連載小説
[TOP][目次]
S仕様ver.02 - ヴァンパイア -
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ

「もしもし」

「指名が入りました。
 名はフィルト
 種族はヴァンパイア
 仕様は『 主従関係の逆転 』だそうです。
 必要な資料は後ほど届けさせますので、目をお通しの上お願いします。」

「了解」

ーーーーーー暗示催眠開始

俺は彼女の召使い
俺は彼女の全てを知っている
俺は彼女に最も近く最も遠い存在
俺は相手を辱めることに喜びを覚える男

・・・・・・・・・・。

ガチャ・・・

「ここだわ」

金色の髪に紅い瞳、鋭い牙からヴァンパイアと確認。
部屋の中心で跪いている男を発見。

「これが・・・」

「フィルト様、今日はどんなご用ですか?」

男がそう言うと
彼女は少し物足りなさそうな顔をする。

「そうね・・・」

いつも家にいる男と変わらない態度。
自分が求めているのはこんな形じゃない
そんな意志で溢れている。

「楽しいですか?」

「っ?!」

突然
男から核心を突いたような言葉が放たれる

「な、何が言いたいの?」

男は目の前で立ち上がる。

「に、人間のくせに私の前に立つんじゃないわよ!」

そんな声が届いているのか否か
立ち上がるどころか
手を伸ばせば背中に手が回せるほどの距離まで近寄ってくる。

「ちょ・・・と・・・」

背丈はそれほど変わらず
目の高さは同じ。
そんな体勢で
男はヴァンパイヤに対して鋭い目をする。
そんな男の目を見た彼女は
胸の奥が息苦しくなるのを感じながらも
主人としての威厳を保とうと抵抗する。

「な、何よ、その目は」

男の手が彼女のスカートの中に伸びる
それを慌てて手を掴み制止するヴァンパイア。

「私の方が力は強いんだから、あまり出過ぎたことは・・・」

言葉の終わらぬうちに
男の手が更に伸びていく。

「捻り潰すわよ?!」

「・・・出来るんですか?」

「!!」

あくまで挑戦的な男

「この手を制止する事も出来るはず、それでも手を留めないということは」

遂に指先が彼女の秘所に触れる

「あんっ」

「受け入れているってことだろ?」

「く・・・口の利き方に」

「まだそんなことを言っているのか?」

男の指先が陰腺をなぞる

「あんっ・・・やぁっ・・・」

「まだ自分の本当の気持ちを偽るのか?」

なぞり続ける

「んっ、んあっ、ひっ、くっ・・・」

「俺はお前の好きなことを知っている。感じるところを知っている。」

男は彼女の耳元に口を寄せ囁く

「俺にまかせておけ、望みを叶えてやる」

ヴァンパイアは目をぎゅっと瞑りながら
顔を上向かせ、与えられる快楽に浸る。
そう
望んでいたものがすぐそこにある。
そして目の前の男はその望みを知っている。
種族の血に抗うほどの性癖
それを今受け入れてくれる者が目の前に・・・

「あっ、あっ、あっ、い、くっ」

男の指先は熱を帯び
絶頂がすぐそこにあることを知らせる

シュッシュッシュッシュッ・・・

布を擦る音とヴァンパイアの喘ぎのみが空間に広がる。

「やっ、んあっ・・・ああああああああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」

びくんびくんと彼女の体が震え
二人の足下には水溜まりが出来る。
膝からは力が抜け
ヴァンパイアはその場に座り込んでしまった。

「俺の奴隷になれ・・・フィルト」

「あ・・・」

男に名指しで呼ばれる喜び
そして見下ろされる喜びから
彼女は完全に男の虜と化していた。
すっ・・・と静かに屈み
座り込んでしまっている彼女の目の高さに
鋭い目が合わせられる。

