読切小説
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なんちゃって冒険者の旅
 俺はトレジャーハンター!!
いつもあっちこっちに行ってはお宝を探す。そんで気に入ったのはコレクション、あと、金になりそうなもんは売っぱらって生活をしてる。
 俺の行動範囲は反魔物領、親魔物領。

 そんなのかんけーねえ!

 宝があるという情報を酒場なんかで聞けばすぐに行く。
 まあ、噂が出ている段階で、すでに盗掘されて空っぽというのはよくあるけどな。ま、それも含めて冒険は楽しい。魔物と遭遇したこともあるが、遠くジパングで極めた技や、食い逃げなんかで鍛えた逃げ足で、余裕だぜぇ!!!

 ま、早い話がお尋ね者の冒険者っていうのが、俺だ!!




 男は孤児だった。最初は反魔物領のある教会で育ったが、堅苦しい生活に嫌気が出て脱走。しばらくは町で食い逃げやひったくりを繰り返していたが、やがて、国外逃亡をはかった。
 生きる為には何かを盗むしかない。教会に居た時は勝手に飯は出てきたが、そのかわり奉仕活動とかありがたい主神教の教えだとか、とにかく男の性格には合わなかった。
 最初はまじめに働こうとした。しかし、孤児だったことや、子どもという理由でどこも雇ってくれる場所は無い。
 何度も教会に戻ろうと考えたが、すでに盗みをしていたので、それもできない。
「戻ったらつかまる」国外逃亡をしたのも結局そんな理由だった。

 そんな男だったが、悪運だけは強かった。
 国を出てすぐ盗賊にあっさり捕まったが、たまたま通り掛かった冒険者に保護されて、それなりの生きてゆく術は教えてもらった。
 だが、ある日突然その冒険者は姿を消した。
 青年は必死になって旅を続けた。行きついた先はジパング。もちろん密航だ。そこでも男の悪運がうまく働いた。とある道場へ入門、必死になって修行をした。
 だが、ある程度になって脱走。しかも、道場の金は盗んで金品を売り払うという、正に“恩を仇で返す”所業。

 色んな意味でたくましく成長した男はいつの間にか『お尋ね者の冒険者もどき野郎』『トレジャーハンターという名の盗人以下の奴』『恩知らずな最低男』様々な名が付いていた。
 かつての教会時代の孤児の少年の面影はない。当然何度も捕まっては脱獄の繰り返し。そんなことを繰り返していればたくましくもなる。
 かつての盗人はそれなりの冒険者として自由に、楽しく、ただ盗みはするが、魔物や人は傷つけない。という信念でその日も

 ワイルドだろぉ? 

 という謎の自信で道なき道を突き進んだ。実際、身長は2メートル近い、筋肉ムキムキ、町を歩けば顔も傷だらけなので子どもも泣きだす。そんなどうしようもない男。それが彼だった。
 





 さて、今日はかなり奥にきちまった。
 てか迷ったなこりゃ。よくあることなので食料も十分、魔物にだけ警戒してりゃ問題ない。あと野生の動物だが、魔物ほど怖くない。ジパングで教えて貰った火薬って奴で追っ払える。

 さて、まわりに罠も仕掛けたし寝るか!





ガサゴソ、ニヒッエモノハッケン!





 よく寝た。
 さて、一度高い所に上って現在地を確認しねーとなぁ、さすがに食料も無限じゃねえ、怪しい木の実を食って腹を壊したことがあるし。ち、もうちょい修行って奴をまじめにやってりゃよかったぜ!

 地図を広げて見てみる。まあ、手描きなんであちこちテキトーだけどな。


どれどれ
「どれどれー」


「ん?」
「こんにちは、おにーちゃん」
「ななななな、おま、いつの間に」
 俺の目の前には、女の子、っていうか魔物だ。全然気配がなかったぞ。
「ねえねえ。おにーちゃんもまいご?」
「ま、まあな」
 魔物っていっても俺は知ってる。奴らは人を傷つけない、冒険者ならみんな知ってる。
 しかも、子どもだ。つかこいつ俺の顔見ても泣かねえ、魔物だしそんなもんか。


