さくらさく %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

満開

 ここに来てから5日が過ぎた。見極めは順調に進み、すでに幾つかの酒屋では試験的に大陸で商う様の酒樽を供給するように話が進んでいた。
 店主の話では、2年前からサクランボの不作が続いているらしい。在庫を消費したくないのだが、城主より全面的に協力するように触れがでているので仕方なく、と言っていた。
 城主が観光に目を向けざる得なくなったのはそういう背景があるのかもしれない。明日からは木材関係も調べていこうかと考えていると、目の前の桜に足をM字に開き、露骨に誘ってくるドリアードの姿が見えた。
 あの花見のとき以来、珍しい酒や工芸品を品定めするのが面白く、『姫様』のところには行っていないが、心なしか日に日に誘惑が露骨なものになっている気がする。別に忘れていたわけでも、趣味が合わなかったわけでもない。仕事が面白かっただけだ。
 山田殿がいつも城とは別の場所から通ってくるのでどこで寝泊りしているのか尋ねたら妻子の樹だと答えた。なんでも、解禁日から花見客が増え、『姫様』のとこでは家族の時間が過せないから『姫様』を通して妻子のいる樹で寝ているとのこと。
「花見か・・・」
 今は昼を過ぎたばかり、まだ先は長いのだから半日ぐらい休みを入れてもいいだろう。商人は直感が大事、思い立ったが吉日。私は、踵を返し、『姫様』の元へ向かった。すると、自然にヨシノのことを考えるようになり、一歩踏み出すごとに早く会いたい思いが募り始め、最後には駆け足になっていた。
 自分でも驚きである。一度、身を重ねた仲とは言え、これほどまでに思っていたとは。




「はぁはぁ、すうーはぁ、・・・これは・・・」
 息を整えながら『姫様』の元に着くと先日の花見とは比べ物にならないほどの人と魔物で溢れていた。皆一様に酒を飲み、料理に舌鼓を打ち、そして、乱れていた。
 人は魔物に甘え、魔物は人に垂れかかり、外とは思えない濃厚なスキンシップを見せていた。辛抱できなかったのか、すでに激しく互いを求め合っている者達もおり、まさに、酒池肉林の態をかもし出していた。
 この国の町人と思わしき者以外にも武士やさらに高位の大名の陣らしきものが見えることから、近隣諸国からの花見客だとわかる。本当にこの国は、産業も外交も『姫様』の威光に支えられているのだと改めて痛感した。しかし、そのようなことを思ったのは一瞬。今はとにかくヨシノに会うため、一直線で幹まで駆けた。
 中に入るとやはり人影が多かった。この中から一人のドリアードを探すのは一苦労だと思案していると「おい」っと声をかけられた。
 そこにはアカオニが、やはり裸で立っており、不適に笑っていた。
「私になにか?」
「きょろきょろしてるところを見るとあんた相手がいないのかい?なら、ちょうどいい。こっちで酒でも飲まないか?旦那と飲むのもいいがこう言う時はぱっとやらないとな!!」
 気持ちはありがたかったが、人もとい魔物を探しているので、と伝えようと口を開けたとき、
「あらあら、もうお相手を見つけてしまったのですか?」
捜し求めていた声が独特の仄かな香りと共に聞こえてきた。
「先日、また来てもいいかと尋ねたのは、私以外のお相手を見つけるためでしたか。そうですか・・・」
 いかん!これはまずい状況を見られてしまったか。誤解が広がらぬ内に説明せねば。
「ヨシノ、これは違う!待ってる間、酒でも飲まないかと誘われただけだ。決して疚しいことなど・・・」
「あらあら、よいのですよ。殿方は女を引きつけてこそですから。それに、樹の女などよりそちらのほうがお好みなのでは?」
「そんなことはない!なぁ、あなたからも説明してもらえないか?」
「あぁ、まぁ、なんだ。邪魔したな。それじゃ、お幸せに〜。」
 そんな言葉を残しながらアカオニは、戻っていった。いよいよ、そっぽを向いてしまったヨシノに困り果てた。かつて、勘定を間違えて大損害を出してしまった時よりも、確実にあせっていた。私は、ヨシノの正面に回りこみ、自分でも解かるるほどに弱弱しい声で、
「なぁ、機嫌を直してくれ。私が悪かった。約束した異国の話もたくさんしよう。だから・・・」
 勤めて冷静な声をしていたが、正面に回りこんだ時の若干不機嫌そうなヨシノの顔はまた違ったかわいらしさを持っていたと思ったが、今はそれどころではない。
「本当でございますか?」
「ああ!!」
「ふふ♪本当にトーマ様はかわいらしいお顔をなさるのですね。存じておりましたよ。最初から見ていましたから。」
「えっ?」
「トーマ様がいらっしゃったことは、中に入る前から存じておりました。ただ、驚かして差し上げようと隠れていましたら、あの方に先に声をかけられてしまい居ても立ってもいられなくなったのです。嫌な女でございましょう?」
「そんなことはない。むしろ、焼きもちを焼く君はかわいかった!」
何を言っているのだ、私は。
「そ、そのようなこと、知りません///」
 赤面した顔もよかった。思わず抱きしめてしまった。
「///・・・トーマ様、当たってます///」
 今日も元気な愚息が彼女の下腹部に挨拶していた。ムードも何もあったもんじゃない。これでは山田殿の仲間入りだな。「すまん」
「よいのですよ。さぁ、こちらへ。妹達も待っています。」




