連載小説
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出逢い
ーーストレス社会。
そんな言葉で言い表される程度には、今の世の中は生きにくい。
経済的・物質的には豊かになった反面、現代人が抱えるストレスは非常に多い。
どうしてそうなったとか、そこから抜け出す為に何をすべきとか、そう言うのは俺には分からない。
確かなのは俺もこのストレス社会に生きる以上、その洗礼を受けざるを得ない、という事だけだ。
端的に言うと、「疲れた、しんどい」ってヤツだ。
何に疲れてるかって? まあ色々だよ。
仕事がー、家の事がー、お金がー、彼女欲しー……
独り身の男なら大抵抱えた事のある悩み、それらをフルコースで味わされれば多少落ち込むのもしょうがないだろう?
そんな訳で最近の俺は、折角の休日を無為に過ごしてばかりいた。
ダラダラベッドで寝転んでは、スマホいじったりゲームやったり漫画読んだり動画見たり……
気が付くともう夜で、また明日から仕事かぁ……とため息をつく。
そんな生活が一か月程続いて、流石の俺もマズいなぁと思い始めた。
こんな生活続けてたら、俺はダメになってしまう……!
とはいえ、パァーッと散財してストレス解消! なんて真似は出来ない。金が無いからだ。
彼女に甘えてエロい事してもらって慰めて貰う、それも不可能だ。
俺の人生において、「彼女」という概念が存在した事なんて無いからだ。
なんか小難しく言ってるけど要するに俺は非モテだ。
年齢イコール彼女いない歴ってヤツだ。
ナイナイ尽くしの俺は金を使わず、1人でストレス解消しなければならない。
……ん? オナニーでもしてろって?
まあね? 俺も男だからね、好きだよオナニー。
というか毎日のようにしてるよ?
でもね、最近オナニーした後の賢者タイムがツラくなって来てなぁ……
スッゲー冷静に「何やってんだ俺……」ってなっちゃうんだよ。
あの言葉に出来ない惨めさを何と表現したら良いのか……
ストレス解消の為にオナニーしたのに逆にストレス溜めちゃってたら、意味無いじゃん?
きっとアレだな。毎日何回もシてるから飽きて来たんだ。
しばらくオナ禁しよう、そうしよう。
という訳でオナニーはダメ。
しかしそうなるとますます選択肢が無いな……
いや待てよ……
そうだ、散歩とかどうだろう?
そもそも家の中でゴロゴロしてるのが良くない。
外に出ていつも通らない様な道を通れば、何か新たな発見とかあるかも知れない。
うん、我ながらナイスアイデアだ。
その辺歩くだけなら、金もいらないし体もそんなに疲れないだろう。
そうと決まれば善は急げ。俺は財布とスマホだけ持つと、早速出かける事にしたのだった。

散歩を始めて小一時間経過。
散歩なんて初めてしたが、ふむ……コレは中々に悪くない。
特に目的も無く川辺の並木道を歩いてみた俺は、鬱屈としていた気分が幾分マシになった事に軽い驚きを感じていた。
川のせせらぎ、風と共に響く葉擦れの音、木に止まっている鳥の鳴き声……
そう言ったモノを感じながら歩いていると不思議と気分が晴れてくる。
アレだ、ネイチャーヒーリングとかそういうヤツだ。
ネットで適当に聞きかじった単語だから、正確なニュアンスは違うかも知れないが大体合ってるだろ、多分。
そんな感じで久しぶりに有意義な時間を過ごした俺は、充実した気分のまま帰路につく事にした。
あまり遠くまで行くと帰るのが大変になるし、ここらが潮時だろう。
鼻歌交じりで歩く帰り道、道端の草むらからガサガサと音を立てて何かが飛び出して来た。
何事かと思って立ち止まった俺の目の前に姿を現したのは、一匹の猫だった。
別に野良猫なんて珍しくも何とも無い。
そのまま通り過ぎようとしたのだが……