 それにしてもすげー格好だな。はじめて見る魔物だ。
 紫色の変な髪型で、瞳がキラキラしてやがる。手足が獣みてーでデッカイ、んでそれも紫色。あと変な尻尾、というか格好がすげー、裸かと思ったら肌にピッタリとくっついた、まあ、見たことの無い形の服だ。魔物って常識では考えられない格好してるのばっかだからそんなもんか。

「おにーちゃんのえっち、じろじろ見すぎ、にひひ」
「わりぃ、わりぃ」
 どーも、色々見ちまうんだよなー、お宝の鑑定的なもんで、町ですげー美女を見かけてじっと見てたら危なく捕まりそうだったこともある。まあ、逃げたがな!!
 あのねーちゃんの顔も胸も尻も良かったな。すげーでかかった!!


「ねえねえ、なに、にやにやしてるの?」
「なんでもねーよ、お子さまには早い話だ」
「ぶー、なにそれ!」
 ぽかぽかと俺を叩いてくるガキ。まあ、痛くないし、コイツも本気じゃねえだろ。

 さてと、遊んでないで地図の続きをみるか。

「あ、こっちに町があるよ」
「マジか」
 俺は描き足す。別に嘘でもいい、後でしらべりゃわかるし。
「それじゃーな、えっと」
「ボクの名前はねえ。ルチアだよ」
「そっか、じゃあなルチア」

 ぎゅーーー

「いっしょに行ってもいい?」
「は?」

 ルチアが俺の腕に抱きついてきやがった。

「ボクもまいごだし、なんかおにーちゃんと一緒にいたら楽しそうだし」
「おいおい、俺はあっちこっちに行くし、危ねーぞ!」
 ルチアはぶんぶん首をふる。

「なあ、さっきの町って親魔物領か?」
「ん、そだよ」
 それならいっか、そこまでなら一緒に居てもいいだろ。あとは町に着いたらテキトーにまけばいい。
 まあ、人間とかならたまーに一緒に冒険することもあったにはあった。人間と違って魔物、しかもガキだし、それに多分そこらの人間よりか体も丈夫だろう。ガキなら問題ない。

「いいぜ。てか遊びじゃねーからな!」
「やったー。ねね、手つないでいい?」
 っていうかもう繋いでるじゃねーか、すげーな、むっちゃ柔らかい手だ。
 ま、いいかっ。気まぐれの暇つぶしってやつだ。

「わーい!」
「あんまくっつくなって」
 なんだか、妙なことになったが、魔物とはいえガキだし。それに一人より話相手が居た方が楽しい時もある。
 基本一人が好きだけどな。


「ねえ、おにーちゃんは冒険してるの?」
「まーな、さっきいったけど、あっちこっちだ」
 ルチアはすげー目がキラキラしてる。というかそんなに嬉しいのか?
 自分で言うのもなんだが、こんな得体のしれねーデカい男と一緒に、歩いていて何が楽しいのやら、魔物ってのはわからん。

「お宝さがしなら、ボクも好きなんだー。でもね。迷っちゃった」
「ウけるっ!! それ俺と同じだな!!……お、あの道か」

 のんびりルチアと話しながら歩いていたら街道が見えた。どうやら方向は嘘じゃなかったらしい。
「ん、でも知ってるなら別に俺が一緒じゃなくてもいいんじゃなかったのか??」
「おにーちゃんの地図があったからだよ? じゃなきゃ方向がわかんなかったし、あれいいねー」
 俺は自然とルチアの頭を撫でていた。尻尾やよく見ると翼、あと頭には獣の耳があって、ぴょこぴょこ動いておもしれー、それになんか嗅いだことのない甘い香りがするぜ。

「えへへ、ボクえらいでしょー!」
「えらいぞー」
 俺はくしゃっと撫でてやった。その度に何が嬉しいのか俺に抱きついてきやがるし、尻尾といい耳といい、なんか犬みてーだな。



「にひっ」

 男は気がついてなかった。
 すでにルチアのファミリアとしての罠にかかっていたことに……。いくらワイルドだろうがなんだろうが、魔物娘という存在を舐め過ぎていた。しかも、見かけはちっこい犬みたいなガキ、というのも男に油断を与えてしまった。
 それから町についても男とルチアは行動を共にした。



