〜ギルド宿舎　アルテアの自室〜

「ぐあぁぁ……眠い……眠すぎる……」

自室に帰宅した俺はすぐさまベッドへ倒れこむ。
ワーウルフの女性の前でいい格好した手前、弱みは見せられなかったので虚勢は張っていたが……。

「流石に徹夜は厳しかったな……」
徹夜で看病というのは精神力がガリガリと削られるものである。
諸君は幼なじみが徹夜で看病してくれました〜とか夢見ることがあるかもしれないが、もしいたとしてもやらせてはいけない。
本当に大事に思うならば帰らせて寝かせてあげていただきたい。何を言っているんだ俺は。

『就寝前に報告があります』
ラプラスが自分で再起動をかけた……？何か重大なことでもあるのか？
『エクセルシアを取り込んだ事により、若干の機能回復が見られます。
具体的には、センサー類の一部復旧。
オクスタンライフルのリンク回復。ただしE-モード出力が１０％程度。
詳しくはレポートと兵装リストを確認してください』

「そうか……んじゃレポートとやらは明日見るよ。お休み」
『了解。おやすみなさいませ、マスター』
毛布を引き寄せ、瞼を閉じる。睡魔はすぐにやってきた。



＜コン、コン＞

時刻は日が沈んだ頃、薄暗い室内にはうっすらと月明かりが差し込んでくる。

俺はノックの音で目を覚ました。
「ん、ふぁ〜……誰だ？」
目元を擦って目脂を拭き、ドアを開ける。

「あ、あの！おにいちゃん！」
はたしてそこに立っていたのは……
「アニスちゃん……なんつー格好を……」

裸リボンという服装をご存知だろうか？
裸に巾の広いリボンを巻きつけ、局部や胸元を覆っただけの『今宵は私をプレゼント！』とかいうアレである。

「にあうかな……？ちょっとはずかしいけど」
アニスちゃんはそれを身につけ……いや、巻いていたのである。
「とにかく中へ。流石にその格好で廊下をウロウロするのはマズい」
彼女の手を取り、中へ引き入れる。

部屋の中は幻想的な月明かりが差す中、二人だけになった。
「こいつは……お母さんの入れ知恵かい？」
「うん、てがみももってきたよ」
そう言うと手に持っていた紙を差し出してくる。
受け取って中身を読むと……

『はぁい♪報酬は気に入っていただけたかしら？この子も貴方の事を気に入っているみたいだし、好きにしちゃっていいわよ♪喘ぎ声の事なら心配しなくていいわ。どうせみんな抑えてなんていないしね♪』

「気にする所はそこじゃねえええええええええええええええ！」
悶絶する俺。何を考えているんだあの人は！人じゃねぇか。

「おにいちゃん……」
アニスちゃんが腰に抱きつき、額を腹に押し付けてくる。
「いやだった？」
上目遣い＋涙目＋いい匂い＋尻尾足巻きつき。理性がものすごい音を立てて崩壊していく。