んんっ……? 何だありゃ?
俺はその猫の背中の上に気になるモノを見つけて再度立ち止まってしまう。
人の手に収まる程の大きさしか無い「ソレ」は最初人形に見えた。
人のカタチをしているが、背中には半透明の蝶の羽根らしき物が生えており、耳は横に細長く出っ張っている。
その姿はまるでアニメやゲームに出てくる「妖精」みたいで……

ーー目が合った。
その時の感情を俺は生涯忘れないだろう。
人生においてかけがえの無い出逢い。
俺にとって今この瞬間が正にそうだったのだとーー

オレンジ色の瞳。キラキラしている。物理的に輝いている、という意味じゃない。純粋な好奇心とただ目の前の事象を楽しもうとする前向きさ。俺はこんなキレイな目を見た事が無かったーー

ラズベリー色の髪。ブリーチとかで染めたのとは違う自然な色味。髪型はポニーテール。前髪には木の実を模したであろう髪飾りを付けている。どことなく活発な印象を抱かせる「彼女」に良く似合ったヘアスタイルーー

そう、「ソレ」は女の子だった。
胸元に花びらをあしらったシースルーのドレス。
恐らく花そのものをイメージしているのだろう。
花びらはピンクだが、胴体部分は黄緑色のシースルー素材になっている。
その透明度は非常に高く、服の下の華奢なボディーラインがはっきりと見て取れる。
清楚さと淫らさが同居した出で立ちーー

妖精(?)と見つめ合う事数秒、彼女はニコッと笑うと、

「こんにちは、人間さん!」

よく通る声で、そう挨拶した。

喋った……!
しかも日本語で!

あ、ああ、こんにちは。
俺はかろうじて挨拶を返す。
彼女は猫の背中を蹴って宙に飛び立つと、俺の目の前まで飛んでくる。

「人間さん、人間さん! わたしと遊んでくれませんか?」

彼女は興奮気味に詰め寄って来る。
……本当は他に聞く事があった。君は一体何者なんだとか、何処から来て何が目的なのか、そういう事を聞くべきだったんだろう。
でもね、その時俺の口から出たのはね?

……よし、遊ぼうか!

そんな言葉だった。
だってしょうがないよ。
彼女と目が合ったあの瞬間から胸の高まりが止まらない。
ワクワクして、ソワソワして、ドキドキする。
目の前の彼女から目が離せない。
……ああ、コレがそうなのか。
自分には無いだろうなって決めつけてた。
そんなロマンチックなイベント、自分の人生で起こる筈無いって。
……一目惚れ。
ああー、ヤバいわコレ。
自覚した途端、体が熱くなって来る。
首から上に血が集まるのが分かる。
多分今の俺、顔真っ赤だわ。

俺の答えを聞いた彼女はニコーッと微笑んでね?

「うん、ありがとう! わたし嬉しい!」

そう言って、俺の頬に身体を寄せると、

チュッ……

キスをした。

えっ……?
マジで?
ほっぺにチューされたの、俺?
一目惚れした女の子に……?
うっ、うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!
マジか!マジなのかぁぁぁぁっ!
テンションが上がり過ぎてヤバい。
思わずその場で叫び出しそうになるのを必死にガマンする。
彼女は俺の目の前に浮かび屈託のない笑顔を見せる。

「エヘヘッ、嬉しいな♪
こっちに来て一番最初に会えた人間さんがキミみたいな優しい人で。
ん〜っ、何だか無性に踊りたくなってきちゃった♪」

そして彼女は空中を舞い始める。

「〜〜♪ 〜〜〜〜♪ 〜〜♪」

聞いた事の無い異国の歌を歌いながら、文字通り宙を舞う彼女に俺は目を奪われる。
彼女が空中でターンする毎に、背中の羽根から光り輝く鱗粉が飛び散り、腕や足を大きく振ると共にシースルーのドレスの裾がヒラヒラと舞う。
それはとても幻想的な光景で……
俺の目にはどんな絵画や芸術品よりも綺麗に思えて……
ーー魅せられる。
その可憐さに、華やかさに。
そして何よりも力強さに。
そう、彼女の踊りは生命力に満ちていた。
全身で生の喜び、命の輝きを体現するその姿はどこか神聖な物すら感じて……
俺はそんな彼女に見惚れ続ける。
時間が経つのも忘れて……

彼女の踊りが終わると、俺は拍手喝采で彼女を褒め称える。

可愛い! スゴい! カッコいい! 可愛い!