「まだ早いかなー、もうちょっと」
 男は親魔物領の町についても巨乳の女の人や露出がすごい魔物娘に目が釘付けになっていた。

 そもそもなんで、こんな男が独身なんだろう? まるで女の匂いがしない。
 ルチアは疑問に思った。 


「おにーちゃんは恋人さんいないのー?」
「だってよー、めんどーじゃん。俺、あっちこっちに冒険に行くから女が居るとなあ……」
「ふーん」

 なるほど。
 女性経験はありそうで無い。
 でも、全然興味が無いと言う訳でもないのか。
 もうちょっとその冒険とやらが落ち着いたら魔物か人間の女の人と一緒になるんだろうか。

 ルチアは考える。


 ちなみに、いつの間にかこの変な組み合わせの男とファミリアはもう何日も寝食を共にしていた。ファミリアの話術と魔力はゆっくりと男の体を侵食する。

 「幼体の魅力」

 それらが重なって男はルチアが一緒に居るのに特に違和感を感じなくなっていった。






「おにーちゃん、これこれ!!!」
「おーー、すげーじゃん。久々のお宝だな」
 俺はルチアをくしゃっと撫でる。そんでもってルチアが抱きついてきやがる。楽しいな。いつも一人で宝探しをしてたから、久々だぜ。
 喜びを分かち合うってのもいいもんだ。


「ちょっと休憩しよー」
「そうだな」

 街道近くの野原でゴロンと横になる。ここも親魔物領の近くなので、魔物と人が一緒にいても問題はない。



「(ゆーわくして、おにーちゃんから襲ってくれるの待ってたけど、ふつーに冒険が楽しいっ!)」
 眠っている男の隣で気が付かれないように考える。
 もう十分に男には魔力を送りこんだハズだ。寝食も共にしてるし、事故に見せかけて風呂にも侵入した。ベッドだって一緒に寝たのに全然手を出してこない。

 ま、いっか。









そして
「おにーちゃん、次はどこにいくのー」
「なあ、ルチア話がある」
 その日の宿屋でついに男はある決断をすることにした。

 いつになく真面目な表情をした男の顔を見て驚くルチア。

「お、おにーちゃん、どうしたの?」
「な、なあ、俺はまともか? おかしいんだ。ルチアは魔物で俺は人間だろ。いつからだっけ俺たちが一緒にいたのは」
「え、それは……」
「なあ、教えてくれよ。俺、頭おかしくなったみてーだ。ルチア、ガキだと思っていたけど、すまん。もう一緒の冒険はやめようぜ」

 男の顔が赤い。

 もしかして、まさかっ!?
「おにーちゃん」
 ボクはたまらずにおにーちゃんを押し倒した。もしかして、この男はずっと耐えていた? 見かけは遊び人っぽいけど、あの誘惑にずっと耐えてたの??


「やめろ、俺に近づくな」
「ごめんね。おにーちゃん、ずっと我慢してたんだね……」
 ボクはもっとおにーちゃんを抱き締める。罪悪感なんてないはずなのに、なんだろ。おにーちゃんがすごく欲しい。

 この男をボクのモノにしたい。

 ルチアの中を魔物娘として想いと、更に違う感情が駆け巡る。しばらく一緒に居てわかった。はじめはちょろい男だと思っていたけど違う。
 違和感がやっとわかった。


 ボク、この男の人が好きだっ!



「ちゅ」
「ば、ばか……ん…」
 な、ルチアの奴いきなり、というか。なんだこの状況は、くそ。動けねぇ。
 やばいやばい、俺、こんなガキじゃなくて、もっと違う女がタイプだったはずだ。


「えへへ、ちゅーしちゃった。ボクの方が我慢できないや、ねえ、おにーちゃん、好き。大好きっ」
 ボクはもう止まらなかった。おにーちゃんを魔法で拘束して、魔物として本気を出すことにする。もう、ボクもだけど、おにーちゃんも限界だったんだ。
 にひっ、たっぷり気持ちよくしてあげるっ!

「脱がせちゃうよー。ほらー、どうおにーちゃん? こんなちっちゃな子に服を強引に脱がされて、続きは言わなくてもわかるよねっ? ねっ??」
「く、くそ、放せって」
「いいよぉ、もっと抵抗して、ムダだけど。もうおにーちゃんかわいい。ほらほら、おちんちんもすごーくおっきしてる!!」
 ルチアに服脱がされて、しかもあのプニプニした獣の手で俺の、俺のが握られてて、それにあのキラキラした目。甘い香り。無理矢理すげーことされてるのに、なんだこの快感は、おかしい!!

