連載小説
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後日談♪

=======[三日後]=======



「……」
「……」


カリカリ……カリカリ……


「……」
「……あ〜も〜!!」
「ん?なんだいきなり…終わったのか?」
「終わって無いけど勉強したくない〜!!」


レツヤに告白していっぱい中出ししてもらってから3日が経過していた。
あれからは本当にいろいろあって大変だった…

まずは警察に誘拐されていた時の状況を伝えなければならなかった。

誘拐はもちろん犯罪なので、あの犯人は逮捕された。
犯人は一時的に海外に逃げてやり過ごすつもりだったようだが、優香お姉さまの調教の成果で監禁場所で大人しくしていた所を捕まったそうだ。
ただ私は特に気にしておらず、お姉さまも犯人と結婚するつもりだと言った事もあって、刑罰はかなり軽くなったらしい。
まあお姉さまにこってり搾られた挙句愛を囁かれたのだから再犯は無いだろう。
それと釈放されたらすぐにお姉さまと結婚式だとか…まああの犯人ももうお姉さま無しでは生きられないだろうからね。


「ねえレツヤ……セックスしよ?」
「今日のノルマ終わったらな」
「そう言わずに……ねぇ……」


スパーン!!


「いったあ〜〜〜!!」
「……」


次に、人間を止めた事によるさまざまな書類変更を行わなければならなかった。
いや、それ自体は別に大変な事では無かったのだが……よくある事なのか対応も早かったしね……

ただ、昨日から学校にまた通い始めたのだが…周りの注目が凄い事になっている。
私が通っている学校はレツヤのとこと違い魔物は少ない…だから魔物になった私が注目の的になっているのだ。
普段は大人しくしていて目立たないタイプだったのに監禁されていた時の事や魔物になってどう変わったかとか質問攻めにあって疲れるのだ。
それとうかつに人間の友達と恋バナが出来なくなったのも辛い…ちょっとしたきっかけですぐにエロネタに走って引かれるなんて事が起こるからだ。
相手も魔物になれば私の考えもわかるだろうけど…このご時世望まない相手を魔物にするのは良くないからね……


「なによ!ハリセンで叩く事ないじゃん!!」
「いいから続きやれよ。誰の為にわざわざ時間作ってると思ってるんだよ」
「うぅ……」


ちなみに…私は未だにレッサーサキュバスである。
少しだけ角が大きくなったしボディラインも美しくなった気はしないでもないが、相変わらず尻尾も翼も小さく薄いままだし身体中に体毛が生え揃っている。
それもこれもレツヤがあまり私を抱いてくれないからである。


「でもぉ……」
「なんだ、サキは俺と同じ大学に行きたくないのか……」
「ち、違うよ!!行きたいよ!」
「ならもう少し頑張れ。今楽しんで後で後悔したくないだろ?」
「うぅ……頑張る……」


今ちょうどレツヤと一緒にいるのだが…私達は甘い交わりをせず苦い勉強をしている。
こっちが良い雰囲気に持って行こうとしてもどこから持って来たのかわからないハリセンで叩かれ、否応なしに勉強に戻されてしまうのだ。
まあ…同じ大学に通うようにするため、成績が悪い私の為に心を鬼にして勉強させてくれているんだろうけど……レツヤの精をお預けされてるの中での勉強は辛い……


「というかレツヤが私のレベルに合わせてくれてもいいのに…」
「何言ってるんだ。全く希望が無いわけでもないんだし、もう少し頑張れよ」
「でも……」
「でもじゃないだろ?そんなに高いレベルの大学じゃねえんだからさ」
「うん……」


レツヤが私の為を思ってこう言ってくれている…それはわかってるし、そこまで私の事を思ってくれているのだからむしろ嬉しいと言えば嬉しいのだが……

……やっぱり勉強よりも愛し合っていたいわけで……

「今日のノルマが終わったらいくらでもしてやるから頑張れ」
「わかった…そう言って寝ないでよ?」
「だらだらやってたら寝るかもな」
「それは駄目!!わかった集中してやる!!」

まあ…そうは言っても無理矢理襲ったりはしない……
それはレツヤの優しさを踏みにじる事になっちゃうからね……



…………



………



……







「終わったーー!!」
「おう、お疲れ。冷たい麦茶飲むか?」
「うん、頂戴!!」

さらに2時間勉強して、レツヤが決めたノルマを終えた私。
ペンの持ちすぎでもう手が痺れて大変である。
両手を上げて終わった事に喜んでいたら、少し前に終えていたレツヤが冷たい麦茶を入れてくれた。
まだまだ残暑が続く中、一仕事を終えた後の冷たい麦茶は美味しいものだ。


「じゃあそれ飲んだら帰れよ。もう夜も遅いしな」
「……は?」

ゆっくりと冷たい麦茶を飲んでいたらそう言ってきたレツヤ。
つまり…私とセックスはしないとでも言うのか?

