連載小説
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M仕様ver.02 - ゆきおんな -
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ

「もしもし」

「指名が入りました。
 名前は凛(リン)
 種族はゆきおんな
 仕様は『教師に欲情する生徒』のM仕様だそうです。
 『学生服』での指名ですので、あらかじめ着用の上よろしくお願いします。」

「了解」

ーーーーーー暗示催眠開始

俺は教えられる男
俺は権利を剥奪され束縛された男
俺は辱められることを喜びとする男

・・・・・・・・・・。

キィ・・・

「ここ・・・ですね」

着物、藍色の長い髪、冷たく青くなった肌からゆきおんなと確認。
彼女は部屋で待機している学生服の男を見ると、優しく顔を綻ばせる。

「姿勢を正して下さい?」

「はい」

男は床に正座をし、背筋を伸ばす。

「じゃあ最初に、名前を教えてください」

彼女は立ったまま床に座る男を見下ろす。
しかし、そんな状況とは正反対な温かな表情を男に向ける。

「名前・・・は・・・」

答えられるはずがない。
指令内容に記載されていないし
まして、もともと名前を持っていないのだから。

「名前は?」

「・・・・。」

「言えないのですか?」

「・・・はい」

「そうですか・・・」

男の返答を聞いた後
彼女はゆっくりと部屋の隅に歩いていき
置いてある道具の中から
先の丸まった太めの棒、を手にとり再び男の前に立つ。

「お仕置き、しなければなりませんね」

そう言って彼女はその場に正座する。

「お尻を出してください」

優しい声色であるものの
そこには逆らうことの出来ない迫力があった。

「ど、どうやってですか?」

「ズボンと下着を脱いでです」

「でも、それは流石に・・・」

「・・・はい?」

表情は今だ優しいまま。
しかし、確かに感じた
室内の空気が唐突に強張ったことに・・・
男もそれを感じ取り
言われたとおり、下半身に身につけていたものを脱ぐ。

「そうです。そしたら次に四つん這いになって向こうを向いて下さい」

男は指示通りに動き
彼女に尻を向ける形になった。

「では、お仕置きです」

そう言うと
徐に先程持ってきた棒を男の尻穴に挿し込む

「うぁっ・・・」

突然のことに男は思わず声を漏らす。
そしてようやく

「うふふ・・・」

彼女の中に眠っていた性が覚醒した。

「名前・・・どうして言えないんですか?」

「そ・・・それは・・・」

「先生には言えないんですか?」

ぐっ

「ああぅっ・・・」

頬を朱に染め、うっとりとした瞳で男の反応を楽しむ。
手首を捻る事で男の”鳴き声”をも捻り出すことが出来る、
そんな優越感。

「どうなのですか?」

「な、ないんです・・・」

「ない?」

「名前、ないん、です」

「へぇ・・・嘘じゃないんですか?」

ぐりっ

「んはぁっ・・・ほ、ほんとう、です」

「わかりました、私が名前をつけてあげましょう」

棒を持っている手とは反対の手を顎に当て
悩む仕草をする。
だがその悪戯な笑みを浮かべる顔は物語っていた
既に決まっている、と。

「決めました」

悪戯な笑みを浮かべながら手首を捻る。

「へ、ん、た、い、君」

ぐりぐりゅ・・・・

「あぅぁぐぅっ・・・・」

「ふふ、返事はどうしたんですか?」

「はぁ、はぁ、はぁ」

ずぼっ

「あっ・・・・・・」

突然引き抜かれる棒。
あったものが無くなる喪失感という衝撃が男を襲う。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「・・・返事」

