連載小説
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彼女たちのそれから
それから、確かに被害は減った。だが…

晶「…」

白『…』

鈴『…』

晶「で、どうした?」

白『…』

鈴『…』

彼女たちの顔が赤い

晶「??」

白『晶は、彼女達に呼ばれたんだよね』

晶「ああ、来たのは俺の意思だが」

鈴『なるほど…』

晶「??」

白『…』

鈴『…』

彼女達は碧たちの神社に向かった

晶「???」

俺は水を差すかもしれないと思い自室に行く

紫『いま良い?』

晶「?」

紫『…』

晶「??」

紫『また…』

晶「????」

紫『下がる…』

晶「ん?」

紫『じゃ、また』

何が言いたいか分からないがなにか意味はありそうだ、いまは分からないが

碧『はぁ…』

晶「?」

彼女もため息をついている

碧『…』

晶「?」

碧『貴方は、彼女たちのことをどうみますか?』

晶「…白と鈴か」

碧『はい』

晶「白は少し抜けてるところがあるが懸命なのは伝わる、鈴はなんと言うか、割を食ってしまってると思う」

碧『なるほど…なら質問を少し変えます』

晶「?」

碧『彼女たちも、貴方を狙っているとしたら?』

晶「え」

思わず変な感じで声が出る

碧『貴方の意思なので止めはできません』

晶「マジか…」

碧『だからあんまり出したくなかったんです、競争率上がりますし…』

私情入ってないか?と言いたくなるが言わないで置く

晶「…」

碧『まあ、貴方の性格ならのちに頼み込んできたりしたら断りはしないでしょうから遅かれ早かれだとは思いますが…』

晶「確かに、な…」

無下に断る気にはなれない

碧『どうしたら良いのか私には分かりません』

晶「俺が知りたい」

碧『ですよね…』











翌日、また二人に呼び出された

晶「…どうした?」

白『一つ、案が浮かんだんだけど』

晶「と言うと?」

鈴『…と言うわけなんです』

晶「なるほど…確かにそれなら安定はしそうだが問題は彼女達だな」

白『頼みと言うのは…』

晶「俺に橋渡しか?」

鈴『はい…』

晶「分かった、とりあえず聞くだけ聞いてみよう。あまり期待はしないでくれ…」

そのまま俺は再び碧たちの神社に帰った

晶「…と言うわけだ」

紫『反対!!!!』

紫は珍しく明確に意思を表す、いつもはびくびくしていたり遠くから見ていることのほうが多いのだが

晶「…」

碧『なるほど…確かにそれなら一つの懸念は消せますね…』

碧は納得したように聞くが決めかねているようだ

晶「伝えることは伝えた、じっくり考えてみて欲しい」

そのまま部屋に戻る

慧『あいつらは晶に行かせて来ないか』

晶「いや、俺を橋渡しにしたんだと思う。」

慧『…?同じではないか?』

晶「いや、彼女達が言うのと俺が言うのとでは多少印象が異なるかと思う」

慧『なるほど…向こうも考えてはいるのか…』

晶「まあ、向こうにはあまり期待はしないでくれと言ってあるから多少は」

慧『そうか…』

晶「?」

慧『晶、この前のことだが』

晶「ああ、猫の神社に危害加えた奴らの時か」

慧『私達がそれをしはしないとは言えハッタリだけであそこまでできるものなのか?』

晶「全部が全部ハッタリじゃないからな、実際君たちなら土砂崩れくらいなら怒りを持てば出来るだろう?」

慧『確かに、な…』

晶「向こうもそれを知ってるから成立したと言うわけだ」

慧『なるほど…』

後は彼女達がどう出るかだ

おわり
20/08/19 23:02更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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