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第六章 お見合い
お見合い当日。
清楚な純白のワンピースドレスに着替え、客間にて待つ。
お相手は小国の伯爵。伯爵が一国を任されるのは極めて稀な事だが、生まれや能力の高さも相まって周りには充分信頼されているらしい。こちらの使用人からの評判も上々。
せめて名前は事前に教えて欲しかったな。
「あたしにこんなの似合わないよ…」
となりのラウラも純白の正装。恥かしそうに俯いている。
ぼくが出席する条件としてラウラの同席を認めてもらった。親戚の妹と言う扱いだ。
「大丈夫よ。とても可愛いから」
「…ほんと?」
上目遣いでこちらに訴えかけてくるラウラ。改めて後押しすると、今度は嬉しそうにターンし、ふわっと広がるドレスを見ていた。女の子だなぁ。
「サラ、相変わらずお姉さんなんだな」
「一応その…“する”時以外は姫として振る舞わないと」
ラウラは悪戯っぽく少年じみた元気な笑顔を向けて来た。
「少し怖いわ」
「だ、大丈夫だぜ!あたしがサラを守るし」
不安をこぼすぼくを無邪気になだめてくれる。一人でも味方は多い方がいい。ラウラは純真故にこういう時とても心強い。目線を合わせると、背伸びして撫で撫でしてくれた。

本当はトモエも同席させたかったが、表面上彼女は異国からの留学生であり、同席させるのはあまりに不自然だった。
使用人にも別室で待機させてある。向こうの使用人方とのお話は別室でやってもらう事になっていた。
客間にはこれから見えるお相手さん、ラウラ、ぼくの3人だけ。

「サラ君、また会ったな。この前はすまなかったね」
「!」
現れたのはかつて社交界でお会いしたシャルル伯爵。この人がお相手なのか…
トモエを連れて来なくて正解だったかもしれない。トモエと彼は社交界でやり合っている。
空気が悪くなる可能性もある。

