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第五章 ゴブリンとのH
「あっ…サラっ、そんなっ…っ」
朝。目覚めれば隣で眠る愛しい存在が甘声を上げている。
その奥ではトモエがにまにま笑っていた。
「ラウラちゃん…サラさんと夢の中で閨事でもしてるんやろかぁ?」
「……っ」
こんな可愛らしくあどけない女の子がぼくを思ってくれているなんて。
「お嫁さん候補やねぇ。うちは何人好い人作ろうが大丈夫ですよぉ♪サラさんに愛してもらえるなら…♪」
「トモエっ…悪戯が過ぎます」
ラウラごとトモエを抱きしめる。
「ふぁ……さ、サラっ!」
丁度ラウラが目覚めた。顔は真っ赤だ。
「おはよう」
何事もない様にラウラを抱きしめつつ、起きるのを促す。すると…
「ラウラちゃん、さっきどんな夢見てはったん?」
ちょっとトモエさんッ!!折角スルーしたのにっ。
ラウラはぷいっと顔をそらせる。
「教えてくださいな」
ぐいぐい押していくトモエ。ラウラは蒸気が噴き出しそうな勢いで真っ赤になっていく。
「トモエ、止めてあげて」
「堪忍」






「……サラとえっちしてた………夢の中で」
ラウラも言わなくていいのーッ!
やばい、トモエのペースだ。
トモエはちょこんとベッドの上に正座し、膝上にラウラを抱き抱え、にこにこしながらぼくに見せつける。
「あたし…変なのかな…サラが男の子で、いきなり求められて…赤ちゃん出来たの…凄く…幸せだった」
「やって?サラさん」
わーッ!何言ってんですか!
トモエは本当に嬉しそうだった。本来は好きな人に思いを寄せる人が現れたら焦るか不快感を示しそうなのに、魔物娘の価値観はわからない。いや、トモエが変わってるだけなのかも。
「ねぇ、もし本当にサラさんが男の子やったら、どうするぅ?」
ちょっとぉーーーッ!?
「そんなことあるわけないじゃん!」
それも悲しいな。一応男なんだけど。
「もし、もしもですぅ。男の子やったら嫌いになる?」
「嫌いにならない。大好きだもん。それに、男の子だったら結婚できるし赤ちゃん産めるし」
「やって?サラさん」
爆弾発言の連続。生きた心地がしない。
小声でトモエは耳打ちしてくる。
「ラウラちゃんならあなた様が殿方でも受け入れてくれはるよ♪サラさんがその気なら……襲ってあげても…♪」
悪魔の囁き。トモエはさあヤってしまえ!とばかりににこにことぼくの背中を押しまくる。だけど、この子は大切な家族だし。あれ?でもトモエも家族にしたいし二人とも愛しいのは違わない。悩むぼくを見てトモエは何か思いついた顔をした。
「サラさんは本当に紳士さんなんやから。いいです」
「ふぇ?」
起きぬけのぼんやりしたぼくの唇をいきなり奪うトモエ。
「〜〜〜〜〜ッ!?」
「ちょっ…!トモエ何してんの!?」
パニクっているのはぼくもラウラも同じ。
だがトモエは更に爆弾を投下する。
「ラウラちゃんっ…」
「んんっ!?」
抱きこんでいたラウラの顎をくいっと持ち上げ、上を向かせて唇を奪う。
「っ……ラウラちゃんの初めてはうちが頂きました♪」
「ちょ…トモエっ!大切なラウラに何してるんですかぁ!?」
「そ、そうだよッ!!初めてはサラに捧げたかったのに!!」
真っ赤になってトモエに掴みかかるぼくとラウラ。
「あらぁ?仲良しさんやねぇ。二人とも相手を大切に思てるみたい」
「「あ!」」
改めてお互いが言った事された事を意識して真っ赤になるぼく達。完全にトモエに引っ掻きまわされている。
「二人とも本能では惹かれあってるのに変に遠慮してぇ…だからうちみたいな悪い女に先こされるんですよ?愛しいと感じたら強引にでも思い伝えな」
言いつつ怪しい手つきでラウラの首筋から鎖骨にかけ手を撫でまわす。ラウラはぞくぞくした様子でされるがままになっている。
無理矢理ラウラをひっぺがえし、抱擁する。
「ラウラは大切な家族です!勝手に手を出さないでください!」
「言いましたやろぉ?うちは悪い女やって」
ラウラに目をやると、真っ赤なトロ顔になっている。トモエがキスした時に何か好からぬ事をしたのかも。…ラウラってこんな色っぽい顔もできるんだ…
「じゃぁ♪邪魔者のうちは退散しましょか?」
散々ひっかきまわした揚句無責任にどろんするトモエ。相変わらず掴み所が無い。後でお仕置きだ。