緊張が走る。
清楚だからこそ
美しいからこそ
彼女の変化は・・・重い。

「はぁ・・・はぁ・・・は、い」

とても小さな声
だが彼女にとってはそれで満足だった。

「よくできました、もういいですよ」

彼女はすっと立ち上がり、にこりと温かな表情で男を見下ろす。
男は露出していた下半身に今一度衣服を身につける。

「今後はこのような事がないようにお願いしますね?」

「はい・・・」

頷く
選択肢はそれだけ。
無言の強制力が働いているのが傍観者にもわかるほど。

「それにしても・・・この部屋、少し暑いですね」

そう言って
着物の生地が交差している胸元に手を入れ、両側にそれぞれ引っ張る。
すると
胸元がはだけ、大きな膨らみが左右から半分くらいずつ覘くようになる。

「どうして今日、この場に呼ばれたのかわかりますか?」

「・・・いいえ」

「最近私の体をよく見ていますよね?」

「・・・・。」

「この事を咎めるつもりはありません。ただもう一つ気になることを聞きまして」

彼女は男の目と鼻の先に椅子を置き
それに座りながら履いていた足袋を脱ぎ捨てる。

「それによると・・・私たちの相性が良さそうでしたので」

彼女の白くて細い足が男の股間を指し示すと
そのままそこを踏みつけ始めた。

「せ、先生、な、何、を」

「ふふふ、先生にまかせてください」

ゆきおんなの顔が吐息のかかる距離まで接近する。

「たくさん、虐めてあげますから♪」

ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ

強すぎず弱すぎずの絶妙な力を
一定間隔で男の股間に与え続ける。
刺激を加えられた生殖器はどんどん膨張していき
遂にはズボンの上からも確認できるほどにまでなった。

「踏みつけられて喜ぶなんて、やっぱり変態君ですね」

膨張によって下着の内積を超え始めた生殖器に
男は苦悶の表情を浮かべる。
その表情を眺める彼女の表情は正反対で
それは歓喜に満ちていた。
この状況なら今すぐにでも脱ぎたい、そう思うことだろう
変態というレッテル。
それが男のプライドに歯止めをかけている。
そしてあくまでもその言葉は男に言わせる
自らのプライドに屈した男の姿は格別なのだから。

「何か言いたいことがあるんじゃないですか?」

「ん、く、く、ぁ、くっ」

「ふふふふふ・・・」

踏みつけに伴って漏れる声
それがまた彼女を心地良くさせる。

「気持ちいいのに痛いって、損してますね?素直になったらどうですか」

踏みつけを一度やめ
足の裏を股間に置き、撫で回す。

「うっ・・・あ・・・・わ、かり、ました」

ぞくっと彼女が震える。
男の言葉から、欲しいものに手が届くと悟ったからだ。

「ズ、ボンを・・・」

胸の奥がきゅっと締め付けられる。
何もしていないはずなのに呼吸が乱れ
自分の体が自分ではないような、そんな感覚に襲われる。

「脱がせて、下さい・・・」

その言葉を聞いたときの彼女の頬を上気させた顔
小刻みに震える体は形容しがたい満足感で満ちあふれていた。
着物を着ているので確認は出来ないものの
とろんとした瞳から絶頂を迎えた事が窺える。
そんな状態にある彼女を見る余裕無く、男はズボンを脱ぎ始める。

「上も一緒に脱いだらどうです?」

余韻に浸っていた彼女は
ようやく意識を戻し、声を発する。
ゆきおんなの指示に男は黙って従い、衣服全てを脱いだ。
先程まで踏みつけていた場所には
膨張し天を穿つまでになった生殖器が露わになっていた。

「こんなに大きくして、恥ずかしい子ですね」

彼女は右足の親指と中指で亀頭のくびれを挟み込み、人差し指で先端を擦る
そしてもう片方の足の爪でサオを下から上になぞるように動かす。

「はぅっ・・・うっ、ん、ん、うぐっ」

ゆきおんなの余すところ無く使われる足のテクニックに男は喘ぎを抑えることができなかった。

「ほらほら、熱くなってきましたよ?」

亀頭が右足に緩急つけて握り込まれ
サオを刺激していた左足は爪に変わって親指の腹で激しく擦られていた。

シュッシュッシュッシュッ

部屋には肉を擦る音が響き続ける。

「あっ・・・・・・・・・・で、出ますっ・・・」

「そうですか」

男の言葉にゆきおんなは悪戯な笑みを浮かべながら応える

「なら、こうです」

そう言って
右足の挟み込む力を強め、更に先端を擦っていた人差し指で射精口を塞ぐ。

「あがあああああっぎいぃっ!!」

男が叫ぶ
痛み、痛み、痛み
出るはずのものが塞き止められ、今にも破裂しそうな感覚。
狭められた射精路を精子が流れていく時の焼けるような熱さ。

「ふふっ、いい声ですね。もっと鳴いてくれますか?」

ぐぐ・・・

「あ゛あ゛ぐあぁぁぁっっっ!ぐぎぎぎぎっっ!!」

「ふふふ・・・あははははは・・・」

男の叫びが高まり
ゆきおんなの足を振りほどこうと体を揺らし抵抗する。
しかし、しっかりと掴んでいる足を振りほどくことが出来ず
男は悶え苦しむばかり。

「そろそろ、危ないでしょうか」

男の表情から限界を悟ると
彼女は足を避けた

びゅるるるるっっ

男の生殖器からは凄まじい勢いで白濁液が放たれ
本人に痛んでいた分の快楽が与えられる。
表情からすると自分で自分を制御する事が出来ていないような
そんな顔。

「だらしのない顔」

彼女はそう呟きながら
両手を袖から引き抜き、はだけている胸元から両腕を出す。
重なっていた布は完全に開かれ
彼女の上半身すべてが露わになった。
青白い柔らかそうな肌、くっきりと浮き出た鎖骨、豊満な乳房
その艶やかさは人間女性の比ではなかった。

