連載小説
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第四章 前兆
「トモエええッ♪」
「ぁああぁッ♪」
朝一番。ベッドで寝巻のままのトモエを組み敷き絶頂。こってり精液をしっかり注ぎ込む。腰を振りより大量に捧げる。
「あっ…あぁっ…あつぅうい…サラさ…朝から…激しぃ…♪」
「ごめんねっ。起きてすぐえっちなんて…」
早起きしたぼくは、ラウラが隣で寝ているのも構わず、寝ぼけ眼のトモエに襲いかかり犯した。寝込みを襲われるまま、なし崩し的にセックスで目覚めたトモエは、朝から盛るぼくを甘く受け止めてくれた。
余韻に浸りつつ、ねっとりキスをする。
「うぅーん……サラぁ」
「ん…ラウラが起きそう」
「あっ、まだ抜かんといてぇ…」
トモエは脚を絡め別れを惜しむ。ぼくはトモエの血色のいい肩口を優しく撫で、別れを促す。トモエは絡めた脚をぐいぐいさせ、背中に手をまわして結合を解くのを拒む。
「また、時間を見付けてっ…抱きますし。ぼく自身もトモエが欲しいから…約束します」
「本当ですぅ…?」
まだ名残惜しそうなので、思いっきり唇を奪いなおし舌を挿入(い)れ、唾液を送り込んでから唇を離す。
「んぁっ♪……わかりましたぁ…♪」
彼女が太股を緩めてくれたので、引き抜いた。
「ごめんなさい。ぼくの都合でえっちしちゃって」
「ええんですぅ。うちは幸せやからぁ♪」
もう一度襲い掛かりたい衝動を抑え込み、姫のドレスに着替えた。
トモエも煽情的なドレスに着替えてくれる。あれ、ぱんつ穿いてなかったな。
正直、一回二回では満足できない。短い丈のドレスから見える太ももや、はみ出す魔乳で興奮している。この女性を何度も好き放題した記憶も相まって、生殖器が臨戦状態のままだ。
「サラさんから止めよぅ言わはったんですよ。ラウラちゃんが起きる前に鎮めて」
「そ、そうでした」
どうしようもないもやもやを残したまま髪を整える。トモエも同じ気持ちで居てくれた様で、綺麗な太ももをつたって粘っこい愛液がトロリと滴っていた。




「ふぁあ……サラぁ…おはよう…」
丁度いいタイミングで起きてくるラウラ。トモエが居るのを見て目を丸くする
「なんでおっぱいお化けがここにいるの!?」
「ラウラ、私の愛しい人にそんな事言ってはいけませんよ?」
「…ごめんなさい」
やんわり嗜めると、素直に謝ってくれる。
トモエが来て数日。そろそろ二人には仲良くなってほしいな。そう思っていると…
「うち、ラウラちゃんとも仲よなりたいなぁ。…触ってもええですぅ?」
「〜〜〜ッ!勝手にすればっ」
やんわりした指遣いでラウラの頬を撫で撫でするトモエ。ラウラは快楽に耐えるようにびくびくとしだす。相手を導く様な優しくもいやらしい手つき。
やばい!そう言えばこの人両刀っぽいんだった。
「ふぁッ…ちょッ…ぁっ♪…この人こわいっ」
「トモエ、やめてあげて」
ぼくが制止するとトモエはすぐ手を下げた。
ラウラは怯えた様な、恥かしそうな顔でぼくの影に隠れる。本当に愛らしい妹の様だ。
「堪忍。ラウラちゃん可愛えから撫で撫でしたくなって……怒ってはる?」
トモエは申し訳なさ気に言った。。ラウラはおずおずとぼくの影からトモエを覗く。
「トモエ、この子は恥ずかしがり屋さんなの。とても素直でいい子だから、焦らずゆったり仲良くなってくださいね?」
さりげなく釘をさす。
目の前でラウラを褒めて撫でつつ、トモエにも笑いかけると、二人とも嬉しそうな顔になってくれた。
「ラウラも、トモエはとても優しい方なんですよ?少し悪戯好きなだけ。一緒にいるとゆったりできますよ」
「そ、そうなのか?」
ぼくに言われ警戒を解く。少しずつ近付いていく。
トモエは受け入れ態勢。大きな胸で抱き締めるつもりのようだ。ラウラはやや物怖じしつつも、嫌がってはいない様子でトモエに体重を預けた。
「あ、トモエ…やわらかい…な」
「くす♪どうぞお好きに♪」
優しく抱きこんで撫で撫で。今度は先程の怪しい手つきでは無い。本当に可愛がっている。
こうしてみると二人とも本当に美人さんだ。
「さ、サラの言う通り悪い人じゃないみたい…だな…さっきはごめんなさい」
「うふふ♪ええのんよ?うちも先走りすぎましたから…♪」
先走る、という単語にトモエの本性が見え隠れする。絶対狙ってるな…
「…トモエ?大切なラウラに悪戯しないでくださいね」
「えへへぇ♪サラ、ありがと」
つい口を突いて出る言葉に、トモエはにこにこするだけ。ラウラは瞳をキラキラさせてぼくを見上げてくる。
「ラウラちゃんはサラさんが風邪ひいたときに会えなくて寂しかったんよね?」
「……うん」
トモエがのんびりとした口調で教えてくれる。
ますます申し訳ない。だってあの時は欲望に任せてトモエを抱いていたんだから。
ごめんなさい……
ラウラはトモエによしよしされつつも、おっぱいまくらに頭を預けて少し寂しげ。
「ごめんね。寂しかったらいくらでも甘えてくださいね?」
「ほ、ほんとぉ!やったぁ!」
「くす♪そんな事言いはって、うちとの時間はぁ?」
うっ…そうだった…
いやでもラウラを寂しがらせる訳には…
幸せで贅沢な悩み。独りで姫を演じていた時とは違う。二人とも抱きしめる。
「それじゃあ、代わりばんこでどうでしょう?」
「うん!」
「はいな♪」

