連載小説
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長い一日の終わり(中編)
長い一日(中編)




















そして今バッテリーシティに続くすべての道で











小さなガキ共が汚い手のひらを空にかざす












まるで、天国に向けた小さな短剣の如く









そしてこのお遊戯室で







ヤク漬けのドブネズミたちは
ネオンとゴミで出来た天使に尋ねる






”何が俺達を救ってくれるんだ?”









そして空が割れる












誰もが世界を変えたがっている












誰もが世界を変えたがっている













しかし、
誰一人として死ぬ覚悟は出来てねぇ








おめぇには出来るのか?







やってみろ








やってみろ








やってみろ






やってみろ







やってみろ














邪魔なもんなら
俺が全部爆破してやるよ























「Na Na Na…」









寂しげな三日月の夜、欠けている月と1人になった彼の寂しさを埋めるかのように、彼の頭では好きな洋楽が流れていた…























このまま夜が明けないのかもしれないし、
もしかしたら朝日は登りたがっているのかもしれない





































































光でも闇でも、黄昏でもなく、
夜明けへの道選んでいきたい
少なくとも僕はそう信じている












































BARワイス














「ハルくん、マジこれなんて読むの…?」
「えっと…ホイール…オブ…フォー………トナイト?」
「踊らないと!(使命感)」
「ファッ!?山□達也さん!?マズイですよ!?」
「四角で隠してるつもりかもしれないけど丸で隠すより悪質やでそれ」
「Wheel of Fortune」
「「え?」」
2人からは到底出すことの出来ないネイティブな英語の発音が聞こえてきた…
その声の正体は…
「Wheel of Fortune」
「なんだ…トレニアさんか…」
「Wheel of Fortune」
「いや、ロボットみたいに何回も繰り返さないでくださいよ…」
「Wheel of Fortune、タロットカードで使われるもので日本語では運命の輪などと呼ばれ、大アルカナ10番目のカード。正位置の意味は、転換点、幸運の到来、チャンス、変化、結果、出会い、解決、定められた運命と言われ
逆位置の意味は、情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格、アクシデントの到来と言われております。(wiki調べ)もちろん誰が入れたのか分かりませんし、入れた時と向きもちがうだろうし、そのカードが何を指しているかは私には分かりません…」
「な、なんでそんなに知ってんの…?」
「いえ、彼が…占いに詳しくて…
私も何かやってみようと…
それで私もタロットカードやっていて…」
「なるほど…トレニアさんがいれたわけじゃ…」
「いえ…
私のカードのデザインとは違うカードなので…」
「じゃあ…置きっぱなしでいいかな…?」
「はい…もし持ち主が現れたら渡しておきます…」
「じゃあ、僕達はこれで」
「わざわざ、どうも有難うございました…」
「んで…どうやって渡すの?まっちゃん?」
「春鷹くんが渡してくれるんでしょ?」
「は?」
「え?」
「学校持って行ってくれるよね…?」
「甘えたこと言ってんじゃねぇよ」
「えっ…?」
「春鷹殿…そこは何卒よろしくお願い致します…」
「しぃかたぁなぁいなぁぁぁ!???トレニアさんに言われたからにはやらないとなぁぁぁ!?????」
「何この違い…お義父さん泣きそう…」
「悪いがまっちゃんのこと死んでもお義父さんとは認めないから…」
「いや冷た…まぁ、渡しておきますんでこんどこそこれで…」



















































































