人助けは計画的に
朝、日が昇り光に照らされて気がついた。
そう、目が覚めたのではなく気がついたのだ。
「あー、太陽が黄色く見える。」
どれだけやったんだろうか、20回目までは意識があったような無いような。
横に目をやると、エリナが綺麗な土下座をしていた。
「ごめんなさい、やりすぎて本当にごめんなさい。」
自分の体を見ると、干物に近いカラカラの状態だった。
死ななくて良かったなあ。
「まあ、過ぎたことだし飯にしよう。」
「いいの?」
「一々怒ってたら限が無いからな。」
「ごめんね。」
朝っぱらからあまり宜しくない感じが漂っていた。
さっさと気持ち切り替えていかんとな。
とりあえず、昨日の豚の残りを食べるとするか。
・・・・・・一時間後・・・・・・・
「よし、だいぶ体が戻ったな。」
「回復が早いんだね。」
どっかのボクサーのチャンピオンみたいだな。
食べ物食べただけで体が元の体つきに戻っていた。
「回復が遅いと修行に響くから自然とそういう体質になってたんだよ。」
「べんりだね。」
「まあね。それはそうと、細かなものを補充しないといけないから村に行こう。」
「少し先に行った村のこと?」
「そう、あそこに寄るんだ。」
野営の片づけをしながら次に行く場所の目標をきめていた。
一時間歩いた先にあるフォルン村に向かう事にした。
一時間後、フォルン村に到着。
「相変わらず、のんびりとした良い村だ。」
「よく来るの?」
「いや、数年一度来るかどうかだ。」
「その間ずっと修行してるの?」
「そうだ。」
「君も結構な修行馬鹿と言えるね。」
そう会話していると一人の老人がやってきた。
「おおザックではないか、いいところに来てくれたな。」
「村長どうしたんですか。」
「実は畑のほうで問題が起きてな、お前さんに手伝ってもらいたいんじゃよ。」
「まあ俺でよければ。」
村長に案内され着いたのは、村の畑の川で水源に続いている森の付近。
そこに大きな岩が川を塞いでいた。
「こりゃまた、でかい岩だな。」
「以前どこからか降ってきたものでな、最初は塞いでなかったんだがな地震のせいで岩が川のほうに倒れて塞いでしまったんじゃ。」
「これ、簡単に退かせるもんじゃないよ。」
「村の男達総出でも無理じゃった。」
「見る限り、100人単位の人数が必要なデカさだしな。」
「御主なら、できるじゃろ。」
「ザック、これ退かせれるの!」
「いや、退かすんじゃなくて破壊すんだよ。」
「まさか、それって。」
「皆どいてろよ、巻き添え食っても知らんぞ。」
野次馬が非難したところで、構えを取る。
目標の岩は高さ4.5M、横10M、重さ約700k。
「これはさすがに一発じゃ無理だな、弐連式で行くか。」
目標を見据え、右腕を構える。
右腕を鉛色に変え、腕を引く。
もう一度腕を伸ばして引く。
「弐連セット完了、ターゲット補足。」
目標に向かい跳躍をする。
そして
「貫殺・弐連パイルバンカーショット!」
拳を岩にぶちかます。
「一発」
ドゴーーーーン
「二発」
ドゴーーーーーーーーーン
ビキ、メキバキミシリ・・・・・・
「ブレイク・ダウン。」
ボッコーーーーン
弐連式パイルバンカーで岩を粉砕したが・・・・・・
「やっべ、逃げる計算してなかった。」
すでに時遅し、岩にせき止められていた水が津波のごとく押し寄せ・・・・・
「ぶるああああああああ」
そんな叫び声を出しながら飲み込まれていく。
しかも、岩の破片がぶつかりながら錐揉みされボロボロになりながら。
「ザーーーーック」
遠くでエリナの声が聞こえたが意識を失ってしまった。
その後、水に流された200M先くらいで橋の補強をしていたおっちゃんが、縄を使ってカーボーイ顔負けの縄投げでザックの足と捕らえ一本釣りの要領で釣り上げた。
ただし、頭から畑に突っ込み犬神家状態だったとさ。
そう、目が覚めたのではなく気がついたのだ。