「よろしくお願い致します」
「こちらこそよろしく頼むよ。……おや?そちらに見える可愛らしいお嬢ちゃんは?」
「あ、あたしはラウラ。サラの…親戚ですッ」
たどたどしい挨拶だが、お相手はにっこり笑う。
「さ、サラに相応しいかあたしが見極めるからッ」
「ラウラ、失礼でしょう?申し訳ございません。この子とてもいい子なのだけれど…」
ラウラをやんわり嗜め、頬を軽く撫でる。
「はっはっはっ…随分サラ君に懐いているようだ」
シャルル伯爵は全く気にしていない。にこやかに切り出す。
「小賢しい真似はせん。わたしと結婚してくれ」
「はッ!?」
「駄目ぇッ!」
いきなりの爆弾発言にぼくは戸惑いラウラは驚く。
「わたしもいい年だ。君の様な若く美しい姫君とは釣り合わんのは百も承知だ。だが全力で君に相応しい男になる。人間はいつでも成長できるからな」
困ったな。適当にかわしつつ破談に持ち込もうとしたが、いきなり直球で来られては…
「サラの、ど、どこが好きになったの!?応えて!」
ラウラが焦りながらもいいアシストをしてくれる。ありがたい。周りに助けられてばっかりだなぼくは。
「そうだね。率直に言ってまず見た目だな。長いプラチナブロンドの髪が綺麗だ。白い肌もとても美しい。さぞ丁寧に手入れしているのであろうな。そして見た目が良いと言う事は几帳面だと言う事だ。そこがまず惹かれた」
あまりにも正直に答えてくれる。見た目から入るとは……というか男のぼくにそんな事言われても。そんなにナヨナヨしてるのかなぁ。
「み、見た目だけ女の子を判断しちゃ駄目!」
ラウラが真っ赤な顔で反論する。ぼくの為に怒ってくれるのは嬉しいけれど、あまりお見合いで大きな声を出しては…
「ラウラ、ありがとう。少し落ち着いて。大丈夫だからね」
「そう言う所も好きだな」
シャルル伯爵はあごひげを撫でつつ、ぼくを見つめる。
「親戚をたしなめる物腰も柔らか。その懐き具合から察するに普段からとても愛情を注いでいるのだろうな」
「買い被りですよ」
なんとか柔らかくかわそうと思ったが、相手がどんどん熱を入れて口説いてくるので、こちらもある程度直球でお返ししなければならない。
「申し訳ございません。私、実は想い人がいるの。とても大切で、親しくて、たまに困った所もありますけれども、愛しくて。ですから申し訳ございませんがこの話はなかった事に…」
シャルル伯爵はやや驚いた顔をした。そりゃそうだ。お見合いまでしていて好きな人もないだろう。
「君の様な若く美しい姫君ならば思いを寄せる男もいるかもしれないな。どんな男だ?」
お相手は完全にぼくを女とみている。悲しい事この上ないけれど。
そうだ、それを逆手に取ってやろう。
「好きな方は女性です……その…私女の子にしか興味が無くって……この事は秘密なんですけれど」
ラウラの背中を撫でながら言う。ラウラは嬉しそうな顔をする。
いよいよシャルル伯爵は目を丸くする。嘘は言っていない。好きな人はラウラとトモエ。両方ともすでに深い仲になっており、更に二人ともお互い納得した上でこの関係を続けてくれている。
「そう…か。いや、国の為に断りたくても断れなかったのだろう。すまんね」
「ごめんなさい」
終わった。お見合いは案外早くお開きになる。破談だ。
そう思い気を抜いた瞬間だった。
「……ここからはお見合いとは関係の無い話だ。最近この国にも魔物共が出入りしていると聞く。話はここまで伝わっていないかね?」
一瞬で殺気立つ。それまでの穏やかな雰囲気から一転し、魔物の話題になると別人のようだ。ラウラも本能的に身の危険を感じ、ぼくのドレスの背中をぎゅっと握りしめた。
「…最近サキュバスが増えています。迎撃も何度かしました。結界も張り直しているので、私としては防いでいるつもりなんですが」
「この部屋にも魔物共の魔力と言うか気配を感じる。何かしらで誤魔化されているようだが……」
やばい。完全に戦闘モードだ。いつの間にか腰にぶら下げた剣に手を掛けている。
「もっといえば、最近君にそっくりのサキュバスが出たという話も聞く。たとえば、もしそれが君なら……そうあってほしくはないが、私は君を容赦せん」
ラウラは泣きそうな顔をしている。ぼくの後ろに完全に隠れてしまった。ここまでの殺気をぼくは今まで向けられた事が無い。
「ご冗談を。私がサキュバスなら、ここに貴方が見えた瞬間に誘惑の魔法をかけますよ?」
なるべく穏やかに笑う。トモエから学んだ話術だ。昂る相手を真正面から受け止めるのではなくやんわり穏やかにかわす。
「それはそうか。いや、すまなかった。わたしも衰えたものだ」
「いえいえ。ですが気になりますね。この王宮に魔族が入りこんでいるかもしれないのですね?警戒しておかねばなりませんね…」
姫を演じる。白々しい。だがぼくに似たサキュバスと言うのは気になる。まさか…姉上……?