トモエはとてもいい事を思い付いたように華やかな笑顔になると、不思議な合掌をし、ぼくに変化する。“印を結ぶ”というそうだ。
「わっ!わっ!すっげぇ!サラになった!何この魔法」
ラウラも満面の笑顔に。ぼくに化けたトモエの胸に顔をうずめてより甘える。可愛い。
「これは変化の術と言うそうですよ。本物に化けて諜報活動したりする時使うみたいですね」
ぼくがラウラに解説すると、
「くす♪その通りですぅ。うちが今日のお仕事こなしますからぁ、お二人はお忍びで楽しんで来てくださいな」
とぼくに化けたトモエが言ってくる。
「え、大丈夫ですか?」
「うち、クノイチですからご安心を。さ、ラウラちゃんとお忍びデートいってらっしゃい♪」
にこにこと送り出す。
「いいの!?やったあ!サラ、行こうぜ!」
ラウラはもう行く気満々だった。ここで裏切るのもかわいそうだし、折角のトモエの気遣いだ。甘えさせてもらおう。




なるべく地味めなドレスを選んで街に出る。街は活気にあふれていた。なるべく人目を避けつつも、不自然でない程度に行動する。
「サラぁっ。あっち、美味しそうなお菓子がある!」
「あ、待ちなさい。はぐれたら大変だから」
手をつなぐ。今は姉として振る舞おう。
「これが欲しいの?」
「うんっ」
無邪気な可愛い女の子がカフェテリアの手描き看板のケーキを指さす。
テラス付きのカフェテリアに入ると、店員のお姉さんは王族と分かるや否やとてもフレンドリーに接客してきた。
「またお忍びですかー?いつもありがとうございますねー」
「こちらこそ。ここはとても美味しいですから」
適当に話を合わせると店員のお姉さんはにこりと笑う。どうやら姉上は何度もお忍びで来ていたらしく、仲のお客さん達も一瞬会釈するがすぐに楽しげな会話に戻る。なんだか……本当にいい街だな、ここは。
店員さんはラウラに気付いてウィンク。ラウラはもじもじと顔を隠す。
「こちらの子は?」
「あ、知り合いの妹です。可愛いでしょう?」
可愛いと言われ嬉しさと恥ずかしさの混ざったあどけない笑みで彩る。本当に無邪気で素直な女の子だ。
店内に案内されると、ラウラは隣に座った。
「このチョコレートのケーキを2ついただけます?」
「あらー?お好みが変わったんですねー?ここのは…あまり大きな声では言えませんがホルスタウロスのミルクが使われていて…評判なんですよー。美肌効果やバストアップ効果があってー、あたしもプライベートで、ここの食べつづけたから、結構大きくなったでしょー?」
にこにこと見せつけてくる。たしかに…大変健康的なお身体の様だ。トモエには及ばないけれど、バランスのとれたグラマーさでこちらの方が好きと言う人もいるかもしれない。トモエが居なかったらドキッとしちゃったかも。
って、ぼくは何を下世話な事を考えているんだろうか。トモエが恋しいな。
注文したら、店員さんはサクサクっと行ってしまった。
ラウラを見つめながら待っている。目が合うととても嬉しそうににこにこ。しかし不意に笑顔に不安の色が混ざる。
「いいのかな。こんな幸せな思いして」
「いいんです。幸せはね、集まってくるものなの。幸せだと思うと、もっともっと幸せな事が起こるんですよ?………ごめんなさい偉そうに」
「……サラ…あたしにはお姉ちゃんが居たの」
ラウラが小声で話し出す。
時々寝言でお姉ちゃんと言っていたし、ゴブリンは基本的に数人で行動するから姉がいるのは何となく分っていたけれど。
「とっても優しくて強くて頼りになるお姉ちゃんだった。一緒にアレ探しの旅してたの。だけどこの国に入る時、騎士たちに襲われちゃって……」
アレ探しとは旦那様の事だろう。
みるみる涙ぐんでいく。悲しい話はさせちゃいけない。
「嫌なら無理に言わなくてもいいですよ」
「んーん。サラにはいつか言わなきゃって思ってた。国境警備の騎士は強くて、お姉ちゃんはあたしを逃がしてくれたの。あたしは逃げるので精いっぱい。お姉ちゃんとはぐれちゃった。きっとお姉ちゃん……ひっく」
「大丈夫だから。きっとお姉さまは生きてらっしゃるわ。悲しい事は考えないで?」
ゆったり愛撫しつつしっかり抱きこむ。胸に顔をうずめて泣き始めてしまう。
本当の妹を慈しむように。
周りの視線が気になる。くすんくすんと肩を震わす愛しい存在を宥めた。
「大丈夫。私が貴女を守ります。絶対に寂しい思いなんてさせませんからね」
「ほんとぉ…?ひっく」
にっこり笑ってゆったり小さな背中をさする。
落ち着いてくれた。
「サラ、ごめんね。ありがと。大好き」
「うふふ♪もっと甘えても良いんですからね」
大好きという言葉にドキリとする。やっぱり女の子らしい。
気を取り直す。
ラウラは隣でウキウキしてケーキを待つ。
たまにはこういうひと時もいいだろう。トモエには感謝しかないな。
「おまたせいたしましたー」
「わぁっ!きたよぉ!」
「ラウラ、少しだけ静かにね?」
やや声が大きく、迷惑でないかと周りを見回したが、お客さんは全員にこにこしている。
ここのお店はよほど寛容な客層なんだろう。
ラウラはとても幸せそうに顔を緩ませつつケーキを頬張る。
「ラウラ、ほっぺについてますよ」
「えへへ〜、サラ、舐めて?」
ちょっ…この子は…!何て無防備なんだろう。いくら家族みたいな関係とは言え、油断しきって求めてくる。大切な妹に一瞬でも邪な感情を向けてしまった事を恥じつつ、ナプキンで丁寧に拭きとる。今はお姉ちゃんなんだから、しっかりしろ!ぼく!
