連載小説
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自警団出動!!〜極悪3兄弟編〜

 薄暗い部屋・・・・そこにあるのは血まみれのナイフ・・・やメスが大量に置いてあった・・・・・・・・・・・そして・・・壁に貼り付けられた多くの写真・・その写真に張られていたものは皆・・・死んでいる。

 「お兄ちゃん・・・獲物だよ・・・みて・・・・」大きな袋の中にはさっき捕まえたラージマウスの初香ちゃんがいた。

 「よくやったな・・・・これ殺しちゃうのもったいないし・・・・標本にしない?」片手に鉤爪を持つ男・・・

 「ううううう・・・・・・おおおおおおおおおお!!!!!」チェインソーを持ち上げ咆哮する大男・・・・・・・・

 こいつらが、かの有名な極悪3兄弟・・・・

  ・ジェイソン霧崎

 多くの魔物娘・子ども達をチェインソーで真っ二つにする快楽殺人者。

 ・フレディ霧崎

 片手に5本の鋭利な刃物で切りつける。多くの魔物娘・子ども達を殺しているが、気に入ったものは生きたまま標本にする

 ・霧崎ジャック

 通り過ぎる、人・魔物娘・子ども達の服を切りつける、そのあとにすばやく写真を撮り部屋に飾る。それを見て獲物を決め、自分の部屋に持って帰り、切り刻む。


 その時・・・・目を覚ました初香ちゃん・・・・・・・・・・・・・・

 「おじさんたちだれ?ここ・・・変なにおい・・・・」震える・・・初香ちゃん

 「起きたね・・・・」

 「起きたな」

 「うああああああ!!!」

 「なんで・・・いや・・・いや・・・・いやああああああああああああ!!!!!!!!!!」悲鳴をあげた瞬間だった・・・・のど元にナイフを突きつけられる初香ちゃん。

 「静かにして・・・じゃないと切り刻むよ・・・この子みたいに・・・・」そこにあったのは、無数の羽・・・ハーピだろうか・・・・そして・・・血まみれの顔がそこにあった。

 「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!」ドサッ・・・・・・・・

 「気絶した・・・・・・」

 「地下牢に入れたらどうだ?」

 「ああ・・・ああああああ」

 初香ちゃんを抱きかかえ、地下牢にいくジャック・・・・・・・・・・・・

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 森の奥深く・・・・人気のない大きな小屋の近くにいる人影・・・・

 「団長さん・・・やつらを隠れ家見つけましたよ〜〜〜」

 「よくやった。イブシ・・・ルークは?」

 「今、中に入った所だよ〜〜〜・・・・・あっしも今から入るからねぇ〜〜〜」

 「ああ・・・頼むぞ・・・副団長と3番隊そして9番隊をそっちに行かした。いいか、増援が来るまで手を出すな!!!」

 「あいよ〜〜」切れる水晶電話・・・

 「あっしは、子ども達が殺されそうになったら助けるけどね・・・団長・・・」

 フっ!!!と消えるイブシその目は真赤な炎よりも燃えていた。

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 「う・・・ううううう・・・・・ぱぱぁぁ・・・・ままぁぁ・・・ひく・・ひぐ」泣いている初香ちゃん・・・その時だった。

         きいぃぃぃぃぃぃ・・・がちゃ・・・・・

 扉の開く音がした。「初香ちゃんだね?」その声は優しく何処かで聞いた声であった。

 「だれ・・・・ひぐ・・・・な・・・うぅ・・の?」

 「自警団6番隊、隊長ルーク・ルミナス・・・もう大丈夫だよ・・・初香ちゃん・・・」

 「ルークお兄さん・・・・・うあああああああああんんんん!!!!恐かったよ〜〜〜!!!」泣きながら抱きつく初香ちゃん・・・・以前彼女のプレゼントでルビーの腕輪を買いに行った時、宝石店で買った。そのお店が初香ちゃんの家だったのだ。

 「もう大丈夫だよ・・・・さあ・・・行こう・・・・」階段を登り・・入り口に向かうルークと初香ちゃん。でもそこにいたのは・・・・

 「どこに行くの・・・・僕のおもちゃ?・・・・」そこにいたのは霧崎ジャック手にはメスが握ってあった。身構えるルーク。

 「だめだよ・・・僕には幻術なんて使えないよ・・・・・・ふふふ・・・」不敵な笑みを浮かべるジャック

 「っく・・・・万事休すか・・・」壁際に追い立てられて身動きが取れないルークさん。

 「なら・・・・この術なら効くのかね〜〜〜『火遁の術!!!』」天井から火の玉が出てきて、ジャックのマントに火がつく。

 「ぐあああああああ!!!!!あつい!!!!あついよおおおおおお!!!!」暴れまわるジャックを見て唖然とする。ルーク

 「さあ、ここはあっしが足止めするから隊長さんはその子を安全な場所にいかしな」天井から出てくるイブシ・・・・

 「イブシ・・・・・すまない!!!」走って、出口に向かうルーク

 「にがさないよ・・・・・」走って追いかけるジャックだが・・・・・・・

 「あんさんの相手はこっちだよ〜〜〜」そう言うとまた術を唱えた『地雷蜘蛛の術!!!!』


            バッバッババババッバン!!!!!

        ジャック周りに、小さな蜘蛛が出てきて破裂した。

 「ぎゃあああああああああ!!!!!!イタイ!!!イタイ!!!イタイよぉ!!!・・・・・・・・・・ゆるさない・・・ゆるさない!!!僕の楽しみとった・・・とったああああ!!!!!!!!」物凄い勢いで突っ込んでくるジャック!!!

