」
「あ、はぁ、お胸、おっきい、うらやましいな。んぷ、ちゅりゅるる。」
「くぅぅ!やめろったら、乳首吸うなぁ!そこ、ひう、触るなぁ!」
 アナトリアの汗を吸い取りつつ、体を擦りつけるシャルロット。特に敏感で熱の溜まる乳首や秘部、根っこを執拗なほどに絡めていく。長い根っこは太ももだけに収まらず、腹に巻きつき、胸に巻き付きアナトリアの口にまで伸びた。枝分かれした枝根もシャルロットの欲望に応えるべく、乳首に巻き付いたり、へその穴を弄ったりとやりたい放題である。口にたどり着いた根はどうしてもアナトリアの口を犯したいのか唇を割るように迫るが、アナトリアは必死にそれを拒む。どうして良いかわからない根っこは力ずくで迫ることしかできなかった。
 それもその筈、マンドラゴラは本来女性を襲う種族ではない。同じ女といえどもどうすればいいのか、本能でもわからないのだ。乳首に巻き付いた枝根はそれ以上のことはしないし、股間に擦りつけている太い主根も擦ること以外はしない。それがなんとかアナトリアの意識を保っていた。
「く、ぶふぅ、ぷっ、この、いいかげ、んに、しろ!」
「ふぇあぁ、だってぇ、まだ、あついんだもんん。もっと、もっとぉ…。」
「シャル、それでは何時まで経っても火照りは取れないぞ。もっと弄ってやらねば。」
「ふぇぇ、だってぇ、やりかたしらないよぉ。」
「何も難しくはないよ。私がいつもシャルにしているようにすればいいんだ。」
「ふぇ?わたしにぃ?」
「そうだ。私はいつもシャルにどうしている?」
「いつも………。」
 シャルロットの動きが止まる。アナトリアはこれ幸いと再び無駄な抵抗を始めたが、不意の攻撃でその動きを縫い付けられた。いや、貫かれたという方が正しいか。
<グボァ!ズブズブズブ…
「ギッ!があああぁあぁぁあぁぁあ!!」
「いつも、こうやって、乱暴に。」
 シャルロットは左足の根っこを緩めるとその太い主根をアナトリアのオマンコに容赦なくぶち込んだ。パンティを脱がさなかったので必然的にオマンコの中にパンティごとねじ込む形となったが、シャルロットはそれでも突き進むことをやめない。汗を含んだ粗悪品のパンティの耐久力などたかが知れている。だが、一応はシャルロットの侵入を防ぎ、なんとか処女膜に触る程度に止めた。しかし、それも一瞬の猶予である。
「イタ、痛い!ま、待って、待ってぇ!私、処女なの!なんでもするからそれだけはッ…!
「わたしも処女をムリヤリ奪われたよ。おっきなオチンポでね、ぜんぜん入らないのにそれでも押し込むの。だから、きっとだいじょうぶだよ。」
<ブチブチブチ、ズボァ!ブッツン♪
「ぐぎいいいいいいいいいい!!痛い、いたい、イタイぃあああああ!!」
 パンティが破れると同時に、アナトリアは処女を喪失した。パンティが邪魔をしたせいだろう、突き進む力は蓄えられ、破れたことで一気に開放された。その勢いは処女膜を破壊しただけに収まらず、子宮口に突き刺さり、それでも足りないと根っこは蠢いている。
 アナトリアは体を押し広げる主根の痛みと体内を掻き回す無数の枝根の不快感に悲鳴を上げた。そこには、暗殺を企てた勇気ある女の面影などどこにもない。ただの哀れで非力な乙女が餌食になっているだけだった。
「ぎ、がああぁぁ…あっ…。しぬぅ、おとうさん、おかあさん、たすけてぇー、ぇ、ぇぐっ、おうちにかえる、かえるのぉ、かはっ!」
 虚ろな目をして泣くアナトリア。届くはずのない救いを呟き、叶うはずのない懇願をこぼす。精神的にもかなり参っているようだ。
 ゴルドは不思議に思った。ここまで魔界の空気を吸っていれば館に入る前にサキュバス化していてもおかしくはないはず。しかもこの痛がり様、体はまだ完全に人間であることの証明である。
 何が阻んでいるのか。よく観察しているとゴルドはアナトリアが首から提げているものに気付いた。ペンダントか何かだと思っていたが、どうも様子が違う。白地の小さな円盤に黄色で描かれたマーク。それが何か理解するとゴルドは鼻を鳴らした。
「ふん、随分と痛がると思ったら、なるほど、聖印を身に着けていたか。ロゼ、そのペンダントを取れ。」
「畏まりました。」
 ロゼの脚からまた触手が2本伸び、聖印を掴む。それに気が付いたアナトリアは、はっと顔をゴルドに向け、慈悲を懇願した。
「ま、待って!それだけはやめてぇっ!おうちに、おうちに帰れなくなるの!」
「安心しろ。お前の故郷もすぐに魔界に堕ちる。そうすればここがお前の家だ。」
「ここが、…おうち?」
<ブチッ♪
「うっ!くっ、はっがぁぁぁ…!」
 聖印を取られたアナトリアは非力なものであった。魔力に犯され、痛みは快楽となり、肉体は激しい交わりに耐えられるよう、作り替えられていった。
 アナトリアの変身を感じ取ったシャルロットは、緩んだ子宮口を根っこで押し広げる。意外にもすんなり開いた子宮にさらに枝根を詰め込んでいく。巣穴に逃げ込む虫のように、大小様々な根っこが子宮を脹らませていく。
「がっ!がぁぁっ…!も、む…りッ、ガハァッ!」
「んっ///おいし、あふぅ。あなたのお汁、おいし♥チュッ♪」
 根っこは熱に炙られる自分の体から逃れようと、どんどん奥へと進む。だが、それと同時に子宮の奥でご馳走も見つけた。