甘えるラウラを世話しつつ、ぼくもチョコレートケーキも少しずつ食べた。
撫で撫ですれば、本当に嬉しそうだ。今日はうんと楽しい思いをしてもらおう。そう思い、人混みを避けてお忍びデートを楽しんだ。




デート中に嫌な噂を聞いた。
レスカティエが色めき立っているらしい。近く大規模な周辺諸国の調査が行われるとか。
場合によっては粛清が行われるかもしれないなど、穏やかではない話がそこかしこで聞こえた。





















「トモエッ、トモエッ、トモエッ」
「はぁんッ、かはッ♪んっ」
夜。皆が寝静まったら、すぐに部屋に愛しい女性を連れ込んだ。
姫の衣装のまま、服を脱がせる間も惜しんで立ちバックしている。ノーパンだったトモエは、準備万端で受け入れてくれた。
「サラさん、ぁっ♪んっ、今日はいかがでしたぁっ?」
「ラウラとのデートっ、楽しかったですよっ♪」
窓越しに手を突いて、大きなお尻を突き出し、ぼくを受け入れるトモエ。立派なお尻を掴み、適度な強さでピストンする。
立ちバックを楽しみながらトモエの首筋を舐める。首まで綺麗。
「うちがっ、人間やったらっ、よかったなぁっ。んっ、んっ、そしたらぁあっ♪いくらでも、お世継ぎ産めるのにっ…!」
嬉しい事を言ってくれたクノイチのお尻を突く。会話が出来る程度の適度なピストン。気持ち好くて、でも溺れない程度の行為。彼女の芳しい黒髪を梳き、首筋に唇を添わせて凶悪な魔乳を支える様にすくい上げる。特異なドレスにより、はみ出したおっぱいはいつでも直接弄れる。ドレスのデザインまで挑発的なんだよな。
「ぁ、サラさんっ…ええですぅ…♪」
「気持ちいいですよ、トモエ」
ぺちんぺちんと肉がぶつかる可愛らしい音。
姫の部屋で、姫の替え玉と極東の淫魔が立ちバックしているなんて誰が思うだろうか。
「あはッ♪それは、よございましたッ♪んっ♪そうだ、レスカティエから、招集がかかってましたよッ。一ヶ月後にレスカティエに来てほしいそうですぅぅうッ」
「わかったッ♪」
意見交換しつつも楽しむ。本当に素敵な女性と付き合えた。仕事も手伝ってくれ、周りとも上手くやってくれ、素敵で、最高の身体を持つ優しいクノイチ。本当にありがたかった。
「トモエ?毎日、んっ、ぁっ、生セックスしてるけど、あ、本当に妊娠しない?」
「くす♪孕ませたい?あっ、それとも責任とりたないのん?」
悪戯っぽく嬌声交じりに尋ねてくる。
「いえっ、魔族はどうやって増えてるのかなって…こんなに、ぁっ♪毎日種付けしつづけたら普通はっ…」
「うちらにとってぇっ、んぁぅ♪交わりは食事と生殖を兼ねてますぅっ。んっ、だからぁっ、膣内射精されても消化してまいますぅ♪うちら妊娠させよ思たら、ッはっ♪消化が追っつかん勢いでたっぷり膣内射精してもらわな…っ」
そうなんだ。たしかに大昔サキュバスには生殖能力は無いと言われてたらしいし。それぐらいえっちしてもまず妊娠しないんだな。
トモエが悦ぶ所を突く。
ぶじゅっ…!
「んはぁあッ♪サラさんお上手ぅ♪ぁっ、ラウラちゃん、んにゃっ♪気になるんやろ?」
「な…!ぼくにはあなたがいますからッ」
後ろから包む様に抱き締めて腰を振ると、とても幸せそうに振り向いてくれる。
「嬉しい♪でも、ラウラちゃんもぉっ、あなた様を本能的に欲しがってるみたいやしぃっ、惹かれてもいるみたいやよっ♪」
「トモエッ、意地悪ですねッ!」
わざと奥を乱暴に一突きすると
「ああああああッッ!!んもぅッ、仕返し?イケズさんやねんから…♪」
女の顔で泣いてくれる。愛おしくて堪らない。
「トモエっ、集中するから」
「どうぞっ」
大きなお尻を掴みなおして固定し、先程より強めに突きまくる。
「あっ♪あっ、あっ、あっ♪♪」
「トモエ、あいしてるっ」
可愛い喘ぎ声を上げる愛しい女性との着衣での閨事。艶々で張りのある大きなまあるいお尻。凶悪な魔乳に霞んでしまって目立たないが、お尻も凶悪で立派。元気な子を何人も産めそうな瑞々しく若い生命力に満ちたお尻。爆尻、魔尻とでもいうんだろう。
「トモエッ、妊娠させたいっ。トモエにぼくの子産んでほしいッ」
「そ、そんな事言わんでぇッ♪うち、本気で欲しくなっちゃうぅ」
雄としての本能だろうか。愛しい雌に種付けし、孕ませ、一緒に育てたい欲望が渦巻く。仮に今トモエがぼくの子を身籠ればまちがいなく面倒な事になる。だがそんな事まで知恵が回るほど冷静では無かった。今のぼくは完全に一匹の雄だった。
「あん♪ぁん♪あん♪」
「ごめん、膣内に射精すねっ」
射精に向かって高まる動き。トモエはぼくを受け入れるまま。挑発や誘惑はするけれど、最後は必ずぼくに委ねてくれる。それがトモエ。そんな内面が分ってきたからこそ、それに応える為に激しく愛する。
ちゅぶッ、ちゅぶッ、ちゅぶッ
間隔が短くなり絶頂へ向かって腰を振る。
「うっ…」
「あん♪」
どくん…!どくどくどくっ…どぼっ!
