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第十七記 -狐憑き-
「…稲荷神社へようこそ。旅の御方」

紅白の衣装…巫女装束を纏った黒髪の女性が、襖の影より静々と現れる。
稲荷神社に身を置く巫女の一人、名を紀伊 津祢月。
病避けの呪符作りや除霊術に長け、信者らの相談役を主な務めとしている。

「夜分に申し訳ございません…」

「九尾様は沈みゆく月もまた美しいとお考えです。…御用件は?」

暗がりの部屋に映える、白を纏った人獣…。
その腕の中から下ろされる…一人の少女。
蝋燭のぼんやりとした灯が、うなされた寝顔を照らす。

「狐火に憑依されたらしいのですが…」

「狐火に、ですか」

「本人がそうとおっしゃていました。7、8時間前のお話です」

「7、8時間前」

「はい」

「その間は何を?」

「……それは…」

目を伏せ、言葉に詰まるユニコーン。
その様子から、巫女、ふたつ小さく頷き、尋ねる。

「身体を交じらせましたか?」

「っ!? ど、どうして…!?」

目を閉じ、巫女は流暢に語る。

「九尾様は倒錯した愛もまた美しいとお考えです」

「更に言えば、ここジパングでは、倒錯した性癖の方が溢れています」

「少年が好きな男性もいれば、筆と半紙に愛を見出す女性もいます」

「そのような土地にて、貴女は何を恥じる必要がありますか?」

「……は、はい…」

紅白の説教じみた問い掛けに、白は気圧され相槌をひとつ。

「…当ててみせましょう」

「えっ?」

「そちらの少女には…男根があります。そうですね?」

…返らぬ答え。ただ、呆気に。

「どうして…などと、細かい詮索は致しません」

「ただ、これは稀ながらも、いくつか前例のあるケースです」

「例えば、息子が稲荷を娶った夫婦のお話ですが…」

「夫婦共に特殊な性癖で、妻が張り型を付け、夫を愛でていたのです」

「ある日、妻が息子のお嫁さんに対し、男根を生やせないかと尋ね…」

「幻術に長けていたその稲荷は、申し出を受け入れ、叶えました」

「それから毎夜、夫婦は新婚当時のような熱い夜を過ごしました」

「ところがある晩に、その熱気に誘われたのか、一匹の狐火が…」

「腰を打ちつける妻の身体に憑依したのです」

「普通ならば、そのまま妻は狐憑きへと変わるのですが…」

「いつも以上に熱帯夜にはなったものの、何故か、身体は変化しませんでした」

「それは狐火にとって想定外な、『女性の悦び』がとても薄かったことが原因です」

「つまり、いくら男根を刺激しても、それは『男性の悦び』であり…」

「『女性の悦び』を得られない狐火は、宿主の身体にうまく癒着できないのです」

「なお、先程の妻については、稲荷が解呪したところ、狐憑きになったそうです」

「…どうでしょう? 心当たりはありませんか?」

しばらくの沈黙の後…、白い肌が、夕日に染まる海以上に紅潮する。

「それが悪いと申してはおりません。ですが…これはお節介とは思いますが」

「この子は、まだ『女性の悦び』を知ることが必要な年齢と思います」

「狐火がなくとも…。九尾様も、きっとそうおっしゃるのではないでしょうか」

「………」

「…お二人の関係を思うのならば、除霊がよろしいのでしょうか」

「……お願いします…」

「わかりました。では、おひとつだけ伺います」

「除霊をする場合、身体から狐火を出すために男根を消すのですが…」

「術で生やしたものならば解呪、薬ならば解毒が必要です」

「どちらの手段で生やしたものですか?」

「えっ…」