「冗談だから睨むな…まあちょっと片付けとかあるからゆっくりお茶飲んでろ」
「むぅ……わかった……次そんな事言ったら一晩中寝かせないし次の日になっても部屋から出さないからね」
「それは恐いな……」

ちょっとムカっときて睨んでいたら冗談だと言われた。
こっちとしてはそれの為に勉強を頑張ったとこもあるのだからそんな冗談は言ってほしくない…だから少し脅しておいた。
これに懲りたら二度とそんなふざけた事は言ってほしくないものだ。

「というか何よ片付けって……」
「さっき夕飯作って食べただろ?その片付けだよ。後回しにしておくと悲惨だからな」
「わかった…じゃあベッドの上で待ってる」

私が麦茶を飲み終えてもレツヤはまだ夜ご飯の片付けをしていたので、先にベッドの上で全裸になって待ってる事にした。

そういえば……レツヤの作ったご飯美味しかったなぁ…
大した事無いって言いながら出してくれた豚の生姜焼き…犯人が作ったものよりもかなり美味しかったなぁ…



……………………



「おまたせ……ってサキ……」
「んっ……なあにレツヤ?」
「……何してるの?」
「何って…オナニー」

数分が経過してやっと片付けが終わったレツヤ。
その数分が私は待ちきれず、ベッドに残るレツヤの匂いをいっぱい嗅ぎながらオナニーをしていた。
ベッドの上に居るだけでレツヤの匂いが私の下腹部を熱くするんだから仕方ないよね。

「はぁ…」
「なによぉ…溜息吐いてないで早く脱いでシようよ」

そんな私を見てレツヤはベッドの上に膝立ちで溜息を吐いていた。
まあわからなくはないけど…そんなレツヤだって……

「もうおちんちん大きくしてるって事はヤる気って事でしょ?」
「え、まあ……うん……」
「ほらほらはやく脱いで…なんなら脱がせてあげる♪」
「わっ!?ちょっ」

既にレツヤのズボンの股間部は大きく膨らんでおり、レツヤの精の匂いが強く出ていた。
もう我慢できない私は、レツヤの制止を他所にズボンをパンツごと摺り下ろした。

「んっふふー♪はむっ♪」
「うおっ!?いきなり……くぅ……」

レツヤのペニスが力強く跳ねながら私の目の前に現れた……
私は我慢の限界が来て、一目散にレツヤの勃起ペニスにしゃぶりついた。

「じゅぷっ、れる、あむっ……じゅるる…」
「うっ、あ、ふ……」

鈴口を突いたり強く吸ったりする度に声と先走りを漏らすレツヤ…
先走りもおいしいけど…ちょっと物足りない……

「むむ……ぐぷっ、じゅぷ、ぐぽっ……」
「ちょ、う、ああっ!!」

もっとレツヤを味わいたい私は、レツヤの腰に手を回してディープスロートをした。
息苦しくは無く、喉奥にレツヤの亀頭が当たる度に痺れるような快感がくる…これも魔物になったおかげだろう。
私の喉奥の感触が気持ち良いのか、レツヤのモノが口の中で膨らみ、先程以上に先走りを出しているのがわかる。

「あっ、やばっ、も、射精るっ!!」
「んっ!?んんーっ♪」

そのまま続けていたら突然レツヤに頭を掴まれて、喉にペニスを深く押し込んで、そのまま射精を始めた。
無理矢理奥まで突かれたのに苦しさは全く無く、むしろ一回も空気に触れる事無く私の食道に注がれる濃厚な精液に、私は何もしていないのに軽くイッてしまった。