「嫌じゃない。うん、嫌じゃない」
倫理観とか道徳とか。もうそんな物無くなっていた。



アニスちゃんをベッドに寝かせ、リボンを解く。
「あ……」

彼女の肌が羞恥にうっすらと朱に染まる。起伏に乏しいその身体を月の光が照らし、一つの芸術作品のように白い肌が浮かび上がる。

「あまりみちゃ……や」
恥部を手で隠すその仕草すら美しく、さらに見入ってしまう。

「キス、するよ？」
「うん、ちゅーしたい……」
唇が重なり、柔らかな感触が伝わってくる。
口も開かず、下も絡めない子供のようなキスだったが、気持ちが重なりあう。

「えへへ……ちゅーしちゃった♪」
はにかみ、嬉しそうに微笑む彼女

「もっとする？」
「うん……もっと♪」
今度は唇を割って舌を滑り込ませる。舌の感触に身体が震えたようだが、歯茎をなぞってあげると口をそろそろと開けてくれた。

「あん……はむ……♪」
舌を絡ませながら、殆ど膨らみのない胸をさする。

「だめ……おっぱいちっちゃいから……」
「気にしないよ……それに綺麗だ」
言葉に反応して顔が真っ赤になる。

「ずるいよ……んぅ♪」
小さくとも自己主張をする乳首を弾く。弾くたびに快感が走るのか足がピクピクと痙攣している。

「ふぁ……おにいちゃぁん……おなかがきゅんきゅんするよぉ」
もどかしそうに身体をくねらせる彼女。その意を察して彼女の股に手を伸ばす。

「ここかい？」
膣口の入口あたりをマッサージしてあげると、歓喜の声を上げる。

「そこぉ♪そこいいの♪」
入り口はもう既に濡れそぼっており、身体は既に準備が整ったことを物語っていた。

「何か欲しい物はあるかい？」
あとは心の準備だけ。心の扉を開く鍵を手渡す。

「？」
よくわからないといった表情でこちらを見てくる。
彼女の手を取り、隆起したズボンに触らせた。

「あ……///」
「どうしたい？」

ドアノブは握らせた。鍵も渡した。あとは自分で開くだけ。……格好良く言っているが実際は股間触らせていかがわしいこと言わせようとしているだけなんだよな、俺。我ながら鬼畜だ。

「おにいちゃんのこれ、ほしい。ちょうだい？」
「あぁ、わかった」

俺はズボンのチャックを開けると、トランクスごとずり下ろす。中から俺の分身が零れ出す。その大きさは……

「わ、おおきい……」
今までにないぐらいギンギンに勃起していた。

「流石にこれは立ちすぎだろ……」
自分でも呆れ果てる。俺にロリコンの気は無かったはずだが……。

「これを今からアニスちゃんの中に入れるんだけど……大丈夫かな？ちょっと痛いかもしれないけど」
何故か不機嫌そうな表情になる彼女。何か地雷踏んだか？

「あにすちゃんじゃやだ」
そこかい。

「あにーってよんでくれなきゃ、やだ」
「そうか、わかったよ。じゃあ改めて、大丈夫か？アニー」
彼女は名前を読んでやると嬉しそうに微笑む。

「うん、だいじょうぶ。へいきだよ？」
しかし、口では平気と言っているが、その身体は震えている。
彼女を抱きしめ、優しくキスをする。しばらくすると震えが止まり、身体を預けてきた。

「もう大丈夫かな……挿れるよ？」
「うん……わたしのはじめて、おにいちゃんにあげる」

息子を膣口にあてがい、少し動かして馴染ませる。
少し挿入して位置を整えると、幼い秘裂に強めに突き入れた。
僅かな抵抗を突き抜けた感触の後、四分の三程までモノが入った。

「いっ、たぁ……」
結合部から愛液と混じった破瓜血が垂れてくる。

「大丈夫かい？」
「すこしくるしい……」
目尻に涙を浮かべ、しかしその顔は嬉しさで微笑を浮かべていた。

「もう少し動かないでおくかい？」
「ううん……おにいちゃんのすきにして……」
動いていいとは言われたが……

「（これヤバい……動かなくても滅茶苦茶気持ちいいぞ。）」
中は処女とは思えないほど柔らかく俺を包みこみ、射精を促すように蠢いている。

「う、動くよ……」
とは言え、何もしないでは色々と情けない。苦し紛れにでも動くことにした。

「……っ……ぁ♪」
元々サキュバスの一種のアリスだからだろうか？すぐに痛みは薄れ、気持よさそうに声をあげ始めるのだが……

「（！？！？！？！？！？）」
中がさらに絡みついてくる。元から持ち合わせている感度と相まって、それはさながら快楽の嵐と化していた。

「もっとついてぇ……もっとぉ……♪」
可愛いおねだりも、この時ばかりは軽く恐怖の呼び声となっていた。

「うぁ、あぐ……っ！？」
その暴力的な快感で、俺はあっさりと精を放ってしまった。
狭い膣内に収まりきらなかった分は外へ流れ落ち、赤と白と泡が混ざり合った液体となって二人を濡らす。

