連載小説
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長い一日の終わり(後半戦)
長い一日の終わり(後半戦)






























多くの連中が短気だってことを










オレは街の若いバカ共から学んだ











中坊の時だった…







俺はただの中坊だった…








いや、正確にはサッカーが好きなだけの中坊だった…








何故かっつーとまぁ、
そこら辺は割愛しちまうが









まぁ、でもってなんやかんやで他校の
サッカー部員に絡まれたわけよ…














何も言われずに胸ぐら掴まれたからもう焦って頭突き…











そして、そいつの連れのヤツらも急に襲いかかってきた訳よ






んで、もうどうしようもねぇからサッカーの
ボールをける要領でそいつらを大人しくして逃げる訳よ…









そしたら、後日、そいつの知り合いの不良達呼んでまた絡んでくるわけよ…








謝って終わらせようと思ったけど、
拳で語り合いたかったんでしょうね…






んでもって、
またまたボールを蹴る容量でまたまたボコボコよ…(拳で語り合うとか言いながら足使ってんじゃんとか言わないでくれよ?)














んで、気がついたらこう呼ばれるようになってた…


























【バッタ】







ってな














どうだ?
分かりにくくてクソみたい説明だろ?








テッペンまでの道のりは長く険しい…





スゲー楽しいかもしれないし





スゲーヤバイことになるかもしれない





スゲー辛いことが待っているかもしれない






んでもよぉ、こうやってバカ共と一緒に
バカやるのも悪くはねぇ、










だからよ、兄弟、
せっかくだし、
行ける所まで行ってみようぜ!!









そして、これを画面の向こうで見てる兄弟!
そろそろゲームコントローラのAボタンを
押してくれ!















さぁ!冒険の始まりだぜ!兄弟!!




















































白縫邸と見せかけて葵健家

































































九冬は自宅に到着していた
家の灯りがついていない所を見ると、父はまだ帰ってきていない。なので、ズボンの後ろポケットに入れていたカギで玄関を開けた…
「ただいまっと…」
そう言ってみるがもちろん返事はくることはない
ご飯も済ませたことだし、シャワーを浴びることにした…











温水とはいえ、
この2月にシャワーは少し肌寒い上に、
膝の治りかけの擦り傷に染みてむしろ痛いぐらいだった
(明日は風呂入れよっと…)
そう思いながら少しだけ、彼はシャワーの温度をあげた…














































































そして、カタリナ邸…























「じゃあ、ステラおやすみ〜」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛…」
(あっ、死んでるな…)
カタリナの自宅は広く、ステラと同居している。そしてステラは今酔いが覚め、寝てもないのに二日酔いの症状が出ているだけである……
「あ゛あ゛あ゛た゛だ゛ま゛い゛だ゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!゛!゛!゛!゛」
「ウコン飲まないのに酒を飲みまくったあんたが悪い」
「ウ゛コ゛ン゛っ゛て゛な゛ん゛か゛ひ゛び゛き゛わ゛る゛い゛じ゛ゃ゛ん゛!゛!゛う゛ん゛こ゛み゛た゛い゛に゛!゛」
「藤原竜也のものまねやめて」
「ま゛っ゛て゛!゛!゛!゛わ゛ら゛し゛山゛□゛達゛也゛よ゛モ゛ノ゛マ゛ネ゛な゛ん゛て゛し゛て゛な゛い゛!゛!゛!゛」
「いや、たつやちがい…」
「お゛ど゛ら゛な゛い゛と゛!゛!゛!゛」
(もういいや…)
そろそろいじるのやめてあげたい山□達也さん







































































一方BARワイス
















「はぁぁ…」
そこでは、トレニアが1人でため息をついていた…
「最近ちょっとダメだなぁ…」
先程もそうだが、カタリナがケータイを忘れていることに気が付かなかった事と、ケータイを渡そうとする時に滑って転けるなど、普段のトレニアと比べると、ありえない事だった…
「はぁぁ…」
また、ため息をついた…
「とりあえず、片付けますか…」
と、カウンターの上を片付けようとすると、とあるものが目に入った。
「運命の車輪…」
タロットカードは、カタリナの恋人の影響で始めたものだった…
彼は占いを得意としていた、特に彼の花占いは必ず当たると言っていいほどの的中率を持っていた…
「あなたは今…何処に…」
「ここッスよ」
「!?」
と、声をした方向に瞬時に振り向きながら氷のナイフを作り突きつけた
「おおっ、おっかねぇおっかねぇ…」
するとそこには、1人の面識のない金髪の男が立っていた…
「あっ、すいません…お客様にこんな事してしまって…」
「いや〜こっちこそ悪かったって〜真面目に考え事してたところを邪魔したんだし〜」
「あっ、では…と、とりあえずお座り下さい…」
「はいはい〜」
「それでは…お飲み物お持ちしますが…何がよろしいでしょうか…?」
「ええっとぉ…じゃぁ…マティ…」
と、そこで男の声が途切れた
「どうされました…?」
すると男は、
カウンターの上にあったカードに目やっていた…
「ああっ!これ俺のタロットカードじゃん!探してたんだぁ〜!!」
「あぁ、これはお客様の物でしたか…」
「いやいや!!たまたま通りかかったお店に自分のなくしたカードがあるなんて…これもう、運命ですよ!!!!運命の車輪だけに!!!!」
「ははは…」
「おおっと、名乗り遅れましたが、私、レイン・フィールダウンと申します!今後ともよろしくお願いしますぞ!」
「んん??あの、すいません、もう一度お名前確認してよろしいでしょうか?」
「あぁ、お名前ですね!了解です、
レイン・フィールダウン、スペルまで知りたい?」
「いえ…大丈夫です…少し…知り合いの名前に似ていたので…」
「へぇ〜もしですよ!もしもしかしてだけど!、さっきの考え事ってその人の事考えてたりして!?」
「えぇ…そうです…よくお分かりましたね…」
「あはっ!じゃあ名前まで当てみようか!?」
「ええ、構いませんよ…」
「ジーン・フォールアウト」
そしてまた、トレニアは氷のナイフを突きつけた…
「!?なぜあなたがその名を!」
「だから言ったじゃあないですか…運命だって…」
「これはきっちり話してもらう必要がありますね…」
「別に拷問されなくても答えますって!!さっ、注文の途中でしたが、マティーニ…
そう、ウォッカマティーニを。ステアせずにシェィクで。」
「もしかして、あなた007好き…?」
といいつつ、トレニアは棚からゴードンジンとウォッカとリレーを取り出した
「当たり前ですよ!007は弟と一緒にテレビに歯型が残るほどかじりついて見てましたからな!」
「あなたが紳士になるには人生もう一周ぐらいしないと無理よ」
「そいつはひでぇ!」
「それでは…ジーンについて話していただけますか…?」
「あぁ、でもお嬢さんから話してくれよ…」
というとレインはニヤニヤとこちらを見つめてきて、トレニアは慣れた手つきでカクテルを作りつつ、ジーンとの関係を話し始めた…















