愛液を吹きだす彼女に膣内射精。人間なら確実に孕む量を送り込む。
朝以来の射精で濃厚な子種。
そのまま子宮に向かって直接送り込む様に腰を深く突き入れたまま密着する。
なるべく漏らさない様にしっかり胎内に飲ませるつもりで。
「はぁッ!…はぁ…トモエが好過ぎてすぐ膣内射精してしまいます」
「うふふ♪嬉しいわぁ…」
余韻に浸りつつ愛撫し、引き抜く。
結合部からぼくが送り込んだ濃厚な子種が糸を引き、ぼくの先っぽに繋がっていた。











結合を解いた後ベッドで向き合って愛撫する。
「くす♪ラウラちゃんのことはどう思ってはるん?」
「何で今その話です?貴女を抱いているのに」
「お願い」
トモエが真剣な声色だったのでこちらも真剣に返す。
「あの子はとても素直で可愛らしいです。正直、ドキッとした事は何度もあります。でもぼくには…貴女がいますし、あの子の前では理想のお姉さんでいてあげたい……か…な」
「くす♪あの子が“その気”やったらどうするんですぅ?ハーレムなんてどこの王族もやってはること。うちもラウラちゃんも人間のお世継ぎは産めませんけど、愛しい殿方に可愛がられたい思いは同じですから」
自分の事より他の娘の話。たしかにラウラは可愛い。けれどいいのか。複数の女性を囲うのは。何処まで本心なのか分りにくいのが彼女の愛しい所であり困った所でもある。
「素直にならはったらええのんよ?嫌なら嫌と言えばええですし、うちを立ててくれはってるなら要らん心配。“英雄色を好む”“浮気は男の甲斐性”とも言いますからねぇ♪」
しばらくそうしていたらまたえっちしたくなってきた。
このまましよう。
トモエをベッドに押し倒そうと肩を掴む。

「あっ、元気やねぇ。一人じゃお相手できません…♪」
トモエは印を結ぶ。
途端に出現するもうひとりのトモエ。影分身の術。もう一人の自分を生み出し、危険な任務を代わりにこなさせたり、二人で戦う場合などに用いられるそう。
「な、何する気ですか」
「「うちら二人でお相手しますぅ」」
瓜二つの女性。ふたりとも柔らかで危険な雰囲気なのも同じ。二人のトモエがやんわり主導権を握る。ベッドに座る事を促され、二人でぼくのモノの前に屈みこむ。
「あぁんっ、ちょ、トモエ達…!」
ふにゅっ…
「「うふふ、二輪紅葉合わせ、とでもいいますのやろか?あ、えっと、ダブルぱいずり言うんでしたっけ?」」
始まったのはとんでもない淫技だった。二人のトモエはおっぱいをこぼれさせ、ぼくのそれを挟んで丁寧に包み込む。やはりこのジパングのドレスは、いつでもえっちな事が出来るようデザインされてるんだ。
「あ、分身さん、あなたは涎垂らしてぇ?」
「それじゃぁ本体さんは動きを重視してくださいねぇ」
「ちょ…っ!」
二人のトモエは嬉しそうに目くばせすると、猛然と胸でぼくを苛み始めた。
すべらかな肌、柔らかさと張りを持つ特大の胸、そして可愛らしい口から滴り落ちる粘っこい唾。全てが男を狂わせる為にぴったりのもの。
ベッドに腰掛けるぼくは本能的に腰が浮き上がり、二人に好い様にされる。
「あんっ、だめっ、トモエッ…」
「くす♪こんな立派なモノ持ってる方が女の子みたいに…♪」
「ええなぁ本体さんは。こんな可愛え殿方に毎日抱かれてるんやねぇ♪」
二人は楽しそうに会話しつつぱいずりする。分身が互い違いにおっぱいを動かしたり、本体が根元から絞り出す様にねっとり動いたり、息を合わせて密着して小刻みに挟んだり。さきほど絶頂した体液がべっちょり付いているのに、全く気にせずにこにこと勤しむ。
「んっ、びくんびくんされてはる」
「限界が近いんやも」
ぷるんぷるんとおっぱいを波立たせ、楽しげに汚されるのを期待している。
「と、トモエっ」
「うちの方?分身さんの方?」
「ふたりともですっ…」
悪びれる事もなくマイペースにぱいずりを続ける。上目遣いで、二人協力して。
優しく労る様な責めにぼくはどうにかなりそうだった。
「愛してますから、止めてっ」
「「はいな♪」」
一呼吸置いて二人とも抱きしめる。
「「ぁっ…」」
「二人とも抱きたいです」
両方ともトモエだから。愛しい女性が二人に増えた。こんな素晴らしい事は無い。
「うふふ♪嬉しい事♪それじゃぁ、今回は分身さんが主役です」
「え…本体さん、どないしはったん?」
すかさずぼくが続ける。
「あ、それは…トモエがイッちゃうと、貴女が消えてしまうからじゃないでしょうか。貴女を直接抱きたいです。消えてしまうまで愛したい」
「うふふ♪流石はうちの本体さんが好いたお方。頼もしぃねぇ♪」
「本体の方のトモエも一緒ですよ。来て」
「ぇ…あ…うちもっ…?」
分身の方のトモエはお尻を向けさせ四つん這いにし、隣の本体に仰向けになって股を開いてもらう。流石に同時には繋がれないけど、同時に愛する事は出来る。
まずは分身のトモエから。ドレスそのままに合体する。
ぶちっ…!
