読切小説
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アカオニ嫁日記
○月×日
 帰宅途中に妻からメールが入った。
酒が切れたので帰りがけに買ってきて欲しいとの事。
 おかしい、この間の休日に買いだめした筈なのに。もう切れるとは…。
今月も酒代が大変な事になりそうな予感。まあ、いつもの事だが。
 一応、ツマミも必要かどうか妻に尋ねておく。
ツマミが無いとホント、酒を水のように飲むからなぁ。
 すぐに返信があり、ツマミは彼女が用意してくれるとの事。

 馴染みの酒屋でビールを買って帰宅。
待っていた妻に僕のキノコを調理され、美味しくいただかれました(性的な意味で)。

○月△日
 今日は仕事が早く終わったので真っ直ぐ帰宅。
妻と2人でいつものように酒盛り。
 彼女から何かツマミを作ってくれと言われて台所に立つ。
幸い一人暮らしが長かった所為か、料理は嫌いじゃない。
ツマミ作りもお手の物だ。

…上機嫌で包丁を握っていると背後から妻に襲われた。
どうやら調理中に僕のお尻が揺れるのを見て、発情したらしい。

 一戦交えた後、妻から今度は裸エプロンで料理して欲しいと真顔で言われた。
いやいや、男の裸エプロンは無いから!

○月□日
 今日は休日。朝から飲んだり、ヤったり、やたら妻は機嫌がいい。
その内、彼女の興がのったのか。おもむろに全裸に剥かれた。
そして、差し出されたのは一枚のエプロン。

 ええ、強引に身につけさせられましたとも(泣)
 あまりの恥ずかしさに悶えていると、何がツボに入ったのか。
妻がいつもより激しく燃え上がりました。

 この日記を書いている今も腰が痛いです。
明日までに直るだろうか?

○月*日
 昼間、妻から今日は早く帰ってきて欲しいというメールがあり、
仕事を適当に切り上げて帰宅。

 すると玄関でエプロン姿の妻が待っていました。…しかも裸エプロンです。

 どうやら、昨日、僕に裸エプロンさせた時に本気で嫌がっていたのを見て、
ちょっと落ち込んでいたとの事。
 そして、そのお返しとして、彼女も裸エプロンになってくれたらしい。
そう照れる妻の可愛らしい姿にキュンときちゃいました。

 その後は、こういう場合の定番の台詞。
「どうする? この後はエッチにするか?」

 もしもし? こういう場合、ご飯と風呂、エッチの三択だよね?

 僕に選択肢などあろう筈なく、妻を夕食代わりに食べ、
一緒に入浴して、一晩中頑張りました。

△月#日
 酒と性の日々に変わりなし。
 仕事帰りに酒屋でちょっと奮発して高価な日本酒を買う。
何しろ、今日は結婚記念日だもの。

 彼女、お土産を喜んでくれるかな?
11/06/29 23:30更新 / 蔭ル。

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