「アハハッ、褒めすぎだよー。でもありがとう、キミを少しでも楽しませる事が出来たのならわたしも嬉しいよ!」

そう言って微笑む彼女の顔は少し大人びて見えて、ドキッとする。
ヤベーなコレ。どんどん好きになってるわ、この娘の事。

「わたしの名前ね、リリィって言うの。
ねぇ、キミの名前教えてほしいな?」

俺? 俺の名前は……

俺が名乗ると彼女はニコリと笑う。

「そっか! 素敵な名前だね♪ ねぇ、何して遊ぶ?
わたしね、キミと色々なアソビしたいなぁ♥
エヘヘッ……♪」

彼女は俺の上着の胸ポケットに飛び込むと、上目遣いで俺を見上げながらペロリと舌舐めずりする。

……っ!

何だ……? 今の感覚は……
背筋がゾクッとしたぞ……
ポケットの中の彼女に視線を落とすと、ドレスの隙間から白い肌が見えそうになってて目を逸らしてしまう。
……俺は妙な空気を仕切り直す為に咳払いすると、リリィちゃんに行くあてはあるのか聞いてみる。

「行くあて? 無いよ?」

何でもない事の様にサラッと答えるリリィちゃん。
……色々と心配だな、この娘。
ねぇリリィちゃん、それならウチに来る?
狭い家だけど雨風は凌げるし、寝床と食事くらいなら用意出来るよ?

「えっ……良いの?
なら行く! お家でアソぶのも楽しそう…… ♥」

何故かうっとりとした顔を浮かべる彼女と共に俺は家路につく。
リリィちゃんの温もりを胸で感じながら、ゆっくりと……
それはとても幸せでかけがえのない時間。
こんな時間がずっと続いて欲しい。
そう願いながら……



我が家の玄関にたどり着くと、リリィちゃんは俺の胸ポケットから飛び出す。

「わあっ……これがこっちの世界のお家なんだぁ……!」

彼女は目をキラキラさせて周りを見渡している。
俺の家はいわゆる安アパートってヤツだ。
狭いし所々ガタが来ているし、隣の部屋から音は漏れ聞こえてくるしでお世辞にも良い部屋とは言えない。
しかしそんな部屋でも彼女には珍しく映るのか、そこら辺を飛び回っては感嘆の声を上げている。
……帰り道の途中、彼女から話を聞いてみた。
彼女は何者で何処から来たのか?
リリィちゃん曰く、彼女は異世界から来た異種族らしい。
彼女は「フェアリー」という種族で、「妖精の国」という場所から来たらしい。
かなりぶっ飛んだ話だが、彼女の話をまとめるとそういう事になる。
しかし「妖精の国」かぁ……
まるでお伽話みたいだ。まさかそんなメルヘンの住人と関わる日が来ようとは。
人生って分かんないモンだなぁ。
他にも気になる事は山程あるけど、そのあたりはおいおい聞いて行けば良いかな?
俺が靴を脱いで椅子に腰掛けると、リリィちゃんが目の前まで飛んでくる。
何かを期待するかのような眼差しでこちらを見つめて来るリリィちゃん。
えっと……どうしたのかな?
俺が問いかけると、彼女はモジモジし出す。

「えっとね? 約束通りアソんで欲しいなぁって……♥」

あー、仕草がいちいち可愛い。
俺この娘の頼みなら何でも聞いちゃうよ。
オッケー、オッケー! じゃあ何して遊ぼうか?
どんな遊びでも付き合っちゃうよ!