「んん……ぷはっ♪」
「わ、わりぃサキ……苦しくなかったか?」
「ううん…レツヤのおちんぽで苦しくなるわけ無いじゃん♪」

ゆっくりと食道を降りていく精液を味わいながら、心配してくれたレツヤに笑顔で答える。
そんなレツヤの陰茎は、出したばかりだというのにまだ硬いままで居た。
その様子を見て、次は身体に濃いザーメンをいっぱい掛けてもらおうかなとも思ったが、やっぱり……

「まだいっぱい出せるよね♪」
「あ、ああ…たぶん……」
「じゃあレツヤ…今日はレツヤから私を抱いてぇ♪」

始める前からずっと疼き続ける子宮にたっぷり注いでもらう事にした。
それでいつもは私がレツヤの上に乗ってるので、今日はバックでシてもらおうと……

「後ろからぁ…獣のように私を犯してぇ……あんっ♪」
「っ!? はぁ……はぁ……」

四つん這いになった後腕を曲げお尻をレツヤのほうに突き出しておねだりしてみた。
レツヤもその気になってくれたようで、息を荒げながら私のお尻を鷲掴んできた。

「はぁ……挿入れるぞ……」
「うん…きてぇ……ああっ♪」

こんな状況でも私に一言声を掛けるレツヤの優しさを嬉しく思いながら、私はお尻を更に上げた。
そしてそう経たないうちに、私の膣内をレツヤのペニスが膣肉を削る様に突き進むのを感じた。
そして亀頭がGスポットなる部分を擦った時、私の頭は快楽一色に染まった。


「う、動くぞ……」
「うん……っ♪」

始めはゆっくりと、私のナカを味わうように動くレツヤ。
あまりセックスしていないと言っても、もう私のおまんこはレツヤのオチンポの形を覚えてしまったらしい…レツヤが動く毎に余す事なく快楽が全身から伝わってくる。

「くっ、はっ、はっ、あっ、ふあっ」
「あっ、んっ、にゃっ♪」

しばらくしたら私の望み通り獣のように激しく腰を打ち付けてくるレツヤ…
いや、ギラギラとした瞳と快楽に満ちた表情をしている今のレツヤはもはや獣だ。
私も自ら腰を振り、膣壁を締めレツヤのモノが逃げないように、奥へ当たる様にしていた。
そんな獣同士の交わりの中、私はイキそうになっていた…

「あっ、あっ、イク!イッちゃうぅ♪」
「お、俺も、もう……射精る!!」

だがそれはレツヤも同じだったようで……膣内でレツヤのペニスが一際大きく膨らむのを感じ……


「う、うあああぁぁああっ!!」
「ふぁあああああっ♪きたあああああっ♪」


一際大きく私に腰を打ち付け、子宮口に先端をねじ込むと同時に、レツヤは先程以上の量を射精した。
子宮内に直接叩きつけられる熱い子種汁…もっと欲しいと私はイキながらも搾りだすように膣を動かしていた。


「あぁあああっ♪あはああああああんっ♪」


私のナカがレツヤで満たされていく……
真っ白になる頭の中で感じたのは、愛しい人の精で満たされた幸福感だけだった……




「あぁっ……ぁっ……はあっ♪」
「はぁ……ハァ……ふっ……」

子宮の中で精液が波打ってるのがわかる程沢山注がれ、ようやくレツヤの射精が止まった。


「ハァ……ハァ……ああんっ♪」


グググ……


「あぁん……もっとぉ……♪」

お腹が膨らんで見える程の精を射精されたからか、ほんの少しだけ角が大きくなって、尻尾も長くなった。
でも、まだまだだ…変わらず桃色の体毛は身体を覆うように生えてるし、翼も飛ぶ事は出来るが小さいままである。


「レツヤぁ……もっと射精してぇ♪」
「ちょっ……はぁ……休憩させて……」
「やぁだ♪」
「はうっ!ま、待ってサキ……」

早くサキュバスになってレツヤともっと愛し合いたい……
その想いで、私は疲れて私の背にもたれ掛っているレツヤの半分柔らかくなっているペニスを、膣をギュッてして再び勃たせる。
まだまだ休ませる気は無い……まだ夜は始まったばかりなのだから。