 ガキだと思ってたのに、一緒に冒険してすげー楽しかったのに。 


「ばか、やめろって。俺たちはそんなの、じゃねーだろ!」
「うん、だからね。今夜、ひとつになろっ。ボク色んな意味でおにーちゃんのこと好きになっちゃった。それにボクもう子どもじゃないもん。そもそも魔物だよ。くすっ」
 俺のモノを握った手が上下に動きだす。く、体さえ動かせれば、しかも、あのほとんど裸みてーな服ですりすりしやがって、やべぇ、すげー気持ちいい。って、なに考えてるだ俺。
 俺のしずまれよ。なんでたってやがんだ。相手はガキだぞ!!
「にひっ、ほらぁがまんはダメぇ」
 く、きもちいいし、ルチアにじっと見つめられると、更にやべー。小さな口から覗く八重歯がかわいい。
 ぴょこぴょこ動く耳みたいのもすげーかわいい。
 ……って何考えてんだ!

「もう出ちゃうの? ほら、ボクのしこしこでおにーちゃんの白いの出ちゃうの?」
 あれ? ボクってこんなだったっけ、でも、おにーちゃんの顔見てるともっともっと苛めたくなっちゃう。

 ぞくぞくしちゃう。
 もっとおにーちゃんの快楽に溺れる顔が見たい。えへっ、楽しい。

「ほらぇ、もっとしちゃうよぉ。出してぇ、ちっちゃな魔物の女の子に動けなくされて、手で気持ちよくされて情けなくいっちゃえ!!!」
「くぅっ!!! やべ、でるっ!!!」
「きゃっ!!!!!」

 あああ、出てる。ずっと我慢してた。ルチアと一緒に旅をするようになって必死に我慢してたのにっ、しかも、ルチアに無理矢理されるなんて考えてもみなかった。くそ、とまんねぇ!!
 見られてる、なんでルチアのやろーあんなに笑顔なんだよ。わけわかんねーよ……。

「あはぁ……、すっごい、ボク、真っ白だよぉ。おにーちゃんどれだけ溜めてたの? ねえ、答えてよぉ。このへんたいっ!!」
「ち、ちが、俺は俺は!」

「違くないよねー。だって、射精しちゃったよね? ボクのこの手で、おにーちゃんはボクみたいな女の子に向かって欲望を吐き出しちゃったんだよぉ」
 ルチアの顔が近づいてくる。普段のあの愛くるしい姿じゃない。どこか被虐的で、まるで……。

 そうだ魔物だ。

 ルチアはああみえても魔物だった。
 でも、なんなんだ。やっぱりおかしーぞ俺!
 興奮が収まらねえ!!


「あれれ、またおっきしたよ。なになに、言葉で言われてこーふんしちゃったの? ねえ!!」
「うぐ」
 る、ルチアの手がまた上下に動きだす。なんでまだ出したばっかなのに、なんでおさまらねぇんだ! くそっ!!

「んふふ、ちゅっ」
「る、るち……むぐっ」
 舌が中に、うわどこまで伸びんだ。口を犯されてる。逃げようとしても舌が追いかけてくる。それにあの甘い香りとつばが入って。やべ、頭がぼーっとしてくる。


「おにーちゃんいい顔だよぉ……。ごめんね。でもでも、おにーちゃんの顔みてたらいじめたくなっちゃうの……ん…もっと、ちゅー、ちゅ、んちゅ!! すきぃ……すきっ!!!」
 手足は獣でデッカイけど、体は小さい、俺の腰ほどしか身長がないハズなのに、なんだこの一体感は、上から下まで抱きつかれてるみてーだ。

「ん……ちゅ」
「むぐ!」
「ふふ、暴れてもムダだよぉ……今度はすりすりしてあげるねっ!」
 な、今度は俺の腰の、しかもおっきくなったアレに跨ってなにするつもりだ。

「“ろーしょん”っていうんだって、ちょっと冷たいけど、これをおにーちゃんにぬりぬり〜、ボクの体にも、あはぁ、ほらぁ、これ! 塗るとボクの服がすけすけになるんだよぉ。すごいでしょ、えっちでしょ」
 うわ、冷たっ! なんだこりゃ!!
 それより、顔も動かせないから、見ちまった。ルチアの胸も、下も、ってか本当にあれは服なのか。

