リリムルート 純白と私と貴方と漆黒
なんで私の周りにはこう、いい男がいないのだろうか…。 私の求める優しくて頼りがいある男性はいてくれないのだろうか。 この城にもいるは…いるけど。 皆既に奥さん持ち出し…。 だからといって外に探しに行っても私はリリムだから余計な男性まで誘惑してしまう。 そんな中で男の心の内なんてわからない …それなら。 どこからか呼んでみようか? 私の求める男性が出てきてくれるように魔法で召喚でもしてしまおうか? …………それ、いい! もしも求める男性でなかったら記憶を消して送り返せばいいだけだし! もし良かったらそのまま付き合って…それで…そのまま…♪ …そうと決まれば! 早速魔方陣を描いて召喚してみよう! いったいどんな人が来るのだろう? 年上?体格のいい男性? 楽しみね! そんな意気揚々とした気分で私は自分の部屋の中央に魔方陣を描いていくのだった。 私の予想以上の存在を呼び出すことになるとも知らずに とあるワンシーン ―私とゆ・う・わ・く♪―より |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||