 例のごとく池に行くと、先日のドリアード達が待っており、蜜に入ると再び一人が下に入りマット代わりになった。
「トーマ様はこれがお気に召して頂けたたようなので。」
「あらあらトーマ様は本当に好かれているようですね。焼けてしまいます。」
「姉上、また戯れを。」「ねーさまも大きいのですからして差し上げればよいのに。」「朝まで交わっていた姉さまの台詞ではありませんわ♪」 
 人影が多い中、彼女達以外のドリアードが5人がゆったり出来るよう広く場所をとり始めた。これは、彼女らが特別なのか?それとも、異国の者である私に対する特別なのか?
「今日は、トーマ様が異国の話をしてくれるそうですよ。」
「異国の話と言っても、語り部ではないし、かなり主観が入ったものになると思うが。」
 彼女達の期待の視線を感じ、私はそれ以上言うのをやめた。
「では、そうだな・・・。手始めに故郷のことから話すかな。」




 ドリアードのマットと蜜の風呂に身体を預けつつ、いろいろな話を聞かせてやった。蜜のせいで興奮していたのだろう。本当にいろいろ話したと思う。
故郷のこと、初めて船に乗ったこと、その船で初めて異国に渡ったこと、反魔物領に進入してしまい大砲を撃たれながら追いかけられたこと、そのときにバフォ様に助けられそのまま貿易部に入社?させられたこと、ロリコンにはならんと言ったときのバフォ様は相当怖かったなぁ。
 ドリアードにとって外界の情報は、まさに甘美なお菓子なのだろう。取り留めのないシーンでも貪欲に聞き、大砲を撃たれたシーンなんかでは恐怖に目を潤ませながら聞き入っていた。そんな中、ヨシノだけは他の娘の様にリアクションを示さず、一つ一つ心にしまいこんで行くかの様に静かに聞いていた。
 話をしている間も彼女達は奉仕をやめることはなかった。途中で喉が渇いたと思えば口移しで蜜を飲ませてくれ、マット代わりになっているドリアードは身体が冷えないよう、それでいて話の邪魔をしないように常に蜜をかけ続けてくれた。だが、『あの話』だけはしなかった。したとしても彼女達が理解できるとは思えなかったし、仮に、理解しても妙なしこりを残すだけだと思ったからだ。
 一通り旅の出自を話し終えてから、これでは異国の話というより自分の半生を話しているだけだと気づいた。
「すまない。なんだか期待してたような話でなくて。」
「いえ、そのようなことはありません。トーマ様の故郷のことを知ることが出来ましたし、トーマ様自身を知ることも出来ました。」
「海という場所が本当にあるとは・・・」
「ぐす、大砲怖いよ。ねーさま;;」
「大丈夫ですよ。今は太平の世だもの。この国では誰も使いませんよ♪」
 あの様な取り止めのない話で満足されるとなんだか申し訳なさでいっぱいになる。よし、次はまともな国の話をたくさん用意しよう。
「さて、外はもうよい時間のようですね。」
 ここからは外の様子は伺えないがヨシノが言う感じから察すればもう夜の帳が下りているのだろう。
「そうか。では、これで私は。」
そう言って立ち上がろうとすると、
「あら、どこに行こうというのですか?まだ、お礼が済んでいませんよ?」
「フフフ。」「ぽっ///」「受け取ってくださいましな?」
 まぁ、大体予想はできていたがな。