「ホント⁉︎ エヘヘッ、じゃあまずはね……ちゅっ♥」

……ファッ⁉︎
リリィちゃんが俺の唇にチューして来る。
俺とリリィちゃんの唇じゃ、大きさが違う。
だから彼女は俺の口元にしがみつく様な形で唇の色々な部分にチューを繰り返す。
上唇に吸い付いたと思うと、下唇を小さな舌で舐め回される。顎の部分には彼女の下半身の温もりを感じる。そして彼女がチューする毎に、下半身を顎に擦り付けて来る。
ドキドキする。好きな娘にチューされてる事に。
って言うかコレがファーストキスなんだけど、俺⁉︎
何なんだ、この超展開……!
リリィちゃんはうっとりした顔で俺の唇にひたすらチューして来る。

「ちゅっ……♥ れろ……れろぉっ……♥ ちゅうぅぅぅぅっ……♥」

あああー……可愛い……好き……好き好き好き大好き……!
彼女にチューされる毎にどんどん好きって気持ちが膨れ上がって行く。
顎に擦り付けられる彼女のお股からグチュグチュとやらしい音がして、メチャクチャエッチで……ちんちんも膨らんで来た。
我慢出来なくなって来た俺は、自分も舌を出して彼女の小さな舌に触れさせる。

「れろぉ♥ ぺろぉっ……♥」

リリィちゃんは俺の舌を掴むと舌先をハムハムと甘噛みする。
そして口内でチロチロと舌先を舐め回される。
うおぉ……スゲーエッチで可愛いわぁ、リリィちゃん。
何なのこのエロさ? 妖精ってこんなエロい存在だったのか。
もしこんな風にちんちん舐められたら……
やべっ、想像しただけでちんちんの先っちょピクピクし出したわ!
そんな俺の様子を見て、彼女はニヒッと笑う。
その表情にまたしても俺はドキッとしてしまう。
ああもう……イタズラっ子な顔も可愛い!

リリィちゃんは一旦俺の舌から離れると、俺の目の前でドレスを脱ぎ始める。
ゴクリ、と生唾を飲み込む。
俺は食い入る様にその光景を見つめる。
腕の部分を脱ぎ、胸元の花びらを下にズラすだけでドレスは簡単に脱げ落ちる。
裸になった彼女のカラダに俺は見惚れる。
首からかけられた緑色のヒモ(?)が彼女の乳首を隠してるんだけど、そのヒモの掛け方が縛られてるみたいでとってもエッチだし、お股のすじまんからはダラダラおつゆが漏れてふとももビショビショになってるし……
もうね、エロすぎ! 
気がつくと俺はズボンを下ろし、ちんちんを取り出して扱いていた。
ゴメン、嘘ついた。
「気がつくと」とか言ってるけど完全に自分の意思です、ゴメンなさい。
いやだって無理だって!
好きな娘が自分の目の前ですっぽんぽんになってるんだぜ?
そんなん絶対我慢なんか出来っこないって!

「わあっ……♥ オチンチンカッコいい♥
わたしのハダカ見てそんなに大きくしてくれたんだね?
エヘヘッ、嬉しいなぁ♥
ねぇ、今度はキミから色々シて欲しいな……
エッチなアソビ、いっぱいシて?」

リリィちゃんは後ろで手を組むと自分のカラダを俺に向けて突き出して来る。
……マジか。マジなのか……!
彼女に色んなエロい事をして良いと……そういう事なのか!
まずは……まずは……!

ペロペロしたい!

彼女のカラダ……いや、彼女という存在全てをペロペロ、ペロペロと舐め回したい……!
触れたいんだ、味わいたいんだ、感じたいんだ、愛したいんだ……!
俺は震える左手でそっとリリィちゃんを掴む。
傷つけない様に、慈しむ様に。
リリィちゃんは、期待と興奮に満ちた目で俺を見つめている。
俺は恐る恐る彼女の頬に舌を伸ばし……ペロリと舐めた。

「んっ……♥」

ああ……リリィちゃんのほっぺは柔らかくて、温かくて、一舐めしただけでとっても気持ち良くて……
もっと、もっとペロペロしたい。
彼女に触れたい……!
俺は舌を激しく動かして、リリィちゃんの顔全体をペロペロする。
ほっぺを、鼻を、おでこを、瞼を、髪をペロペロする。

