連載小説
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ヤクマとアクマ
ヤクマとアクマ




































まえがき

※またまた今回も魔物娘図鑑と一切関係のない回となってしまいました…
(時間かけてこれかよって言う…)


















おなまえをにゅうりょくしてください▼
























































「鴉月!!!!」



















僕は…









































「役間!!!!!」





















俺は…






















「文月!!!!!!」


























何者なんだ?






























「おい!主人!聞いてるのか!」
「あっ、ごっ、ごめん何?」
そこで、鴉月八夏(あづき やっか)は意識を取り戻した
「何?じゃないぞマスター、これから打ち合わせだぞ?」
彼に声を掛けたのは、ネコミミ?を生やした女の子と狩人の格好をした男の2人組だった…
「ふん!主人の言うことを聞いていればニャンニャンと猫の真似事をさせられるわ…矢で何回も刺されるわ…挙句の果てには無視と来たか…偉くなったものだな!主人!」
「はっはっは!そういうお前も『しゅっ、主人は今の演技気に入ってくれるかなっ!?』とはしゃいでたではないか!」
「ばっ、そっ、それは言わない約束だろう!」
「はっはっは!これでも私たちは悪魔だぞ?」
そう、彼らはサモンライダーゲーティアに登場する、ソロモン72柱の悪魔、フラウロスとバルバトス本人であり、役でもなく、本物だ。
そして、文月葵太役の鴉月八夏も本当にバルバトス達の主であった…
「ふふっ…」
「そっ、それより!主人!ぷろでゅうさぁ?とやらがまっているからな!さぁ!」
「あぁ…そうだね行こうか…」
すると彼は古びた本を手に取り、控え室を後にした…










鴉月 八夏、彼はサモンライダーゲーティアの主人公、文月 葵太だ。
しかし、彼の本名は役間 凰太郎(やくまおうたろう)…
だが、これも所詮仮初の名に過ぎない。
彼の本名を失くしたのであった。
記憶喪失によって…




















ミィーティングルーム…





「失礼します…」
「おぉ、鴉月くん!待ってたよ!」
そこには、プロデューサー兼ディレクターの一宮幾井(いちみや いくい)が椅子に座っていた…
「次の撮影のことなんだが…」
「はい」
「アスモデウスさんってどんな感じかな?」
「!?」
「ぷろでゅうさぁ!?貴様正気か!?」
「確実に深夜番組になるのでダメです…」
「えぇ…でもそういう台本にしちゃったし…」
「いや、子供に悪影響与えますって!」
「まぁ、俺が会って見て判断するから」
「いや…でも…」
「お前がアスモデウスさんを召喚しないのは勝手だ。でも、そうなった場合誰が代わりに出ると思う?」
「…」
「万丈だ」
「誰だよ」
「とりあえず呼べそうかい?」
「まぁ、やってみますけど…」
と、八夏は古びた本をめくり始めた…
「ええっと…アスモデウスは今とある所に外出していますね…」
「どこ?」
「え?」
「いや、どこ?会いに行って話するから」
「いや、行くって言っても…場所が…」
「どこなんだよ…」
「どうぞ…」
すると、難しい外国の言葉が並んでいたが、幾井が読めるよう日本語に変化し、わかりやすく履歴書のようにまとめられた…
「ええっとなになに…『ソロモン72柱の悪魔、序列37番目、アスモデウス…現在:召喚中、現在地:青魔女のサバト』…?」
「いわゆる、風俗店みたいな感じです…」
「あっ…召喚みたいな感じなのないの…?」
「ええっと…とりあえず話だけで大丈夫ですかね…?」
「なんでそんなにアスモデウスさん避けるの…」
「あいつは…うん…やばいね…」
「私は嫌だからな!呼ぶのだったら別室に行くからな!」
「悪魔達の評判はこんな感じです…」
「とりあえず、通話いいかな…」
「はい…」
と言うと、アスモデウスのページが白紙となり魔法陣が浮かび始めた…魔法陣の中心には、スマホサイズの黒い枠が書かれてあった…
「あ〜、アスモデウス聞こえるか〜」
すると、黒い枠にツノと羽と尻尾が生えた女性がほぼ全裸の状態で映っていた…
「あらぁ〜私の可愛いますたぁ❤どうしたの?昔みたいにお姉ちゃんにいっぱい甘えたくなったの?❤」
「あらぬ事を言うのはやめてください…あと服着なさい…」
「そんな!お姉ちゃんはますたぁをおカズに毎日毎日マスターベーションをしてるのに…ますたぁだけに❤」
「もうその口ひらくな」
「(´・ω・`)」
「ええっと…あんたと話したいって人がいるんだけど…変わるよ…」
「あぁ…初めまして、私西方(にしがた)プロダクションの一宮と申します…」
「AVの会社?」
「おいコラ」
「ええっと、単刀直入に言いますと、是非今、とあるテレビ番組を制作しているのですが是非、鴉月さんの使い魔である、アスモデウスさん達にも出演してもらいたいと思っているのですが…」
「ふぅん…お兄さん童貞でしょ?」
「どどど、童貞ちゃうわ!」
「どう?おねぇちゃんとイイ事しない…?❤」
「ええっと…出演して貰えるなら是非…」
「は?」