「ふあぁ！？あついよぉ……なにかでてるよぉ？」
「すまない……気持よすぎて出てしまった……」
プライドとか威厳とかいろいろ粉々になった気がする。

「よかった……きもちよかったんだ♪」
嬉しそうに笑うよなぁ……。

「ぁ……おにいちゃんのまだかたいよ♪」
一回出したにもかかわらず、俺の息子はまだ出し足りないと言うかのように硬さを保っていた。

「そうだな、まだ夜は終わってない。もっとやるか」
「うん！もっといっしょがいい♪」
夜は、まだ終わらない。少なくとも、目の前の小さな少女が満足するまでは。



「はぁっ！♪はぁっ！♪おにいちゃん！おにいちゃん！」
彼女が仰向けになった俺に跨り、小さな身体を上下に叩きつけている。

「ぐ……アニー……出る！また出るぞ！」
「出してぇ！♪おにいちゃんの白いのいっぱい！♪」
「うぐ、あぁ……っ！」

もう何回目になるだろうか？数えるのも面倒なほどの精を彼女に放っていた。
ベッドは既にどちらの体液かもわからないほどぐしょぐしょに濡れており、結合部からは白い泡が留まること無く溢れてくる。

「あはぁぁぁぁぁあああ！♪きたぁ！いっぱい！はぁん♪」
彼女がまた昇りつめ、脱力して俺の上に倒れこんでくる。

「はぁ、はぁ……♪つかれた……♪」
「そうか、もう寝るか？」
「うん♪おやすみなさい……」
そう言うと、彼女は目を閉じて寝息を立て始めた。

「……終わったか」
俺もぐったりと力を抜き、目を閉じようとする。

『否定、まだ終わっていません』
ウィンドウが開き、ラプラスからメッセージが表示される。
「何がだ。というか見ていたのか、お前は」

『未知のウィルスを検知。即座にインターセプトモードを起動してください』
頭の中に警告音が鳴り響き、緊急事態を告げるロゴが赤い幕を伴って表示される。

「ウィルスって……まぁいい。インターセプトモード起動！」
『了解。インターセプトモードを起動します』
何故かその単語に違和感はなかった。

意識が闇に吸い寄せられ、目の前が暗くなる。
自分の意識が０と１に分解され、また再構築される。
目を開けるとそこには、無機質な床と柱。
半透明のボードが宙を泳ぎ、無数の数字やアルファベットが漂う不思議な空間になっていた。



〜アルテア脳チップ　電脳空間〜
『電脳空間に電子体の生成を完了。警告。脳チップの構成に障害発生。戦闘用電子体への移行ができません』
戦闘用電子体……電脳空間での戦闘形態だったか。しかし、できなくても何とかするしか無い。

『ウィルスの第一陣接近中。ICE突破されます。迎撃してください』
手にはいつのまにか鵺が握られている。
隔壁と思わしき所から紫色の「何か」が滲み出してきた。

「アメーバみたいだな……。とりあえず攻撃だ。オクスタンライフル展開！」
『了解。オクスタンライフル展開。モードE』

滲み出したアメーバがこちらに迫ってくる前にライフルを連射。被弾したアメーバは次々と蒸発していく。しかし、数が多いのか出力不足からか、殲滅速度が追いつかなくなっていく。

「おい！どうすんだよ！全然火力が追いついてねぇぞ！」
アメーバが部屋の端を侵食し始めた。

『提案。エクセルシアの侵食によって発生した兵装、フェンリルクローの使用を』
「なんでもいい！早く展開しろ！」
『了解。E-Weapon＜フェンリルクロー＞展開』

展開完了を告げるメッセージが出るが……。

「何も出てねぇじゃねぇか！」
『否定。フェンリルクローは展開済み。制御機構、出力共に安定』
モメている間にもアメーバが部屋を侵食していく。

「ッチ！本当にそいつは展開しているんだろうな！？」
『肯定。システムオールグリーン。問題なく使用可能です』
言い争っている間にアメーバの侵食が３割を超える。

「なるようにしかならねぇか……！当たって砕けろだ！」
アメーバの群れに向かって突進していく。
すると、鵺の延長線上、地面スレスレの所にわずかに衝撃波が走っているのが見えた。

