連載小説
[TOP][目次]
11
そう、あの後。

どこかも分からぬベッドの上で、命すら搾られたかのように意識を落とした後。
甘いハチミツに全身埋められてるかのような倦怠感を覚えつつ、目を醒ましたら

『おはよう、まるで眠り姫のようにぐっすり眠っていたけど……スッキリしたかな?』

ややラフに着こなしたスーツ姿で添い寝していた彼女の姿をよく覚えている。
パンツスーツに包まれた太ももと秘部の三角地帯、ジャケットは羽織り直してるものの、前のボタンは開けていて……ぐちょぐちょに染みていたはずのワイシャツもさっぱり綺麗になっていて、その奥にブラがちらっと透けて、元通りになっていたけれども
……大きな胸から薫る、淫靡な芳香が、これはアレの続きだと伝えていて

『くくくっ……どうして、そんな顔をしているのかな??あぁ、ボクはちゃんと言ったじゃないか』

その事実に、安堵するより先に、恐れおののいてしまった。
なぜなら、アレが夢では無く現実で、あの言葉が

『永遠に弄んでやる、ってね』

誇張でもない事実であると、実感したから。
彼女が……薫が、色欲で魂を絡め取り、永遠の堕落にいざなう悪魔のような存在なのだと、理解しまったから。

『あははっ、逃げようとしても無駄さ、むーだ……♡君の運命はもう決まってしまったのだから、今更約束を反故にするなんて絶対に許さないよ、神が許したとしてもボクが許さない』

本能ゆえの逃避行動も、後ろから抱きつかれて容易く抑え込まれて……意地悪なゲームが始まってしまった。

『さてと、今度はどうやってゲームオーバーにしてあげようか……♡♡すでに瀕死の君を、こうやってねちっこく手で嬲ってあげようかな……♡♡』

『でも、流石に可哀想だから、君にチャンスをあげようか……♡ボクが十から数えるから、『ゼロ』って言うまで射精を我慢できたら、君の勝ちさ、解放してあげようじゃないか。出来るものならね……♡』

『それじゃ、ゲーム開始さ』

『10……9……くくくっ……♡もう腰がぷるぷると震え始めてしまっているね、亀頭からも我慢汁が溢れて……♡』

『おっと、カウントダウンを忘れてたね、8……7……ココ、効くだろう?指わっかでカリ首を何度もにゅこにゅこするのが……精液が金玉から昇ってきて……でも、まだ6さ、まだ我慢……♡♡』

『5だよ、ごーぉ……♡ふーっ……♡♡ふふふ、君の耳にイタズラしないなんてひと言も言ってないだろう?ボクがじーっくりカウントダウンしてあげるから、全部委ねて……♡』

『よぉーん……はむっ、ん、ちゅっ♡ぢゅぅっ……♡♡ぷはっ……ほら、4さ、あと三つ我慢しないと、またゲームオーバーにされてしまうよ……♡♡君の意識が途絶えるまで、徹底的に搾り抜かれて、極上の快楽で脳を焼き切られてしまう……♡♡』

『さぁーん……♡この手で君の弱点を隈なく探りながら、射精ポイントをにゅこ、にゅこ……とイジメて何度も吐精させて、君の深層心理にまでボクの手の感触を植え付けてあげるよ……♡♡この手でフェザータッチされるだけで、腰砕けになるまで……♡♡』

『はぁー……♡♡にぃーい……♡♡ほぉら、とびっきりの射精を味わえるよう、このマゾ乳首もイジらないとね♡爪でカリカリカリ〜……って、あぁ、そんな声出したらだーめだよ……♡♡もう我慢できないのがバレバレだよ……♡♡ちゅぅっ……♡♡』

『ぷはっ……♡いーち……ほら、あと少しさ、もう少し我慢すれば、解放されるからね……♡♡大丈夫、ゼロって言った後に、思いっ切り射精すればいいだけだよ♡♡そしたら、解放される上に、気持ちいい射精も味わえる……♡♡ほら、にゅこにゅこにゅこ……ってスパートかけられても我慢さ、我慢我慢、あと少し……♡♡』

『……♡♡』

『……イけっ♡♡♡』

『イけっ♡♡イけっ♡♡吐き出せっ♡♡溜め込んだ精液全部コキだせっ♡♡♡負けろっ♡♡ボクの手に負けて吐き散らせっ♡♡♡』

『あはははっ♡♡♡ゼロって言う前に吐き出してしまったね♡♡じゃあ、約束通り君のことを手籠めにさせてもらうよ……♡♡』

『んー?おいしいとこだけ取るなんて許す訳ないだろう??甘言に期待した浅ましい君には罰さ、このままねちっこく扱き続けて壊れた蛇口みたいに精液止まらなくしてやるよっ♡♡♡』

意地悪なカウントダウンでじっくり焦らされた果てに、裏切りにも近い射精命令で扱き抜かれて……そのまま、文字通り、壊れた蛇口にされてしまった。
指先で亀頭を的確に弄られつつ、コキ出すように裏筋を扱かれ……更には、フェザータッチでわき腹や太もも、お尻や睾丸などの性感帯を優しく刺激され続け、耳も好き勝手食べられ囁かれて吹き込まれて……
その快楽から逃れようと身体をよじらせても、薫の大きな身体と長い四肢によって巧みに抑え込まれて、その被支配感が射精感を刺激して……♡

『あーぁ、君のペニスは壊れてしまったようだ……♡♡指で、にゅこん……と軽く引掛けただけで、びゅー、びゅーっ……♡と必死に精液を吐き出すようになって……♡♡♡』

止めどない射精の奔流に悶え、散り散りになりそうな意識の端で捉えた言葉をよく覚えている。よじって逃げようとする身体を押さえつけられながら、ねっちこく搾られて、意識が遠のいて……
24/02/03 00:13更新 / よね、
戻る 次へ

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33