目の前にはその気になったラウラがポツンと座っている。
「さ、サラ……キスして」
腕の中のラウラまでおかしくなってしまっている。どうしよう。
「キスしてぇ…トモエにファーストキス奪われちゃったからぁ…」
完全に“女の顔”になっておねだりしてくる。言われるがまま唇を重ねる。
「ん……ごめんなさい。キスしてしまいました」
「いいよ…サラになら何されても…あたし…いいから…」
ラウラは完全にその気になってしまっている。
「ラウラ…ぼく、こんな時にうやむやで、本当にごめん……好き…だから」
「っ♪♪」
優しく押し倒し、寝巻を脱がせる。第二次性徴前の様な身体つきだが、不思議と女性らしい身体。下半身は絶妙に女性を帯び、ちゃんと身籠り、産めると認識させる。
ぼくは寝巻を脱ぎ、限界まで反り返ったアレを見せつけた。
「…ほんとに…おとこのこなんだ…」
「嬉し…そうですね。拒絶されると思ってましたよ」
「サラの子産めるんだもん…嬉しいよ…♪…来て?」
股を開き、受け入れ体勢。こんな小さな体でぼくを受け入れてくれるのか…

ぎちぃぃいい…!ずにゅっ…ずにゅっ…ずにゅっ…

うわっ…きつきつ…!
ゆっくりと小さな体を貫いていく。ぼくは気持ちいいけどラウラは大丈夫かな。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!」
仰け反って必死に受け入れてくれていた。あまりに小さな女性器なので、裂けないか心配だ。既に結合部からは破瓜の出血が滲んでいる。