「んうっ♥ ひゃっ♥ んんっ……♥」

リリィちゃんの喘ぎ声が更に興奮を煽る。
俺はちんちんを扱きながら、更に激しくペロペロする。
長い耳もペロペロしてあげる。
ペロペロするだけじゃなくてハムハム咥える。
耳がピクピク動いて可愛い。
唇は特に念入りにペロペロする。
さっきリリィちゃんが俺にチューしてくれたお返しとばかりにねっとりと舐め回す。リリィちゃんも小さな舌を出して俺の舌に触れてくる。
リリィちゃんのヨダレはなんだか甘酸っぱくて、癖になる味だ。
俺は夢中になってリリィちゃんと舌を絡め続ける。
リリィちゃんのお顔は俺のヨダレでベトベトで……
その表情は発情しきったメスそのもので……
ますます興奮した俺はちんちんを扱く速度を早める。
そろそろイキそう……
精液が込み上げて来る感覚に俺は呻く。
そんな俺の様子を見て取ったリリィちゃんはニンマリとイタズラな笑みを浮かべる。

「ねぇもうオチンチン限界? 出ちゃう? 熱くて濃いのいーっぱいドピュッてしちゃう?」

ああ、もう我慢出来ない……! 出る! 出ちゃうよ、リリィちゃん……!
俺が宣言するとリリィちゃんは、掴んでいた手からスルリと抜け出る。

「キミがイクのを手伝ってあげるね♥ 私のカラダ全体でオチンチン扱いてあげる♥ だからぁ、いっぱい気持ち良くなってぇ、いーっぱい出してね♥ じゃあイクね♪ キミのオチンチンに抱きついてぇ、シコシコ、ゴシゴシ♥」

リリィちゃんは俺のちんちんにギュッと抱きつくと、その熱くて柔らかいカラダを擦り付けてきた。
俺はあっさり限界を迎えて盛大に射精してしまう。

ドビュッ、ドビュッ、ビュルルルルルルーッ!

「ふあっ……♥ 凄い量と勢い……♥
私のカラダ、全部キミのミルクで真っ白に染められちゃうよぉ♥」

精液が噴水みたいに吹き出てリリィちゃんの全身をビチャビチャと汚していく。
何だよ、この射精量……
毎日オナニーしてるけどこんな量一回も出した事も無い。
それに気持ち良さも段違いだった。
こんなの覚えたらもう二度と普通のオナニーなんて出来そうに無い。
それ程の快楽だった。

ようやく射精が収まって、荒い息を整える。
だけど俺のちんちんはまだアソビ足りないのか、元気いっぱいだ。
ビクンビクン震えて、まだまだイケるぜとアピールしてる。

「はむっ♥ じゅるっ、じゅるるっ……♥」

リリィちゃんは俺のちんちんに抱きついたまま、先っちょを咥え込んで精液を啜っている。
そんなリリィちゃんを見てると、胸の高まりが激しくなってくる。
俺はリリィちゃんを両手でそっと掴むと、自身の眼前まで持ち上げる。
リリィちゃんの顔がすぐ近くにある。
精液とヨダレでベトベトだけど、その目はとってもキレイで……初めて目が合った時の輝きで真っ直ぐに俺を見据えてて……俺はそんな彼女に自身の想いを告げる。

ああ……リリィちゃんエロくて可愛い……!
好き、大好き……!
今日出逢ったばかりだけど俺はもう君にメロメロだよ。
一目惚れだったんだ。
出来るならずっとここにいて欲しい……
毎日毎日さっきみたいなエッチなアソビしまくりたい……!
俺の……俺の恋人になってください!

