連載小説
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特例。〜魔王の娘〜
ほらー席に付けよー?
とりあえず、一人目が
来たみたいなので
自己紹介をしてもらう
入ってこーい


初めまして〜♪

私の名前は名前はシロナ
種族はリリムよ?
みんなよろしくね♪

えーそれじゃあ
適当な所に座ってください

今後も増えるそうなので
とりあえず、うまくやってくれー


「毎度毎度思うけど
あの先生適当だよね」

「そこいい所なんじゃね?」

「困る人もいるけどね」

「ってか、凄い
なにあの人だかり」

「あぁ、さっきの
シロナって娘じゃね?」

「助けに行った方がいいかな」

「ほっとけよ?
どうせオレらには
関わり合いのない相手だ」

「その様子だと
行ったけど、はじかれた
そんな所でしょ?」

「うるさいぞ紫波」

「まぁまぁ」

「まー確かに
あれじゃ、近づけないね」

「けっ」

「その内チャンスあるって」


ーーーーー食堂ーーーーー


「あー疲れた...」

「でも珍しく空いてんな?」

「なにかあったのかな?」


キャ-キャ-キャ-キャ-キャ-キャ-キャ-
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ


「ねぇ?あれなに?」

「オレには人の山に見える」

「ボクにも」

「真ん中にいるの
シロナさんじゃない?」

「ホントだ」

「あれは少し困ってるんじゃ」

「諦めろ会長
オレらにはなにもできん」

「近づこうとしたら
周りの男子に殴られそう」

「困ったね」

「あ?なんか
こっちに来てね?」

「気のせいだよ」

「いや、でもなんか...」

「紫波、紅峰
今あの人、こっち見たよ」

「「なに!?!?」」

「どうしようか...?」

「ちっ!
紫波、会長
食ったよな?」

「食べ終わったよ」

「ごちそうさま」

「よし!逃げるぞ!」ガシ

「「うわぁぁあああ!?」」


あの三人...
なかなか面白いわね♪


「ぜぇ...ぜぇ...」

「紅峰、お疲れ様」

「よく二人担いで
全速力で走れたね」

「ぜぇ...あ...?
ほっとけ...ったく」

「どうする?」

「とりあえず、紅峰が
落ち着くまで待とうか」

「紅峰、大丈夫?」

「あぁ、もう平気だぜ」

「無理はしないでね?」

「わかってる
所で、ここどこよ」

「多分だけど、校内の
敷地の反対側だね」

「俺ここ知らない」

「オレもだ」

「君たちねぇ」

「っ!誰か来るぞ」


おかしいわ...
確かにこっちに
走って行ったと思ったけれど...


「「「...」」」


「あっ、初めまして〜
あなた達私と同じ教室よね?
よかったら、道案内してくれないかしら?」



ーーーーー教室ーーーーー



「紅峰、俺は死ぬのか」

「大丈夫だ
でもオレもさっきから
脂汗が止まらん」

「なんとかなるよ」

「あなた達はさっきから
一体何の話をひているの?」

「「「なんでもないです」」」


ガラガラガラ...


男子A「...」

男子B「ジ-」

男子C「チラッチラッ」

男子D「ジロリ」

男子E「ジ-ッジ-ッ」


「「「これ結構やばいかも」」」

「ありがとう三人とも♪
おかげで助かったわ〜♪」

男子ABCDE「死ね」

「「「!?!?」」」

「?」


「俺の平和が...」

「ま、諦めるんだな」

「仕方が無いねぇ
ボクからあとで説明しとくよ」

「おう、会長よろしく」

「あ〜、明日からは
一体俺はどう過ごせばー」

「大丈夫だ、なんとかなる」

「なんとかしてみましょう」


「あぁ、疲れたよ」

「お疲れ様」

「会長ありがとな」

「じゃ、今日はもう帰るよ」

「おう、またな!」

「また明日」



「さて、いつまで
ボクの後ろを付いてくるの?」

「あら?よく気付いたわね」

「何かご用でしょうか?」

「別にかしこまらなくても
いいのよ会長さん」

「用がないなら行きますね」

「...」



「ねぇ、紅峰」

「ん」

「誰か付いてきてない?」

「あ〜確かに
でも、会長の方にも
誰か付いて行ってたような」

「ふ〜ん」

「ま、大丈夫だろ」

「「で、さっきから
後ろにいるのは誰?」」

「あらあら
こちらも気付かれて
しまいましたわ」

「逃げるぞ」

「まかせた」ガシッ

タッタッタッタッタッ

「なんて逃げ足の早い...
まぁ、チャンスはこれから
いくらでもありますわ♪」

16/07/12 09:30更新 / 紫酔染香*・ω・)ゞ
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■作者メッセージ
帰るときに後ろを付けていたのは
シロナさんではありません。

投稿は遅めですが
なんとかやって行けそうです

今後もお楽しみに“〇| ̄|_

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