「ら、ラウラっ…嫌だったら止めるから…!」
「いやっ!抜かッ…ないでッ!」
ラウラは脚を絡めて無理矢理結合しきる。トモエに教わったけど、だいしゅきホールドというらしい。
「ちょっ…ラウラ無理しちゃ…!」
「ッいいッ…!あたしをサラの形にしてぇえッッ…!!」
幼い身体でとんでもない発言。そんな事言われたら…ぼくの中の雄が…!
理性を全力で奮い立たせ、目の前の女の子を優しく愛しはじめた。
「ゆっくり…」
「あぁっ!んあ!ぁえ!ひっ!」
精一杯優しく腰を振っているつもりなのに、かなり大きな喘ぎ声で泣く。締め上げがきつすぎ、腰を振るとラウラの身体も付いてきてしまう。
「大丈夫っ?止める?」
「だめっ!続けてぇっ!」
しがみつく力を強めてくる。絶対に逃がさないつもりらしい。
「ラウラ、優しくするから。勝手に引き抜いたりしないから…ね?安心してゆっくり慣れていきましょ」
コクコクと頷き、脚の力を弱める。
幼さと女性が混ざる魅惑的な腰を掴み、細心の注意を払って腰を引く。
すごい…こんなに拡がって…
「サラ…!優しすぎるぅっ!もっとちょうだい!」
「だめですっ。あなたを痛めつけたくないからっ」
涙を浮かべつつ蕩けた顔でおねだりしてくる。トモエの時もそうだったけど、優しくしたら不評みたい。気を遣うより本能の赴くまま激しく愛した方が魔物娘は悦ぶのかも。
「あたしぃいっ…気持ち好くないッ…?」
「とても気持ちいですよっ。そんなに言うなら少し強めにしましょうか」
とても気持ち好い。暴力的なまでの締め上げで、せき止められているけれど、窮屈で温かく、膣内の淫肉の加減は最高。すこし場違いな言い回しだけど、まるで鍵と鍵穴の関係の様に、窮屈なひだがぼくのカリ首に食いつきばっちり締め上げて放さない。
腰を掴む力を強めにし、先程よりテンポよく腰を出し挿入れする。
海老反りする小さな体。
「ぁぁぅぅっ」
「大丈夫?」
「だっ、大丈夫だからっ!」
感じてくれているのかな。無理している様にも見えるんだけど…
再びピストンをゆったりにする。トモエを抱いて勉強して良かった。お陰でラウラに緩急つけて導く事が出来る。
「ラウラっ、無茶しちゃ駄目。ゆっくりっ…ゆっくりっ」
「うんっ」
ようやく息が合ってきた。相手が気持ち好くなってもらわないとただのレイプだもの。
くちゅ…くちゅ…くちゅ…
愛液が満ちて来た。いやらしい音がベッドルームに響く。
「あっ♪あっ♪あたしっ♪サラとセックスしてるっ♪あっ♪」
「ラウラっ、気持ちいぃです」
暴力的なまでの強烈すぎる締め上げがどんどん強くなる。
「あたしのっ…おまんこっ…サラ専用にっ…なってくよぉおっ」
「どこで覚えたのっ!?そんなエロい言葉ッ!!」
ぐんと腰を入れると、激しく弓なりに反りながらのたうちまわる。
「くぁっ!きっつい…!!」
「サラぁああっ♪」
身体ごとついてくるラウラの腰を掴みなおし、腰をぐりぐりする。
「あぁあああっ!ぐりぐりぃッ!!サ…ラぁああッ!!」
「ラウラああああ!」
気持ち好い。キツキツすぎるけれど。
「ごめんにゃはいっ」
「ッア!」
ラウラは急に力を抜く。気を遣ってくれたのか。
だがそれがきっかけで一気に競り上がってくる子種。
どくっどくっどくっ…
「あああああああああああああッ!!!!」
今日初めての絶頂。一つになった瞬間締め上げでせき止められていたそれは、もはや半固形状だった。送り出すのも時間がかかる。
どくんっ…どくんっ…どくんっ…
「あぁぁあっ…サラのがっ!ッながれこんでぇッ…!」
「ごめ…ッ、まだかかりそ…!」
どくんっ…どくんッ…ぶりゅッ…ぶりゅッ…ぶりゅぅううううう…
まさに送り込む動き。腰を奥に突きだしながら強粘性の雄汁が、小さな膣内にゆっくり着実に送り込まれていく。
「ぁっ♪ぁっ♪ぁっ♪ぁっ♪」
絶頂し、波の様に送り込まれる精液一送りの度にびくんびくんと反応する。
「ッあああ!ッあぁあ!」
どぼりどぼりと濃厚な精液ゼリーがまだ止まらない。
「ラウラッ!一旦抜くねッ!」
「いやぁああっ!全部膣内にぃいっ!」
腰を掴んだまま腰を引こうとすると、凄まじい締め上げで無理矢理止める。
「うぁあ!やめてっ!きつすぎてとまっちゃぅうう!!!」
ぐんっと再び挿入れる。
「あぅあ!ぜんぶ!ぜんぶあたしにちょーらいッ!たぷたぷにしてぇええっ♪」
求められるなら全部膣内射精してやる。
「あぁああッ!あちゅい!おなかぁああ!いっぱぁいいいぃいい!!」
絶叫するラウラに何度も奥に送り込む。
最後まで射精しきった時、幼い下腹部はやや膨らみ、まるで妊娠したかのようだった。
ラウラが満足して力を緩めた後も射精は続き、彼女の体への負荷も考え引き抜いた時に最後の一波が来て思いっきりぶっかけてしまった。


こうしてぼくはラウラとも深い関係になってしまった。









「はぁ…はぁ…はぁ…サラ…どうだった?」
「最高。病み付きになってしまう位。でも大丈夫?」
「あたしは…はぁ…はぁ…平気だよ…でも最後まで……受け止めきれなかったな…」
少し残念そうなラウラ。お腹にべっちょりこびりつく精液を手で掬い匂いを嗅ぐ。そのまま指をしゃぶる。
やばい…小さいのに…なんてエロい事を……