「さぁ、トーマ様の大好きな蜜乳ですよ。たんと召し上がってくださいな。」
 ヨシノが差し出してきた巨乳に嫌でもあの味が思い起こされ、私は遠慮なく齧り付き、もう片方の胸を乱暴に揉みしだいた。
「あ、ああああ、んひううう。そんな、、、乱暴にぃ、ひゃあううう!・・・ああ、ひたいいいぃ、でも、、、、、、、、いい///」
 ヨシノは愚息の上に跨り、前と同じく激しく腰を振り始めた。彼女が腰を振るたびに蜜乳が辺りに飛び散り、私や下のドリアード、透明だった池を汚していった。
すると、変化が起き始めた。今まで大人しくしていた下のドリアードの息遣いが激しくなり、喘ぎ始めたのだ。
「あああ、、、ぐううはぁ。あ、姉上だめ、が、我慢できな・・・、いや、もう、かけないで・・・、おかしk、、、ああああああ!!」
「うくうう、ふふ。駄目です。ああ、、、我慢なさい。いまっあん、は、トーマ様にぃ、あああ!・・・楽しんで頂くのです。」
「そ、そんあああ。無理、むりで、あいいい!!」
 変化はそれだけではなく、残りの2人にも起きた様で、興奮した面持ちで自らの股間を私の足やら手やらで慰め始めた。
「ね、ねーさみゃぁ」「あああああああ!!」
 また、周りで交わっていた魔物たちも
「なにこれえええ!急に感じてええええ!いきゅうううううう!」「ぐはぁ、締まる!!があああああ!」
 どうやらヨシノの蜜乳は魔物にとっても媚薬であったようで、当然、それをさっきから飲んでる私はすぐに膣内にぶちまけてしまった。
「はぁはぁ、まったく、仕方のない妹達ですね。トーマ様、申し訳ありませんが至らない妹達にお情けを分けていただけませんでしょうか?」
 私は肯定する代わりに、身体を返し、下で喘いでいた妹にぶち込んでやった。
「ああああ!い、いきなりぃいぃいいいぃ!」
 最初から激しく突かれ、ビクビクしている彼女は最初の硬いイメージなど欠片もなかった。ふと、彼女の身体が乳白色に染まっているのに気づいた。私はそれを舐め取り、彼女の口に流し込んだ。
「んんん!?んぐ、んく、、、いやぁ、もう、飲ませないでぇ。もう・・・むり・・・イクウウウ!!」
 今までゆったりしていた膣内を締め上げられ、急な刺激に今度は私が耐えられなくなった。
「ぐうううう!!」
 一頻り一番奥に射精してやると痙攣はするものの口を半開きにして動かなくなった。静かになった魔物マットに再び身体を預け、向きなおると幼いほうのドリアードが跨ってきた。
「わたくしにもぉ、お情けおぉ(はぁと」
しかし、以前よりも大きくなっているように感じるものは幼い彼女には跨るので精一杯のようで一向に入る気配がなかった。
「あらあら、この娘はまったく。トーマ様をお待たせするなんて。」
「まったくです。次は私なのですから♪」
「えっ?な、なにを?ねーさま怖いでs・・・うぐぅ!!」
 すべてを言い終わらないうちに姉達に手足を固定され、一気に貫かれてしまった。きつい!!幼さが残る秘部では、膨張したものを受け入れきれず、奥に当たって止まった。
「・・・・・!!」
「まあ、なんてこと。お待たせした上に最後までできないなんて。ほら、最後までしっかりなさい。」
 そう言うと、姉達はさらに体重をかけてきた。そしてとうとう、奥の穴まで貫通することでようやくすべて収まった。幼いドリアードの痙攣と味わったことのない子宮の感覚のせいで入れただけで暴発し、彼女の子宮を満たした。
「・・・・・」
 白目をむいた彼女はもはや何の反応も返さず、姉達に引き抜かれて、池の縁に寝かされた。
「私の番ですわ♪」
 長身のドリアードは待ちきれないとばかりにすぐに腰を下ろし、激しく振り出した。
「ああん!んふふ、このような素敵なものを長く味わえないなんてあの娘達は可哀想ですね。ひゃう!」
「残念だけど、それはあなたも同じですよ。」
「えっ?んぐ!?」
 何が起きているのか一瞬わからなかった。ヨシノは長身のドリアードを振り向かせたかと思うとその顔に自分の胸を押し当てたのだ。しかも、片手でがっちりと頭を固定し、逃げられないようにした。長身のドリアードの口元から乳白色の液が見えることから、どうやら自分の蜜乳を飲ませようとしているようだ。
「あらあら、好き嫌いはいけませんね。」
 口を閉ざし、必死に飲むまいとしている自分の妹を見やり、ヨシノは片腕を妹の胸に伸ばした。
 何をするのかと思えば、そのまま妹の乳首を摘み、捻りあげたのだ。これには耐えれなかったようで、身体をビクビクと跳ね上げ、妹は口を開けてしまっていた。
 この隙を逃さず、ヨシノは蜜乳を流し込み、さらに乳首を捻り上げることで嚥下させた。
 ビクビクと動くたびにこちらも締め付けてくるので、限界が近づいてくる。妹の反応が弱くなったところでヨシノは胸を離してやった。
「な、なに・・・を・・・、ねぇ、、、さま・・・?」
「ごめんなさい。でも、私も早くトーマ様を味わいたかったの。安心して、ちゃんと最後まではして頂くから。」
 ヨシノはそう言うと、今度は両方の乳首に手をかけた。長身のドリアードは、いやいやと身体を振るがその程度で逃れられるはずもなく一気に捻り上げられた。
「ひうううううううううぅぅぅ・・・ぅ・・・ぅ・・・・あ」「うっ!!くううはああああ!!」
 先ほどの倍の快感を与えられ、私は、そのまま精を解き放った。