 体中で燃焼し、失われていく精。その補給先を見つけたのだ。魔力に押し出されるように愛液に滲みでた精を根っこが吸い上げる。その快感は射精のような脱力感を与え、アナトリアの力を奪っていく。最早、手足の拘束は意味がない。
 彼女は『出来上がっていた』。
「ちはらぁぁ〜、はいんらいぃぃ〜、あひゃぁっ♪おにゃかぁ、うごいてぇぇ…ぇ……ぇ。」
「ふん、あは♪おいし、だから、おかえし。わたしのお汁あげる、んんんっ〜///」
 完全に精を吸い上げ、サキュバスの魔力のみとなった愛液に別の魔力と汁を流す。最高の秘薬、最強の媚薬、マンドラゴラのエキスを膣と子宮の内壁に塗りこむ。ただ垂らすだけではない。しっかりと動き、子宮を内側から力強くマッサージする。アナトリアの腹では凹凸が移動を繰り返し、大蛇がのたうっているかのようである。
 それでも悲鳴は聞こえない。半狂乱で上げる喘ぎ声のことを悲鳴と呼ぶならそうなのかもしれないが。
「あひぁ、おなきゃ、もだ、めぁ、くりゅ、くりゅの!なんかきゅるの!ダメダメダメぇ!!いきゅうあああああがああああああああ!!」
<ビクビクビクビクビク!!!!!
「ひうっ!ねっこ!し、しぼられて、んああっ!!でりゅっ!!」
 強力な膣痙攣、もとい子宮痙攣にシャルロットの根っこが絞られる。溢れ出る乳白色のエキスはすべて子宮の中に溜まっていく。ギチギチに詰まった膣にはエキスが流れていく隙間がないのだ。媚薬漬けになった子宮が快楽の波を引かせない。白目を向いて暗転した世界の中、アナトリアの意識は体から離れていった。
 だが、調理はこれで終わりではない。
「はぁはぁはぁ、ん、はぁ。」
「カッ…ハッ…アッ…カッ…。」
「フフッ、さて、仕上げと行くかな。」
<ズプッ、ジュプププ!!
「ぎ!?いぎあああああぁぁー!!ゴ、ゴルドさみゃぁっ〜!アガッ!」
「わかってる、わかってるぞ、シャル。まだイけてないんだろう?」
 デカチンポがシャルロットに突き刺さる。もちろん、シャルロットに逃げ場はない。複雑に絡んだ根っこを解くことは難しく、何より、アナトリアの中に詰まった根っこはちょっとやそっとじゃ出てこないだろう。
 シャルロットの中は残火によって熱く燃え上がっていた。熱い肉襞が亀頭を何度もなでつけ腰の骨を一つずつ抜いていかれるような感覚に襲われる。ゴルドは一気に突き刺したことを後悔した。もう射精しそうになっていたからだ。
「ぐっ!ううぅっ!!あつい!だめ、だ、もうで、でぇ…っ!!」
<ぶびゅっ!びゅくっ!!ドップププ!!!
「あ、ああっ!ま、た、あつくっ、あぎぃ、いいいい!!」
 精を失った体に、ゴルドの精は瞬く間に吸収された。が、体にまだ残っていたハーブ薬の効果も再燃し、シャルロットは再び灼熱の快楽に突き落とされた。根っこ達はさらに暴れ、より冷たい方に逃げ込もうとアナトリアのアナルをほじくり返す。綺麗にすぼまっていた穴は、シワの一本一本まで延ばされ、たくさん入るように広げられる。ゴルドが二発目の精を放つと我慢できずに余った枝根のほとんどが突っ込まれた。アナトリアは気絶していて正解だったであろう。未だ人の身でこの快楽を受ければ、言葉も忘れ去った獣に成り下がっていただろうから。
 快楽に責められているのはシャルロットとアナトリアだけではない。熱く爛れた膣と子宮はその熱が増すほど動きが良くなり、人間では到底できない強く大きな痙攣を見せるのだ。連続で繰り返される収縮にゴルドは腰が引けなくなっていた。引けば腰が抜けてしまうのは確実だからだ。なのでその状態で連続射精を決め込んでいた。
「ふぅう、ふぅう!ぐぅっ!く、あ、まるで、ポンプの、ように、ぐうう!!」
「お、おはああぁ……、おほおお、お、おごおお……。」
「ぐうう、があああ!これは、や、ばい!ロゼ!ロゼ!!」
「なんでしょうか、旦那様?」
 部屋の置き物のように佇んでいたロゼはゴルドに呼ばれてようやく動き出した。と言っても、目は全くゴルドの方にはむいていない。視線は常にシャルロットとアナトリアに釘づけになっていた。
「なにじゃない!た、助けろ!」
「お料理はもういいのですか?」
<どぷっ!ぶぴゅるる!!ドプッ!
「も、もう十分だ!」
「では、その女はお下げさせて頂きますが、よろし…。」
「は や く し ろ !!」
<シュルルルルっ!!
<ジュゥゥポンッ!!
「ガッ!!」
 ロゼの触手はシャルロット達を持ち上げると、一気にゴルドから引き剥がした。
 死ぬほどの衝撃、その言葉がふさわしい快感に、ゴルドは雷が落ちたように体を跳ね上げるとその場に崩れ落ちた。そっとその背中に椅子を置いてやったのがロゼの少しの気遣いというものだろう。
 引き剥がした二人をそっとベッドに戻す。
 射精しながに崩れ落ちたゴルドの姿も酷いが、こちらはもっと非道かった。膨れ上がった腹を合わせて横たわる二人、一人はオマンコとアナルを限界に広げられ、そこから極太な根っこをダラリと垂らし、もう一人は体が震えるたびに引きずり出された膣から射精しているのだ。これほどの惨状は存在しないだろう。
 それでもロゼは眉一つ動かさない。淡々とシャルロットの根っこを足から切り離すと優しく寝かせ、アナトリアを台車へと乗せる。
 ロゼがお辞儀をして部屋から出ると無様に椅子に座るゴルドと寝息を立て始めたシャルロットだけが残され、静かな魔界の夜が深けていった。






