読切小説
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爆薬の導火線の火の精
トム 「…ああこの岩壁の向こうには金塊だ、これで俺たちも億万長者だ!」
マイク「やっと俺たちにも運が向いてきたぜ! そら、導火線ファイア!」

バチバチバチバチ

トム 「よし、マイク離れるんだ! 爆風に巻き込まれるとあの世だぜ!」
マイク「あ……」

イグニス「うふふ・・・私が抱いてあげるわ・・・♪」  くぱぁ
 
マイク「ああ・・・イグニスが・・・くぱぁしてる・・・」
トム 「マイク! 爆薬に近づくんじゃない!」

ばごおおおおおおおおおおおおおおん!

トム 「何やってんだマーーーーーーーイク!!!!!」




トム 「いいか、マイク! 火を点けた爆薬に近づくんじゃないぞ!」
マイク「すまないトム、オレはどうやら温もりを求めるクールガイだったらしい」

トム 「気にしてないさ、マイク。さあ今度こそ!」
マイク「やっと俺たちにも運が向いてきたぜ! そら、導火線ファイア!」

バチバチバチバチ

トム 「よし、マイク離れるんだ! 爆風に巻き込まれるとあの世だぜ!」
マイク「あ……」

ゴースト「うふふ、あんなに小さかったマイクがこんなにたくましくなって・・・♪」

マイク「ひ、火花に何か……き、君はオレが小さかったときに流行り病でなくなったライカ姉さんじゃないか!」
ゴースト「先に逝ってごめんね・・・でも、今までさびしくさせた分だけ甘えていいよ♪」
マイク「ああ、お姉ちゃん・・・」フラフラ

トム 「マイク! 爆薬に近づくんじゃない!」

ばごおおおおおおおおおおおおおおん!

トム 「何やってんだマーーーーーーーイク!!!!!」




トム 「もう一度言うぞマイク! 火を点けた爆薬に近づくんじゃないぞ!」
マイク「すまないトム、オレはどうやら初恋を大事にするマイトガイらしい」
トム 「気にしてないさ、マイク。さあ今度は導火線を長くしたからな!」
マイク「やっと俺たちにも運が向いてきたぜ! そら、導火線ファイア!」

バチバチバチバチ

トム 「よし、マイク離れるんだ! 爆風に巻き込まれるとあの世だぜ!」
マイク「あ……」

サキュバス「アラ? 久しぶりね、覚えてるかしら。イトコのティファよ」

マイク「ひ、火花に何か……き、君はオレとよくお医者さんごっこしたイトコのティファ!」
トム 「マイク! 何で下半身を立たせるんだ!」

サキュバス「ふふ、そうね。貴方ったら何時も患者さんばっかり、本当は私も診てもらいたかったのよ。特に胸とか♪」ムニュ
マイク「はは、そうだなベイビー今度はオレがじっくりと」

トム 「マイク! 爆薬に近づくんじゃない!」

ばごおおおおおおおおおおおおおおん!

トム 「何やってんだマーーーーーーーイク!!!!!」



トム 「マイク! 火を点けた爆薬に近づくと残念なことになるぞ!」
マイク「あいよトム、まったく俺らしくないよな」
トム 「気にするな! マイク! さあ今度こそだ!」
マイク「ああ! やっと俺たちにも運が向いてきたぜ! そら、導火線ファイア!」

バチバチバチバチ

トム 「よし、マイク離れるんだ! 爆風に巻き込まれるとあの世だぜ!」
マイク「……あ、ああ……」

魔女「おにい、ちゃん? お兄ちゃんなの!?」

トム 「あれはサバトのアイドル、メルリ、じゃないか」
マイク「あれはサバトのアイドル、キャサリン、じゃないか」

魔女「お兄ちゃん、あの、ね……私、さっきから何だか……体が熱くって」

トム 「それはいけないな、メルリ。悪い子にはおしおきだな」
マイク「それは風邪かもしれない、さあ! 上着を今すぐ脱ぐんだ」

ばごおおおおおおおおおん!!!

トム 「ぶごおおおおおおおおお」
マイク「ぶごおおおおおおおおお」




トム 「あれは仕方ないな」
マイク「ああ、あれは仕方ないな」
トム 「…この岩壁の向こうには金塊だ、これで俺たちも億万長者だ!」
マイク「やっと俺たちにも運が向いてきたぜ! そら、導火線ファイア!」

バチバチバチバチ

トム 「よし、マイク離れるんだ! 爆風に巻き込まれるとあの世だぜ!」
マイク「……あ、ああ……」

バフォ様「ぬ? おお!よく来たな!」

トム 「あ、あれは・・・」
マイク「あれは…」

バフォ様「どうしたんだ? はやくワシと一緒に遊ぼうなのじゃ♪」

トム 「……これは無いな」
マイク「……ああ、これは無いな」

バフォ様「なんだと!  ワシを見たものは皆『ババア! 俺だ! 結婚してくれ!』と言ってくれるのに・・・許さん!」

ばごおおおおおおおおおん!!!

トム 「ぶごおおおおおおおおお」
マイク「ぶごおおおおおおおおお」
10/11/24 23:33更新 / SIN

■作者メッセージ
許してくれとはいわないさ。


なにせ、気がついたら後書き書いてたからな!!

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