一方白縫家…


























の近所のとある家…


























「あああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
なんでなのぉよぉぉぉ!!!!!!!!」
そこでは1人の女が絶叫していた…
「あのショタマジでタイプダッダァノニィィィ!!!!!」
そう、春鷹を襲った恐ろしいナイトメアです。
なんということでしょう、彼女は春鷹君の近所に住んでいたのです…
「いや、私は諦めないわよ!今夜よ!今夜にかけてやるわ!!」
と、彼女はなけなしの魔力を使い果たそうとしていた…
「今回成功しちゃえば、魔力供給源も手に入るし!ショタも手に入っちゃうし!お婿さんもゲットできちゃうし!もう人生薔薇色よ!!ははははははははは!!!!!!」
何言ってんだこのアラフォー独身女は…
「ん!?何よ!?」
おっと、失礼、天の声です…
あまり気にしないで頂きたい…つい本音が…
「おい天の声!私は独身アラフォー独身女なんかじゃないわよ!バツイチ子なしアラサー女よ!!!!!」
変わんねぇよバカ
「バカって言うなバカ!」
うるせぇアホ
「はい〜引っかかったぁwww
私は風邪ひたことありません〜!
だからバカですぅ〜」
もうめんどくさいのでシーンを切り替えたいと思います…













































































そしてやっと白縫家…


















「ただいまぁ…」
「あら〜はるたかちゃんおかえり〜」
「あれ、僕は…?」
「ダーリンは明日まで口を聞くつもりはないわよ」
「(´・ω・`)」
「えっとぉ…皆さんは…?」
「あ〜、多分もう寝たとおもうわよ…」
「そうですか…」
「まぁ、もう遅いし2階でシャワー浴びて、はるたかちゃんも寝ちゃったら?」
「じゃあ…そうさせてもらいます…」
「あらっ❤じゃあおやすみなさい❤」
「あっ…おっ、おやすみなさい…」
と、白夜に軽く抱きしめられ、
2階へ向かって行った…















2階
「ええっと…お風呂は…突き当たりだったよね…」
と、浴室に向かう途中、春鷹の部屋のドアには、
『はるたか』
と、可愛らしく飾り付けられたネームプレートが掛かっているのが目に入った…
(白奈さん達が作ってくれたのかな…)
と、思いつつ浴室に向かっていった…

































〜はるたかシャワータイム〜






































シャワーを浴びたのは良いものの、
彼は重大なミスを犯してしまっていた…
そう…
「あっ…パンツ忘れてた…」
そう、パンツを忘れてたいたのだ…
最悪タオルを巻けばいい…
しかし、シャワーを浴びている時、彼は謎の視線を感じていた…
ホラー映画見たあとに入るお風呂での謎の見られてる感とかではなく、
恐らくガッツリ見られていた…
なので、必然的に浴室を出た瞬間に咲良か詠華に出くわす可能性は高い…
そうなると…
(捕まってなんかされちゃう…?)
そう、エロなしタグを付いている以上、
そのような行為は好ましくない…
頑張れ春鷹くん!負けるな!春鷹くん!
(でもどうしようもなくね?)
頑張れ!考えるんだ春鷹くん!
(よし…)
おい待て、まさか突っ切るつもりか…!?
(もう考えるのはやめた!)
いや、1秒も考えてなかったでしょ!?
と、タオルを腰に巻き、勢いよくドアに向かい…
バァン!(浴室の入口ドア君迫真の演技)































「はっ、はるくん!?」
「おっ、お兄ちゃん!?」
と、予想どうり詠華と咲良が覗いていたようだった…
「つかまらんぞぉぉぉぉ!!!!!!」
と、春鷹が自室に向かおうとしたその時…
ツルン(床くん迫真の演技)
「うおっ!?!?」
春鷹は転倒した…
「あいたたたた…」
「おっ、お兄ちゃんだいじょ…」
「はるくんだい…」


























































さてここで問題、

















タオルは何処へ?












































スッポンポーン…(激寒)































そして、一日はまだ終わらない…

























続いて…(届かぬ思い)


18/11/30 23:52更新 / 村人A太郎
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■作者メッセージ
1ヵ月ぶりです…村人です…
前半戦の次は後半戦だと思ってた読者の皆様…
中編です…
すいません…
後半戦にしてたら書き終わるのクリスマスぐらいになりそうなので、
中編とさせていただきました…
すいません…
その代わりと言ってはなんですが…
12月中に後半戦を書き終えるのと、
ガッツリエロシーン入った読み切り小説書いているということをお伝えします…

















そして皆さんにお願いがあります…






























みんなでスマブラを買おう!!!!!!!!(クソクソ任天堂信者)




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