「ッッんぁぁああッ…!ァッ♪…いきなりすぎますぅ…♪」
何かを思いっきりぶち破る感覚。うそ、処女膜…?
「あはっ♪サラさん激しぃ…っ♪」
本体の方が痙攣しつつ応える。やはり感覚が連動しているんだ。本体も完全に“女の顔”。
「ご、ごめんなさいっ。まさか分身も処女だなんて…」
「いえっ、うちもっ、言うとく、べき、…っでしたぁ♪でもっ、素敵ぃい♪」
分身の方は乱暴に処女膜を突き破られたのにとても幸せそう。
「トモエ…愛してます…っ」
ゆったり腰を振りはじめる。隣でも仰け反る本体。本体の方もぐっと抱き寄せる。
「ぁん…欲張りさんやねぇ…今は分身さんを抱いてぇなあ」
とろんとした顔の本体の内股をたまにさすりつつ、目の前の分身とえっち。
ねっとり営む。優しく腰を振りつつ、長い黒髪を梳かしながら。
ぼくの金髪がトモエの黒髪と混ざり、白いベッドシーツを彩る。
「ぁっ…んっんんんっ…さら…さんっ!ほんたいさん、だいてるときみたいにぃっ…ください」
「わかりました…!」
ぐんと腰を突き入れる。
「んにゃぁああああッ♪」
凄まじい締め上げ。あふれ出る愛液。ベッドに染みが出来る。でも気にしない。
「トモエっ、がんがんしますからねっ」
「はぁぃいい…!お好きにぃぃい!」
宣言通りガンガン正常位。その度によがるクノイチの分身。えっちに集中しすぎ、おろそかになる本体。しかし感覚が連動しているので、とても感じてくれている様子。たまに思い出したかのように撫でまわすと更に甘い声で泣いてくれる。
「トモエっ、…!」
「ゃあん♪」
ぐちょっ…ぐちょっ…ぐちょっ…ぐちょっ
とめどなく溢れる愛液にぼくの生殖器を浸す。何度も何度もピストン運動。
「トモエっ!愛してるっ!ぼくのものですから…!」
「ぁっ、ひゃ…!嬉しぃいっ♪うち、壊れちゃぅ…♪」
恐ろしい発言。分身とはいえ、愛しい女が悲鳴をあげる。ぞっとして止める。
「ん……な、なんで止めるん…?」
「トモエをっ、壊すのはぁッ…!」
「うふふ♪優しいねぇ。あっ、うちは分身やから、ぅ…役目終えたら消えるだけです。本体さん以上に…激しくてもぉおっ…えぇんやよ?」
本体に無い利点を嬉々として語る分身に、本体のトモエは焦る。
「う、うちは何度だって繋がったままでいられますぅ…!サラさんがお望みなら一晩中だってぇえっ」
涙を溜めながら訴える本体をキスしながら愛撫してなだめる。どっちもトモエだから、愛しているのは違わない。
本体にキスしながら分身の方のトモエも愛撫すると、分身の方は不満気。
「消える言いうてもッ、本体とッ、一つに還るだけえッ。壊してくれはっても…」
「大切な女なんだから、そんな事言わないで」
大切な女と言われたからだろうか。トモエの分身は今度はとても幸せそうに顔を緩めながら言う。
「うふふ♪うち、巴で良かったぁ」
受け入れるだけだった分身がむっちりした太ももを絡め、しっかり咥え込んでくる。
腰を器用にうねらせて責め始めた。トモエの責めにぼくも奮い立つ。
「と、トモエっ!」
「やぁあん♪」
腰を振り乱して組み敷いた女を突きまくる。ぼくの長い金髪が激しい行為に合わせて揺れ、トモエの黒髪と溶け合うようだ。結合部からは愛液が溢れる。突く度に揺れる魔乳が眩しい。
「あんっ♪ぁっ♪あんなっ、はげしくっ、うちも、されたいぃ…♪」
本体のトモエが連動して感じてくれながらも不満をこぼす。ぼくが深く突き入れる度に同じように痙攣し仰け反る。
「トモエも、あとでっ、ちゃんと抱きますから…!」
「今はッうちにッしゅうちゅうッしてぇッ♪」
嬌声交じりに激しく求めてくる分身の方のトモエ。
言われなくてもわかってる。こっちのトモエと繋がってるんだから。
「トモエっ、っ!射精すよッ!」
「はぁあああああああん♪」
ぐっと仰け反り、一番奥に繋がって絶頂した。何度も奥目指してピストンして追い打ち。
一際幸せそうにトロ顔で仰け反り、次の瞬間分身は消えてしまった。
トモエの分身も絶頂してしまったのだろう。少し寂しいが、隣には本体が蕩け顔で痙攣している。
「はぁ…はぁ…はぁ…と、トモエ」
「うそ…もぅするんですぅ?うちはええけど…サラさん辛くないん?」
ずにゅッ
「んにゃぁあああ♪」
「可愛いっ♪」
本体のトモエを犯す。愛しい存在なのに、何度も何度も激しく犯してしまう。トモエの身体は最高だった。抱けば抱くほど欲しくなり、一度関係を持ってからはタガが外れた様に何度も抱いている。ぬるぬるでトロトロでキツキツでひだひだで。
水面下でインキュバス化が徐々に進行しているのか、子種の量も増え、日に必ずトモエを抱かなければおかしくなりそうだった。
「トモエッ、本当にッ、インキュバス化ッ、止めてくれてるのッ?最近っ、ムラムラしてぇッ!」
「はぃぃい♪ただぁっ♪房中術の効果ですよぉっ♪気の効果で、インキュバスにならんでもっ頼もしくなりますぅッ」