「いや、今日はすまなかった。だが……そうか。女の子にしか興味が無いとは……残念だな。こんなに美人なのに」
ぞっとする一言を言ってシャルル伯爵は去っていった。








「やっばぁ〜…死ぬかと思ったぁ…」
「私も怖かったです…」
二人で抱き合い、落ち着かせ合う。色んな意味で怖かった。





執事長アレックスにはとんでもなくお説教された。
ぼくが好きな人がいるといって断ったと聞いたそうだ。シャルル伯爵はぼくの想い人が女の子である事は伏せてくれたらしい。
更にアレックスからは一ヶ月後に迫ったレスカティエから呼び出しについてもきつく言われた。
姫騎士達が呼び出され、魔族と如何に戦い、滅ぼしていくかを姫騎士達が議論するのだそうだ。ぼくは騎士と言うより魔法砲台だが、出席し、意見交換及び今後の戦略を練っていくそうだ。数日の予定のそうだが、長引く場合もあるらしい。
くれぐれも国の恥にならないようにと重ねて念を押された。
「まあまあ。その辺りで勘弁してあげてくださいな。サラさんも反省してはるし」
いつの間にか現れフォローに回ってくれるトモエ。執事長は渋々引き下がる。
彼女は表面上留学生だからか、執事長も押されてしまうらしい。異国の姫と言う扱いなら、慎重にもなる筈だ。