 赤い絨毯が惹かれた長い廊下を妖光に導かれながらロゼは歩く。ゴトゴトと押す台車には白目を向き腹を膨らませ根っこが絡まった無残なアナトリアが乗っている。
 瞳には、火が灯り、ご馳走を前に「待て」を言い渡された犬のように涎を堪えている。
「フフ、なんて美味しそうなのかしら、あなたって♥」
 優しくアナトリアの頬を撫でながら独り言を続ける。その手つきは我が子を愛くしむ母のようでもある。
「知ってる?お料理ってね、あなたのことなのよ。私の子供のための最高の食事。」
 頬をつたう指は、首へ、そして胸へと伸びる。
「魔力に犯されて丈夫に成った身体、栄養満点のマンドラゴラのエキス、沢山の精。」
 幾本もの触手が足を広げさせ、受け入れさせる準備をする。
「今、あなたに卵を産み付ければ、確実に孵化する。わかる?私の子宮の疼きが。」
 ロゼの股の間から一際太い触手が表れる。命を産み付ける触手。産卵のための管。
「あの人との卵、私のあかちゃん、フフフ、アハハ、あはははははははは!!」
 命を産み出す喜びは、人も魔物も変わりはしない。ローパー・ロゼは、まさに確実に来る瞬間に狂喜していた。
「こんにちは〜、あかちゃん♪こんにちは〜、あかちゃん♪」
 歓喜の歌を口ずさみながら、ロゼは屋敷の闇へと消えていった。


