連載小説
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無題
勇者様。
そんな大層な代名詞で呼ばれ、オモチャと化した女とその女たちから得られるものは快楽のみであった。
魔物から逃れ、愛液に塗れた馬車に乗り、たどり着いた王都で、女騎士達と爛れた肉欲をぶつけ合う。それが勇者の運命であるのなら。
勇者の運命というものはきっと呪いでしかない。

「では勇者様、どうぞ私のカラダを隅々までお楽しみください♡」

そう言いながら、ゆっくりと天蓋の内側へと入ってくる女。僕が選んだ女。この女はこの国の貴族の娘でありながら、3歳の神選の儀式にて聖女となる信託を得た。
そしてその年から聖女となるために白銀騎士を育てるためだけの特別な修道院に入り、白銀騎士に見合うだけの実力と、美しさと、知識を学び、ここに居る。

しかしながら、白銀騎士団創設者である女王家が女達に託した役目は、知識を以て国を栄えさせる事でも、武力を以て国を守ることでもなく、僕の子を孕み、雌として勇者に認められること。

その本懐を目の前の女騎士、カーナは達成する直前にある。

カーナはゆっくりとベッドの上に上がり、四つん這いになって僕の元へと近づいた。
ベッドについた手の上で、桃色の先端をした大きな果実がぷるんと揺れる。這い寄る度に小さく恥ずかしそうに震える柔らかな実が、とても美味しそうに見えた。

「カーナ、勇者様はあなたのおっぱいにむしゃぶりつきたいみたいですよ?」
「ーーっ!?」
声のした方向を振り向くと、ソフィアがニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて笑っていた。
「私の前で隠し事は出来ませんよ? だから勇者様は、あなたが選んだ女を思う存分味わえばいいのです。たくさんの女達に身構える必要はありません。この雌達は勇者様に愛されるために生まれてきた勇者様のオモチャなのですから。要らなくなれば捨てれば良いのです。壊せば良いのです。あそこにいるレシャのように」

ソフィアの指を指した方向には、未だに尻穴に蝋燭が突き立てられた「燭台」に火が灯っている。レシャは「お゛ッ」とたまに豚のような鳴き声で鳴いて、溶けたロウの暖かさに喜んでいた。

そして、方やベッドの上に目を転じるとカーナがじっと僕を見つめて待っていた。
腕で胸を抱えて、寄せられた胸は更に大きく見えた。そんな健気な姿に心を打たれないはずもなく。
情欲と共に股間は膨れ上がり、カーナを求めていた。
「カーナ……」
名前を呼んだ。それだけで空気が変わる。
ついに僕の隣へと辿り着いたカーナの大きな胸を、手のひらで包み込み、撓垂れ掛かる彼女の唇へ接吻を落とす。

「んむっ……♡ちゅ♡……んはぁ……♡♡♡」
唇を、歯の裏までを舐めまわすようにお互いの舌を伸ばし、舌と舌を絡め合う。ヌルヌルしたカーナの舌の先端が硬口蓋に触れて、初めて自分の弱点を知る。
ゾクゾクとした快感が神経を貫き、僕の呼気がカーナのまつ毛を揺らした。
「勇者様ぁ……♡♡♡」
お互いの唾液でドロドロになった口元を拭わないまま、カーナは僕を呼ぶ。鼻と鼻が触れる距離では、お互いの瞳に映るものが世界の全てのように感じる。カーナの瞳には僕だけが映り、僕の瞳にはカーナだけが映る。カーナの瞳孔は愛する人を見つめている時のように広がり、青い虹彩の奥に僕の姿が落ちていく。その姿は快楽に飲まれる僕自身と呼応し、深い黒へと沈んでいった。

そして、もう一度目を閉じ、カーナは口付けを望んだ。柔らかなベッドの上で、ギュッと自らの手を胸の前で握り締め、祈るように。今から起こる全てを受け入れるかのように。

その健気な姿が、僕を壊した。

「勇者、様……?」

カーナは望んだ口付けをお預けされて、不思議そうに目を開く。僕は立ち上がり、その眼前に大きく怒張する肉の剣を押し付け、両手で頭を掴む。

「あっ……♡」
小さな声を上げたカーナに構わず、唾液でたっぷり濡れた唇に肉棒を押し付け、そのままカーナの顔の上を滑らせる。
にゅるん♡と勢いよく滑った肉棒の臭いをカーナに擦り付けるように、頬にも、鼻筋にも、肉棒を当て、蒸れた陰嚢を舐めさせる。
今思い出したが、そういえばコロワと交わってから風呂に入っていなかった。

「凄いにおい……♡しょっぱくて、すっぱくて……美味しいです♡」

カーナのヨダレで、カピカピになっていたコロワの愛液が粘りを取り戻す。更にぬるぬるになった肉棒をカーナの顔に擦り付け、更なる快楽を得る。

自分本位の勝手な行為。それを喜んで受け入れるカーナの顔に、白い情欲をぶちまけた。

ぶびゅる!ひゅびゅるびゅぶびゅッ!

「んはぁっ!♡……んむ♡……んんっ♡」
逃げられないように前髪を掴んで、カーナの綺麗な顔を汚していく。まだまだ止まらない射精に合わせてカーナは身を捩り、亀頭の先端に鼻先が触れるほどに近づいてくる。
カーナが身を捩るのは、顔にかかるものを避けるためではなく、顔全体に僕の真っ白な愛を受けるためだった。

「勇者様ぁ♡」
白い愛を受け、カーナは唇に着いた精液をぺろりと舐めた。
数時間前に、コロワの胎が膨れ上がるまで射精していたのにも関わらずまだ勃ち続ける肉棒に、カーナはゆっくりと舌を這わせ、尿道に残ったものすら残さず飲み干した。
そして、飲み干した口をだらしなく開けて、褒められたがりな子供のように笑う。
むせ返るほどに濃厚な精液の臭いに酔い、焦点の合わない虚ろな目で、カーナは自らの処女を殺す槍を見つめていた。
それは他の女たちも同様で、カーナの処女がどのように失われていくのかを興味津々で天蓋の外から30人が見つめている。
股に手を伸ばしながら見る者や、またに伸ばした手を止めることが出来ずに、既に立てなくなっている者もいる。カーナの上官にあたる小隊長は、跪かせた部下に股を舐めさせていた。

カーナも例外なく、自らの股に手を伸ばし、快楽を貪る。
懐いた犬のように無防備に腹を見せ、媚びる猫のような甘い声で喘ぐ。
見せつけるように開かれた股の間に指を這わせて、ピンク色の粘膜を開くと、泡立った愛液が流れ出す。

手についた愛液を剛直に塗りたくり、ねっとりと粘り気を帯びた光を反射する肉の槍をあてがうと、カーナは恐れている素振りすらない。

はしたなく迸る膣を僕に見せて、ただただ待っている。
ピン、と勃った陰核を摘み、重力に負けて垂れた柔らかな乳を揉むと、ビクンと体を跳ねさせた。

「や……ぁ……♡あっ……うぅ……ん……♡」

期待を裏切られてカーナは切なく鳴いた。いつまでもいじめていたくなる様な嗜虐心を煽る声に心が昂る。
このままいきなり膣に突き挿れたら、カーナはどんな声で鳴くのだろうか。そう思った頃には既に、カーナの中に、僕が入った後だった。






22/07/06 10:00更新 / (処女廚)
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遅くなりました。

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