連載小説
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長い一日の終わり(前半戦)
長い一日の終わり(前半)


























































クスリをよこせ







クスリをよこせ






クスリをよこせ












別にハイになりたい訳じゃない
お前が持ってるものを奪いたいだけさ



カネで取引してやるよ
まぁ払う気はねぇけど








壁に向かう八本の足
アクセル全開でぶっ殺してやる




這いつくばって








這いつくばって






這いつくばって





こうさせたのはお前だ


だってお前
起爆装置だから



とりあえず



愛をよこせ



愛をよこせ



別に愛されたい訳じゃないけど
とりあえずお前の心を奪いたいだけ




そしてバックに入れてから箱に詰め、
それを隠した床には×印を書いておこう





まだまだ足りねぇから
もっとくれよ







もっとくれよ










もうねぇなら

黙って俺と歌えよ、ほら






















「Na Na Na…」



















と、白奈はイヤホンで好きな洋楽を聴きながら口ずさんでいた…
「ねぇねぇお姉ちゃん、なんの曲聴いてんの?」
「あんたには特に教えないわ」
「いじわるぅ〜」
「そう言えばあんた今日、誰がネームプレート買いに行ったと思うの?」
「お母さんじゃないの?」
「いや、普通『あっ!そうだった!私だった!』でしょ…」
「アーソーダーワタシダッター(超棒読み)」
(イラッ)
と、反射的にまた目付きを鋭くさせてしまった…
「ごっ、ごめんよお姉ちゃん…
8チキ奢るから…」
「いらないわよ、てかそれアンタの好物じゃない」
「あっ!8チキを侮辱したな!!!!
お姉ちゃん許さん!!!!!!!!」
(イライラッ)
「あんたね…!」
と、白奈が怒ろうとしたその時、
「ただいま〜」
真優が家に着いた…
「おかえり〜お父さん〜」
「ダーリンおかえり〜あれ?春鷹くんは?」
「あれ?まだ帰ってきてないの?」
「は?」
「あ、いや、色々あってね…」



























































一方春鷹














「にっ、兄さん!?」
「おっ、春鷹こそなんでこんな時間に出歩いてるんだ!真優さんは叱らないのか!?」
「いや、ちょっと色々あって…」
そう、彼の名は葵健 九冬(きたけ くふゆ)春鷹の血の繋がった兄だ…
「ていうか、兄さんはなんでこんな夜中に?」
公園の時計を見ると既に11時を過ぎていたと、春鷹は九冬の抱えている紙袋に目をやった…
「いや、俺は…ワックでハンバーガー買に行っただけ…ポテト食う?」
「いる(即答)」





















