連載小説
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──ある時は

「さて……仕事もあらかた片付いたから、君が先輩の時間は終わり」

「だから今からは……っと、奴隷としての時間だね♡早速だけど、ボクの椅子になって貰おうか♡」

座ってるところの上から、飛び乗るようにして座られ、イスにされたのをよく覚えている。

「おおっと、イスが逃げようとしたらダメじゃないか♡そんな出来損ないは、お尻でグリグリとスクラップにしてしまおうかな?こんな風に、ぐり、ぐり、ぐり……♡♡」

「くくくっ……♡さてさて、ボクのお尻に夢中になってるところ悪いけど、マッサージも頼めるかな?」

「このおっきな胸……とっても凝りやすくてね、君の手でマッサージして欲しいのさ♡」

「もちろん、ブラを外した状態の、もっちりした乳を……ね♡まずは、ブラのホックを外してもらって……お、前に教えた通り、上手にできたね♡」

「んっ……ふふっ♡そうそう、その調子さ、手のひらいっぱいで堪能するように鷲掴みにして、上下に、左右に……♡深く凝ってるところをむにゅぅ〜……ってもみほぐして……♡」

「おや?何やらビクビクしてるけど……どうしたのかな?まだマッサージは始まったばかり、その手でしっかり揉み込んでもらわないと。この感触が手に焼き付くぐらい、入念に……♡♡」

「ふふっ……♡あぁ、暴発してしまったのか、節操が無い奴隷くんだ……♡♡でーも、ボクには関係ないから……ほら、マッサージはまだ続けて貰うよっ♡♡早く揉み解さないとボクのお尻でぺちゃんこにされてしまうからね……♡♡空き缶がスクラップされるように、このペニスもお尻のシミにされてしまう……♡♡」

圧し掛かる体重。目の前で揺れる髪の匂いで嗅ぎつつ、安産型なお尻でぐりんぐりんと磨り潰され……両手いっぱいに収まりきらない大きなおっぱいの感触を堪能したあの時。
何度精液を吐き出しても、ゆさゆさ、ぐりぐりとお尻で磨り潰され続け……果てにはマッサージという名目を忘れ、吸精に特化したお尻によるスクラップ処理にイヤイヤしながら虜にされ、その苛烈さから逃れるように乳肉に甘えて揉み続け……もう、完全に壊されてしまった。
次は、いつ、イスにされるか、なんて待ちわびてしまうほどに……♡


──そして、ある時は

「ほら、おいで、今日はボクのお人形さんになって貰おうかな♡ギュッと抱きしめて、疲れを癒す……そんなお気に入りのお人形にね……♡」

逆にひざ上に座ることを要求された。
甘えたくてしょうがない、なんて言いたげな愛嬌ある笑みに……ほのかなイタズラ心を含ませた、そんな蠱惑の表情に吸い寄せられ、ぽすんと座ってしまった。

「ふぅ……♡ん〜……♡♡くふふっ♡あぁ、君はボクのために生まれてきたのかなぁ……?ただ抱きしめてるだけなのに、こんなにも満たされるなんて……♡♡」

「この匂いが好きだね、ボクの本能を疼かせる唯一無二の香り……♡この大きさも好きだね、一回り小さいから、全身で余すところ無くギュッと抱きしめられる、丁度いい大きさ……♡」

「この耳も好きだなぁ……♡ふぅー……とイタズラしたり……大好きだよ……だなんて愛を囁いたり……♡」

「……あぁ、苗床にしてやりたいなぁ……♡なんていう囁きも、敏感に聞き取って震えてくれる、とっても可愛いお耳……♡」

「この手だって、優しく撫でると簡単に開いて……指と指を絡めさせてくれるし……♡気持ち良くなるとモジモジと動くこの脚もいじらしくてたまらない……♡♡」

「お腹や胸も……特に、この乳首なんて、ボクからのスキンシップを目いっぱい受け止めて、感じ取ってくれる良い子だからね……♡♡ほぉら、スリ、スリ……♡良い子な乳首くんには、たっぷりナデナデしてあげよう……♡♡」

「くふっ……♡♡このお尻だって、いい感じに引き締まってて、抑え込みやすい大きさで、気持ち良くなるとすぐにふりふりと振って……♡ボクを誘っているのかい……?」

「ふふふっ……♡♡ココはホントに素直で可愛いなぁ……♡♡ガチガチに固くして、先端をぷっくり膨らませて、我慢汁をとぷとぷと吐き出して……あぁ、いつも迷ってしまうよ、今回はどうしてやろうかと……♡♡」

「こうやって優しく扱いたら喜んでくれるし、早く出せ……と強請るようにカリ首を重点的に扱いたらすぐに射精の準備をして……先端だけイジメ抜いたら面白いぐらいに痙攣してくれる……♡♡ふふふっ……♡♡」

「あはぁ……♡その声も大好きだなぁ……♡♡普段は感情を抑えて理性っぽく話すのに、エッチなことをしてる時は上ずって高くなって……♡まるで発情期の猫のように媚びた嬌声を上げる、そのギャップでボクも狂わされてしまうなぁ……♡♡」

「その表情も大好きだね……♡甘やかしたら甘く蕩けて、イジメたら快楽に耐えようと歪んで……何より、色んな感情が……恐怖や悦び、背徳感や幸福感、わずかな反抗心と破滅的願望とかとか……そんな複雑な感情が入り混じった表情が、あぁたまらないなぁ……♡♡」

「あははっ……♡こんな囁きだけでも達しそうになったかい……?ホントに愛おしいなぁ……言葉だけでは伝え切れないよ……♡♡」

「くふふっ……♡さて、キスをしようか……♡♡恋人同士でも滅多にやらないような、とびっきり濃厚なキスをね……♡♡ボクの気が収まるまでの、ベロチュー耐久さ……♡♡何度イっても、脳がとろとろに溶けて無くなっても、ボクの昂ぶりが止むまでは終わらないよ……♡♡」

「じゃ……んっ、ちゅっ……♡ちゅっ……♡ちゅるっ……♡♡んぅ、ちゅるる……♡♡」

好き、大好き、だなんて囁いた言葉の一語一句、その声色、全てが鮮明に思い返せる。
吐息が触れるむず痒さと、心に染み入る多幸感。
仲良くなったとはいえ……根っこに刺さった崇拝じみた感情は消えておらず、そんな相手から求められ、愛されるという……その事実に心が震えて、蕩けそうになったあの時。
キスをして、弄られて精を捧げさせられ、唇が離れたかと思ったら、愛情たっぷりの口説き文句を流し込まれ、キスをされ……そんなループに毒されて、もう、彼女無しでは生きていけないほど、魅了されてしまった。
24/02/03 00:17更新 / よね、
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