「早速命令だ。俺を、満足させてみせろ」

「は、い・・・、んっ?!」

口元に勢いよく押し付けられる男の唇。
あまりの勢いに彼女は上体を倒され
頭を寝かせながらの口吻となった。

「・・・・・・」

男は全くといっていいほど動かず
全てを彼女に委ねる。

「・・・んっ・・・ちゅ、はむっ」

その意を汲み
ヴァンパイアは自らの唇と舌をもって
長く生きてきた中で
決して許されることの無かった
『 奉仕 』を堪能し始めるのだった。

「ふっ、じゅくっ・・・はぁ、んんっ、ちゅうっ」

二人の口元からは透明な液が漏れだし
目を瞑り、頬を上気させながら懸命に舌を動かす姿は
とても艶やかなものだった。
しかし
男は尚も無表情。
ただただ目の前で奴隷と成り下がった女を視姦するのみ。
その冷徹な瞳にすら快感を感じる彼女は
快感を与える者から
快感を与えられる者として完全なる変貌を遂げた。

「んっ!・・・・んん!んんんんっ・・・・んんー、んんー」

ヴァンパイアの体が跳ね
水溜まりがさらに広がる。

・・・脱ぎたい

実際のところ
彼女としては一刻も早く衣服を脱ぎたかった。
スカートは自らの精液に汚され
下着においては、既にその役割を果たすものではなくなっていた。
以前の彼女なら言えただろう
しかし今や奴隷の身
主人に意見するなど言語道断。
と、
彼女の中にある欲望が芽生える
”仕置きをされたい”
普通なら抱くはずのない欲望。
だが彼女の性癖はそんな常識をも凌駕する。

「あ・・・・あの」

「なんだ?」

男は既に立ち上がっていて
ぺたんと座り込んでいる彼女を見下ろす。

「服を・・・脱ぎたい、です」

敬語。
それは奴隷の忠節の証。

「・・・・いいだろう、下着を脱ぐことを許可する」

「はい、・・・ありがとう、ございます」

感謝。
それは主人に権利を剥奪された者の証。

彼女は立ち上がると
水分を多く含んだ下着がその場に脱ぎ捨てる。
すると
男はそれを拾い上げ
彼女の頭上まで持ち上げる。
その意図を汲むことの出来ないまま
彼女はそれを仰ぎ見る事しかできないでいる
・・・と

ぐしゅぅ・・・

下着を握る手に力がこもる。
そこからは蓄えられていた精液が漏れだし
彼女の頭の上に注ぎ出される。

「・・・・・・っ」

羞恥。
自分の下着が握られている事に対して。
精液から発せられる独特の臭いに対して。
そしてその姿を見られていることに対して。
液体は髪を伝いひたひたと床に落ち
背中から臍に至るまで伝っていく。
その感覚にさえ心地よさを感じるのは
既に彼女がヴァンパイアとしての自分を捨てたためだろう。
恥ずかしさこそ快楽
快楽こそ生きる目的のすべて・・・

「そんなに嬉しそうな顔をするな、虐めたくなる」

その言葉に彼女の体が小刻みに震えている
歓喜によって。

「ほら、全部脱げ」

従順な彼女は何の抵抗もなく脱ぎ始める。
それを確認した男も脱ぎ始める。
すると
男は部屋の隅に置かれている道具の中から
「 膝当て 」のようなものを持ってきた。
それをヴァンパイアの膝に装着する。

「これでいいだろう」

「・・・・・?」

彼女は首を傾げる
用途が全く分からないためだ。
確かなのは
膝が全く曲がらない、ということだ。
前後にそれぞれ硬くて平らな板のようなものが入っていて
それに挟まれる形になっているため曲げることが出来ない。

