連載小説
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行方不明になってた幼馴染みが帰ってきたと思ったら…
「はぁ……駄目だ…やっぱ集中出来ねぇ…」

高校3年生の夏休み…それは、大学受験に向けて必死に勉強しなければいけない期間…というかしないといろいろマズい期間。
だけど俺はここ一週間、全く勉強に集中出来ていなかった。

「サキのやつ…無事なのかなぁ……」

何故集中出来ていないのか…それは……


「サキが行方不明になってから…もうそろそろ一週間か……」


幼馴染みのサキが、およそ一週間前から行方不明になってしまったからだ。


当日の昼間では高校に居た事は確認されているのだが、そこから家には帰ってこなかったらしい…
家出とかするような奴じゃない…というかサキの家族は皆とても仲が良いので家出は無い…
事件に巻き込まれたのか、誘拐されたのか、神隠しにでもあったのか……
どういう理由かはわからないが、とにかくサキは行方がわからなくなっていた。

「本当に…どこに居るんだよサキ……」

幼馴染みが行方不明になったんだ…不安で仕方が無い。
考えたくは無くても…俺の脳裏には最悪のパターンが浮かんでしまう……

「帰ってきてくれよ……頼むから……」

俺のボソッと呟いた独り言は……



ピンポーン♪



何者かの訪問を知らせる呼び鈴の音で掻き消された…

「…誰だよこんな時間に……」

今は夜の9時過ぎだ…一人暮らししている俺の家に来るやつはそう居ないと思うが…宗教の勧誘だろうか?

「はーい、今出まーす」

とりあえず何であれ出たほうが良いと思って、玄関の扉を開いたら…



「どなたd……!?」
「へへっ、久しぶり!ちょっとお邪魔するね!!」


前編12/09/06 23:10
中編!12/09/06 23:20
後編!!12/09/06 23:26
後日談♪12/09/06 23:40

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33