「ぁっ…ぁっ…ぁっ…」
夜。全てを終え、ラウラとトモエを連れ込んで産まれたままの姿でえっちしていた。
「ラウラ、どうっ」
「もっとっ、もっとひろげてぇえっ…」
ベッドに押し倒した小さな体を貪る。傍から見れば、金髪女が幼女を犯しているようにしか見えないだろうな。
「サラさん…うちにもぉ…」
「ごめんねっ。ラウラが先だよ」
正常位で盛り上がるぼく達。きつすぎる締め上げをかき分け、奥にがっちり咥え込ませる。
まるで鍵と鍵穴の関係の様に合体し腰を振る度に小さな身体がついてくる。
ベッドに手をつき、大きなストロークで腰を振ってラウラを突き上げる。
「あっ、あっ、サラっ」
「ラウラ、気持ち好いぃ…!」
あまりに締め上げが強すぎ、せき止められている。ラウラとのセックスではおなじみだ。
ねっとりと腰をくねらせながら小さな恋人を愛する。
汗でてらてら光るぷにぷにとした女体。血色がよく、幼女体型なのに不思議と艶めかしい。
「あんっ♪きもちぃっ…♪」
「淫乱さんだねっ」
組み敷いた女体を堪能しつつ、腰のラインを見る。くびれが出来、発展途上のような未熟な肉体。この子も子供が産める。自分の子を産ませられる。そう思うと、小さな身体相手に本気セックスをしてしまう。
「サラっ、もっとちょーだい…!」
「うん」
熱を上げて腰をうねらせる。隣でつまらなそうにグラマーな身体を投げ出しているトモエ。お尻を突き出して四つん這いで寝バックに誘っているような体勢。
じゅぶじゅぶと卑猥な水音が迸っているのが羨ましそう。
「ごめんね。トモエ」
「ひゃぅ!」
秘部に指を突き入れ、陰核を弄ぶと途端に甘く泣きだす。
「トモエだって抱くからね。待たせちゃってごめん」
「ぁあっ!うち、はやくぅ…!」
目線をこちらに向けておねだりしてくる。意識がトモエに向くと、ラウラがおろそかになる。身体が二つあればなぁ。いっそのことトモエに分身の術を教えてもらおうかな。
トモエの安産型の魔尻を上から撫で、秘部をなぞらせた後ぐんぐんと指を三本突き挿れた。まるで激しくセックスし、種付けするようなテンポで。
「ああああああッ!うそっ!!そんなぁああああッ!!!」
不意打ちが効きトモエは仰け反って潮を吹いた。ベッドが愛液で洪水になってしまう。あまりに盛大だったので、ラウラも目を丸くする。
「サラ、あたしにも…!」
どんどんエロくなっていくラウラに、ぼくも触発される。
腰をねじ込んで先走る体液をマーキング。まだ絶頂はしていないけど、いわゆる我慢汁がまるで射精したかのように。
「あつぃ…!」
ラウラはぼくが絶頂したと勘違いした様で、蕩けた表情で感じ入っている。そこに駄目押しのピストンで追い打ちをかける。
「んんんん!サラァッ、なんでっ」
「ごめん、これからなんだ」
どんどんテンポを上げて腰を振り、本物の絶頂へ向かっていく。
「ぅあんッ♪激しいぃぃ…!」
容赦ないピストンは小刻みになっていき、組み敷かれた小さな身体は蹂躙される。
ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょ…
粘液が絡み合い体液が噴き出す音が大きくなっていく。
「あっ、あっ、あっ」
「ラウラ、射精していいっ…?」
「うん…!」
どぽっ…!
ラウラが完全に雌になった所で絶頂した。下腹部がどんどん膨らんでいく。
「んっんんんん…!あんっ♪おなかっ、きてるぅううッ…!」
彼女の小さな蜜壺に無遠慮に精液をぶちまけ、満たす。窮屈すぎる女性器の締め上げと、精子を柔軟に受け止める子宮が彼女の恐ろしさ。余りパンパンにしても痛々しいので、膨らみきる前に引き抜き、今度は隣でびくんびくんするトモエを抱き寄せる。
「ん」
「ちょ、サラさん、うちっ」
後ろからずぶりと繋がり、そのままセックスを始める。ラウラの胎内に注ぐはずだった残りも注ぎつつ。
「んぁあ!にゃぅ…!」
ベッドに手をついて寝バック。
腰だけでなく膝まで使って前後運動に昇華し、彼女のねっとりした蜜壺を楽しむ。
「サラさん、気持ち好いれすぅっ♪」
最初から熱のこもった甘声で喘いでくれるトモエ。隣で本気セックスを見せつけていたし、トモエとは何度も身体を重ねた仲だからどこが気持ち好いかは知っている。しかも胎内に精液を注がれながら突かれれば尚更淫魔の彼女は鳴いてくれる。
「ここがいいんでしょッ?」
「あぁっん♪」
血色のいい肌は汗で艶やかに彩られ、絡みつく長い黒髪がいやらしい。
肉感的な身体がピストンの度にぷるりと震え、彼女の瑞々しさが目に焼きつけられる。
「トモエ、エロすぎるよっ」
「くす♪愛しい殿方の為なら…!何だってぇ…!」
段々犬の交尾の様になっていく。激しく単調な腰の動き。だけどトモエは涎を垂らして悦んでくれる。大きな胸が重力とピストンでとすんとすん揺れ、艶やかな太ももはむっちりと。発情期のケダモノ交尾が板についてきて、トモエを抱く時は結局こうなる。
ばちゅんっばちゅんっばちゅんっ
激しく腰と尻とをぶつけ合って貪る。トモエはピストンの度結合部からいやらしい汁を吹きだしている。隣で先程まで楽しんでいたラウラは、あまりに激しい交尾に絶句する。
「トモエっ、イくよ」
「はぃ…!」
ばちゅんっばちゅんっばちゅんっばちゅんっばちゅんっばちゅんっ
更に激しく下品で攻撃的な交尾に切り替える。
着く度に大きなお尻が波立って跳ね返り、犯している実感が襲ってくる。やや申し訳なくなってしまい、少しペースを落とす。射精も止まった。
「ぁっ♪どしたん…?」
「ごめん。もうちょっと楽しませてもらうねっ」
快楽がぼくを苛む。トモエの名器は相変わらずで、粘膜が前後左右から絡みついてきてねっとりと締め上げる。ラウラの様な極端さはないが、こちらはとろみと絡みが大変に心地良い。ラウラとトモエを抱き続けたい。インキュバスになればこんな悩みもないだろうに。
「トモエ、愛してるから…!」
「うちもぉ!うちもぉ!」
一瞬ペースを落とした事で、トモエは寂しそうな顔をしたので、後先考えず交尾する事にした。激しく愛し、いかに自分が魔性のクノイチに狂わされ、夢中になっているかを伝える。
軋むべッドにはもう一人愛しい人がいる。隣で膨らんだ下腹部を撫でつつ、羨ましそうに見てくる。
「ラウラ、大丈夫?」
「うん。今はお腹いっぱいだし、折角膣内射精してもらったのに、今されたら洩らしちゃうもん」
明らかに気を使っていた。本当は独り占めしたいのだろう。寂しがり屋だし、思いっきり甘えたいし夢中になってほしいのかもしれない。
「サラさんっ、今はうちを…!」
「ごめんなさい」
二人の女性を愛するのは難しい。そうでなくても二人の好意に甘えている訳だし、両方共を平等に愛さなきゃ。
「トモエ、そろそろ」
「はいっ♪………んあぁああああッッ―――!!」
再びガン突き。容赦ないピストンで昇りつめていく。先程止まった射精がまたうずく。
房中術の影響か、それともインキュバス化が進行しつづけているのか。精巣がフル稼働しているのが自分にも分った。
絶頂。彼女の胎内をたっぷり満たして。