むくむくと再び起き上がるぼくの雄としての本能。
「あ……いいよ?」
蕩けた発情顔で再び股を開く。ぴっちり締まった幼い女性器が精液でべちょべちょだ。
「いいの?今度は激しくしちゃうかもしれないよ?」
「いい。どうせこれから毎日えっちするもん。はやくサラに拡げてもらわないと」
笑顔でとんでもない発言だ。こんな小さな身体をぼく専用にする気満々らしい。
「ごめんねっ!」
「ぁうッ…!」
ずぶりと正常位で合体。先程の膣外射精(そとだし)した分がぬるりとぼくらをくっ付ける。
「ぁああっ♪サラのがぁああ!」
「ラウラッ、キツキツすぎっ……」
ぐんぐん締め上げる小さな名器。
華奢で小柄な体を全身で感じてくれている。よくこんなに拡げられて感じられるものだ。
先程の長い長い絶頂のせいでほぼ絞りつくされ、多少の事では達しなくなったので、暴力的快感を楽しむ事が出来る。
「ラウラ…っ!すこし激しくするよ?」
「いいよっ。あたしで気持ち好くなってっ♪」
っぐちょっぐちょっぐちょっ
ベッドに小さな身体を抑え込みながら本腰を入れる。先程の射精で膨らんだ下腹部。まるで幼子を妊娠させた様で少し罪悪感がある。だけどそれ以上に好い。ぼくは変態になってしまったんだ。
愛液がたっぷり溢れ、お漏らしした様。おかげで大分スムーズになり、わざわざ腰をがっちり掴まなくてもピストンが楽にできるようになる。だけどここまでびしょびしょだと脱水症状にならないだろうか。
「サラっ…!あたしっきもちいいよぉっ♪」
「嬉しいっ♪」
愛液を絶え間なく噴き出し、お腹にかかった精液とも混ざってぬめぬめの潤滑剤となっている。元々大変に肌艶の良いラウラによってさらに滑りが良くなり、ぬるぬるセックスが楽しめる。
ぬるっ、ぬるっ、ぬるっ、ぬるっ…
段々ペースが速くなる。体液とピストンで可愛らしくも卑猥な水音。
締まりはまだきついがとても気持ち好い。小柄ながら子を孕む為男を雄にさせる機能は充分の様。
「ラウラっ…気持ち好過ぎ…!」
「あたしもっ♪」
体液を混ぜあわせつつ、段々激しくなっていく。
「あぁあん♪」
「さらっ、やっぱおんなのこじゃんっ。あたししってるぜっ…アんッ!ふたなりってやつだろっ?」
甘い声で泣いてしまうと、ラウラが意地悪な発言をしてくる。
「ぼくはっ!おとこっ!ですっ!ラウラをッ!ママにッ!する事もッ!できますッ!」
「にゃぁあ♪ごめんなさ…!でもぉっ!ァっ♪きれいだしぃっ!おちんちんいがいはおんなのこみたいなんだッ、もん!あッ♪」
気にしている事を…!悪気が無いと分っていても少し悲しい。
「じゃあッ!ラウラにッ!んッ!ぼくがッ!男だってッ!からだにッ!教え込んでやるぅッ!!」
遂にトモエを抱く時と同じ様な激しい責めをしてしまう。
「きゃあッ!はげし…!すごいぃいっ♪」
「このっ、どれだけっ、小悪魔さんなんだよっ!」
小さな体が浮き上がる位に突き上げる。やや膨らんだ下腹部が揺れる。
「ラウラッ、覚悟してねっ。これから毎日可愛がるから…!」
「ッやったぁッ♪あたしッ、サラのものなんだっ♪」
ぐじゅぐじゅと腰を振り、叩き付け、結局いつものペース。こんな小さな可愛い子相手に容赦なく激しい行為になっていく。
「ラウラっ、ごめんねっ。またイきそう…」
「きてぇ♪」
射精に向かい高鳴っていく動き。
ラウラはひたすら激しいピストンを受け入れ胎内を汚されるのを楽しみに待っていた。
「ラウラッ!ラウラッ!ラウラッ!ラウラッ!ラウラッ!ラウラッ!ラウラッ!」
「あんっ♪あっ♪あぁっ♪ぁぁあん!ぁっ!ぁっ♪ぁっ♪」
ぼくがピストンの度に名前を呼んで昂っていくのを、ラウラはとても妖艶な顔で喘ぎながら見ている。幼い子のエロ顔って破壊力がやばい。
「射精すよッ!」
「ッはぁあああッ♪」
絶頂する。一発目に全てを込めた為に、しゃびしゃびの物足りない精液だったかもしれない。