もともと、この世界には魔界と現実世界が存在する。魔界は、魔物娘と呼ばれる魔物が存在していたり、魔法が使える世界で、現実世界は魔法や魔物など一切認知されていない世界であった。トレニアはその魔界の雪原地帯を仕切っていた女王の内の1人であった。ちなみに、少し前に飲みに来ていたカタリナも魔王として君臨していた内の1人だ。
その時のトレニアには名前もなく、雪原地帯を統括しているだけで、心無くただロボットのように日々を過ごすだけであった。
しかし、とある男との出会いによって、彼女は心を持つようになった。
その男こそ、トレニアの恋人である、
ジーン・フォールアウトであった。
彼はごく稀に現実世界から魔界に迷い込んできた人間の1人で、雪原地帯を彷徨い、倒れ込んでいて凍え死ぬのをただ待つばかりであった。そんなジーンをなぜか放っておくことが出来ず、彼女は仕方なく自分の城で彼を見守ることにした。その時、彼が何かを握っているのを見かけた。その手には一輪の青い花が握ってあった。
そして、トレニアその花に触れた途端、触れた指から胸へ、まるで溶かした鉄を注ぎ込まれているかのように熱を宿した…













































彼女は心を与えてくれた彼をとても愛していた
「まぁ、おおまかに彼との関係はこのような感じです…」
と、話している間にカクテルが完成した…
「はい、注文のウォッカマティーニよ」
「うおっ!センキュ!」
と言うと彼はソフトドリンクを飲んでいるかのように、一気に飲み干した
「ちょっと!それは喉に悪いですよ!」
「んん?喉??平気平気!酒に結構強いから!」
「食道がんになっても知りませんからね…」
「えっマジ…?言われてみれば…ちょっと喉痛いかも…」
「それで、あなたとジーンの関係は?」
「あぁ、あいつは…













































やっと白縫邸





















「咲良…」
「はい…」
「詠華姉さん…」
「はい…」
「春鷹くん…」
「はい…」
「何をしていた?」
「「「…」」」
そこには、正座した咲良と春鷹と、正座?っぽく座っている詠華が並んで、向かいには、腕を組んで白奈が仁王立ちをしている
「いや、僕はただシャワーを!」
「私は何も!」
「ボクは覗きを!」
イライラッ
と、反射的に3人を睨みつけてしまった…
「「「ヒィっ…」」」
3人は文字通り蛇に睨まれた蛙だった。
「じゃあ…とりあえず春鷹くん…」
「ええっと、僕がシャワー浴びてると、なんか視線感じるなぁって思って、急いで部屋に戻ろうとしたら何故かこの2人がドアの向こうに!!!」
「はぁ…呆れた…もういいわ、春鷹くん。風邪ひくでしょうし、はやく服着て布団に入って寝なさい…」
「はい…」
タオルで大切な所を隠しつつ、春鷹は自室へ戻って行った…
「「じゃあ…私(ボク)達もこれで…」」
「あんた達はまだよ」
「「えっ…」」




















春鷹は自室に入ると、光の如く服を着替え、大人しく布団の中に入った…
(あっ…白夜さん布団敷いてくれてたんだ…)
今日は本当に長すぎる1日だった…
時計を見るともう少しで12時を過ぎるところだった。
(明日は学校だし…大人しく寝よう…)
アラームを7時にセットしたし、携帯はベットの近くのコンセントで充電している…
(とりあえず寝ちゃっていいよね…)
部屋の電気を消して、彼は眠りについた…

























to be continued…
































しかしまだ日は登っていない…

18/12/31 20:35更新 / 村人A太郎
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■作者メッセージ
村人です。最近忙しすぎて死にそうです()
遅くなって申し訳ない…
後々、読みやすくするために全部改行とかしたり、
誤字を直したり、編集したりすると思うんで…すいません…
スマブラは悪い文明!!!粉砕する!!!!
それでは皆さん、良いお年を…
とりあえず1ヶ月に1個ペースになると思います…許して…

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