連載小説
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リリム〜ウシオニ
 1.リリム

 「この書類は経理に、この問題は、根本的なミスが原因ね」執務室で忙しそうに部下に指示を出すリリム。

 「リリム様。今日の仕事はこれで終わりでございます」使い魔のインプがリリムに声をかけた。

 「ふぅ〜。やっと終わったのね・・・では、私はこれより自室に『引きこもり』ますね」そう言うと、足早に自室に入っていくリリム。


  〜自室〜

 「ふふふ・・・さぁ、あたしの世界よ!!!」そういうと、パソコンの電源を入れるリリム。

 「今日はどこにいこうかな・・あ、go-d1224さん来てるじゃないの!!」手慣れた手つきでキーボードを打つリリム。

 riri106(こんばんわ)

go-d1224(こんばんわ)

riri106(いまから、どこかいきませんか?)

go-d1224(いいですね。ちょうどレバ剣拾ったんですよwww)

 「レバ剣!?見たことないよ!!!超レアじゃん」

riri106(ちょwwwおまwwマジで!?試し斬りikik)

go-d1224(いいねいいね。じゃあガンス洞窟の前で)

riri106(は〜い!!行きます!!!!)

 「おお!!みんな、やる気まんまんじゃん!!うは、徹夜ktkrwww」

 
 【ネトゲーにどっぷりハマったリリム】

 
 2.ネコマタ

 「あなた、ご飯何がいいかにゃ?」

 「そうだな・・・食べきれないほどの料理を食べてみたいな」

 「ふにゃ!?わかったにゃ!!それなら、任せるにゃ!!これでも、住み込みで給仕で働いてたんだにゃ」

 「おいおい。冗談なのって!!!何だこのネコマタは!?」そこには、どこからきたのかネコマタが台所に集まって料理をしていたのだ。

 「なんだこれ?・・・うちの嫁が大きな鍋に野菜をすごい勢いで投げ込んでる!?」

 「「「「「できたにゃーーーーー」」」」」

 「うお!?あの短時間でここまでの料理が・・・・さていただこうかな」旦那がそう言うと目の前にあるご飯を口に運んだ瞬間・・・

           シャキーーーーーーーン

 『体力が最大限に増えた』
 『性欲が最大限に増えた』

 「モン○ン!?」その後、ネコマタの奥さんと仲間たちが3日間の激しい交わりが続いたという。

 
 【モン○ン並の料理で旦那を元気にさせるネコマタ】


 3.ぬれおなご

 「よく降りますね・・・」

 「ほんとだな。ここまで、雨が降ると部屋にカビが生えそうだよ」

 「あら、毎日愛しい人のために掃除をしてるのに嫌味ですか?」

 「ハハハ!!冗談だよ。さて、今日も掃除するか!!」

 「えぇ。では、私も掃除の支度を‥・どうかされたんですか?」

 「いや、お前の後ろになんか黒い靄みたいなのがあるんだが?」

 「え・・・あら、ほんとどうしたのかしら・・・ってこれカビじゃないの!?」
 
 「本当だ!!カビだ・・・・どうやってとるんだ?」

 
 【湿度が高すぎてカビが生えてきたぬれおなご】

 
 4.ウシオニ

 「父さん!!近くに強い妖気が・・・」髪の毛が尖る少年

 「ふむ・・・気をつけろ鬼○郎」

 「はい。父さん」
 
 「鬼○郎!!!あんたを旦那に向かえにきたよ!!!」

 「お前は、ウシオニ!?何だその恰好は!?」

 「いや、なんか女になってね・・・だから、鬼○郎!!あんたが欲しいんだ!!」

 「父さん!!」慌てる少年。

 「なんじゃあ、お前も女になったのか・・・鬼○郎。おぬしもそろそろ、身を固めるのじゃな」そういうと、茶碗風呂に入る目○のおやじ。

 「父さん!?そんな・・・」

 「さぁ、鬼○郎。あたしと夫婦に契りを!!」

 「うわぁあああああああああああああああああああああああああああああ」


 【ちゃんちゃんこ少年を娶ろうとするウシオニ】


 
12/06/12 00:53更新 / pi-sann
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■作者メッセージ

 後ろから、二人の魔物娘の視線が気になる・・・

 ダンピール「あたしも出番が欲しい・・・」
 バイコーン「でばんがなかったらあの方にお仕置き・・・」

 作者「ヒィィィィィィィィィッィイィィィィィィィィッィ」

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