きっかけは有耶無耶だったし、何もかもがなし崩し的な微妙な始まりだった。
けれど小さなラウラを本気で愛してしまった。
気だるさに包まれた身体を起こし、全身ふき取ったラウラと一緒にバスルームへ。
「手早く洗って綺麗にしましょ?」
「う、うん」
大慌てでバスルームに駆け込み、互いの身体をきれいに洗いっこ。
最初にラウラをお風呂に入れた時は性別を偽っていた為とても怖かったけど、今はもう隠すモノもないし、何もわだかまりが無い。
「…サラ…きれいだな…まだ信じられないよ…サラが男の子なんて」
「何もかもいきなりすぎたよね。ごめん…」
「あ…、嫌じゃないから大丈夫。とっても幸せなんだ」
にこにこしながらお腹をさする。下腹部はもうへこんでいる。やはり魔物娘にとって、セックスは最高の食事兼繁殖行為なんだ。
「ラウラ、さっきは有耶無耶になっちゃったけど、あなたが好きです」
「やったぁ♪あたしもサラが大好きだよ」
無邪気に見上げてぴょんぴょん跳ねるラウラ。足を滑らせて倒れて来た。
「あっ」
「ちょ」
ラウラを受け止めてぼくも倒れてしまう。ラウラに押し倒された形だ。
泡だらけでお互いぬるぬる。テラテラ光る肢体に再び発情。
「…ねえ、しよ?」
「ぼくもまだ足りなくて…」
「やった♪」
ずにゅぅ…!
いきなり跨ってくるラウラ。腰を勢いよく落とすが、窮屈すぎて引っかかってしまう。
「んぁっ♪サラのっ…おっきすぎぃ…!」
「ラウラがキュウキュウなのッ!」
下から腰を浮き上がらせ、突き上げる様に合体。
「ふぁあッん!サラぁきてくれたぁあ♪」
完全に発情顔。ぎこちなく腰を振りだした。
「んっ♪こうすれば気持ちいいんでしょ…♪」
「こら!あなたみたいに可愛い子がそんな事言っちゃぁあッ♪」
無邪気に腰を振る。単調な上下運動で、テクニックもへったくれもない。けれど窮屈すぎる上にカリ首にぴっちりひっかかるひだが滅茶苦茶に気持ち好い。
「んっ…んっ…んっ」
「ぁあんッ、上手だよラウラ」
褒めてお腹をさすると本当に嬉しそうだった。
ラウラは赤く染まった顔でむず痒そうに腰を振る。ぎこちない上に窮屈で、あと一歩及ばない感じがもどかしい。小さな体を必死に使って奉仕してくれているし、とても気持ち好いので、こちらから責めつつほめて伸ばそう。
「ぼくも動くよ…」
「あっ♪」
腰をがっちり掴んで固定して下からがんがん突きあげた。
「あっ♪ちょっと♪サラぁああ♪あっ♪」
「ごめんねっ」
激しいセックス。本来女性優位の体位にもかかわらずいつの間にか攻め手がぼくになっている。指をあまがみしながらセックスに耐えているラウラ。エロ可愛い。
「サラっ、トモエともえっちしてたんでしょっ」
「なんでっ?」
「すごく上手いし、ぁっ♪、おっきいけど…全然辛くないしっ。女慣れしてるっ」
「そうだよっ。何度もえっちしたっ」
「やっぱな…!トモエに負けないから…!」
猛然と腰を振りだすラウラ。たまに顔を歪ませるが、それを無視して強引なまでの攻めの姿勢だ。気持ち好いけれど、あまり無茶されても困る。
「あたしっ、サラに何度も求められる女になりたいっ」
もうなってるのに。真っ赤な顔で腰を振り乱す。
「無理しないでも、ぼくはラウラの事大好きだから」
お腹を撫でつつ愛の告白をすれば、にやけた顔で腰をさらに振り出す。
ずにゅっ…ずにゅっ…ずにゅっ…
がんがん突きあげる。ただし、今度はラウラの腰に合わせて。
「ッんなっ!?それっ、も、トモエに教えてもらったんだなっ?」
「えっちの時はお互いに集中してっ?」
腰を小刻みに振っていくと、ラウラは更に弾みながら気持ち良さそうに反論する。
「魔物にとってぇっ♪旦那にっ、如何に気持ち好くなってもらうかはっ!ぉっ♪…大事な事だからなッ♪技術で負けてんなら教えてもらわないとッ」
何て事を言うんだろう。こんな可愛らしい見た目をしてるけれどやっぱり魔物の雌なんだ……
変な所で普段の素直さが出ているし。
「折角トモエが、んっ、気を遣ってくれたんですよッ。あぁあッ♪今は二人きりなんだから」
「えへ♪そうだったな!」