「恥ずかしがらずに」

「………その…」

「はい」

「ソラ様のは…元々です……」

「…はい?」

「生まれた頃から…だそうです…」

「………」

「………」

「…冗談ですよね?」

「いえ…」

「確認してもよろしいですか?」

「そ、それは…ソラ様に聞いてみないことには…」

「御本人はお話できる状況ではないようなので、確認させて頂きます」

「えっ!?」

「失礼します」

たくし上げられるスカート。

「もうひとつ」

ずり下ろされるパンティ。

「……生やしたにしては……可愛い大きさですね」

「………」

「信じましょう」

「あ…ありがとうございます…」

「こうなってしまうと…除霊の方法を変えなくてはいけません」

「どの様にするのですか?」

「『女性の悦び』を与え、一度癒着させます」

「えぇっ!?」

「そうしてから、狐火が唯一コントロールできない男根を刺激し…」

「『精』と共に放出される狐火の魔力を、私の体内にまとめ、解放します」

「つ…つまり、それって……貴女が…ソラ様と…」

「稲荷の巫女である以上、狐火をただ消滅させるようなことは出来ません」

「貴女では狐火の魔力を集めることはできないのです。御理解ください」

「ぅ……」

「…今のこの状態は、狐火が、求めるものを得られず混乱しており…」

「その激しい感情が宿主にも作用し、結果発熱や過呼吸などの症状が出るというものです」

「この子の場合は特別な身体ということもあるのでしょうが…」

「これ以上は、この子の身体だけではなく、互いの感情をも悲しませるだけです」

「…私に、任せて頂けませんか?」

「………」

「………」

「………」

「………」

「………わかり………ました……」

「では、すぐに除霊を行います。貴女は隣の部屋へ」

「はい…。……ソラ様を…お願いします…」

…ユニコーンは重い足取りのまま…廊下に出、襖を閉じた。

「………」

「………」

「……ふふっ♪」

「騙したわけじゃないけれど…あのコには、ちょーっと悪いことしちゃったかな♪」

「強い『精』の匂いを感じて、幽体を飛ばしてみたけれど…」

「まさか、こーんな可愛い女のコがそうだったなんてね♪」

「男のヒトじゃないのは残念だけど…この『精』の強さ…」

「うふっ♪ いっぱい楽しめそう〜♪」

「もし相性もバッチリだったら、このコが私のお婿さんでいいかも♪」

「さーてとっ…まずは下準備ッ」

「………ん、よしっ。おはよう〜♪」

「…私? 私はね…アナタの夢♪」

「エッチなエッチな、夢の巫女さん♪」

「そしてアナタは…なんでも正直になっちゃう、エッチな女のコ♪」

「試してみる? そうだな〜…、アナタの弱いところって、どこ?」

「………ふふっ…♪ ほーらっ♪ 自分で全部…言っちゃった♪」

「……ん…、ねぇ…今ちらっ…て、どこ見てたの?♪」

「…おっぱい?♪ ここ…?♪ さわりたいの?♪」

「……うそつき♥ さわってるじゃない…♥」

「アナタはね…女の人が大好きな、エッチな女のコだから…」

「こんなエッチな身体の巫女さんを前にして…我慢できないんだよね…♥」

「くすっ…♥ ほら…♥ ちがうって言いながら、しごいているモノは何…?♥」

「出したいんでしょう…?♥ セーエキ♥ 教えて…?♥」

「……うん…♥ うん…♥ そっか♥ エッチだね…♥」

「セーエキ、出したいんだ…♥ 一気に出しちゃいたいんだ…♥」

「我慢なんて考えないんだね…♥ ふふっ♥ お子様…♥」

「でも…私は、我慢してほしいかな♥」

