脱走兵と魔物娘
魔物、それは邪悪で恐ろしい人類の敵。俺は勇者にはなれなかったが、だが人々を守るために魔物と戦ってきた。 だが、現実はどうだ? 確かに魔物からは魔物しか生まれない。人類の総数が将来的に途轍もなく減ると言う学者の話は聞いたことがあるが、それを差し引いても見麗しい女性である魔物たちを滅ぼせ、殺せと言う上層部や部隊長たちの命令なんて聞いていられない。 魔物もいくらかは見逃したりして何とか手に掛けないようにと手もつくしたし、禁欲同然に今まで働いてきたのだ。幸いなことに蓄えはあるし、そろそろ一生涯の休暇を貰ってもいいのではないだろうか? 俺は、女が好きなのだ。あのすべすべした柔らかい肌を撫でまわしたい。胸を、尻を揉み、彼女たちの中に自分の証をぶち込みたい。人間でもいいが、やはり魔物が素晴らしい。千差万別あらゆる女性がそろっている。狙うならむっちりとした肉感の魔物。そうなると、家畜系の魔物なんかがいいな。あとはジパングなる国に居る狐の魔物などもよさそうだ。気立てが良くて女性らしいという話だしな。それに、むっちりではなくとも、デュラハンやリザードマンなんかも楽しそうだ。ドラゴンは――大丈夫じゃないかなぁ。海にも色んな魔物がいる。 …東西南北、あらゆる土地に魔物が生息しているという圧倒的、圧倒的事実――ッ!! 素晴らしい。 さあ、反逆の時間だ。自己を開放しようではないか…。今の俺なら神だって越えられる気がするぜヒャッハー!! |
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