「はぁ、はぁ、はぁ…」
「サラぁ…あたし…」
トモエを抱いて心地良い疲労に浸っていると、お腹が小さくなったラウラがにじり寄ってくる。もう消化している。物欲しげな表情で見てくる。
「少し休憩させて。すぐ抱くから」
「我慢できない…」
抱いてと訴えてくる幼い姿の魔物。再びベッドに押し倒す。
「優しく抱くから」
「駄目っ♪ケダモノみたいにしてっ。トモエにもしてるじゃん。あたしも女なのっ!」
求めてくる様は玩具を強請る子供の様。
ぼくも雄に戻ってセックスできるのは嬉しいけど、小さな彼女に負担ではないだろうか。いつもどこかで彼女を傷付けやしないかと不安になる。
「サラ…あたし、気持ち好くない?」
「何でそう思うの?」
「だって、トモエとえっちしてる時は夢中になってる感じがするのに、あたしの事は激しくしてくれてもなんか…上手く言えないけど…その……」
気遣いがかえって重荷になっていたのか。
「そんなつもりじゃないんだ。ただ、ラウラは小柄で、可愛いから、壊しちゃいそうで…不安なの」
「あらぁ?うちは壊したいのん?」
意地悪な横やりを入れてくるトモエ。
「そんなつもりは…!ただ夢中になってて…」
「じゃああたしにも夢中になってよ!ガンガン来てっ!あたしだって一人前の魔物なの!好きな男の子が雄になって、自分に夢中になって種付けしてほしい!魔物なら、絶対そう思うもん!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!」
ラウラの求めに応じ、激しく合体。正常位のまま、無言で一心不乱に犯し始めた。
ラウラはぼくの突然の豹変ぶりに驚く。小さな身体を下から何度も何度も突き上げ、逃げられない様に腰を掴んで押し込んで。更に口づけして抵抗できない様にして。
「んむっ!ん〜!っ!」
ラウラが抵抗している。小さな身体だがゴブリンなだけあってそれなりに力は強い。こちらも魔力で身体強化し強引な行為を続行する。
「サラさん止めてあげて」
トモエが後ろから止めに入るが、無視してひたすらセックス。ラウラは抵抗を諦め、激しい行為を受け入れる事にしたようだ。ラウラが求めているなら、溺れてもいい。激しい行為が好きなら喜んでそうする。ラウラの“ここ”は相変わらずとても窮屈だけど、噴き出す愛液で大分しやすくなった。更に腰を沈めて深く深く。
ぐちゅぐちゅとかき回す淫音が止まず、ベッドは愛液で悲惨な事になっている。
後ろでトモエが何事かしだした。ラウラに夢中になっており、キスで固定しているので何かは分らない。
ラウラのキス顔が近く、汗が浮き上がった童顔が愛しい。大きなつり目がしっかり閉じられ、身を委ねられている感覚が直に伝わってくる。
淫肉がキュウキュウと締め上げられ奥の子宮口がちゅぶちゅぶと吸い付いてくる。気持ち好い。より暴力的な快感を求め、限界を超えて腰を無理矢理奥に進めた。
ごりゅ…みちみちっみちっ、ずにゅぅうう…
「んぁあッ!!」
ラウラが仰け反る。
「…まって…!こ…れ…し…きゅうっ」
膣内を突き抜け、子宮口に亀頭をねじ込む暴力行為。子を宿す大切な器官に無遠慮に押し込む行為。人間なら壊れてしまう行為。
ラウラも最初は苦痛に歪んだ顔をしていた。
すわった眼で自分を見ながらひたすら腰を振るぼく。
「サら…!…!やめて…」
「ちょっとサラさん、流石に…」
トモエの声が聞こえる。だけど知らない。
再びキスで縛り、腰を振る。少しペースを落として舐める様なねっとりセックスに。
ラウラはやや余裕を取り戻し、快楽に身を委ねる表情に。
そして最奥に突き入れる。
「んにゃぁあああ!」
再び仰け反る小さな身体。またペースにおとす。
「サラさん。子宮姦はラウラちゃんには早すぎます。止めてあげて?」
後ろからむっちりした身体が抱きしめて止めに入る。我に返り見下ろすと、滅茶苦茶になったラウラがいた。腰を止め、ゆっくり引いて結合を解こうとする。
「あぁ!サラ!止めないでえっ!」
脚を絡め結合を維持しようとする。愛したいし、ラウラも求めている。
「うちならがんがん突かれても大丈夫やから…」
「あぁ!ずるい!それが狙いだったのっ!?」
無言のままラウラの身体に再び覆いかぶさり本気のセックスを再開。子宮姦?は自重しつつも激しく濃密なセックス。
「あたしっ、さっきのもなれるから…!」
「駄目。大切な子宮なんやから。サラさんの赤ちゃん産みたいんやろ?」
ぼくそっちのけで言い合うトモエとラウラ。トモエがラウラの身体を気遣っていたのは本当らしい。ラウラは渋々頷いた。
ぼくはラウラの腰をがっちり掴みなおしてペースを上げた。
「ん、んっ、♪」
色声を上げる幼い姿の魔物に昇り詰めていく。
「んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪」
小刻みなピストンで彼女に精液を送る準備運動。
「んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪んっ♪」
昇りつめ、ぐっと腰を突き出し種付け。
「ふにゃぁあああ…♪」
ほとんど射精ないが、脈動と体液は送り込んで。ラウラはぼくと同時に絶頂してくれ、とても幸せそうに蕩けた。