ずこっ、ずこっ、ずこっ…

泡だらけの身体でぬるぬる騎乗位。先程と違い、体液ではなくボディーソープでのぬめり。
「あん♪あは♪ん♪ぁは♪」
「くっ!きもち…!よすぎて…!」
テンポよく腰を振るラウラ。もう様になってきている。窮屈な淫肉がぴったりとカリにはまった状態で、一生懸命に。
ぼくは限りなく絶頂に向かっていった。

ずこっ!ずこっ!ずこっ!ずこっ!ずこっ!ずこっ!ずこっ!

「ごめんねっ!3回目だから、薄いかもっ」
「いい…!サラのなら…!ぜったい…!おいひぃ…!」
危険な顔で見下ろしつつ、単純な上下ピストンでぼくと共に絶頂に向かっていく。
ラウラのアシストに回るぼく。とても締まりが良く、まるで吸い上げられるような感覚が味わえているので、アシストでも充分に絶頂に向かっていける。
「射精るっ……!」
「きてぇえ♪」


どくんっ…!!!


達した。小さな女の子相手に無責任な生セックスを繰り返した。
結局、身体を洗い合うつもりが汚しあってしまった。
魔物娘は本当に恐ろしい。何て魅力的なんだろう。つい夢中になってしまう。
かけ足だったとはいえ楽しんだ後に着替え、お互いの髪を拭き脱衣所から出ようとするとトモエがいた。
「えらい仲良しやねぇ♪」
どうやらトモエは何かしらの手を使いぼくらの様子を把握していたようだった。
真っ赤になるラウラ。ぼくも少し恥ずかしい。
「あんまりしっぽり楽しんではるもんだから、分身と変化の術である程度誤魔化しておきましたよ…♪」
「あ、ありがとう」
「それと、ラウラちゃん可愛がったらうちも抱いてくださいね。でないと、魔力の処理できません。インキュバスになったら駄目でしょう?」
俯くぼくにラウラが申し訳なさそう。
「堪忍。折角楽しんだ後なのにぶち壊しやったねぇ…」
今度はトモエが申し訳なさそう。こうなったら二人とも妃にする。
「ラウラ、トモエ、いきなりで申し訳ないけれど、二人ともいつか妃になってください。今はまだ公にはできませんが、法整備してレスカティエ勢力から抜けたら必ず」
「くす♪」
「やったぁ!」
喜んでくれる二人。
良い男なら清い付き合いをした上でプロポーズするだろうけど、ぼくは何もかも中途半端だった。誘惑に乗せられ魔性の女を抱き、その挑発に乗って妹の様に可愛がっていた女の子とも関係を持ってしまった。相手の二人は納得しているみたいだけど、いいのかこれは。
姫を演じて国民や使用人を騙しつつ魔物娘と婚前交渉し……
軽く自己嫌悪になる。
「あ、そうそう。サラさん、ラウラちゃん。朝と…今日までサラさん独り占めしてたお詫びに、またお忍びデート行ってらっしゃいな。二人とも演じておきますから」
ウィンクして空気を変えるトモエ。ラウラは輝く笑顔に。
「そんな、前に代わってもらったばっかりじゃないですか?姫として…ぼくが」
「ええのん。その代わり後でたっぷり御褒美くださいな♪それさえ頂ければうちは…♪」
煽情的なデザインのドレスでくねくねしだす。
結局甘える事にした。