「ほらレツヤ…私のおっぱい好きにして良いからね♪」
「そ、そうか……ならサキ、こっち向け」
「ん?」

レツヤに言われ、私は繋がったままバックから正常位へ体位を変えたら……

「好きにして良いんだな……」
「う、うん……ひゃあっ♪」
「むじゅる、れろ、じゅるっ……」

レツヤは私のおっぱいにしゃぶりつき、乳房を舐め回し始めた。
それは乱暴的であり、決して上手だとは言えないけれど……レツヤが自分から私を求めてくれたのが嬉しくて、私は強く興奮してしまう。

「じゅるる、はぁ、あむっ、れる…」
「ひあっ♪はっ♪くぅぅぅんっ♪」

わたしのおっぱいを舐めながら腰を振るレツヤ。
激しく出し入れされる度にレツヤ専用おまんこから精液と愛液のブレンドが巻き散らかされている。
もっとレツヤのペニスを感じたい私は、いつの間にかレツヤの腰に足と尻尾を巻きつかせていた。

「れつやぁ♪もう、い、イッちゃううっ♪」
「ぷは…もうちょっと待て……俺もそろそろ……」

胸を舌で愛撫され、激しい腰の動きに私は絶頂を迎えようとしていた。
だが、レツヤと一緒にイキたい…その想いでイクのを必死に我慢しながらより深くペニスが入るよう足に力を入れた。

「はあっ♪ひあっ♪ああぁあああっ♪」
「ふっ、ぐっ、で、射精る!!」
「あっ、ふあぁあはああぁぁああっ♪」

そして何度かレツヤが大きく腰を打ち付けたら、3度目だというのに質も量も全く落ちない射精が始まった。



熱く滾るレツヤのペニスから勢いよく出てくる沢山の子種汁……
サキュバスになる前に妊娠しちゃうかも……♪



私の子宮に新たな精液が注がれているのを認識した瞬間、私の意識は天に昇っていくかのように真っ白になった……




「ふぁ……あはぁ……♪」
「くっ、う、ふぅ…はぁ……はぁ……」

数分程イキ続けて飛んでいた意識がようやく戻ってきた時、レツヤの射精も止まったようだ。
大きく息をしながら私の上に倒れ掛かってきた……
レツヤの重みでまた私の身体は火照り始めていた。

「ほらレツヤしっかり。まだまだシてもらうんだから♪」
「ぜぇ……はぁ……も、もう無理……」
「嘘は駄目だよ。まだレツヤのおちんちん、私のナカで硬いままじゃん♪」
「ぜぇ…性的には出来ても……体力的に無理……」
「もう……じゃあいつも通り騎乗位でやってあげるね♪」
「いや……だから……はぁ……」

完全なサキュバスになるまで……いや、サキュバスになってからもレツヤとシていたい私は、疲れてげっそりしているレツヤを下に、騎乗位で精液を搾る事にした……



それこそずっと、レツヤが私を求めて止まなくなるまで……




「……は、流石にやり過ぎかな……」
「……いきなりなんだよ?」
「べっつにぃ……それじゃあ動くね♪」
「お、おう……」


それでも、私がレツヤを求め続ける限りは他の女に目をやったりしないだろう……つまり、永遠に私だけを見てくれるのだ……


(大学を卒業したら……レツヤと結婚……♪)


幸せのビジョンを思い浮かべながら、私はレツヤの上で腰をピストンし始めた……
12/09/06 23:40更新 / マイクロミー
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■作者メッセージ
4月中旬辺りからチマチマと書いた結果が5万字越えでしたが…いかがでしたか?
ちなみにヒロインのサキはヤンデレではありません。レツヤへの愛が深いだけです。

ようやく読切も書けたし、忙しい時期も一旦終わったので、しばらくは連載の続きを書きます。
というか連載の次回はコラボ回なので早急に書きます!!

誤字・脱字・長過ぎだゴルァ!!等ありましたら遠慮なく感想にて。

以下入れようとしたけどやめた台詞(ファイナル)

「なあサキ…そういえば尻尾とかって違和感無いのか?」
「うん。昔から生えていたかのように動かせるし、普通に空も飛べるよ」
「マジで!?じゃあ今度俺を抱えて空を飛んでくれよ!!」
「い、いいけど…やけに期待してるのはなんで?」
「ばっか空を身一つで飛ぶのは人類の憧れなんだよ!!」
「いや別に私はそんな事思った事無いけど……まあいいよ。ただし!!」
「ただし……?」
「安定して飛ぶためにも、早く私をサキュバスにしてね♪」
「……………………おう」
「……何よその『間』は……」

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