連載小説
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さきゅ巫女さんに狙われて。
このお社、地元ではかなり大きい。
それどころか、巡礼者のための宿泊施設と専用駐車・駐輪場まで備えている。
僕は彼女の指示で、そこに改めてGT-Xを停め直すことになった。

そして、駐車スペースの前では彼女がじっと、僕を待っていた。
僕が降りると、彼女は予想もしない台詞を吐いたのだ。
「いいクルマ、お乗りですね。」
「いや、塗装もやり直してるし元々はスクラップ寸前だったんですよ。走行も14万・・・」
「いいえ、それは謙遜を通り越した過小評価というものです。そして、あなた自身に関しても。」
「え・・・!?」

「それでは、参りましょう。」
「え、でもここって・・・」
「一般向けのお神楽は確かに本殿で行いますが、今から行うのはあなたのためだけの特別なお神楽です。ですから、ここで行うんですよ。もちろん、お代は頂きません。」

そう言うと、僕は彼女に・・・まるで旅館の一室のような部屋に通された。
「では、こちらに着替えて頂けますか? 今着ている服は、お神楽の間にお洗濯しておきますので。」
そう言われ、僕は・・・彼女が出ていった後、全裸になった。

彼女が言うには、僕に用意されたこの白衣は全裸に直接着るものらしい。
そして、足袋だけ付けて・・・指示通り、布団の上で彼女を待っていた。

「お待たせしました。それでは、早速始めたいと思います。」
そう言って彼女が入ってきた・・・のだが、その格好に僕は驚いた。



なんと、彼女は超ミニの袴に履き替えていた。
しかもあまりに短すぎて、ぱんつの底部がチラチラと見えてしまっている。
おまけに白衣も短いものに替えたのか、袴のサイドのスリットからは肌色と何か怪しげな結び目が見えるではないか!!

「それでは、始めますね。申し遅れましたが私、ユーシアン・ロヘンツァ(Euxiang Rohenza)と申します。種族はこの羽根と角を見ていただいての通り、サキュバスです。宜しくお願いしますね。」
「名前の方だとユーシアンさん・・・でいいのかな。僕は豊橋 空也(とよはし くうや)、ちなみによく『クーちゃん』って呼ばれます。宝くじのクジラかよって感じですけど。」
「ふふっ、『クーちゃん』ですね。でしたら、私のことも『ゆーちゃん』って呼んでくれると嬉しいです。」

ゆーちゃんが僕の目の前に立つと、どこからともなく雅楽が流れ始め、そして両手に矛鈴(※)を持って舞い始めた。
僕は神道に関する知識など全くないので、これがどういう舞なのかはわからない。
しかしその動きは美しくも妙にセクシーで、そしてかなりエロくなっているはずの彼女の姿が妙に神々しくて。
その姿に見惚れている間に曲も終わってしまい、彼女自身の動きも止まった。
※短剣のツバの所に鈴が付いたタイプの、舞などに使用する道具。

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「どうですか、私の舞は。」
「いやぁ、凄く見惚れたよ。ただでさえ魅惑的だけど、そんなゆーちゃんが美しく優雅でありながら部分部分でビシッとキレのある舞を疲労してて、釘付けになっちゃったよ。ただ、目のやり場に困った部分はあるけどね。」

僕のその最後の一言に、ゆーちゃんは食いついた。

「ふふふっ♪ サキュバス相手に、そんなこと言っちゃっていいんですかぁ〜?」
「えっ!?」
「今のその言葉、私に火を付けちゃいましたよ♪」
「いやいや待って待って!! ちょっと何かおかしくない!?」
「いいえ。私とクーちゃんの舞は、これからが本番ですよ。」
「えっ!?」
そう言うと、ゆーちゃんは僕の目の前に立ってこう言った。
「両サイドの白い紐、ほどいてください。」
僕は言われるまま、その紐の結び目を解いた。すると・・・

はらり、と白い布が落ちてきた。
「!!??」
そう、それはゆーちゃんの紐ぱんの紐だったのだ。
この袴をめくればこの美女の快楽の花園が控えているという事実に、思わず息子もビンビンだ。

そして、ゆーちゃんは完全に火のついたハンターとなっていた。

「さぁ、クーちゃんは力を抜いて、横になってて。私に身を委ねて、私に全てをさらけ出してください。」
そう言うと布団に押し倒された僕の上にまたがるゆーちゃん。

「クーちゃん、女の子とえっちしたこと、ないよね。雌の匂いが全然しないもの。
それどころか、彼女がいたこともなさそう・・・なんて優良物件なのかしら♪」
「ゆ、優良物件!? 僕がですか!?」
「えぇ。私たちサキュバスに限らず、魔物娘の間では童貞くんは優良物件なの。しかも・・・ね。」

そう言って、僕にふわりと倒れ込んでくるゆーちゃん。
おっぱいの柔らかな感触が、雌の匂いが、そして何よりその優しい笑顔が、すごく気持ちいい。 

「クーちゃんからは、すっごく優しい『気』を感じます。
優しくて、それこそ優しすぎて、誰かが護ってあげなくちゃいけないくらいの。」

「さぁ、それでは。第二幕の、始まりです。」
そう言うと、ゆーちゃんは絶妙な腰使いで僕の息子を逃がすことなく一気に根本まで挿入させてしまった。
「ここからは、私とクーちゃんの性愛の舞。これこそが、このお社の舞の神髄です。」

ところが、僕は何度も言うが童貞、それどころか彼女がいたこともなかった。
そんな奴の○ん○んを、いきなりサキュバスのお○んこの奥まで一気に挿れたらどうなると思う?

・・・そう、彼女のテクを味わう暇もなく・・・挿れた瞬間に彼女の中でイってしまったのだ。
まったくもう、この気持ちよさは反則だよぉ・・・

「ふふっ、クーちゃん。私のお○んこで、イっちゃいましたぁ?」
「は、はい・・・ゆーちゃんのお○んこが、すっごく気持ち良くって・・・ごめんなさい。」

そう言うと、僕の額にゆーちゃんがキスしてきた。

「いいえ、謝る事なんて何一つありませんよ。むしろこ〜んなに褒めてもらえて嬉しいです。
知ってます? 魔物娘、特にサキュバスにとって『お○んこが気持ちいい』は最高の褒め言葉なんですよ。
でもー、ちょっと長期保存しすぎかなー。定期的にヌかないと体に毒ですよー? でも、これからはオナニーはしないで欲しいな・・・」
「あれ? 言ってること、矛盾してない?」

そう言うと、ゆーちゃんはクスリと笑った。
「大丈夫、矛盾してませんよ。クーちゃんはこれから、私のお○んこでヌけばいいんです♪」
なんだか彼女が、とんでもないことを言った気がした。
最初は空耳かと思ったが、それが真実であると訴えるかのように彼女は言葉を続けた。

「クーちゃんさえよければ、またいつでも私とヤりに来てくださいね。お○んこ濡らして、待ってますから♪」
妖艶だけどどこか親しみやすくて、何より嘘隠し事のないゆーちゃんの笑顔が、なんだかすごく嬉しかった。
16/08/03 23:33更新 / ぜろトラ!
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■作者メッセージ
さっきゅん(と言うか魔物娘一般)って、筆下ろしとかで不甲斐なくてもぜーんぶ受け入れてくれそうでいいですよねぇ・・・

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