〜藍の家庭１・玄関にて〜

　藍「ただいまー。母ちゃん。父ちゃん」

　小夜子「お帰り藍。さぁ、今日は組の幹部会議なんだからお前も来るんだよ。それと、早く和装に着替えて、宿題をもって大広間にくるんだよ！！」

　藍「え〜・・・・・・」嫌〜な顔になる藍。

　源五郎「おいおい、藍には自分の部屋があるだろ。いちいち大広間で宿題やらせなくても」

　小夜子「だめだよ。あんたはいつも藍に甘いんだから！！部屋に戻ったってすぐに寝るんだから！！さぁ、早く大広間に来なさい！！」

　源五郎「はぁ〜」頭をポロポリ掻く源五郎。

　藍「父ちゃん。母ちゃんには本当に頭が上がらないな・・・」

　源五郎「まぁな・・・。それよりも、早くこいよ。後、幹部会が終わったらこれやるぞ」人差し指と中指を上下に重ねる動作をする源五郎。

　藍「お！！これだね。今日もあたしが勝つぜ！父ちゃん」

　源五郎「なんの、今日はお前の泣きっ面に拝んでやるよ！！」

　玄関で『将棋』の話をしていると襖から怒声が飛び出してきた。

　小夜子「いいかげんにしな二人とも！！！！いつまで話し込んでるんだい！！！！さっさとしな！！」

　藍・源五郎「「はいぃいいい」」クモのコ散らすように走る源五郎と藍であった。

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　〜藍の家庭２・大広間にて〜

　幹部１「というわけで最近ここいらの縄張りを荒らしている者がいるんですわ！！」

　小夜子「鬼瓦組も舐められたもんだね・・・あしはつかめたのかい？」
　
　幹部１「いや、それがなかなか・・・・・・・」

　小夜子「何やってんだい！！あんた、今の話し聞いたかい！！あたいらのシマ荒らす奴がいるんだってよ」

　源五郎「・・・ZZZZ」

　小夜子「何しるんじゃ！！馬鹿亭主！！！」どこからとも無くスリッパを出して源五郎の頭を叩く小夜子。

　源五郎「痛いな・・・まぁ、話は聞いとったわ。あれだろ、今日の晩御飯の話だろ」

　小夜子「これっぽちも話しとらんわ！！！ったく。藍を見てごらんちゃんと起きてるじゃないの！！しかも、宿ｄ「ぐおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」鼻提灯をだして寝ている藍。それにつられて寝だす源五郎。

　小夜子「こンの・・・・馬鹿親子共がああああああああああああ！！！！！」

　　　　　　　　　　スパン！スパン！！スパアァァァンン！！！

　藍・源五郎「「ぎゃあああああああああああああああああ」」

　幹部一同（これだから、幹部会はおもしれぇｗｗｗｗｗｗ）

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　〜座敷にて〜

　幹部１「いやぁ〜今日も見れましたねｗｗ」

　幹部２「まったく。あれくらいの豪胆さがあれば、藍お嬢も立派な組頭になりますな」笑いながら渡り廊下を歩く幹部二人。その、渡り廊下の隣にある座敷で源五郎と一人の若い者が話していた。

