どこにいるの? My Sister
私は花が好きだった。
可愛くて、綺麗で、美しく、時に妖艶である花が私は大好きだった。
仕事の合間を縫っては街の外に出かけ、花屋でも見ることができない花を探しに出かける。
このあたりには親魔物領が少なく、教団が在住している街が多いので、魔物と出会う心配も少ない。
その日も、休日で花を見に出かけていた。
一日中の休みに張り切って遠出しすぎたか、そう思って引き返そうと思った時だ。
茂みの合間から一輪の白百合が覗いてるのを見つけた。
余りの美しさにわれを忘れた私が白百合に近づいたその瞬間、白百合は橙色の粘液を吹き出した。
その粘液を顔に浴びた私は全身から力が抜け、体中が火照り始めてしまい、座り込んでしまう。
白百合の奥から出てきたのは緑色の肌を持つ幼い少女で、おそらくは魔物だ。
魔物の下にはとても花とは思えない巨大な花弁がある。
私を見た瞬間、魔物は涙を流してこう言った。
「あいたかったよぉ……おねえちゃぁん……」
一応言っておくが私は人間で、一人っ子で、お姉ちゃんと呼ばれるほど親しい人間の知り合いも、ましてや魔物の知り合いもいない。
私はろくな抵抗もできず、そのまま大きな百合の花弁の形をした体内に取り込まれてしまった。
きっと少女型のは疑似餌で、こっちが本体だ。
この中で、私のことを溶かすのだろう。
花が好きという延長線で、私は花に関する魔物の資料を教団の人間から情報を得ていたこともあり、この魔物には覚えがあった。
恐らく男を捕食するというアルラウネだろう。
だけどこんな、何かにすがるように女を襲うことがあるなんて資料には書いていなかったはずだ。
変異種のような希少な個体なのだろうか。
取り込まれた私はまず、さっき白百合から吹き出した粘液をまた頭から浴びせられた。
その粘液はドロドロと服を溶かし、火照っていた私の体をさらに熱くさせる。
このまま私の体も何もかもが溶かされてしまうのだと、いやでもそんなことを考えてしまう。
死を覚悟した私は、まだ動く口でこう呟いた。
「あぁ……もう少し生きていたかったのに……」
知らないうちに、疑似餌が私の前に来ているのに気づく。
疑似餌はまだ涙を流していた。
いやそうではない、今再び涙を流し始めたのだ。
どうして泣いているのか、と疑似餌に問うと、
「おねえちゃん……びょーきなの……? なんでしんじゃうの……?」
逆に私に問い返してきた。
しかし疑似餌は私が答える前に、何かを思いついたようで、ヒステリックに叫び始めた。
「いやだよ!! やっとみつかったおねえちゃんをしなせたりなんかしないもん!! このみつをあびて!? きもちいいし、きっとげんきになるから!!」
その言葉の直後、私は最初の倍以上の粘液を頭からかけられた。
粘液は私の体の上を滑って、下に滑り落ちていく。
魔物に私を殺す意思がないということは、粘液は私の体を溶かしたりはしないのだろう。
そう少し安心したのもつかの間で、私の体はさらに熱くなり、さっきからずっと我慢していた誘惑に負けそうになる。
この粘液を最初にかけられた時から、体のいたるところがピリピリと敏感になっていて、何もしていないのに乳首がツンっと自己主張を始め、私の股はびちゃびちゃに濡れていたのだ。
まもなく我慢だとかいう私の意思に関係なく、手が自分の気持ちいいところを求めて蠢き出した。
片手が胸に、もう片手が秘部に向かう。
既に私の体の一部ではないように思えた。
粘液を存分にかけた疑似餌も私に手を伸ばして、私が触っていない方の胸を愛撫し、秘部にも手を伸ばした。
疑似餌は私の感じる場所や弄り方を知っているかのような手つきで、私を感じさせるために手を動かしている。
