流導旅行譚
「なんと蟲惑的な世界だ・・・。最近は新しい世界を歩いてないからなぁ・・・。」 この男は旅が好きだ。世界を肌で感じることが大好きだ。 文章、絵、動画、思考、機械言語、空間、次元など。男は様々なところを旅することができる。 だが、近頃は新しい世界へ旅立つことがなかった。なぜなら男を満足させるほどの世界がなかったからだ。 「よし、ここはあいつらがいるから大丈夫だろ。俺はちょっと旅に出るか!」 そして、とある図書館の片隅で男は旅へと出発した。 男がいなくなった場所に残っていたのは古ぼけた1枚の紙。 変色して全ては読めないが、そこには挿絵と図鑑の様な説明文が書かれていた。 |
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