「ふふふ、これでやっと2人で楽しめますね。はしたない女と思っても結構ですよ?所詮、魔性のものなのですから。」
 私は、ヨシノを否定できなかった。なぜなら、私自身も妹達と交わりながら早くヨシノと繋がりたいと思っていたからだ。
「ああああ、これを、これを待っていたのです。トーマ様!!もう離しませぬ!」
「ぐううう!ヨシノ・・・ヨシノ!!」
我慢できずに身体を起こし、さらに深く繋がろうと強く抱きすくめた。
「愛しております!トーマ様!愛してください!」
「ああ!愛してるヨシノ!ヨシノ!」
「んああ、ひいうぁ!う、うれしい!!うれしいです!!ずっと、傍に居てくれますか?ずっと、お傍に居させてくださいますか!?」
「ああ!ああ!!」
 私は、再び巨乳に歯を立て、引きちぎらんばかりに吸い上げた。
「ぎゅうううううううううううううう!!」「ぎひいいいいいいいいいいい!!」
 もはやヨシノへの思いは疑いようのないものだった。だが、私には壁があった。ドリアードとの壁が。
 あの日、勝ち得たものがこんな風に立ちはだかるとは思いもしなかった。
「ああああああああああああああ!!」「あああああああああああああああ!!」
 私は、自らに蹴りをつけねばなるまいと、遠のく意識の中で感じていた。

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 相思相愛ってのはいいものですなぁ。だんだんドリアード関係なくなってきてる気がするけど大丈夫だよね!

 次から話の確信に入っていきます。一話の長さってどのくらいなんでしょうね?なんだか短く切り過ぎのような気がします。
 
 言い忘れましたが初投稿なので、ご意見ご感想はどんどん受け付けてます。

 あと2話くらいで締めたいところです。

12/04/13 07:39 特車2課

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