「わあっ……! それって愛のコクハクだよね?
ずっとね、憧れてたんだぁ。
人間さんとコイビト同士になる事……♥
わたしもね、キミの事好き♥
初めて会った時にね、目が合ったでしょ?
あの時ウンメイ感じたの。
ああ、この人だって。
わたしはキミに会う為にこの世界に来たんだって。
……わたし、キミのコイビトになりたい♥
ずっとキミのそばに居たい、もっと色んなアソビがしたい♥
キミの事大好き♥」

リリィちゃんは満面の笑顔でそう言ってくれて……
俺は嬉しくなって、彼女を自分の胸元に抱き寄せる。
想いが通じ合う。その幸せを噛み締めながら小さな恋人を抱きしめる。

「エヘヘッ、キミの胸とってもあったかいね。
キミのドキドキが伝わってくるよ。
ドックン、ドックンって力強く脈打ってて……♥
コレ好きぃ♥」

リリィちゃんはうっとりした表情で俺の胸に顔を埋めている。
ああ……こんな気持ちは初めてだ。
最愛の女性を自分の心臓のすぐそばで感じる幸福。
この安らぎが永遠に続いて欲しい……
そう願いながら俺は彼女を抱きしめ続けた。

……どれくらいそうしていただろうか。
リリィちゃんは俺の手から抜け出すと、俺の眼前に浮かぶ。

「コイビト同士になったんだし……もっと気持ちいいアソビ、しよっか……♥
キミのオチンチン、わたしのココに挿れて欲しいな♥」

リリィちゃんは自分のすじまんを両手でくぱぁすると、空中で両足をおっ広げて俺に膣内を見せつけて来た。
リリィちゃんの膣内はピンク色で、ヒクヒク動いてて……
俺のちんちんもビクビク動いて、先走りを垂れ流し始める。
……でも俺はそこで踏み止まる。
だってさ、どう考えても無理でしょ?
リリィちゃんの身体のサイズでさ、人間のちんちんなんて挿れちゃったらどうなるか……
いくら俺が馬鹿でもそれくらいは分かる。
俺はリリィちゃんに謝る。

ゴメンね、リリィちゃん。
そんな事したら絶対リリィちゃんをケガさせちゃう。
他のエッチな遊びなら喜んでさせてもらうよ?
でもリリィちゃんを傷つけかねない事なんて俺はしたくない。
……分かってくれるかな?

俺はリリィちゃんの目をしっかりと見据えて自分の気持ちを伝える。

「エヘヘッ、やっぱりキミは優しいね。
でも大丈夫だよ。わたし達フェアリーはね、キミが思ってるより頑丈なの。
だからオチンチン挿れても全然へっちゃらだよ。
……それでも不安なら先っちょだけでも挿れてみて?
わたしの言ってる事がホントだって分かると思う」

……マジか?
いやでも彼女自身がこう言ってるし、俺だって本当は彼女とエッチしてみたい。
そもそも妖精なんて非現実的な存在に人間の常識を当てはめて考える事自体ナンセンスなのかも……
それでも踏ん切りがつかず躊躇する俺に彼女は優しく微笑みかける。

「……んっ、分かった。じゃあわたしの方からしてあげる♥
わたしの初めて、キミに捧げるね♥
たっぷり気持ち良くなって、いっぱいピュッピュしてね♥」

リリィちゃんは俺のちんちんの真上に滞空すると、脚を開きすじまんを亀頭に触れさせる。

「エヘヘッ、良く見ててね♥
わたしの下のお口でキミのオチンチン食べちゃうね♥
せーのっ……!」

彼女が俺のちんちんに体重をかけた瞬間、ニュルンとした感触と共に何かを突き破る手応え、そして圧倒的な快楽が脳に刻み込まれる。

ドプッ、ドプッ、ドピュルルルルーッ!

あっ、ああぁぁぁぁぁぁっ!

「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」

あり得ない……あり得ないあり得ないあり得ないっ……!
こんな快楽、あり得る筈が無い……!
まるでちんちんが溶けてしまった様な感覚に俺は絶叫し、射精してしまう。
信じられない事に俺のちんちんは根本までリリィちゃんの体内に収まっている。
リリィちゃんのお腹はボコォッと膨れあがっており、可愛いおへそが浮きあがってしまっている。
そして俺が射精する毎に、そのお腹がプクッ、プクッと膨らんで……!
その光景が俺の興奮をますます加速させて……!
何度も何度も射精してしまう!