「にひっ、おにーちゃんの更におっきくなってビクンッ、ビクンッてしてるよー。ほらぁ、ぺったんこの胸だけど、乳首は、あん、ちゃんと感じるし、おまんこもぐちゃぐちゃぁ、見てぇ」
 俺の上でまるで自分を慰めるように、乳首やアソコに手を這わせて、しかも、腰が、く、ルチアの腰が動きだしやがった。なにやろうってんだ。
「すりすり〜、ほらぁ、すっごくすべるよぉ。この服ねー。便利だよね。ぎゅーーー」
 抱きつかれてもルチアの動きが止まんねえ。ぐちゃぐちゃいうし、ぬるぬるしてるし、俺の上でルチアが滑って遊んでいるみてーだ。
 きもちいい、おっきくなった乳首が擦れるし、それにルチアのまんこで俺のが服越しとはいえ擦られて。や、やべ、まだでる。
「く、あああ!!!」
「いいよぉ。ほらぁ、もっとぉ、もっとだしてぇーーー!!」
 さらに俺の体の上から下まで滑る。ルチアの動きやばい。もう全身が敏感だ。
 射精がとまんねぇ。俺の体が壊れた。やばいやばいやばい!!



「ちゅ、ん…ちゅーー、ちゅぽんっ、ほらほら、おにーちゃんのおちんぽ舐めたらまたおっきしたよ。まだ出せるね」
「も、もうやめてくれ、でねー!……」
「えー、仕方ないなー、じゃ、しよっか」
 な、ルチアの奴、え、俺の上にまたがって、まさか、嘘だろ。

「ば、ばか、俺はお前を傷つけたくないんだ! だから、だから我慢してたんだって。わかれよ。頼むっ!!」


 やっぱり、この人は根は優しんだ。ボクのこと、こんなにも考えてくれてたんだ。ボクはいつでも抱かれたかったのに、ずっと待ってたのに……、いいよ。その分も含めてたっぷり愛してあげるね。

「おにーちゃん……だめ、すっごい好き!! そんなにボクのこと大切にしてくれてたんだね。嬉しい、だからね。犯すね。おにーちゃんをボクのものにしちゃうぅぅぅぅ!!!!」
 ボクは下の服を強引にズラしてそのままおにーちゃんのおちんぽを迎い入れる。

「が! は、はいって」
「大丈夫だよ。んんんんっ!!! ほら、もう半分入ったよ」
 なっ!! あんなに広がって、それになんで嬉しそうなんだ。ルチア!
 あのあどけない顔、いっつも無邪気に笑って、嬉しかったらすぐ俺に抱き着いてきて。
 だめだっ。

「く、でるっ!」
「え、ちょ、ちょっと!!」
 まだ半分も入ってないのにでちまった。

「おにーちゃんのそーろーさん、一気に入れるね。んんんんんんん!!!」
「ま、またっ」

 ぎゅ!!!


「だめーー、まだボクいってないもん!!」
 ルチアの尻尾が俺のに絡まって締め上げる。く、出したくても出せない!!

「ルチアっ! やめっ」
「いいよぉ、その顔、大好き、おにーちゃん、動くよ。いっぱい、ぱんぱんしちゃうよ!」

「い、いくぅぅぅぅぅ」
「ぐ、ぐあ」

「えへへ、まだだめぇ。ボクがあと、うーん、そろそろ出させてあげようかな」
「お、お願いだ。頼む」
 ルチアの顔が快感で歪む。な、なんだ。
 でも、なんでアイツあんなに笑顔なんだよ。嬉しそうなんだよ! わけわかんねーよ!!
 それに、こんなの、すげー気持ちいいじゃねーか!!!

「え、えっとね。じゃあ、ボクとけっこんしてくれる? 約束してくれたらいいよ」
「な、なななな!」
 ルチアの腰が動きだすが当然射精はできない。
 ど、どういうことなんだ。
 けっこんだと? だめだまともに考えられねぇ!

