壊の来を封するために
少しだけ昔。まだ人々が全ての魔の物に敵意を持っていたあの頃。 ほぼと言える世界の人が、教団という宗教の教えに基づいて生きていた。 けれど、それも数年前の事。今は違う。まだ教団はあるけれど、あの時ほどの影響はない。魔の物は人と共に生きれるものは生きている。 教団の教えが薄れ、一部の魔の物が少しずつ人の中に解けこんでいる。いまはそんな時代。 夢を見た。鮮明に覚え、現実ではなかったのかとさえ思う。そんな夢を、見た。 そしてこの夢には、もう一人誰かいて、俺に世界の崩壊を食い止めてくれと頼んできた。 びっくりした俺を放って、夢は覚めた。 見知らぬ草原の上で。持ってもいない服を着て。 「…手順はしっかり覚えている…荷物入れのトランクもある。…ご丁寧に手順を踏んだ地図までも」 だったら。 「あー…面倒だがさっさと旅を終わらして知らん夢の誰かをぶん殴りにいくか…」 青年は危機感も持たずにそう呟いた。 これじゃわけがわかりませんね… 一話を見てもちんぷんかんぷんです。絶対。 |
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