そうなんだ。繰り返し愛しい女性を抱けるならそれでいい。
「ただぁっ、インキュバス化するとぉッ回復も早いしぃッ♪こんなものじゃありませんよおッ♪」
「くそぉッ!なりたいなぁッ!インキュバスにぃ!」
トモエを抱くとおかしくなる。雄になってしまう。後先考えずにえっちしまくって蕩けてしまう。ベッドに組み敷いたむちむちクノイチにぼくを刻みつけ、孕ませたくなる。本当に恐ろしい女を愛してしまった。
「サラさん、ぁっ、うちぃ、幸せですぅっ、こんな目ぇかけてもろてぇ♪」
「ぼくも、こんな好い女を抱けて幸せですよッ!」
どすんっ!
「あは♪激しぃ♪」
「ごめ…!もぅ射精そ…!」
「ひゃぅッ、いらっしゃぃな♪」
どくんっ…どくんっ…どばぁあああッ!!
膣内射精。
脈動しながらより深く結合し、しっかり送り込んだ。





「んはぁッ!…はぁ、はぁ、はぁ」
射精しきり、一気に引き抜く。トモエの蜜壺はねっとり絡みつき、別れを惜しんでいたが、どうせまたすぐ繋がるし今回は我慢してもらう。
ベッドに座り、愛しい女性を抱き寄せ愛撫する。乱れたドレスと髪が愛しい。
「はぁああ♪サラさんの子種…うちの膣内で暴れてるぅ…♪うち、孕んでまうぅ…♪」
嬉しそうに下腹部を撫でるトモエ。ぼくは絶頂して冷静になり、少し困るかも、と無責任な事を思ってしまう。女性と避妊具もつけずに毎日えっちしつづけたら、いつかは必ず妊娠するのに。
「あら…大丈夫やよ。今のはサラさんの元気な子種や言いたかっただけですから。仮に孕んでも…その…目障りなら……堕胎(おろ)しますしぃ…」
ぼくの不安を察したのか、おずおずと言って来るトモエ。
「そ、そんなッ。絶対責任とります。妊娠したら必ずぼくに言ってください。一緒に育てましょう?」
何を不安にさせてるんだぼくは。男として、愛しい女が自分の子を孕むのは幸せな事。抱き締めてさする。もし孕んでも今まで通り愛して大切にする事に変わりは無いんだから。今から執事長達にどう打ち明けるか考えておかないと。
「くす♪大丈夫。うち、忍術も使いますし、精もその分沢山必要ですぅ。サラさんの精液美味しいから、ぜぇーんぶうちのもんにしてまいます。勘忍な、子種さん達♪」
トモエはほっとした様な顔になりつつ、また下腹部を愛しそうに撫でる。
ぼくの下半身に目をやると、にたりと妖艶な微笑み。
「うふふ♪後始末やねぇ」
トモエはまた影分身した。
再び二人になったトモエさんはベッドに座るぼくの前に跪く。
愚息に舌を添わせる。
「ちょ…ともえっ」
「「ん…らいりょうぶ。きれいにふるはら…ん、ん、ん」」
交互に眼元から裏筋を舐めたり、口に含んだり、優しい淫技。
「んっ…うちの国では“尺八”いいまふ…じゅるっ…んん…ん」
「こっちでは“フェラ”というんれひょう?」
楽しそうにしゃぶるトモエ達。二人の美女がぼくに奉仕している。そんな征服感に満たされつつ、二人共を優しく撫で撫で。
頭を撫で撫でされ、幸せそうに少女の顔になるトモエ達。体つきと目つきがいやらしいから忘れがちだけど、とても愛らしい顔立ちだから、可愛い表情をすると本当に愛らしい。
「このキノコの暈みらいに広がった部分は…カリいうんれふよぉ…」
「ほんとっごりっぱやねぇ」
色々教えながらのフェラ。トモエと毎日しているせいで性知識は段違いに増えてしまった。
「トモエ…やばいっ、またしたくなってくる…!」
「んっ、本当に元気やねえ♪」
「今度は、んっ、どっち抱きまふぅ?」
フェラを続行しつつ器用にお喋り。駄目だ。愛しくて堪らない。
「トモエの影分身ってぇ、んっ!いつも処女なの?」
「そやよ。うちいつも生娘です。何度だって初物味わわせますよぉ♪」
嬉々として語る影分身に、トモエは切なげ。
「殿方は生娘が好きやもんねぇ。まさか自分の影分身に嫉妬するなんて思てもみませんでした…」
「大丈夫。本体のトモエは妊娠という一番重要な事が出来ます。ここが親魔物国家になったら、妃にして何度も孕んでもらいますから」
「やぁん♪気の早い事♪」
ぼくは本体のトモエを寝転がる様促し、分身のトモエをその隣に四つん這いにさせる。
「絶頂すると分身の方は消えちゃうんですよね?前のトモエと同じ心なんですか?」
「微妙に個性はあるみたいやねぇ。でも、巴は巴。大元は変わりませんし、消えたら本体さんに戻るだけやから気にせんで?」
「複雑ですねッ!」
「きゃぁあん♪」
再び処女膜を突き破る。バックで。
トモエの影分身と交尾開始。隣の本体に見せつける様にがんがん犯す。激しいピストンの度、本体もまるで見えないぼくに正常位で犯されている様な動きでよがる。やはり連動しているんだ。
「トモエっ、あいしてるっ、すきっ」
「あは♪うちは分身の方やよっ♪」
「分身でもっ、トモエはっ、トモエだからぁっ」
発情期のケダモノの様にバックでハードプレイ。身体は完全に本物と同じ。キツキツでトロトロで気持ち好過ぎる。