今度は後ろでぼくが暴走しないかやんわり止めていたクノイチに襲いかかる。押し倒して挿入。
「んひゃ♪」
蕩けるトモエを愛しまくる。深く挿入れても柔軟に受け止めるトモエの胎内。一度発情したら止められない。性欲はインキュバス並みだ。絶頂が極められない分愛せるかも。
トモエはたまに快楽に翻弄されつつも印を結んで何事かしだす。ベッドの染みが消え、トモエの掌に球状に集まっていくのが見えた。どうやら飛び散った精液や愛液を濃縮した塊の様だった。
「勿体なぃ…うちが頂きますから」
「トモエ、あたしにっ」
セックスの余韻から無理矢理復帰したラウラが、ベッドから吸い上げた淫液を濃縮した珠を欲しがる。トモエはラウラの口にそれを押し込む。
ラウラは“それ”を口に含むとうっとりとした。
「美味し…」
「さあ…うちをいっぱいにしてください…」
もう一つなのに、もっと身を捧げる様に股と腕を開き、深く結合するよう促すトモエ。
ぐちょっ…
「ぁぁあん♪」
それからはよく覚えていない。
断片的に思いだせるのは、とてつもなく気持ち好く幸せだった事だけ。




















気がつくと、朝日の中、ベッドで汗だくになって倒れている全裸の美女と美少女がいた。











to be continued
17/02/24 10:55更新 / 女体整備士
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■作者メッセージ
遅くなりました。
中盤以降少しシリアス風味になるかもしれません。

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