「けっこんしよー。ねえ。お願いーー。いいっていうまで動いちゃうよ!!! えいえいっ」
「け、けっ」
「うんうん、早くっ。おにーちゃん言ってぇ」
 だめだ、もう。
 お、俺、ルチアのこと好きだ!
 やっとわかった!
 ガキとか魔物とか関係ねえ!!


「けっこんするから。頼むもう無理!!!」
「やったーーーーーー!!! ほら、いいよぉ、出しておにーーちゃんーーーー
!!!!!!」

「ああああ!! ルチアぁっ」
「きゃっ!!! すごい、まだ出てるぅ……いいよぉ…好きぃ、おにーちゃん、愛してるよぉ。もうずっと一緒だよぉ!!! ちゅっちゅっ!!!」
 あああ、出てる。ルチアの中に射精してる。もう出ないと思ったのに、しかもまた抱き着いて、なんなんだ。
 でも、きもちいいし。

 なんだ、これ……


「おにーちゃん? にひっ、寝ちゃったかあ。嬉しいし、それじゃ精ももらったし、行こうかなーーー。えいっ」


 その日、宿屋から一人の男とファミリアが消えた。









そして
「おにーちゃん、ここがサバトだよぉーーー」
 俺の前で何が楽しいのか、くるくるまわってるルチア。
「あ、ああ、そうなのか」
「ねねっ、約束覚えてるよね?」
「うっ!」
 ルチアが上目遣いでしかも抱き着いて、なんで体をこすり付けてるんだ。
 いつものことだけど、胸の音がうるせぇ。……ルチア。


「あーーーー! ルチアったら、どこ行ってたのよ!!」
 ん、なんだあの女の子は? って魔女じゃねーか、いくら俺もでも知ってるぞ。それにサバトってマジかよ。


「戻りましたー。魔女さまぁ」
「ちょ、ちょっと使い魔のあんたが、ああああ」
 魔女が泣き崩れてる。
 ルチアは笑顔。

 なんだこりゃ、さっぱりわからん。

「にひ、ごめんなさい。ボクこの男の人とけっこんしまーす!!!」
「なぁ!!! てめ、そんな大声で」
 あわててルチアの口を塞ぐが遅かった。

「うわーーーん、裏切りものーーー、ルチアのばかーーー」
 うわ、魔女が泣きながら走っていくし。というか、いつの間にかたくさんの魔女達に囲まれてる。
 俺、やべーところにきちまったんじゃ!!
「る、ルチア、やばくないか」
「何が?」
 尻尾も耳もぴょこぴょこしてて、首を傾げる、ルチアかわいいな。

 じゃなくて!!!


「ほほぅ、お主がルチアのおにいちゃんか、またすごい奴を選んだのじゃ」
「バフォメット様ー、はーい、ボクがんばりましたぁ」
 なななな、バフォメットだと。魔女に続いて、更にすげーの出てきた。俺の悪運もこれまでか……。

「おにいちゃんよ? どうしたのじゃ??」
「バフォメット様、このボクの、えと、旦那さまはこんな見かけですけど、とってもかわいいんです」
「な、なあああ!!」
 やめろぉ。何言い出すんだ。俺がかわいい? まてまて、俺だぞ? 今まで見ただけで子どもに泣かれてた。
 ワイルドな俺がぁぁ!!
 イメージがぁぁぁ!!!

「くくく、愉快な男じゃな。心の中の叫びがまる聞こえじゃ。何がともあれ歓迎するぞ。おにいちゃんよ」

「わーい! 良かったね。おにーちゃん、ねえねえ、式はいつにする?」
「ルチアよ。ちょっとは落ち着け。主の使えていた魔女はどうする?」

「もちろん一緒に共有したいです!! みんなで幸せになりたいもんっ!!! いいですよね??」

「ほうほう!」
「ちょっと、ちょっとまってくれ、共有ってなんだ?」

「もうおにーちゃんうるさいからだまってて!」

「むぐぐぐ、むぐぐぐぐぐぐ!!」

「こらこら、おにいちゃんをいじめてはだめだぞ」
「にひっ、ごめんなさい」
「では、わしも忙しい、後は好きにしろっ。まあ、良かったな。お前たちの幸せを願っておるぞ」
「はーーーい!!」
「むぐ!! むぐぐぐぐぐ!!」