「あらあら❤じゃ、今からそっち行くねぇ〜」
「ファッ!?ちょちょ、待ってください!待って!お願いします!うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ボムッと言う気の抜けた音と共に紫色の煙幕が魔法陣から浮き上がった…すると煙幕の中から出てきたのは…






「 お ま た せ ❤」
まるでヒモのような下着を着たアスモデウスが煙幕から登場した…
「まってない」「服着ろ」「帰れ」
「もうなんなのよ!せっかく来てあげたのに!」
「え、ええっと…アスモデウス…さん…?」
「あら〜いっくんだっけ?どんな撮影なの?弄られる系?それとも本格的に絡む系?そんなの関係なく、ハメ撮り的な?」
「ホントやめて…」
「ええっと…台本がこちらに…」
「ありがと〜ええっと〜?サモンライダーゲーティア?なにこれ?ヒーロー番組?」
「まぁ、そうですね…」
「え〜出るなら、女の子もののヒロインの奴で悪役の触手怪人に掴まれて、『くっ、わたし、こんなのに負けないんだから!』って、ちょっと涙目でいいたかったな〜」
「そんなヒロインものなんてないよ…」
「いや、いいかもしれませんね…」
「「「は?」」」
「いや、アスモデウスさんからはとても良いインスピレーションを貰える気がします…」
「あら、ほんと❤お姉さん嬉し❤」
「良かったら、僕の自宅でゆっくり話せませんか…?」
「是非是非!」
「じゃあ、行きましょう!」
「あっ、一宮さん!ちょっとまっ…」
そんな八夏の制止を無視して、2人は行ってしまった…
「あー…」
「まぁ、いいんじゃない?ぷろでゅうさぁもあいつには懲りるだろう…」
「そんなことより、マスター、私は少し腹が減ったのだが…」
「あっ!私も!ハチミーマートの8チキ食べたい!」
「おっ、拙者はエナドリを所望するぞ!」
「そうだね…なんか弁当買って帰ろっか…」







































翌日…





























「主人〜起きてくれよ〜」
と、目覚まし時計の代わりにフラウロスが起こしに来てくれた…
「あっ、おはよう…」
「なにか、ぷろでゅうさぁから手紙来てたぞ」
「なになに…」






『この度、私、一宮幾井は…アスモデウスさんと結婚することになりました!』















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つづく

18/09/14 00:33更新 / 村人A太郎
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■作者メッセージ
お久しぶりです…村人です…
サモンライダー系は魔物娘図鑑と関係ないしpixivの方であげようかな…
とか思いつつもこっちに上げてるし…
最近、身内が急に亡くなる事が多くて…やるせない…というやつですかね…
Twitterあるけどいるって方いたりするのかな…
まぁ、そこんとこは後々やってきたいですね…




ニンダイたのしみしとこ…

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