バックでトモエを責め立てると、大きな魔尻が波立ってぼくを受け止めてくれる。
「と、トモエッすきだよっ、だいすきだよっ」
「あっ、あっ、はん♪分身のうちにそんなッ♪」
熱を入れて影分身を愛していると、隣で連動セックスしているトモエが羨ましげに見ていた。それを見て意地悪な事を思い付く。
「あッ♪あッ♪あッ♪あッ♪あッ♪」
「トモエットモエットモエットモエットモエッ」
分身と息を合わせて昇り詰めていく。心地良いピストンを繰り返し、影分身が絶頂しそうなタイミングで引き抜く。
「ッぅあん!な、なんでぇえ…」
「お待たせ、トモエ♪」
「ぇっ……ん♪」
隣で寂しげに喘いでいた本体と正常位で合体。
「なんでぇっ!うちに最後までしてくれそうな感じやったのにっ!ぁッへぇええっ♪」
影分身は消えたくないのか、必死で歯を食いしばり連動セックスの快楽に耐えている。
可愛いな。
「こっちのトモエもっ、味わいたかったからねっ♪」
「うそぉ♪うちっ♪うちぃっ♪気ぃやってまうぅうっ♪」
「だぁーめ」
途端にピストンを緩め、優しいセックスに移行する。
「あぁぅう…生殺しっ、ですかぁ…?」
「そんなつもりはないですよっ、どちらも愛したいだけ」
途中で乗り換えられ、あまつさえ寸止めまでされている隣の影分身はジト目。恨みがましい蕩け顔を向けつつ本体との連動セックスに嬲られている。
「影分身のトモエッ、我慢した分凄く気持ちぃからねッ」
一方組み敷かれた本体の方も不満気。自分を抱きながら楽しげに分身の反応をみるぼくにやきもきしているんだろう。
「サラさっ…うちか、分身さんッ、どっちかに集中してぇっ」
「どっちもトモエなんだからッいいでしょッ」
「「イケズぅッ」」
二人が声をそろえた。流石に怒らせちゃったかな…
正常位で愛している本体のトモエに甘くキスし腰を小刻みに突きこむ。
ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ…
「あぁぅ!ずるいっ。さっきまでうちを…!うちを抱いてくらはってたのにぃ…!」
絶頂に向かう動きと勘違いされたんだろう。影分身は悲痛な喘ぎ声を上げる。
幸せそうな本体からモノを引き抜く。
「ぁあん!うそっ!?」
「トモエッ!」
「はァん!きたァあッ♪♪」
再び四つん這いの影分身と生交尾しはじめる。
「トモエっ、イっちゃいそう?」
「はひっ…♪うひっ、うひっ、ひゃいこうれひゅっ♪」
呂律が回らなくなってきた分身。このままじゃすぐ消えちゃうな。勿体ない。またゆっくりとした優しい動きに切り替える。
「な、んでぇえっ」
「出来るだけトモエに消えて欲しくないからですよ…!」
後ろから密着し、首筋を舐めると、ぞくぞくした表情で見てくれる。
「ぅ…ぅちをぉ…ッ!どう…しはる…おつもり…?」
「トロトロにしたいなっ。出来るだけ長く感じて欲しいっ…!」
ねちょねちょとぎごちない僅かな腰の動きで、寸止めしつつ嬲る。
隣の本体も蕩け顔で批難してくる。
「トモエッ、こっちきて」
「そしたら…ッ…抱いて…ん!…くらはる…?」
「抱きますよ」
連動セックスでびくびくしながらも素直に近付いて仰向けになる。
股から長い尻尾が見えていたので、つい悪戯したくなる。
くにっ
「「ひゃあんッ」」
本体の尻尾を掴んでしごくと大げさに二人とも仰け反る。
「ご、ごめんなさいっ。痛かったですか?」
「違いますぅっ、不意打ちなんて卑怯ですぅ」
「びっくりしただけぇッ。愛しい殿方になら何されても感じてまうんですよ…♪」
本体と分身がかわるがわる説明してくれる。
「気持ちいいなら続けますけど、いかがですか?」
「「続けてえっ♪」」
二人とも幸せそう。本当に愛おしい。
本体のトモエさんのしっぽをくにゅくにゅとさすりつつ分身を優しく愛する。
「ぁぅっ、サラさんっ、尻尾の先はぁっ…!危ないから気をつけてぇッ」
「そうっ。壁に突きたてて移動にも使うからっ、んっ、先は絶対触れちゃ駄目ぇっ」
確かに尻尾は尖った刃物の様になっていた。気をつけよう。
「移動に使うならっ、あぅっ♪敏感じゃ不便でしょっ?」
「「愛しい殿方に弄られてるから気持ちええんですぅっ!!」」
二人とも声を重ねて嬉しい事を言ってくれる。
「トモエッ、あっ♪分身の方ですッ。どうしてほしいです?ガンガンしてほしいです?このままねっとり続けますかッ?」
「がんがんッ!がんがん突いてぇえッ!イかせてぇえええッ!!」
「可愛いッ♪」
下品におねだりしてくれたので本腰を入れた。
ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
「あぁあん♪はぁああん♪らめぇえッ♪きちゃうぅうう♪」
分身はメスの顔。この美女をメスの顔にしている事実に更に昂る。
「射精すねっ!」
「はぃいい♪」
どくんっどくんっ…どくどくっ…!どぼどぼどぼッ!!