「（こいつはまさか……）」
夕方に見た魔術師ギルドの壁を思い出す。何も無いのに破壊された壁。それこそまるで見えない爪で引き裂かれたかのように。

「吹き飛べぇぇぇえええええ！」
塊に向かって鵺を一閃。途端、アメーバがはじけ飛ぶ。
「次！」
回転の勢いを殺さぬように片っぱしから斬りつけていく。

「これで……ラストォ！」
上から叩き付けるように鵺を振るう。最後のアメーバが砕け散った。

『敵勢力第一陣殲滅完了。脳チップ侵食率１８％。現在自己修復中。敵勢力第二陣接近中。ICE突破されます』
隔壁の中からアメーバの巨人がのっそりと這い出てくる。

「どんなにデカかろうと！」
巨人に向かって突進。鵺の先端を巨人に向けて振り抜く。途端、４本の斬線が巨人の身体に走った。砕け散る液体の身体。たじろぐ巨人。

「まだぁ！」
振り抜いた鵺を今度は横へ薙ぎ払う。勢いを殺さずさらに同方向に薙ぎ払い。逆袈裟から袈裟懸けへ打ち下ろし。斬り上げ。触れてもいないのに巨人の身体が面白いように切り裂かれていく。

「これで……トドメだぁあああああ！」
『SLASH』

振り上げた鵺を振り下ろし、渾身の唐竹割りをお見舞いする。
巨人の身体が縦方向に５つに分断される。
そして爆発、四散。巨人は跡形もなく消滅した。

『敵戦力の殲滅を確認。残存兵力、追撃部隊共にありません。戦闘終了を宣言します。お疲れ様でした』

「……なぁ、ラプラス」
『何ですか？マスター』
俺は不審点をラプラスに問いかける。

「今のウィルスとか言うの……入ってくるには入って来たけれど戦闘行動らしき行動は取らなかったよな？破壊が目的じゃないのか？」
『ウィルスの目的はシステム、および肉体の構成情報の改竄と推測します。ウィルスそのものに戦闘能力はほぼ存在しないと予想』

「要するに……クラックが目的では無かったと？」
『肯定。そしてウィルスの分析結果が出ました。ウィルスの構成情報に既知の波長を確認』
その次のラプラスの報告に、俺の頭の中は真っ白になった。

『検知された波長はアニス＝フレンブルクと99.8%の確率で一致。本人の物と非常に酷似しています』
「っ！？ラプラス！すぐにこの空間から出せ！」
『了解。離脱プロセスを起動します』
すぐさま意識が０と１の信号に分解、現実の身体で再構築される。
意識を取り戻した俺が見たものは……。



「すぅ……すぅ……」
安らかなアニスちゃんの寝顔だった。

『アニス＝フレンブルクのバイタルサインに異常なし。健康そのものです』
「ったく……焦らせんな……」
俺は彼女の隣にバッタリと倒れこむ。

『先程のウィルスについての考察を纏めました。報告しますか？』
「言ってみろ」

『了解。この世界のサキュバスと呼ばれる生命体は男性と性交渉を行うことにより、男性をインキュバスと呼ばれる生命体に改変します』
「それで？」

『今回の事態はこの世界特有の要素……魔力がアニス＝フレンブルクから流れこみ、脳へ達した結果、脳チップで突然変異が発生。魔力がウィルスへと変化。迎撃が可能となった模様』

「もしもそいつが完全に脳チップを侵食したらどうなるんだ？」
『身体構成情報が改変。マスターの身体はインキュバスへと変質するものと推測します』

「負けちまったら性欲の化物に……ってか。笑えない話だな」
『今回の侵入でウィルスのパターンは解析完了。ICEのアップデートは完了済みです。次回の侵入時の迎撃は必要ありません』