　源五郎「やっぱり、『奴ら』の仕業か・・・琥鉄」

　琥鉄「へい、最近のシマ荒しはあいつが黒幕のようです。他にもこの組の中に裏切り者がいるみたいで・・・ですが、本当に姐さんには話さなくていいんですかい？」

　源五郎「あぁ、何せ事実を聞いたらショックを受けるのは目に見えてるからな・・・後日、地方に散らばった幹部達を集める。それを、皆に知らせろ。裏でなるべくな・・・」

　琥鉄「分かりやした・・・」そして、そのまま消える琥鉄。

　源五郎「さてと・・・藍と一勝負してくるか！！」

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　〜沙織の秘密１〜

　カランカラン・・・小刻みになるベル。綺麗な女性の方が入ると男らしい声で言う一人の男性。

　？？？「いらっしゃいませ。お嬢さま。ようこそ『バロン』へ今日は心ゆくまでお楽しみにください」長い緑色の髪を後ろに束ね凛とした姿勢で執事服を着こなす一人の男性。

　女性客１「きゃーーーーー佐久間さん♪♪」

　女性客２「佐久間さん！！今日も一段とかっこいいですよ！！」

　佐久間「ありがとうございます。お嬢さま。今日も私を指名ですか？」

　女性客１・２「「はい！！！」」

　佐久間「でわ、しばしお待ちください」そのまま、キッチンに向かいコーヒーの準備をする佐久間。

　雛「ごめんねぇ〜。沙織ちゃん。いつもいつも。でもね、あなたがこのお店を手伝ってくれるだけで売り上がりが半端じゃないのよ」ニッコリと微笑むタキシード姿の女性。

　沙織「母さん！！お店では、沙織は止めてくれよ！！こんな所誰かに見られたら恥かしいじゃないか！！」そう、佐久間とは源氏名で本当は男装している沙織であった。

　雛「いいじゃない。そんなこと。誰も気づかないわよ。ほら、３番テーブルさんがお待ちよ」

　沙織「分かったよ・・・」しぶしぶ行く姿を見ながら笑う雛。

　ここは、母親雛が経営している執事喫茶「バロン」と向かいの店父親の宗茉が経営しているメイド喫茶「パーラー」そして。此処が沙織の実家なのである。

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　〜沙織の実家にて〜

　宗茉「ただいま〜マイワイフ！！」

　雛「おかえりなさ〜い。マイダーリン！！今日もいい萌え服よ〜〜」

　宗茉「本当かい。嬉しいね。今度はスク水ネコミミにしてみようか？」

　雛「きゃ〜〜〜〜。してして。そして、それで写真撮ろうよ！！」

　沙織（この変態夫婦が・・・・）そう思いながら、コーヒーを啜る沙織。

　宗茉「そうそう今日、新しいバイトの子を入れたんだよ」

　雛「え〜誰なの？」

　宗茉「『貞春くん』という子だよ。今日きたあいつらをボコボコにしてくれてね。助かったんだよ」

　沙織「ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜」←コーヒーを盛大に出す音

　雛「あら、どうしたの？沙織ちゃん？」

　沙織「いや、変なとこにコーヒーが入っただけだから（貞春！！あの、茜嬢と死闘を繰り広げた男じゃないか！！何でそんな奴がうちに来るんだ！？）」噴出したコーヒーを拭き取る沙織。

　宗茉「と言うわけで、彼に合うような服を取り繕ってくれ！！」

　雛「ＯＫ！！じゃあ、あなたみたいにするわね」

　沙織（・・・・・・・頑張れ・・貞春くん）

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　〜おまけ〜

　宗茉「お〜い。貞春くん。服用意したから着てね」

　貞春「すいません。店長。金がない俺に服まで用意してもらって」

　宗茉「いいって。ハイこれ着てお仕事してね♪♪つ『ふりふりピンクのワンピース＆水玉模様のリボン』」

　貞春「着れるかああああああああああああああああああ！！！！！」すごい勢いで服を地面に叩きつける貞春。

　宗茉「マイワイフの傑作物があああああああ！！！」

　真闇「貞春〜〜〜・・・・・・」

　天河「・・・ｯﾎﾞｿ変態店長」

　真闇「あーちゃん！？｣

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■作者メッセージ

　〜感想返信〜

　作者「どうも〜作者です」

　沙織「・・・・・」

　作者「いや〜沙織さんの意外な一面がまた見れた感じですな」

　沙織「・・・・ｸﾞｽ」

　作者「泣いた！？」

　沙織「最近、いい事が無くてな。それに・・・」
　
　作者「そんなことはないよ！！さて、恒例の感想返信だ！！」

　沙織「は〜い・・・・・」

　作者「まじで、元気ねぇな・・・。ほんじゃあ、ネームレスさん」

　ネームレスさん

　『あ、沙織さんかわいいな』

　沙織「！！！！」

　Ｐさん

　『沙織ちゃん・・・可愛ええなあ 』

　沙織「！！！！！！！！！！！！」

　冬猫目さん

　『うぅっ、ぬいぐるみ沙織さん気に入ってもらえなかった』

　沙織「！！！！！！！！！！！！！！！！」

　作者「全部沙織さん宛てだね・・・」

　沙織「・・・す・・・・・・る」

　作者「え・・・今、何と？」

　沙織「みんな、ありがとう！！！！！！！」

　作者「いきなり元気になったな」

　沙織「冬猫目さんから貰ったぬいぐるみドラゴン娘さんは今、持ってます！！」

　作者「あれ・・・・うわ！！本当だ！！！」

　沙織「作者次だ！！！次の方だ！！この調子で、やるぞ！！」

　作者「うん・・・わかった！！じゃ次は・・・」

　ｓさん
　『今回の話がヤンデレ彼女１巻の第２話「携帯、それは恋のアイテム」に似ているような気がするのですが気のせいでしょうか？』

　作者「・・・・・・・・・」

　沙織「パクリ疑惑？」

　作者「ちょっと首でも・・」

　沙織「落ち着け！！！！早まるな！！！」

　作者「だって全然知らなかったんだもん！！！」

　沙織「だから、あれだろ。深夜作戦ねって、原本読んで被らないように作るって言ってたじゃないか」

　作者「そうだけどさ・・・・」

　沙織「大丈夫だって。俺達も頑張るから・・・」

　作者「そうだな・・・・さて、これで感想返信終わり！！！次回もお楽しみに！！！」

　沙織「ばいば〜い」



　さて、お気づきだと思いますが、『あれなんかこの話繋がってね！？』と思うと思いますがその通り！！今回から、な・・・何と！！！！貞春くん真闇ちゃん。天河ちゃんがたびたび出演します！！期待しててください。

　そして、ganota_Mk2さんの『ドジなドッペルたんと、狂犬ロリコン』も見てください！！

　最後に、許可を下さったganota_Mk2さん本当にありがとうございます！！でわでわ次回までお楽しみに！！