「何を、するんですか?」

「すぐにわかるさ」

全裸の両者が正面に向かい合う。
もちろん互いの生殖器が見えているわけで
男が彼女の目を見ているのに対して
彼女は目前にある男の生殖器から目が離せないでいた。

どくんどくん

鼓動が早まり
全身が熱くなっていくのが分かる。
あの生殖器を自分に用いてもらったことを想像しただけで・・・

「早速始めるか」

男は彼女に歩み寄っていき
彼女の豊満な乳房の先端が接触する位置まで達する。

「んっ・・・」

彼女から声が漏れる

「まだまだ、だ」

さらに距離が縮まっていく。
乳房が男の胸板に押し付けられ変形し
互いの息がかかる距離。
・・・そして

「っ、ひゃんっ!」

男の生殖器の先端が
彼女のそれに触れるまでに達した。

「・・・どうして欲しい?」

男の目が鋭く光る。

「はぁ、はぁ、はぁ、い、れて、ください」

まるで極度の運動後のように
彼女の呼吸が熱く、乱れる。
心臓が痛いくらいに波打ち
血を啜った時以上の興奮が彼女に迫る。
顔を上向きにし、必死に本能に抵抗している姿は
彼女の美しさをより一層引き立てる。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、お、ねがい、ですっ」

「・・・・」

男はその姿をただただ視るだけ
彼女が・・・ヴァンパイアが屈服し崩壊する様を。

「が、まん、はぁ、はぁ、できな、い」

自分から動こうとして足に力を入れる
・・・が

「っ!!!」

動かない。
そう、あの「 膝当て 」があるからだ。
いくら足に力を入れたところで選択肢は二つ
前方に直立で倒れ込むか
後方に直立で倒れ込むか
前方に倒れたところで、近くにいる男に抱き留められて終わり
結局男槍が彼女を貫くことはない。
後方に倒れるなど選択肢であって無いに等しい。

ぐっ

「ーーーーーっんは・・・、はぁ、はぁ、はぁ」

少し強めに押し付けられた生殖器。
あまりのもどかしさに、腹の底から吐き気が込み上げてくる。

「・・・ふふ、実にいい表情だ。顔から滲み出ているぞ、欲求不満さが、もどかしさが」

「はぁっ、はぁっ、はぁんっ、はぁっ、はぁっ」

ツゥーー・・・と彼女の頬に涙が伝う。
と同時に
彼女の体が後方へと傾いていく。

ぽすっ

その体を男はすかさず抱き留め
ゆっくりと床に横たわらせる。
部屋の隅からタオルを持ってきて
彼女の体を拭く。
全身を濡らした精液
口から無意識のうちに流れていた涎
頬を伝った涙
全てを丁寧に拭き取る。
まるでこの夜を幻にするかのように・・・


- 領収書 -

仕様選択  720 デリー
オチ×1  120 デリー

計     840 デリー


- インタビュー -

Q:そこの人〜〜!待ってくださ〜い!
A:何?
Q:はぁ、はぁ・・・その店から出てこられましたよね
A:はい、一応
Q:・・・実は、全部見ちゃってました
A:・・・・。
Q:・・・・。
A:・・・あなたには赤色が似合うと思うの。私と一緒に来なさい。
Q:痛い痛いっ!力強すぎです!
A:ほら!とっとと歩いて!
Q:ち、違います。私あの店の者なんです!
A:・・・そうなの
Q:うう、痛かったぁ
A:それで?何の用?
Q:最近口コミを始めまして、いくつかの質問に答えて頂きたいのです。
A:はあ
Q:一つ目に今後当店を利用したいと思われますか?
A:ええ、もちろん
Q:もう仕様は決まっていますか?
A:今回と同じにしようと思っているわ
Q:そうですか・・・二つ目にどんな責めがされたいですか?
A:そうね・・・生殖器で責められてみたいかしら
Q:なるほどなるほど、えっと・・・
A:まだあるの?なら個人的に聴きに来て?答えてあげるから
10/11/04 21:22更新 / パっちゃん
戻る 次へ

■作者メッセージ
ここのところ忙しくてなかなか書けていませんでしたが
やっと作品がまとまりました!
せっかくリクエストしてくださった
「マディーン」さん
すみませんでした。
ヴァンパイアのMは如何でしたか?
イメージ合わせることが出来ていたなら幸いです^^
私的には膝当てが今回良かったなと自分で思ってますw

それでは皆さん
今後ともリクエストの方、宜しくお願いします。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33