 魔女達はみな嬉しそうに拍手。バフォメットも去る時に手を叩いていた。
 新たなおにいちゃんを迎えて、ルチアの所属するサバトは歓喜にわいた。





 ずるずるずるずる



「よいしょっと、はい、きょーからここが、にひ、ルチアとおにーちゃんと、あれ? 魔女さまぁ??」
「ちょ、ちょっと、わたしの許可なくなにやってんのよ! そ、そのおにいちゃんは嬉しいけど」
「大丈夫ですよ。魔女さまぁ、この人すっごく優しいです。見かけはこんなですけど」

「ぷはっ、やっとしゃべれるぜ! 勝手に話をすすめんな!!」
「おにーちゃん、あの夜のー、ベッドの上のーーー」
「うわわわぁぁぁぁ!!! やめろやめろぉぉぉ!!!」
「え、ちょっとルチアこの男にナニしたのよ!」
「え? やさしーく抱いてあげました。もう、何回も何回も、にひ、すっごくかわいく喘いじゃって、こんな見かけですけど」
「いちいち、“こんな見かけ”は余計だっての!」
「おにーちゃんはー、ボクの手でえっと何回だっけ??」
「うわわわ、違うんだ。こいつが無理やり。って魔女さん、ひぃっ!!」

「ル・チ・アーーー、それにそこのっ!!」
「魔女さまぁ、そんな顔したらシワが増えますよぉ?」
「あたしはまだ〇才よ!! て、いうか増えないから、これ以上成長しないもんっ!!」









そして
「ふふふ、おにいちゃん、どうしたんですかぁ。ほらぁ、またいっちゃうんですか??」
「にひっ、そうなんです。そーろーさんなんです。もっともっといじめてあげてください」

「ば、ばか、や、やめてくれ!! 魔女のじょーちゃんも、落ち着いて、ぐああ!!」

「えへへ、おにいちゃん、ホントにマゾさんなんですね。いくらルチアに幼い魅力と背徳を刻まれたからって、幼女相手に何回いったんですか?」


「じゅ、10回っす」
「♪ えへっ、じゃあこれで11回目だねっ」
「ああああっっ!!!」
「すごーい、天井までせーしが」
「えへ、おにいちゃん好きです。ほんとにかわいい、最初は怖かったですけど、わたしもすっかりあなたの事が好きになっちゃった」
「でしょでしょ、おにーちゃん、とってもかわいい。ほらぁ、次はボクのおまんこだよぉ」
「も、もう出ないから!」
「それじゃ、わたしは、んしょっとおにいちゃんにがんめんきじょーしてあげる!」
「魔女さま大胆! ボクも入れるねー。ああ、おにいちゃんのおちんぽ、おっきくてかたくて、いいよぉ」
「うぷっ、むぐぐ!!」

「ああん、おにいちゃんの舌があたってきもちいいよぉ」
「えいえいっ、ほらぁ、早く12回目のせーし、せーし!!」
「むぐぐぐぐぐ!!!」


「「「い、いくぅぅぅぅぅぅ!!!」」」



 すっかり仲良くなった男とルチアと魔女はえっちしまくった。男の拘束魔法はとっくに切れていたが、さすがに魔物娘が2体相手、しかも、ルチアによって快感を、魔女からも常に快感を送り込まれて、男は更に堕落していった。


 おにいちゃん歓迎と結婚式は盛大に執り行われたが、それはここでは割愛しよう。
 なにしろ、かわいい幼女二人に両隣に座られて式の途中なのに手で何回も射精させられるし、いろんな意味で男にとっては幸せなのか、不幸なのか、よくわからなかった。

 というか、最後はすでに結婚してる魔女達が愛しのおにいちゃんとのえっちがはじまった。

 当然
「にひっ、黒いウェディングドレスって興奮するよね?」
「えへっ、どうですか、あちらも盛り上がってるし。ここでしちゃいましょう」
「ちょ、まじか、って、みんな見てないな……」
「すきありーーー」
「えへへ、さっそくえっちしよー」
「うわ、ちょ、そのままかよ」
「こっちのが興奮するよ」
「うんうん、おにいちゃんも気に入るよ」
「ばか、落ち着け…あああーーー!!!」