「もう大丈夫なのか？」
『肯定。魔力と呼ばれるファクターのパターンは解析済み。余程強力な亜種が侵入しない限り、迎撃は必要ありません』

「そうか……ん？ニータの時はどうだったんだ？」
『インキュバス化が起こるのは特定種と接触があった場合のみの模様。

現状で確認されている魔物は、サキュバス種ではサキュバス、レッサーサキュバス、アリス、ヴァンパイア、ダークエルフ、ダークエンジェル、ダークプーリスト。

魔物化したエルフ、ドワーフ、エンジェル、精霊４属性。

その他でインキュバス化が起こる可能性がある魔物はインプ種、ダークマターです』

ニータ、哀れ。男で言えば種無しと言われたようなものである。

『報告は以上です。何か不明な点はありますか？』
「あ〜……無い。寝る」
そのまま瞼を閉じて意識を手放す。

『了解。お休みなさいませ。マスター』



部屋の中に朝日が差し込んでくる。

「ん……ふあ〜……ねみ……」
伸びをしてベッドから身体を起こす。

「すぅ……くぅ……」
隣ではアニスちゃんが安らかに寝息を立てていた。

「そういや夕べは一緒に寝たんだっけな……」
二つの意味でだ。あぁ……ヤっちまったんだなぁ……人間として大切な何かを失った気がする俺。

過ぎてしまったことは考えても仕方がない。開き直って透き通るような金髪を手櫛で撫で付ける。
「ん……だれぇ……？」
アニスちゃんが上半身を起こす。

「よぅ、おはよ」

気軽に挨拶。こういうのは軽い空気が大事だ。でないと急に気まずくなる。
ぼーっとした表情で、俺の顔を見て、下に視線を移し、自分の体を見る。

双　方　全　裸。

「い……」
「い？」

「いやああああああああああああああああああああああああああ！」

アニスちゃんは身体を隠すように下を向くと、俺の胸のちょっと下あたりに頭突きをかましてきた。

ここで図鑑を見て欲しい。アリスの角は上の方を向いているのだ。

彼女たちが頭突きをすると、自然と尖ったほうが相手に向けられる事になる。

そして人体の急所の一つに脇腹がある。

ここは秘孔とも呼ばれ、両方を細い物……例えば指などで突かれると悶絶するほど痛いのだ。

そして俺は昨日、肋骨3本骨折という怪我を負っている。

一応骨は付いたが、怪我の痛み―主に打撲―は治っていない。

彼女たちの角の位置、脇腹の秘孔の位置、俺が食らった頭付きの位置。

これらがうまく合わさると……。

＜ZUN！＞

「$%2!4#!”9!h!($!#0#！？！？！？！？！？」

脇腹の秘孔の位置にアニスちゃんの両方の角がジャストヒット。俺はもう死んでいる。

「〜〜〜〜〜〜っ！/////」
毛布を身体に巻き付け、アニスちゃんは部屋の外へ逃げ出して行った。

「ぁ……ぁ……が……」
『アリスという魔物は性交経験が蓄積せず、行為の後は体の状態、記憶がリセットされるそうです』
ラプラスが冷静に話しかけてくる。

『マスターは幼女性愛好者ですか？』
「てめぇも学習記録を消したろか……」
俺は脇腹を抑えながら昨日の昼から３度目のダウンをベッドに決めた。

■作者メッセージ
〜あとがき〜
「そんな訳で極限世界（略）幕間をお送りした。今回は九話と十話の間の話だな。実は意外と重要なワードが隠されている話だったりするのだが如何だっただろうか」

「まずは感想返信。今回からは返信は次の作品のあとがきコーナーで行うぜ。

＞＞名無しさん
「本当にな。大好きな子供に囲まれて幸せな生活が送れることを願うよ」
『ちなみにエピローグで救った魔物、人達のその後を少し書くつもりだそうです』
＞＞通行人Aさん
『感想有難うございます。あの状態で街の中を駆けまわるマスターは真性のマゾなのではないかと』
「肺に肋骨が突き刺さるたびになんだか気持よく……ならないからな！？」

『今回の事でマスターがロリコンでは無いということが証明されましたね』
「お前がそういう事を言う時は大抵碌でも無い事を言う前触れなんだがな」
『マスターはペドフィリアでしたか』
「……もうやめて……俺のライフポイントはとっくの昔に０だ……」

「アニスちゃん、お腹はいっぱいになったかい？」
「何のこと？」
「分からないようなので次行こうか……」

「E-Weaponって結局なんなんだ？これ」
『それに関しましては次を御覧ください』

E-Weapon：エクセルシアの侵食による兵装群。鵺の構成に直接干渉して発生した兵器で、極めて強力な破壊力を有している。E-Weaponそのものは一般人にも扱えるが、そのポテンシャルを引き出すにはある条件が必要。

フェンリルクロー：E-エネルギー生成力場による大型破砕爪。その性質上地面に当てない限り軌道を捉えることは不可能。ただし、使い方を間違えると自分がバラバラになるという諸刃の剣。

「使い方を間違えるとって……」
『無論勢い余って力場が自分にぶつかった場合ですね。比喩でもなんでもなく並の人間ならミンチになります』
「こえーよ！むしろなんでそんな危険な兵器をホイホイ出すんだよ！」
『仕様です』

「そんな訳で今日はこれでお終い。明日に設定資料集を投下予定だ。本編は次の土曜日に投下する。最後に、読んでくれてありがとう！」