街に出て再びデート。
人目を避けて路地裏を歩いていると
「おう、お姫様か!?こんな所に居ちゃあぶねぇぞ」
厳つい男が話しかけてきた。この人は…いつかの果物屋の店主さん。
見た目は恐ろしげだが、以前のやり取りからいい人なのは分っていた。ラウラは以前の悶着からか、ぼくの後ろに隠れる。
「嬢ちゃん、あの時はすまんな。……お姫様よ、ちょっと大事な話がある。嬢ちゃんも来てくれ」
露店の店主は小屋へぼく達を招く。
ラウラは嫌がっていたが、何とかなだめて連れてくる。
「悪ぃな。狭い小屋で。さあ、こっちだ」
「「!」」
ぼくもラウラも驚いた。目の前に全身に包帯を巻いた重傷のゴブリンがいたからだ。
「…ラウラなの…?」
「お、お姉ちゃん?」
ラウラは駆け寄った。
「お姉ちゃん!お姉ちゃんだぁっ。お姉ちゃん!!」
「あっ、元気そうで良かった…!怪我してない?」
姉妹の再会だった。
自分が重傷なのに、駆け寄り抱き付く妹の身体を心配するお姉さん。
「お姫様よぉ、これの傷治してやれねえか。王族は回復魔法も使えるらしいじゃねえか。俺じゃ簡単な手当てしかしてやれねえから…」
ぼくは聞き終わるより早く魔法を準備していた。
「ラウラ、すこし待ちなさい。手当てするわ。あっち向いてなさい?」
「う、うんっ」
素直に従うラウラをよそに包帯を緩めて治療を始める。酷い怪我。いやらしい事に、呪いまでかけてある。よほど魔物を憎悪した輩の仕業だろう。放っておけばじわりじわりと弱って死にいたる呪い。よくここまで残酷な事が出来たものだ。
だけど回復魔法や呪いの解除には自信がある。
淡い光に包まれるゴブリンの少女。
「ぁ……凄い。傷も痛みも跡形もなく………貴女は…?」
「わたしはサラ。ラウラちゃんの友人ですわ。えっと…お姉様でいらっしゃるのね」
「まぁ!王家の至宝様がここに…!?反魔物勢力の姫君では無かったのですか?」
「っその呼び方は止めてください」
「ぁ、すみません」
ラウラのお姉さんは、ラウラに大らかさと余裕をたした様な女の子だった。小柄で愛らしいのは変わらないが、あどけないと言うよりは幼妻という感じ。
ラウラを呼ぶと姉妹は嬉しそうに頬ずりしあう。
「お姉ちゃん!生きてた!ありがと!果物屋のおじさん!サラ!」
「あなたもよく生きていてくれました。サラさん、妹をありがとうございます」
店主は恥かしそうに目を背ける。ぼくからもお礼を言う。

店主は詳しい経緯(いきさつ)を離してくれた。
彼はラウラとひと悶着あった後、たまたま国境付近に果物を売りに行く機会があった。その帰りにゴブリンが這う這うの体で逃げていた所を発見し、とっさに匿ったそうだ。
レスカティエの同盟国で、反魔物国家でもある本国に魔物と分かった上で匿うのは相当勇気がある。
「前に摘み出した嬢ちゃんとあれがそっくりだったし、あれは妹をずっと心配していた。直感で妹は嬢ちゃんだと思った。だがその……お姫様は反魔物国家の偉いさんとして嬢ちゃんを抹殺したのかと思ってた。そしたら今日嬢ちゃんを連れて楽しそうに路地裏を歩いてたから、気になってな」
「いえ、貴方はとても素晴らしく勇気のある方です。この国の誇り。優しくて強い殿方です。何かあったら王宮にいらっしゃいませ。出来るだけの手助けは致します」
「俺はあれについて、もう一つお願いがある」
「なんでしょう?」
「あれを嫁にしたい。あれは、傷だらけの身体で家事までやってくれてんだ。家に帰って待ってる人がいるってのはこんなに幸せだったんだなと。それをその、お目こぼししてくれるなら俺は他には何もいらねぇ」
照れくさそうに縮こまる大男。
「え…お姉ちゃんこの人と付き合ってるの?」
甘えていたラウラは、大男の言葉に振りかえる。
「結婚したいと思っています。この人が匿ってくれたおかげで私は今生きておりますし、この人とても優しくて、大きくて……安心できますし。この人を愛し、この人の子を産み、育てたいです」
何と言う事か。魔物と人間のカップルがここにいた。ここは反魔物国家なのに。いや、ぼくもラウラとトモエがいるけれど。
姉の顔を見て察したのだろう。ラウラは素直に引きさがる。
「お姉ちゃんが幸せならそれでいい」
「あ、それなのですけれど、旦那様、大丈夫ですか?」
まず旦那の都合に合わせるラウラのお姉さん。幼い見た目だけど、本当によく出来た奥さんらしい。将来の夫は、将来の妻に頷く。妻は夫を立て、夫は妻の意思を尊重する理想的な夫婦の様だった。
「ラウラ。また一緒に暮らしませんか?」
「え…?」
お姉さんからの突然の誘い。ラウラは躊躇する。
ぼくとの関係も継続したいらしい。ぼくも彼女を愛しているから、ここで別れるのは……
「えっと………お姉ちゃんとサラと…どっちも…一緒に…」
ラウラがしどろもどろになるのを見て、お姉さんは何か察した様な顔になる。
果物屋の店主も口を挟む。
「流石にお姫様をこんなボロ小屋に住まわす訳にはいかねえぞ」
「それじゃあ、旦那様、この子がたまに遊びに来るのはかまいませんか?」
「お前の頼みならなんだって聞く」
未来の夫に許可を得たら、妹の額にキスするお姉さん。
「サラさん。妹の事、頼みますね」
嬉しそうにウィンクする。
「はい。大切にします」
あれ、何だか親御さんに許しをもらったみたい。
「おじさん、お姉ちゃんを絶対絶対っ、幸せにしてあげてなっ」
ラウラは何度も何度も姉に頬ずりし、甘えた後、果実屋の店主にもお礼を繰り返し言ってからぼくの胸に飛び込む。
「ラウラ、サラさんに迷惑をかけては駄目よ。また来てね」
「はぁーい」









