連載小説
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ロリコンとドジなドッペルたん、その後。(ちょーっと書き加え)
「・・・て・・・」

ん・・・

「・・おきて・・」

ん〜・・・あとじゅっぷん・・・

「・・・もぅ・・・」

『タタタ・・・タタタタ、ピタッ』

「・・・えーいっ!」

『ガンッ!!!』

うごぉっ!?

「・・・起きた?貞春?」

・・・おぅ、起きた。でも頼むから起こすのにフライパンはやめろ・・・

「冬休みだからって、私をほっぽって寝こける貞春が悪いんだもん!」

しょうがないだろ、昨日、大学のやつらと飲み会で・・・

「・・・うぅ〜・・・」

・・・なんでいじけるんだよ?

「貞春は、私より大学の女の人がいいんだ・・・」

はぁ!?なんでそうなるんだよ!!?

「いいもん・・・どうせ私はチビでつるぺたですよぅ・・・」

馬鹿野郎!オレはお前しか眼中にない!!捨てもしないし、浮気もしない!!

「・・・ほんと?」

本当だ!!

「ほんとにほんと?」

誓いの証に、指折るか?

「そ、そんなことしちゃだめ!」

なら、どうしたらいいんだよ?

「・・・んーっ」

・・・やれやれ、結局これかよ・・・んっ。

「んちゅっ♪」

・・・キス一回でいいのか?

「あと、ぎゅってして♪」

はいはい。ぎゅーっ。

「ぎゅーっ♪」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ほわぁ・・・」

ほんっとお前コタツ好きだな。

「だってあったかいんだもん♪」

やれやれ・・・ほれ、ホットミルク。

「あ、ありがとう」

どっこらしょ。

「・・・おじいちゃんみたい」

うっせ。

「あっ、ちょっと座ったままで待って」

ん?なんだ?

『すっく。とててて・・・』

「よいっしょ。えへへー♪」

・・・あぐらの中に座りたがるとか、お前は猫か。

「むー。いいじゃない。あったかいし、貞春にくっついてられるもん♪」

ま、オレもこうして・・・

『ナデナデ・・・』

「あうぅ・・・」

お前を撫でてられるから、好きだけどな。

「うん♪んふふ♪」

『ぐりぐり・・・』

・・・おい、腰。

「んー?なぁにぃ?聞こえないなー?」

『ぐりぐり。ぐっぐっ』

こら、ちょ、やめ・・・ぉう・・・

「ん・・・なんか固いんだけどぉ?」

だから、お前、腰を、や、め、ろ・・・

「んふ、貞春は私みたいなロリっ子の腰使いで興奮しちゃうんだ?」

・・・馬鹿野郎。お前だから興奮すんだよ。

「え、あ、あぅ・・・」

・・・お前から誘ったんだかんな

「あ・・・///」

まずはキスからな

「うん・・・ん」

んー・・・





『ピンポーン』





「ふぇっ!?」

ッ!!?





「すいませーん。宅配便ですー。護之宮さーん?おられませんかー?」





クッソがぁっ!空気読めやボケがァッ!!今行きますーッ!!

「あぅあぅあぅぅぅ・・・///」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ、ありがとうございました。あ、あと、な、なんかすいませんでs」

うるせぇ。さっさと行け。タマぁ握りつぶすぞ!

「ひっ、ひぃっ!」

『バタン!ガチャッ!』

クソが・・・えーと?あん?誰からだこれ。名前書いてねぇ。


『宅配便  白ネコ ニャマト
送り主 _____
受取主 護之宮 真闇 』


おーい、真闇ー?お前あてだぞー?

「あぅあぅ、あぅあぅ・・・///」

いつまで顔赤くしてんだよ・・・ほら、開けるぞ。

「うぅ・・・ん?わぁっ。みかん!」

・・・いよかんだな。一体こんな大量に誰が・・・ん?