「ひいっ……ああぁぁぁぁっ♥
しゅごい、しゅごいよおぉぉぉぉぉっ♥
わたしのカラダの中、キミのミルクで満たされて……♥
イク……イッちゃうぅぅぅぅぅっ♥」

リリィちゃんも全身をガクガクと震わせて絶頂し続けている。
彼女が絶頂する度に俺のちんちんは激しく締め付けられる。
その締め付けに耐えられず、俺の口からは情け無い悲鳴が漏れる。
ひいっ、ひいぃぃぃぃっ……と。

「エヘヘッ♥ コイビトエッチ、気持ち良いね?
でもね、わたしもっと気持ち良くなるアソビ方知ってるの♪
……教えてほしい?」

リリィちゃんは蠱惑的な笑みを浮かべて、そう問いかけてくる。
俺は声を出す余裕すら無くて、ひたすら頷く。
彼女はペロリと舌舐めずりすると、

「それはね♪ こうするの♥ せーのっ……!」

リリィちゃんは一瞬腰を浮かせて、またすぐに腰を沈める。
小さなカラダ全体を使っての激しい上下運動。
グチュッ、パァンッといやらしい音が響くと同時に俺のちんちんは凄まじい快楽に襲われる。

ビュルッ、ビュルッ、ドピュルルルルーッ!

「ひぎいぃぃぃぃっ♥
また出てるぅぅぅぅぅっ♥
たまらないよぉぉぉぉぉっ♥
こんなアソビ覚えたら、クセになるぅっ♥
もうコレ無しじゃ生きていけないよぉぉぉぉぉっ♥
もっと、もっと出してぇっ♥
わたしのカラダから溢れ出るくらい、いっぱいミルクちょうだいぃぃぃっ♥」

リリィちゃんは激しく上下運動を始める。
パン、パン、パァンと肉と肉がぶつかり合う音が響き渡る中、俺の意識は急速に薄れて行く。
気持ち良い、気持ち良い、気持ち良い……!
彼女が腰を打ちつける度に射精しながら、俺の意識は闇に溶けて行く。
淫らな笑みを浮かべる小さな恋人を網膜に焼き付けながら……




……何だか息苦しい。
俺の顔に何かが覆い被さっている感触。
モゾモゾと動くそれに触発される形で一気に意識が浮上する。

……ぷはぁっ!

跳ね起きた俺の顔から、その「何か」が地面にベチャッと落ちて「みぎゃっ!」と悲鳴をあげる。

「いたた……もう何〜?」

顔から落ちたのだろう。鼻っ面を抑えながらキョロキョロと周りを見渡す彼女。
目が合うと、彼女はニッコリ笑って、俺の顔に飛びついてくる。

「エヘヘッ♥ 目、覚めたんだね♪
わたしね、キミが目を覚ますの待ってたの。
でも中々起きないから、キミの顔にしがみついていっぱいチューしてたんだけど……
いつの間にか寝ちゃってたみたい。ゴメンね」

テヘッと笑って舌を出すリリィちゃん。
可愛い。
そんな可愛い顔見せられて俺が我慢なんて出来る筈無くて……

ねえリリィちゃん、ペロペロして良い?
今すぐその可愛いお顔をペロりたいんだ……!

俺はリリィちゃんを両手で掴むと彼女に懇願する。
彼女は俺を上目遣いで見上げながら、

「もう……しょうがないなぁキミは♪
良いよ♥ わたしの事、たっぷり感じてね♥」

目を閉じて舌を突き出して来る。
うおー、リリィちゃん可愛い!可愛すぎる!
俺はリリィちゃんの顔中を舐め回す。
あー、幸せ。
俺、リリィちゃんさえ居るなら他に何もいらない。
彼女と共にある事、それが俺の人生最高の「喜び」なんだ。
これからも、ずっと。





21/07/18 21:20更新 / H.H
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