「私がね…アナタのセーエキ、管理してあげるの♥♥」

「そうすれば、いつもよりきもちいい射精ができるよ♥♥」

「…うん♥ してあげる♥ そんなに頼まなくても、してあげるから大丈夫♥♥」

「でね、射精させてあげるにはだけれど…」

「思うこと…常に伝えながら、エッチして♥」

「何々がドキドキした、とか…、何々が気持ちよかった、とか…」

「……そう♥ そうやって♥ …ふふっ♥ ドキドキしちゃったんだ♥私の表情に♥」

「ねぇ…それなら、これは…?♥ ほら…♥」

「女豹のポーズ…♥ がおーっ♥」

「あ、女狐の間違い♥ コンコーンッ♥」

「…揉み方、いやらしい…♥ 襦袢…はだけちゃう…♥」

「ふふっ…でも、先に見せちゃう♥ ……ばぁっ♥ おっぱいだぞー♥」

「どう…?♥ こんなアングルで、おっぱい見たことある…?♥」

「…砂漠で…? そうなんだ…、ちょっと残念」

「なら、これはさせてもらった?♥ ほら、両手をこうやって…♥」

「…おっぱいのもちあげ♥♥ たぷん、ってしてるでしょ?♥」

「ミルクがいっぱい詰まってるから…♥ ね…♥ たぷたぷ…♥」

「……そっか♥♥ でも、まだ出ないから…吸うだけでガマン、できる?♥」

「…そう♥ いいコだね…♥ ほら、おっぱいだよ…♥♥」

「……んっ…♥♥ …がっつかないんだね…♥ どうしてかな…?♥」

「…わからない?♥ 吸いながらでいいから、考えてみて…♥」

「あんっ…♥♥ 赤ちゃんの吸い方みたいで…こそばゆい…っ♥」

「……ん…?♥ …うん、うん……♥ いいよ、ゆっくりで…♥」

「………うん…♥ …うん…♥ ……あ〜、なるほど〜♥」

「そっか♥ そのおねえちゃんは、そうやって吸わせてくれてるんだ♥」

「アナタの夢の中では…♥ うふふっ♥」

「…じゃあ…私をそのおねえちゃんだと思って…」

「いつも夢の中でしてもらってること……教えて♥」

「…吸わせてくれてるとき……うん、うん…♥ その胸を揉めばいいんだ…♥ 」

「こう…?♥ …あぁ、そのおねえちゃんはミルクが出るんだ…♥」

「…いいコ…♥ いつか飲ませてあげるからね…♥」

「それで…?♥ …さきっぽ? えっと……あ、オチンチンね♥」

「揉みしだく感じって……こうかな…?♥♥」

「……すごい…♥♥ てのひら、打ちつけてくる…♥」

「かわいいのに、あばれんぼうさん♥♥ うり♥ うり♥ うり♥」

「…あ、だめ♥ ガマン♥ ほら、ガマン♥ がんばれーっ♥」

「………えらい♥♥ ん…まだつらい…?♥ じゃあ、もう少しこのまま…♥」

「……………落ち着いた…?♥」

「さぁ、続きを教えて…♥」

「………?♥ どうしたの…?♥」

「ん……?♥ なぁに…?♥ ………うん……うん……♥」

「そんなエッチなコト、してくれるんだ…おねえちゃんは♥♥」

「いいんだよ♥ ここには私とアナタだけ…♥ 大きな声で全部教えて♥」

「…さぁ……♥ こうして、オチンチンの上で…♥」

「大きく足を開いて……アソコも指で開いて……♥♥」

「エッチなおつゆ……オチンチンに垂らしながら……♥♥♥」

「おねえちゃんは………なんて言うの……?♥♥♥」

「……ダメ♥ 聞こえないなぁ♥」

「……ふふっ♥ 早くぅ…♥ 私も待ちきれない…♥」

「………♥♥♥ その顔……ちょっとズルイ…♥♥ もっといじめたくなっちゃう…♥♥」

「でも…頑張って大きな声で言えたから、ごほうび…♥♥」

「ちゃんと聞こえるよう…耳元で言ってあげるね…♥♥」

「………『ソラちゃん』…♥」

「『いっぱい……犯してあげる…』♥♥」