 そして、一人の人間がこの世から消え、一匹の魔物がこの世に生を受けた。



戻る / 目次 / 次へ


はい!みなさんの言いたいことはわかっています!
(;´д`)「駄目だこいつ…はやくなんとかしないと…」
ですね!
正直、自分でもこんな文章が書けるなんてちょっと引き気味です
orz
次回は最終回なのでもうちょっと自重しようと思います。
という訳でお料理紹解説コーナーどうぞ


〜お料理解説コーナー〜
〇子魔物のための女の絡み蒸し、根野菜を添えて
今回のお料理は、アナトリアさん(人間の女性)を丸々ふんだんに使った絡み蒸し焼きです。
手順は作中の通り。最後にゴルドが調子に乗ったため見てくれが悪くなりましたが、だいたいあんな感じにすれば作れます。
ハーブ薬の調合方法は料理長の奥さん(リャナンシー)秘伝の技なので、要習得です。
さて今回のお料理はいったい誰向けなのかといいますと、子供が欲しい、仲間が欲しいと思っているローパー、マタンゴ向けのお料理なのです。
ローパーやマタンゴといった寄生系の魔物は、本能的に女性に卵や胞子を植え付けようとしますが、誰でもいいわけではありません。
特に、ローパーは旦那との愛の結晶を産み付けるわけですから、健康で、魔物的将来性があり、卵を受け入れてくれる女性に産み付けたいのです。
しかし、魔界化が進み過ぎると女性のほとんどが別の魔物になってしまうので健康的な女性を探すために危険な人間界に足を運ばなければなりません。ローパーはともかく、マタンゴにとっては絶望的です。
仮に産み付けたとしても、孵化するためには、これまた難しい男性の精が必要!魔界で男性を探すことほど難しいことはありません。
そんな寄生系の魔物に自信をもってお勧めできるのがこの一品!
どんな虚弱な女性でもマンドラゴラの滋養強壮エキスと魔力により、たちどころに健康でエロい体に肉体改造!
根っこに蓄えた精で産み付けたらすぐに孵化をはじめるので男を探す必要なし!
さらに、根っこで絡めてあるので逃走の心配もありません!
新婚のローパーやマタンゴへの贈り物として人気があります。

最近では、ロゼさんが広めた口コミを聞きつけたデルエラ様が、お城のメイド・ローパー達への勤労感謝のためにと100品ほど送りつけるなど高い評価を頂いています!

えっ?100品分の女性をどこから連れてきたのかって?
・・・・・。


次回お楽しみに!!

12/12/22 20:50 特車2課

目次 / 感想 / 投票 / RSS / DL

top

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33