ぐん――
「ああッ、あああッ、あああああああぁぁああぁッ!!」
一際大きな喘ぎで仰け反る影分身。最後に深く深く追い打ちをかけ、ほぼ液状の薄い子種をぶちまけた。
途端に消える影分身。消える寸前に耳元で
「あいしてる」
とつぶやいた。






隣でびくんびくん痙攣する美女。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「トモエ、大丈夫?」
「あんな嬲らはって…酷い方…♪」

しばし休憩する。
息を切らす美女の魔乳を撫でる。すべすべしていて本当に綺麗だ。
「トモエ、さっきから疑問なんだけど、影分身に膣内射精したら、彼女が消えた後膣内の精液はどうなるの?」
「あん…うちの身体に精として還元されますぅ…」
長い尻尾を根元からすぅっと扱く。
「やぁっ♪お戯れを…」
「それじゃあ影分身に膣内射精しまくったら還元されて妊娠する事はないんですか?」
「あっ♪…っもう精として吸収されてますから、ご安心を」
ベッドで乱れたドレスから肢体を晒す美女にじゃれつく。
先程たっぷりえっちしたせいでドレスは乱れているが、かえってエロい。このまままた繋がりたい。
「…じゃあやっぱり孕んでもらうにはインキュバス化して毎日えっちしまくるしかないんですね…?」
「っ♪っ♪はいぃぃ♪あっでもぉ、お約束は守りますからねぇ?」
トロ顔で見上げてくる愛しい存在。駄目だ。もう限界。抱こう。
「トモエ」
「は、はぃ♪♪」
無防備な仰向けのむちむちボディに覆いかぶさる。
ずにゅぅうううううっ…!
「あはっ♪」
「く…!」
ベッドにトモエを犯し始めた。
長い尻尾を何度も何度も引っ張り、しごき上げながら、大振りに腰を振り責める。
「きゃはっ♪頼もしいっ」
「何度だって抱くから…!」
ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!
「あんっ♪あんッ♪アんッ♪あンッ♪アンッ♪あぁんッ♪」
「孕んでもッ…!責任ッ!とるからねッ!!」
気持ち好過ぎる。キュウキュウ締め上げてくるトモエの名器。膣内は複雑でとろっとろ。幾重にもなった淫肉がうねり、ぼくを感じさせてくれる。最高だ。
「トモエッ…?」
「はぁああっ♪な…にっ」
「ぼくっ、トモエを必ず妃にするッ。幸せにするからッ」
「もう最高に幸せれすぅ♪あっ♪もうなんも、いらへんっ…♪ただサラさんにもとめられるらけれぇっ♪あん!しあわせれすからぁあ!」
嬉しい事を言ってくれたから、悦ぶ所を何度も突きまくる。
「ッゃぁあっ♪そこはあっ…!!」
「どれだけっ!んっ!あなたをっ!抱いたと思ってるんです?んっ♪」
嬉しそうに目線を合わせるトモエはとんでもなく淫らな笑顔だった。
仕返しとばかりに肉ひだが胎内で絡みついてくる。
「あぁああッ♪トモエぇえッ♪」
「それはぁっ♪うちにもぉッ♪言える事ぉッ♪サラさんのっ♪きもちええとこっ♪ぜんぶっ♪しってますからぁっ♪」
お互いがお互いを感じさせる為の激しい貪りあい。傍から見ればレイプまがいの行為だけど、ちゃんとお互いが感じているセックス。

ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!ばちゅんッ!

肉同士をぶつけ合い、体液を混ぜ合い、激しく愛し合う。ベッドをギシギシさせ、愛しい存在を貪りあう。
あんあん喘ぎつつ腰を振ると、トモエも嬉しそうに乱れる。
どんどん腰を速くしていく。
「愛してるよっ、トモエッ!ぼくのものだッ!」
「はぁぃいい♪うちは、あにゃらはまのものれすっ」
立派な腰を掴んで絶頂に向かう。
「トモエはっ、最高だっ、本当にっ!!」
「ひゃぁあんッ♪」
びゅるるるッ!!
淫肉が射精を促したので素直に絶頂した。
射精しつつ何度も奥に腰を叩き付け、一番奥に何度もねじゃりつけた。









こうしてぼくは表面上は姫を演じ、周りの目を盗んで雄に戻る生活を続けた。
トモエのお陰で、スイッチの切り替えがしやすくなり、どちらもこなせた。



















to be continued
16/12/22 18:22更新 / 女体整備士
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