「「誓いのセックスよ!!」」



 けっこん式という名の“乱交”騒ぎは24時間以上続いたという。










そして時は流れて

「ねえねえ、おにーちゃん次はどんなお宝?」
「冒険って楽しいわ!」

「あんまりうるさくするなって。今日はあの遺跡だ!」
「おおー!」
「これは期待できるわねっ」


 男とルチアと魔女は仲良く結婚生活を“まんキツ”してる。まあ、エッチなことはしつつも男の冒険は続いているが。

 ルチアはもちろん、魔女もすっかり男のことが気に入った。
 というかラブラブだ。

 


「お、見つけたぞ」
「うん、怪しい罠も結界もないわよ」
「あのおじちゃんの言う通り。にひっ」


 ルチアは巧みな話術であちこちからお宝の情報を聞き出す。

 魔女は魔法を使って冒険のサポート。

 それで男が中心になって宝探しの冒険が始まる。力にものを言わせて相変わらずむちゃくちゃだが。



 ある意味、最強のパーティが誕生した。
 見かけは幼女二人とワイルドで怖い見かけの男だが。



「すげーーー貴重な魔界鉱石に宝石、とにかくお宝だ!! みんなでかした!!!!」

「「「やったーーーー!!(ぜ!!)」」」

 こうして今日も冒険は大成功。
 みんなで抱き合ってお祝いする。


 まあ
 冒険が終わったらセックス! セックス!! セックス!!!
 冒険では男が先頭に立ってものすごく頼もしい姿を見せるが……。


 ベッドの上でひいひい、言わされるのは男の方だった。
 ルチアも魔女もすっかり、その男のギャップに夢中で毎日遊ぶように男を責めて射精させる。男もルチアの話術と魔女の魅力に溺れて行った。
 まあなんだかんだ、結局最後は、ラブラブ対面騎乗で気絶するまでセックスしてるので、みんな愛し合ってるのは間違いないだろう。






そんなある日
「なあ、ルチア、ちょっと相談があるんだがいいか?」
「なになに」
「ちょっとわたしも混ぜなさいよ!」


「実はな………」

「おにーちゃん」
「いいわよ。転移魔法なら」





「これでわかるだろっ!!」
「次はどこかしら?」
「わりぃなあっちこっち」
「えへへー、その分、今夜のベッドでね。たっぷり」
「うっ!」
「おにーちゃん、今夜はオールナイトだよぉ。中だし10回以上キメてよね。にひっ」
「まじかよ……」

「って言ってるわりにうれしそう」
「ねー。ほんとおにーちゃんは素直じゃないなー。そこがかわいいんだけど」
「う、うっせー、かわいいとか言うな!」
 実際時が経っても男は、ベッドの上では彼女たちにかなわなかった。すっかり幼い魅力と背徳にどっぷり。まあ、ファミリアと魔女が相手なのだから仕方ない。




さて、それはひとまず
 男が彼女達と冒険中にやったこと、それは今までむちゃくちゃやって迷惑をかけてきた人たちへの恩返しだった。



 まずあの教会に

 冒険者を探し出して

 ジパングの道場も


 男は無銭飲食した所すら全部回って、こっそり金額を3倍返しにして置いてきた。金で返せない恩もあったが。

 倍返しだ!!

 男と分かるように、手紙まで添える。こっそり置くのは、合うのが恥ずかしかったから、年数は経ってるが、男のやったことは、ひどすぎたのできっと覚えている奴がいるはず。ということらしい。




「おにーちゃん、ほんと好き。かっこいい!」

「人間もまだまだ捨てたものじゃないね。わたしも好き」


「う、うっせー、いつかちゃんとみんなに返したかったんだよ!! つ、次だ」

「えー、まだあるのぉ」

「おにーちゃん、どれだけ悪だったの? にひひっ」


 大冒険もしつつ、恩返しの旅。



 もう男にはサバトという帰る場所がちゃんとある。

 というか逃げようにも今度は逃げられない。


「おにーちゃん」

「おにいちゃん」



「「大好きっ!!!」」





 まだまだこのちょっとヘンテコな人間と魔物達の冒険の旅はつづく……。
18/08/21 08:51更新 / ロボット4頭身

■作者メッセージ
ファミリアちゃんのエロあり、やっと書き上げました。

後半、魔女が出てきますが、主役はやっぱりファミリアちゃんなのでタグは
ファミリアちゃんで!
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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