「そんな顔にはお仕置きです」

心が弾むような声色
だが優しい表情のすぐ裏には自分に陶酔する彼女の姿があった。
じりじりと立ち膝で躙り寄ってくる雪女に対して男は後ずさる
しかし
程なくして男は部屋の壁を背にする事になる。

「ここで問題です。あなたはこれからどうなるでしょう?」

「ひっ・・・」

男の目は恐怖によって見開かれ
彼女の目は獲物を見るような爛々とした輝きがあった。

「答えられませんか?」

「ぃ・・・・・いぁ・・・・」

彼女は目の前にある恐怖した顔に悦を覚えながら
壁についている手すりに手を掛け
男に覆い被さるような体勢になる。

「んふふ、時間切れです♪」

次の瞬間
ゆきおんなの乳房が男の顔に押し付けられる。
柔らかな乳房は変形し
男の顔を隙間無く埋め尽くす。

「んんっ!んーーーんんーーーーっ!!」

呼吸が出来ない。
男はゆきおんなを手で押し返そうとするがビクともしない
魔物娘である彼女の力を生身の人間の力で押し返すのはまず無理。

「んっ、んんんーーーー、んんーーーんんっ!」

「んっ・・・女性の体を触るなんて、本当に変態ですね」

ぎゅうぅぅぅぅぅ

手すりに掴まる力を込めると
同時に乳房を押し付ける力も増す。

「んんんんんんんっっっ!!!!!」

「すごい悲鳴。どうです?私の体、堪能して頂けてますか?」

びくっ、びくびくっ!

男の手足が酸欠で痙攣し始める。
彼女はそんな状態を眺めながらうっすらと笑みを浮かべ、圧迫し続ける。
・・・そして
胸の辺りを押し返していた男の手から力が抜け
だらりと垂れ下がる。

「んふ、逝っちゃいましたか♪」

手の力を抜き、乳房をゆっくりと離す
男はその場に白目を剥いて崩れ落ちる。
ゆきおんなは無惨な男の姿を見下ろし、微笑む。
非力な人間の末路
それはあまりに一方的なものだった。

「今日の授業は、これで終了です」

バタン

室内には扉の閉まる乾いた金属音だけが響いた。



- 領収書 -

仕様選択  720 デリー
オチ×1  120 デリー
道具×1   60 デリー

計     900 デリー



- インタビュー -

Q:あれ?確かに出てきたと思ったんだけどなぁ・・・
A:・・・だれがですか?
Q:うわぁっ!お、脅かさないで下さい
A:なぜ私を捜していたのですか?
Q:と、当店を利用されていましたよね?
A:はい
Q:それで、その、み、見てたんです・・・
A:・・・何を?
Q:ぷ、プレイを
A:へぇ・・・・・
Q:いや、だからですね、その、感想というか
A:久しぶりです。こんなに人を殺したくなったのは。
Q:いや、その、感想を聞きたいだけなんです!
A:実際に体験してみますか?
Q:ひっ・・・・え、遠慮しておきます
A:・・・・とりあえず、また来ます。
Q:そ、それは、よ、良かったってことですよね?!
A:・・・・・
Q:は、はい、わかっています。
A:それでは、疲れていますので。
Q:またのお越し、お待ちしています・・・

・・・とても意見が聞ける状況じゃなかった;
10/11/07 23:20更新 / パっちゃん
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■作者メッセージ
S仕様2連続からのM仕様でした。
やっぱり私はM何でしょうね、書いてて何だか楽しかった。
ゆきおんな
やっぱり着物が”はだける”のは実にいやらしい
しかも敬語!
そんな妄想をかき立てる一作になったと思います。

とりあえず次もM仕様を書こうと思っています
何か使って欲しい娘さんなどがいましたら
どしどしご応募ください、お待ちしてます。

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