「ふわっ…ぁっ…っ♥♥♥♥ かわいいの…にゅる、って……っ♥♥♥」

「んんっ…♥♥♥ …ふふっ…♥♥」

「……『ソラちゃん、全部入ったよ…』…♥♥♥」

「『ソラちゃんの……んっ♥ 私のナカに…♥』♥♥」

「『…すごいね…♥ ナカで…いっぱいキスしてる…♥♥』♥♥」

「『おにくとおにくが…ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…って♥』♥♥」

「はぅんっ…♥♥♥ ほんとに…ちゃんとコリコリ硬いから…♥♥」

「んくっ…♥♥♥ ナカのカベ…♥♥ しっかり擦ってるぅ…♥♥♥」

「…『ソラちゃん…♥ 私のナカ…どうかな…?♥』♥♥」

「『ソラちゃんのは、とってもきもちいいよ…♥♥』♥♥」

「『アツくて…♥ カタくて…♥ つよいオトコのコ…♥』♥♥」

「『お姉ちゃんのオンナのコに、ずん、ずん…って…♥♥』♥♥」

「『ムクムクして…♥ ピクピクして…♥ げんきなオトコのコ…♥』♥♥」

「……『…でもね…』」

「『お姉ちゃんは…オンナのコのソラちゃんも大好き…♥』♥♥♥」

「『おムネをぷっくりさせて…♥ 長い髪を乱れさせて…♥』♥♥♥」

「『高い声で私を呼んで…♥ アソコをぐっしょりにして…♥』♥♥♥」

「『体型を気にして…♥ 牛乳を欠かさず飲んで…♥』♥♥♥」

「『…オトコのコにコンプレックスがあって…。でも…』♥♥♥」

「『それでお姉ちゃんをきもちよくしてくれる…』♥♥♥」

「『ソラちゃんが…』」

「…っ♥♥♥ も、もうっ…♥♥♥ 私も…♥♥♥」

「……『大好き♥♥♥』♥♥♥♥」

「はひぃぃぃっ♥♥♥♥♥♥♥ イッ…♥♥♥♥ イッて…っ♥♥♥♥」

「やぁぁっ…♥♥♥♥♥ な…なに、このセーエキ…ィ…♥♥♥♥♥」

「す…すごく濃ゆいぃぃ…♥♥♥♥♥ やだっ…♥♥♥♥ 染まっちゃうぅ…♥♥♥♥♥」

「滲み込んで…♥♥♥♥ この味しかっ…♥♥♥♥ わからなく…っ♥♥♥♥」

「きゃうぅぅっ♥♥♥♥♥ こ、腰掴んじゃだめっ♥♥♥♥ もうナカは…だめっ…♥♥♥♥」

「あぁぅぅ…♥♥♥♥ ぐりぐりしないでぇ…♥♥♥♥ しっかり出さないでぇ…♥♥♥♥」

「おねえちゃんじゃないよ…ぉ…♥♥♥♥ き、きいは…ちがうよぉ…♥♥♥♥」

「あぁ…ぁっ…♥♥♥♥ おなか…♥♥♥♥ おなかがぁ…♥♥♥♥」

「やだ……ぁ…♥♥♥♥ まだ…こども……だめ、だよ…ぉ…♥♥♥♥」

「にんしんしちゃうよぅ…♥♥♥♥ いいの…?♥♥♥♥ していい…?♥♥♥♥」

「いいなら……もっと…♥♥♥♥ もっとだして…♥♥♥♥ いっぱいだしてぇ♥♥♥♥」

「きい、ソラだけの巫女さんになるからぁ…♥♥♥♥ だしてぇ…♥♥♥♥」

「はふぅぅんっ…♥♥♥♥ またっ……びゅるってしたぁ…♥♥♥♥」

「そらぁ…♥♥♥♥ もっと…♥♥♥♥ もっとセーエキ…♥♥♥♥」

「イキおわったら…またイカせてあげるからぁ…♥♥♥♥ もっと…♥♥♥♥」

「あうっ…♥♥♥♥ いきおい、よわくなってる…♥♥♥ おしまい…?♥♥♥」

「なら…おしえて…♥♥♥♥ どうすれば…またセーエキでちゃう…?♥♥♥♥♥」

「………うん…♥♥♥ うんっ…♥♥♥ そうなんだ…ぁ♥♥♥」

「おしり……いっぱいいじるから…♥♥♥♥ おねえちゃんになるから…♥♥♥♥」

「…いじめさせて…♥♥♥♥ ソラ…♥♥♥」

……………

………

12/03/17 00:07更新 / コジコジ
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