連載小説
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ついにできちゃいました
なんだか最近ご主人様の様子がおかしいです

食欲がなくなったり、急に激しい腹痛に襲われたりしているようです

ご主人様は大丈夫よ、と言い張っていますが流石に心配です

そんな状況で調教をしても良い結果はでないですし、なにより奴隷の方たちの精神状況にも良くない影響を及ぼしてしてしまいます

なので俺の必死の説得により、今日、二人で病院に行く事になりました

そういうことなので、留守にしている間の世話をいつも通りにジルさんに頼もうと思い、部屋に伺ったところ


 「………わかったわ、うぷっ」


その場でリバース&ダウン

……これはジルさんも一緒に行くべきですね







感染病の恐れがあるかもしれないので、奴隷の方々の部屋を回ってみるとあちらこちらで二人と同じような症状が出ているようです

前回の定期健康診断では皆さん大丈夫だったのですが、3ヶ月以上前の話なのでアテになりません

なので、とりあえず症状が出ている人全員で病院にいくことになりました

他の待機している方の世話はとりあえず不本意ですがエミストさんに頼んでおきました

彼女も無事だったので、そのことを説明するとなぜかにやにやしながら


 「そう?なら私が館に居る子の世話をしてあげるわ」


といっていたので彼女に任せることにしました

緊急事態なのになぜにやにやしてられる余裕があるんでしょうか?、もう少し緊張感をもってほしいものです

どうやら調教の段階が進んでいる方のが症状を出ている人が多いです

このことと何か関係でもあるのでしょうか?

そんなことを考えている暇があったらさっさと準備をしましょうか






病院なんて奴隷の方々の定期健診か、この間みたいに俺が風邪を引いたときぐらいしか世話にならないので、こんなに急いで行くのは初めてです

いつもなら馬車を使って3日ほどかけてゆっくり行くのですが、今回は転移魔法を使って一気に行きます

転移先を病院の前に指定して、人数全員が入れるような大きめの魔法陣を書きあげ、その上で詠唱を始める

ご主人様や奴隷の方は俺の大切な家族です、一人でも欠けさせるわけにいきません、その決意を胸に俺は皆さんと共に病院に転移した









待っている時間が恐ろしく長く感じます

昔、エミストさんと一緒に暮らしていたときの3時間も焦らされていたときよりも遅く感じます

病院は他にも様々なところを見てきたのですが、ここが一番信頼できますし、腕も立ちます

なので、治せないはずは無いはずなのですが……

やはり心配です……

そんな感じで一人診察室の前で頭を抱えていると、やがて病院の先生が診察室から出てきました


 「レリンさん、あなたも入ってきてください」


俺は浮かない表情のまま、診察室に入っていった












とりあえずご主人様の隣に座る

奴隷の方々も後ろに座っており、皆浮かない表情をしています


 「……これだけの人数ですし、感染症か何かでしょうか」


それだけは回避したいことです、最悪の場合、館に待機している方々にも影響がでてしまいます

が、先生は少々難しそうな顔をして


 「感染症……ですか……違うには違うのですが、間違っていない気もします」


つまり……どういうことでしょうか?

こんどは、先ほどの質問したときや、病院は定休日で本来ならユニコーンの奥さんとお楽しみの日だったのに俺たちが来た時の慌てた表情とは全然違う優しい笑みを浮かべていました


 「おめでた、ですよ」


 「こんな人数を全員孕ませるなんて流石ですねw」


そうですか……おめでたですか………

え!?


 「と言うわけだからいつもよりも定期的に検診にくるようにしてください」


 「あとは皆さん魔物だから人間よりは丈夫ですけれどもあんまり激しいプレイは控えるようにしてくださいね」


 「うらやましいですよ、私も早く妻との愛の結晶が欲しいですねぇ……」


俺はあまりの衝撃に先生の説明があんまり頭の中に入ってこない

後々はこうなるだろうと、自分でも望んでいた事ですがいきなりすぎてビックリです

そんな感じにポカーンとなっていたら、隣に座っていたご主人様が俺にしなだれかかってきました


 「ふふふ、ついにできたのね……嬉しいわ」


………今までは子供ができるってことについては深く考えていませんでしたが、これからはその事についてもしっかりと考えていかなければいけませんね

ちら、と後ろに目を向けると奴隷の方々も嬉しそうに俺の方を見ています

ご主人様や彼女たちとの子供が楽しみですね
11/04/07 22:07更新 / 錆鐚鎌足
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■作者メッセージ
そういうわけで完結です
今まで見てくださった方々ありがとうございまし…へぶしっ
バフォ様、痛いですから殴らないで下さい……

バ「ふざけるなこの愚か者め、打ち切りとはどういうことじゃ?」

サ「書きかけで放置するのも良くないですが、これもよくないですよ」

すいません……まったくネタが思いつかなくなりまして……
この作品の執筆を始めた当初はアヌビス1までのネタがポンポンでてきたのですが、それ以降ネタがまったく思う付かなくなりまして………

バ「言い訳なんぞ聞く気は無い!今回はおぬしがドMになるぐらいボッコボコにしてやるぞ」

ちょ……サキュバスさん助けて……

サ「自業自得ですから仕方がありませんよ、薬だけは用意しておきますから、思う存分ボコられてくださいね^^」

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