「あー、太陽が黄色く見える。」
どれだけやったんだろうか、20回目までは意識があったような無いような。
横に目をやると、エリナが綺麗な土下座をしていた。
「ごめんなさい、やりすぎて本当にごめんなさい。」
自分の体を見ると、干物に近いカラカラの状態だった。
死ななくて良かったなあ。
「まあ、過ぎたことだし飯にしよう。」
「いいの?」
「一々怒ってたら限が無いからな。」
「ごめんね。」
朝っぱらからあまり宜しくない感じが漂っていた。
さっさと気持ち切り替えていかんとな。
とりあえず、昨日の豚の残りを食べるとするか。
・・・・・・一時間後・・・・・・・
「よし、だいぶ体が戻ったな。」
「回復が早いんだね。」
どっかのボクサーのチャンピオンみたいだな。
食べ物食べただけで体が元の体つきに戻っていた。
「回復が遅いと修行に響くから自然とそういう体質になってたんだよ。」
「べんりだね。」
「まあね。それはそうと、細かなものを補充しないといけないから村に行こう。」
「少し先に行った村のこと?」
「そう、あそこに寄るんだ。」
野営の片づけをしながら次に行く場所の目標をきめていた。
一時間歩いた先にあるフォルン村に向かう事にした。
一時間後、フォルン村に到着。
「相変わらず、のんびりとした良い村だ。」
「よく来るの?」
「いや、数年一度来るかどうかだ。」
「その間ずっと修行してるの?」
「そうだ。」
「君も結構な修行馬鹿と言えるね。」
そう会話していると一人の老人がやってきた。
「おおザックではないか、いいところに来てくれたな。」
「村長どうしたんですか。」
「実は畑のほうで問題が起きてな、お前さんに手伝ってもらいたいんじゃよ。」
「まあ俺でよければ。」
村長に案内され着いたのは、村の畑の川で水源に続いている森の付近。
そこに大きな岩が川を塞いでいた。
「こりゃまた、でかい岩だな。」
「以前どこからか降ってきたものでな、最初は塞いでなかったんだがな地震のせいで岩が川のほうに倒れて塞いでしまったんじゃ。」
「これ、簡単に退かせるもんじゃないよ。」
「村の男達総出でも無理じゃった。」
「見る限り、100人単位の人数が必要なデカさだしな。」
「御主なら、できるじゃろ。」
「ザック、これ退かせれるの!」
「いや、退かすんじゃなくて破壊すんだよ。」
「まさか、それって。」
「皆どいてろよ、巻き添え食っても知らんぞ。」
野次馬が非難したところで、構えを取る。
目標の岩は高さ4.5M、横10M、重さ約700k。
「これはさすがに一発じゃ無理だな、弐連式で行くか。」
目標を見据え、右腕を構える。
右腕を鉛色に変え、腕を引く。
もう一度腕を伸ばして引く。
「弐連セット完了、ターゲット補足。」
目標に向かい跳躍をする。
そして
「貫殺・弐連パイルバンカーショット!」
拳を岩にぶちかます。
「一発」
ドゴーーーーン
「二発」
ドゴーーーーーーーーーン
ビキ、メキバキミシリ・・・・・・
「ブレイク・ダウン。」
ボッコーーーーン
弐連式パイルバンカーで岩を粉砕したが・・・・・・
「やっべ、逃げる計算してなかった。」
すでに時遅し、岩にせき止められていた水が津波のごとく押し寄せ・・・・・
「ぶるああああああああ」
そんな叫び声を出しながら飲み込まれていく。
しかも、岩の破片がぶつかりながら錐揉みされボロボロになりながら。
「ザーーーーック」
遠くでエリナの声が聞こえたが意識を失ってしまった。
その後、水に流された200M先くらいで橋の補強をしていたおっちゃんが、縄を使ってカーボーイ顔負けの縄投げでザックの足と捕らえ一本釣りの要領で釣り上げた。
ただし、頭から畑に突っ込み犬神家状態だったとさ。
11/06/13 21:56更新 / 時雨
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