果実屋の店主と別れての帰り道。手をつないで人目を避けつつ王宮へ戻る。
「サラの言う通りだな。幸せは集まってくるんだな」
「うふふ♪ね?」
「……本当はサラとお姉ちゃんと一緒に暮らしたい。でも無理っぽいし、それにお姉ちゃんは旦那さんと子作りもしたいだろうし、邪魔したくないよ」
こ、子作り……生々しい。この子と今日生えっちしちゃったんだよな…
お姉さんに気を遣ったのか。この子も健気だなぁ。
笑顔で手をつないでいると最後にぼそりとラウラが呟く。
「それに…あたしもサラと…ずっと一緒に…子作りしたいし」
「……!?」
「なんでもなーい♪」
ラウラはにこにこ悪戯っぽく笑う。
この街にもおそらくもう魔物娘がいくらか流れ込んでいる。魔物娘と人間のカップルはもっといるかもしれない。これは……案外国内に関してはすんなりいくかもしれない。







「サラ様、明日お見合いでございます」
「はい?いくらなんでも急では無くって?」
帰ってきた後、トモエと入れ替わり、執事長と二人きりの時、いきなり切り出された。
お見合いって…
「は。前にお伝えした時は当日に蒸発されましたからな。ですから当方もこのような措置を取らせていただきました」
姉上は見合いから逃げ回っていたのか。そりゃ好きな相手でなきゃ結婚したくはないよね。適当に話を合わせる。
「お見通しというわけですね。わかりました。お受けしましょう。お相手の方は?」
「お相手は小国の領主であられる伯爵さまです。国は伯爵が国を治める特殊な国家。しかし人間第一主義の反魔物国家として大変に由緒ある所です。お相手は少しお年を召されている事を除けば、産まれ育ちもよく、おまけに騎士としても腕が立つとか。個人としてもレスカティエに何本もパイプを持っていらっしゃり、サラ様に相応しい大人物であります。彼とご結婚されればレスカティエとの関係も一層豊かになりましょう」
所謂政略結婚か。姫を演じる上では覚悟していたけれど、こういう事も背負わないといけないんだ。
「えーっと…お相手は伯爵と言う事ですから、婿養子と言う事なのかしら?」
「そうですね」
執事長はぼくが素直に受け入れている事に驚きつつも応対してくれる。
「お見合いを受けるにあたって、条件がいくつかあります。まず、最後に決めるのは私です。絶対に結婚するわけではございません。そして……ある事を許していただきたいのです」









いくらかやり取りした後、小走りで部屋に戻る。
そこには愛しい二人がいた。
「サラ……待ってた」
「ちゃぁんと最後はうちも抱いてくださいね。魔力抜きますから」
既に二人は準備万端。ベッドに誘い、危険な夜が始まった。




















to be continued
17/02/24 10:52更新 / 女体整備士
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■作者メッセージ
お詫び
誠に勝手ながら投稿ペースを落とします。
私用で毎週投稿するのが難しくなってしまいました。
本当に申し訳ございません。
打ち切ったわけではございませんので、ゆっくりとではありますが、話を続けていきたいと思います。

※章数が間違っておりました。申し訳ございません。

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