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 「はぁはぁ・・・もうすぐ出口だ!!!!頑張れ!!!!」出口が見えてき初香ちゃんに声をかけるルーク。だがその時!!!!!

 「うううう・・・・・うううううううう・・・おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」物凄い大声でチェインソーを持った男が立ちふさがり、ルークの後ろには鉤爪を持った男がやって来た。

 「自警団か・・・・・差し詰め俺たちを捕らえに来たんだろう?でも残念だったな・・・俺たち3人は硬い絆で結ばれてるんだ。いまごろジャックがアンタの部下を切り刻んでいるね・・・・あひゃひゃ・・・・・ははやはああああ!!!!」狂ったかのように笑うフレディ・・・

 「そうかな・・・・・俺たち自警団も硬い絆なんだよな」二ヤッと笑うルーク

 「なにぃ!!!!」

 「ルークの言うとうりだ・・・・おらあああああ!!!!」つなぎを着た男性がジェイソン相手に顔面パンチをした。

 「3番隊・隊長ロナルド・レット参上!!!!!遅くなったなルーク!!!助けにきたぞ!!!!!!!!」

 そして、ジェイソンの腹に二丁拳銃を打ち込む男性

 「同じく、副隊長のサーシャ・ジェルモイオ参上!!!!」

 いきなりの、自警団出現であせるフレディ「な・・・なんでこいつらが」

 「あら・・・あたし達もいますわよ・・・外道さん」

 「なんだと・・・ぐばぁ!!」剣の鞘で顔を殴られるフレディ。そこにいたのは、メドゥーサと一人の男性。

 「霧崎フレディ・・・お前は多くの命を奪い・・・それに飽き足らず、生きたまま標本にした罪は重い・・・もはや死刑もなまぬるい」

 副団長の、アラン・ペルセウスその目は業火のように鋭く・・・そして極寒のように冷たかった

 「だまれ!!!これこそ芸術なんだよ。あの悲鳴・・・思い出しただけで身が悶えるんだよ!!!!」

 
 「もはや・・・・声をかけることもないか」鞘から剣を抜き構えるが・・・

 「あなた・・・ここはあたしがするわ・・・こいつだけは許さない!!!!!」

 「なんだ。女になにができr・・・・ぴし・・・・ぴし・・・・・・・・・」フレディが何かを言おうとした瞬間、瞬く間に石になった。

 「あたしは、見たものを石にする・・・・でも・・・あたしのは特別・・・だから・・あなたは永遠に石のまま・・・・・・・苦しみながら死になさい・・・」

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 「さすが、シェリアさんだ・・・・」サーシャがシェリアさんを誉める

 「さて、サーシャ・・・こちらも行くぞ・・・気を抜くな奴は・・・・まだ生きてるぞ」

 「わかってます、隊長・・・」銃を構えるサーシャ

 「ぐぐ・・・・おおおおおおお!!!!両手には鉈を持ち襲い掛かってくるジェイソン

 「くるぞ!!!!!」

 「はい・・・・・・・」

 ロナルドは、持っていた大金槌を手にとり、ジェイソン相手に飛び掛った。サーシャは、銃をしまい、刀に切り替え腹を狙う。ジェイソンは、持っていた鉈でロナルドの頭をカチ割ろうとしたが、瞬時に大金槌で防御し、サーシャが刀でジェソンの腹を刺した。

 「おおおおおおおおおおおおおお・・・・・・・・」強烈な声をあげたかと思うと、その場で仰向きのまま倒れた。

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 「どうやら・・・かたづいたみたいだねぇ〜」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 「あんさんも・・・袋のねずみだよ・・・おとなしく捕まりな」

 「・・・・だ・・・・や・・・・・・・や・・・・だ・・・・お・・まえ・・・こ・・・ろ・・・・す・・・ころ・・・す・・・・・・・・・・・・殺してやる!!!!!切り刻んで!!!!食ってやるよ!!!!!」イブシに切りかかるジャック

 「やれやれ・・・・・死にたいようだねぇ〜〜〜〜なら、お望みどおり『百花斬律!!!!』」ジャックにすばやい攻撃をかけたがそのまま通り過ぎた・・・・

       ぶしゅ・・・ぶしゅ・・・・・ぶしゃあああああ!!!

   ジャックの体は細切れになり、人の形をしていなかった・・・・・・

 「やれやれ・・・・こんなことしたくなかったんだけどねぇ〜〜〜」手を合わせてその場を去るイブシ

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 その後、警備隊が来て後始末をして事は収まった。初香ちゃんは、ルークに連れられてヒルトンさんの診療所のベットで寝ていた。起きたのは3日後で、無事家族の元に返された。
11/09/18 23:37更新 / pi-sann
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■作者メッセージ
 〜処罰〜

 「イブシ・・・貴様・・・命令違反をしたな」

 「団長・・・」

 「言い訳はきかん」

 「う〜〜む」

 「お前の処罰は・・・・俺の家で朝まで飲み明かすことだ!!!!」

 「!!!!!!」

 「さぁ・・・・地獄より恐ろしい飲み会の始まりだ・・・・イブシ!!!」

 「やれやれ・・・・こりゃ・・・始末書書かされたほうがましだねぇ〜〜」

 その日の朝、イブシが虚ろな目で宿屋に帰ってきたのは誰も知らなかった。

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