「ほー、BARで採寸してたら、酔っ払いに酷く絡まれたから逃げたと…」
「真優も真優さんだよ!なんか無視して楽しんでるし!」
春鷹はプンプンとわかりやすく頬を膨らませて怒りながら九冬からもらったポテトを食べていた
「んで、新しい家族はどう?」
「みんなすっごく優しい人で…嬉しいよ…」
「そうか…」
「?」
「いや、母さんが亡くなったのをかなり悲しんでるかなと…まぁ、見た感じ大丈夫そうだね…んじゃ、真優さん呼ぶ感じでいいかな?」
と、九冬は自分のケータイを取り出そうとした…
「えーっと…どこ入れたっけな…
あっ、ハンバーガーの下にあったわ…」
九冬は紙袋の底に敷かれていたスマートフォンを取り出し、電話帳から真優の名前を探し出し、発信ボタンを押した…
「…あっ、真優さんどうも九冬です。」
『九冬くんか、どうしたんだいこんな時間に?』
「さーて、問題です…春鷹くんは今どこに居るでしょうか…?」
『そんなこと言うぐらいなら、多分九冬くんの近くに居るんでしょ?』
「まぁ、正解、なんか携帯の電池切れちゃったらしいから、迎えに来れるか?」
『分かった…で、場所は?』
「峯吹(みねぶき)記念公園…俺ん家の近くの…」
『あー了解、今行く…』
と、そこで通話は終了した。
「だそうだ。」
「はいはい…」
と、春鷹は黙々とポテトを食べていた…
「兄さんハンバーガー冷めるよ…」
「あっ、そうだった!」
と、九冬が取り出したのは…
「えっ、それマジで食うの…?」
「いや、美味しいから」
と、今CMで何かと話題な、
ハンバーガー、
キングレタスバーガー!
なんと!下から材料はバンズ!レタス!ビーフパティ!ソース!レタス!バンズ!レタス!ベーコン!ソース!レタス!バンズ!と言うレタス好きにはたまらない1品!!!!
だがしかし…
「待って!?レタスの層が1個足りんやん!?」
「そんだけあれば別にええやん…」
「いいや!レタスがないレタスバーガーはレタスバーガーとは呼べない!」
「いや、レタスが足りてないだけでそんな大袈裟な…」
「もういい食べる!」
ムシャツ
「うん!美味しい!」
「やっぱどうでもいいんでしょ…()」
「どちらかと言えば、キャベツが好き」
「聞いてない(食い気味)」
ムシャツ(二口目)
「うん、美味しい!(2回目)」
「すごいよね、ハンバーガーなのに主にレタス食べる音がしないって…」
「あと、そうそう…高校どこ行きたいとかあんの?」
「いや…兄さんと同じ峯吹商工に入ろうかと…」
「そうか…意外と考えてるんだな…
でも、まだまだ時間はあるし、やりたい事があるんなら、それに目指すってのもいいし、まぁ、悩め悩め!」
ムシャツ(3口目)
「うん!美味しい!(3回目)」
「じゃあ兄さんのやりたい事ってなんだよ」
「ううんと…カワイイ助詞とお付き合いしたい(切実)」
「クソ出会い厨やん」
「うるせー!!!しらねー!!!っと、そろそろ迎えがきたみたい…」
と、公園に見覚えのある1台の車が入ってきた…
「いや〜すまんすまん…九冬くん、ありがとうな」
「いえ…春鷹については本当にありがとうございます…」
プルルル…
「おっ、すまない…」
と、突然真優のケータイに着信がかかった…着信先はカタリナのようだが…
「はい…カタリナちゃん…?」
『ええっと…真優殿ですか…?』
「あれ、この声は…トレニアちゃん…?」
『はい…そして…あの…カタリナさんが…ケータイをお忘れになっていて…』
「あ〜、じゃあ今から取りに行くよ…僕が渡しに行くなり何とかするよ…」
『ありがとうございます…』
「じゃあ、後で向かいますんで…
ってことで、またワイスによるけどいいかな?」
「やだ!」
「もうトレニアさんしかいないみたいだから…」
「じゃあ…いいか…」
「ってことで、九冬くん、ありがとね…」
「いえ…じゃあこれで…」
と、九冬は何故か足早に帰っていた…
「よし…行きますか…」
























BARワイス…
「失礼しますぞー」
「あっ…真優殿…これがカタリナさんの…」
カタリナの携帯電話は、一切アクセサリが着いておらず、シンプルな携帯電話だった…
「あっ!…ツルン…」
と、真優渡す直前に見事に滑って、転倒した…倒れつつ、スマホは、机の上に置いてある相談BOXのか中に入ってしまった…
「あらら…大丈夫?」
「えぇ…平気です…携帯電話は…?」
「何故かちょうど箱の中に…」
とりあえず、箱の中に手を突っ込むと、お便りは無くなっていたはずなのに、何故かスマホとは別に、もう1枚固め紙が入っていた…
「なんだこれ…?」
それは、何かのカードのようだった…
「なになに…10?ふぇいるおぶ…フォートナイト?」
「まっちゃん…」

























































































なぞのばしょ


















????「君たちの運命の歯車は着実に回り始めている…
ただただ今日と言う一日が長かっただけさ…
まぁ、お楽しみはこれからですぜ…?」



















つづけつづけ
18/10/31 23:07更新 / 村人A太郎
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■作者メッセージ
村人です。()
先日Twitterあるとか言ったけどなかったことにしてください()
欲しいって人がいっぱいいたら考えよっかなと
ちなみに始まりは好きな洋楽の和訳ぶち込みました…
当てた人いたらなんかする(適当)
明日…スマブラダイレクトですね…
おやすみです…

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