「みかん・・・みかん・・・」

・・・さっそく食うか?

「コクコクコクコク!」



むきむき・・・ぱくっ。んーっ、甘くてうめぇな。

「むきむき・・・あっ」

ん?ぷっ、剥けずに皮ちぎってやがるwww

「むぅっ。むきむき・・・うっ」

あ、またちぎれた。

「・・・むきむき・・・あ」

・・・・・・・・・

「・・・・・・うぅ( ; ω ; )」

だーっ!皮きれいに剥けないだけで泣くんじゃねーよっ!ほら!オレが剥いてやっから!

「どうせ私は不器用ですよぅ・・・」

いじけんなっつの!はい!剥けたから!食え!

「うん・・・はむ。ほわぁ・・・」

お前、みかん好きだったのか。

「うん、大好き。はむはむ・・・」

・・・ハムスターみてぇに食うな、お前。

「うにゅ?」

こっちみんな。にやけるから。
・・・ん?なんだこの紙?

『前の小説の感想に送られたものです。ありがたく食べなさい。
もげろ。
作者より。』

・・・・・・

『ビリビリ・・・』

「ん?なにそれ?」

気にすんな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「今日の晩御飯、なににするの?」

んー。寒いから鍋だな、なべ。片付けも楽だし。

「なべかぁ・・・キムチ鍋はやめてね?」

チッ。

「する気だったの!?」





さて、スーパーに来たワケだが。

「誰に言ってるの?」

気にするな。なんとなく言いたかっただけだ。


「よぅ、ロリコンじゃねぇか」


「!?」

急に声かけんな、成竜。真闇がびびっちまっただろ。クソが。負け組め。

「真闇ちゃんビビらせたのは謝るけど、負け組は言いすぎだろッ!」

「ビクビク・・・」

大声出すな馬鹿。ぶんなぐっぞ。

「ちっくしょー・・・彼女できてから態度デカくなりやがって・・・羨ましい・・・」

そーいやフラれたままだっけか?乙www


「くそっ・・・いいよ。一人寂しく正月迎えた俺に死角はない・・・あばよ・・・」

ありゃ・・・いじりすぎたか・・・

「・・・・・・・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ごっそさん。

「ごちそうさまでした」

じゃ、風呂いれてくるわ。

「あ、それくらいやらせて」

ダメだ。おととい、ヘマして手を熱湯で火傷しかけたのは誰ですかね?

「あぅ・・・」

オレが好きでやってんだ。甘えとけ。

『トッ、トッ、トッ・・・』

「・・・あ、そうだ。今のうち・・・」

『ガチャッ』

「えーと・・・確か電話番号は・・・」

『カチカチカチ・・・』
『トゥルルル・・・トゥルルル・・・ガチャッ』

「あ、久しぶり。私、真闇だよ。うん?あ、番号?えへへ・・・彼の家からかけてるの♪
あ、待って!切らないで!あのね、結構いい人、見つけたの。うん。彼女なしで、結構カッコいい。一度会ってみたら?あのね、名前は成竜で・・・」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

「・・・うん、へー。難しそうだね。そっかー」

真闇ー?風呂はいるぞー?早くこーい

「あ、はーい!ごめん。呼ばれたからいってくる。ごめんね。うん、頑張って!それじゃ」

『ガチャ・・・』

「今いくよーっ」

『タタタタ・・・』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あぁー、いい湯だった。

「むにゅむにゅ・・・」

おぅ、もう眠そうだな・・・寝るか?

「うん・・・」

よし。よいしょっと・・・

『ぽふ』

「わーい・・・おひめさまだっこぉ♪」

よしよし。そいじゃ寝るか。

「うん・・・おやすみぃ・・・」

あぁ、おやすみ。


『チュッ♪』
11/09/16 14:20更新 / ganota_Mk2
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■作者メッセージ
こんなこと毎日してるのかと思うと、腹が立つね!

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