連載小説
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第二話
チュンチュン・・・

リエ「ん、んぁ・・・朝か・・・」







リエ「おはようー」

ウィン「あ、おはよー」

キャロン「おはようございます」

リエ「あ、キャロンさんおはようございます」

キャロン「朝食できてますよリエさん」

ウィン「あと二分遅かったら先に食べてたよ」

リエ「ありがとうございます・・・それじゃ」

一同「いただきまーす」







リエ「キャロンさん、寝床から朝食まで、本当にありがとうございます」

ウィン「ありがとねキャロン」

キャロン「いいってお礼なんか。ウィンの恋人っていうなら大歓迎だよ!」

リエ「恋人・・・////
と、ところで!・・・私はここにくるのは初めてなんです」

キャロン「ああ、昨夜ウィンから軽く聞いたよ。なんでもジパングの出身なんだって?」

リエ「ん〜、一応そうですね。」

キャロン「一応って・・・ま、いいけどさ。あんた悪い人間にはみえないし。あと、あたいのことはキャロンでいいからさ!」

リエ「分かったわ。えと・・・キャロン?」

キャロン「あいさ!」

リエ「あなたはウィンとどういう関係なの?」

キャロン「ん〜、幼馴染みたいなもんかな。小さいころから一緒に遊んでたし」

ウィン「よく野山を駆け回ったよね〜」

キャロン「あんたは駆け回ってない。飛び回ってた。あんたが先に行っちゃって、急いで追いかけたら崖で落ちて死にそうになって・・・」

ウィン「そ、そんな昔の話なんていらないよ!・・・それよりリエに色々と教えてあげなきゃ」

キャロン「む・・・分かった。リエ、なんか聞きたいことある?」

リエ「それじゃ・・・この地方について聞いておこうかしら」

キャロン「この地方についてね。この地方は親魔物派の領地なの」

リエ「親魔物派?」

ウィン「この大陸の国々は、親魔物派と反魔物派の国々に分かれてるの。親魔物派は魔物と仲良く、反魔物派は逆に魔物を討伐しようとしているの」

リエ「魔物を討伐・・・?人間と変わらないあなた達を?」

キャロン「今でこそこんなだけど、少し前までは人間を襲ってたからね・・・今と違い精ではなく生を奪うために。ま、急に仲良くしろと言うのも難しい話だけど」

リエ「そうかもしれないけど・・・」

キャロン「あんた、優しいね。あたい達のことを思ってくれるなんて」

リエ「・・・ありがとう」













キャロン「あんた達、これからどうするの?」

リエ「この村、皆優しそうだしずっとここで暮らすのも良いかもしれない・・・けど、さっきの話で私、決めたの」

ウィン「決めた?」

リエ「うん。私、冒険者になる。冒険者になって色んな国に行って、見て、そして、魔物と人間は分かり合えるんだって皆に伝えたいの!・・・ただ単に、色んな所に行きたいって言われれば確かにそうだけど・・・・・・ウィン、付いて来てくれる?」

ウィン「当たり前だよ!あたしはリエとずっと一緒にいるって決めたんだから♪」

リエ「ありがと。・・・と、言うわけでキャロン。明日にはこの村を出ようと思う」

キャロン「分かった・・・でも、気を付けてね。親魔物派より反魔物派の方が圧倒的に多い。特に、大陸の北ではね。命に危険が迫るかもしれない」

リエ「覚悟は・・・ある」

キャロン「そ。ならいいわ。村の道具屋で旅道具を揃えていきなさい」
















リエ「キャロン、たった二日間だけど、世話になったわ。ありがとう」

ウィン「ありがとー」

キャロン「別にいいって・・・それよりも、リエ」

リエ「うん?」

キャロン「ウィンを悲しませたら駄目だよ。そんときゃ、あたいがぶん殴ってやるから」

リエ「それは・・・絶対にないと思うわ」

キャロン「そのいきだ!・・・・・・ウィン、元気でね」

ウィン「ちょっと、まるでもう会えないみたいに言わないでよ。絶対、またリエと一緒にここに遊びに来るから、ね!」

リエ「うん」

キャロン「分かった・・・目指すなら、ここから西に二日ほど行ったところにある町、『ケインズ』を目指すと良い。親魔物派の町だし、なにより雰囲気が良い。色んな店もあるし冒険者ギルドもある。冒険者の初心者も集まる町だから、しばらくはそこを拠点にすると良い」

リエ「了解・・・『ケインズ』だね・・・ありがとう。それじゃ、行ってくる」

ウィン「それじゃね!」

キャロン「ああ、また会おうな!」
10/04/02 22:22更新 / SIN
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■作者メッセージ
作者「やあやあ皆さんお久しぶりで・・・」

リエ「コノヤロー ゜Д゜)━━━○)´Д`)・:'. グハッ」

作者「な、何するだーーー!?」

リエ「遅い。とにかく遅い。最終更新から何ヶ月がたった?」

作者「や、約三ヶ月・・・」

リエ「コノヤロー ゜Д゜)━━━○)´Д`)・:'. マテデスカー」

作者「じ、自分はサンドバックではない!!」

ウィン「リエ、それ以上やると死んじゃう・・・」

リエ「ウィンがそういうなら・・・」

作者「ほっ・・・」

リエ「おい駄目作者」

駄目「駄目作・・・ああ、名前が変わって!?」

リエ「次回の予定はあるのか?」

駄目「え、ええ。とりあえず、次回は皆さんお待ちかねのリエさん魔物化・・・のフラグ立てか、調子よければそのまま一気に。」

リエ「やっぱり私魔物になるのか・・・」

駄目「ええ。なんかウィンさんが我慢出来ないようで」

リエ「ウィンが?」

ウィン「えと・・・その・・・ゴニョゴニョ」

リエ「え?」

ウィン「リエが魔物になれば・・・もっとエ・・・エ・・・えっちが出来るかな・・・って・・・////」

リエ「あ・・・うん・・・////」

駄目「(・∀・)ニヤニヤ」

リエ(ぶちっ)

リエ「コノヤロー ゜Д゜)━━━○)´Д`)・:'. グハッ」

駄目「ずみまぜんでじだ・・・」

リエ「お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」



ウィン「リエが魔物に・・・・・・♪」

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