連載小説
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相談の結果
その日は結局話はまとまらなかった

晶「…」

また橋渡しを頼まれた

晶「…」

そのまま今度は白と鈴の神社に向かう

晶「と言うわけだ」

白『なるほど…』

鈴『なるほど…』

そして…

晶「またか」

今度は彼女達に橋渡しを頼まれた

晶「と言うわけだ」

碧『なるほど…』

晶「もう本人同士で話し合えよ…」

碧『確かに…』

それからまた碧たちの神社で話し合う日程を立てた




















晶「俺は必要なとき以外は外すから必要になったら」

碧『えぇ』

そのまま部屋から出る

晶「…」

しばらく待つ

碧『出番です』

晶「了解」

そのまま部屋にはいる

晶「で、どこまで行ったんだ?」

碧『紫が反対の一点張りで…』

晶「理由は?」

紫『ネズミが居るところに猫をいれようとする神経が理解できない』

晶「まあ、食われるかもしれんしな」

白『だからそこは…』

晶「本能的なものだろうな、種族違っても小さい頃から一緒にいさせるならまだしも」

紫『…』

晶「鈴の方は?」

碧『彼女は大丈夫です』

紫『狐だし』

晶「なるほど…」

白『まあ、ここはね…』

晶「…」

白『でも、猫がネズミを攻撃するようになったのはネズミの祖先が姑息な手を使ったからとも言われてるよね?』

紫『!』

白『先に原因を作ったのは貴女方ネズミなのでは?』

紫『鵜呑みにするから』

白『引っ掛かる方も引っ掛かってる方だけど、それでも』

晶「とりあえず二人とも落ち着け」

碧『落ち着きなさい』

碧が睨むと二人は大人しくなる

晶「…」

最終案として、白の配下の猫には紫の配下のネズミを自分からは攻撃させないことを条件に纏まった

晶「紫」

紫『なに?』

晶「あくまでも自分からは攻撃しない、それだけだから増長すれば…」

紫『わかってる、身体の強さでは勝てないのはわかってる、でも…』

晶「…」

微妙な空気のままその日は終わった









晶「お、おう?」

しかし、俺の懸念は吹っ飛んだ

白『ほらね…』

どうやら配下の猫、ネズミたちは対立に疲れていたらしく助け合っている

紫『私の一人相撲!?』

晶「らしいな…」

猫はネズミを咥えて運び、ネズミは狭いところのサポートをする。利害も一致していたらしい

晶「自分達の食糧を奪おうとする野良ネズミに容赦ない連携だな…」

紫『あれは私のところから出てったネズミだから管轄外だね』

晶「まあまだモヤモヤはあるかもしれんが」

紫『うん…』

それから部屋に戻り縁側でゴロゴロしていると、白が来た

白『…♪』

晶「?」

白『…♪』

近くで彼女は寝転がる

晶「?」

白『撫でて…♪』

晶「…」

まあ、減るものでもなしと思い撫でる

白『…♪♪♪』

これだけで幸せそうにしている、魔物と言うのは安上がりだな…

晶「ん…」

そうしていると白は寝てしまった

晶「耳かい…」

鈴『良かったら、耳掻きしましょうか?』

晶「なら、頼んで良いか?」

鈴『はい♪』

そのまま彼女の膝枕に頭をのせる

鈴『ここですか?』

晶「そこだな…ん…」

鈴『ふふ…♪いっぱいとれますね』

晶「数日してなかったからな…」

それから少しして、改めて話をまとめるために部屋に向かう

晶「で、とりあえず纏まったか?」

碧『はい』

内容は、この地にあった三種の神社を併合して一つの八百万の神社に変えることだ

晶「なら、良かった」

とりあえず話は纏まった、ここからが本番だ…

おわり
20/08/20 23:24更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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