「くぅっ……あぁぁ……んっんぁああ……!!」
私の恥ずかしい声も自然と漏れるようになってしまう。
そして、その声を聞いた疑似餌は喜びの表情を見せ始めた。
「おねえちゃん、これがいいの? わたし、もっとがんばるから。もっとげんきになって!!」
その言葉の次に迫ってきたのは、あの白百合の花だった。
ツタが私の腕に、動きを邪魔しないような力加減で絡みつく。
その間も私と疑似餌の手による愛撫は止まらない。
花弁が背中を這い回り、さらに粘液を塗りつけていった。
背中の次は首筋、お腹、太もも、そしてもう一本の花弁が追加され、二の腕や顔に粘液を塗りつけられる。
体中の全てに塗りたくられると、今度は疑似餌が愛撫の手を止めて私に抱きついてきた。
既に快楽を貪ることしか考えることができなくなっていた。
私も愛撫の手を止め、疑似餌の体に手を回した。
お互いがお互いの体に手を回して抱きしめ合い、腰を揺らし、胸を押し付けあう。
疑似餌の胸と、疑似餌のより一回り大きい私の胸がぐにゅぐにゅと形を変えながら感情を高ぶらせる。
快感を得ようと、お互いに秘部と秘部をこすりつけ合うように腰をくねらせて、揺らした。
私と疑似餌の喘ぎ声と、くちゅくちゅという粘液の音が絶え間なく響く。
白百合とそのツタも私たちに絡みついて、さらにたくさんの粘液を塗りつけた。
どこからか現れた三本目、四本目の白百合が私と疑似餌の秘部に吸い付くように取り付いた。
雄しべと雌しべが普通の百合ではありえない動きを初めて、私の中をかき回す。
疑似餌も気持ちよさそうに、おねえちゃん、おねえちゃん、と叫びながら喘いでいる。
私たちは交互にお互いの胸を舐めしゃぶり、キスに没頭し、お互いの体を弄り続けた。
何度も何度も絶頂しては仕切り直し、再び行為に戻り、絶頂しては仕切り直す。
絶頂はいつでも二人一緒だった。
もう、私が死なないかの確認もしなくなった疑似餌と、そして私はひたすらに快楽を求めることだけしか考えていなかった。
また、何度も何度も絶頂しては仕切り直し、再び行為に戻り、絶頂しては仕切り直す。
この無限に続く快楽に終わりは見えない。
☆
あれからどれだけの時間が経ったのかわからない。
知らないうちに私の肌は疑似餌と同じ、緑色になっていた。
もうすでに、私と疑似餌は一つで、私にとって疑似餌は体の半分のような存在だ。
私はもう彼女なしでは生きていけないし、きっと彼女も私なしでは生きていけない。
それだけではない、私の何もかもが半身の何もかもと同化したかのように感じる。
半身の考えていることは手に取るように分かるし、きっと半身も私の考えていることも手に取るように分かっているのだろう。
大好きな半身はとろけた顔で私の脚に自身の秘部をこすりつけていた。
私も快楽を得ようと白百合を動かして、自分の秘部にあてがう。
私たちの喘ぎ声と粘液の音が響き始める。
やはり、この無限に続く快楽に終わりは見えない。
可愛くて、綺麗で、美しく、時に妖艶である花が私は大好きだった。
仕事の合間を縫っては街の外に出かけ、花屋でも見ることができない花を探しに出かける。
このあたりには親魔物領が少なく、教団が在住している街が多いので、魔物と出会う心配も少ない。
その日も、休日で花を見に出かけていた。
一日中の休みに張り切って遠出しすぎたか、そう思って引き返そうと思った時だ。
茂みの合間から一輪の白百合が覗いてるのを見つけた。
余りの美しさにわれを忘れた私が白百合に近づいたその瞬間、白百合は橙色の粘液を吹き出した。
その粘液を顔に浴びた私は全身から力が抜け、体中が火照り始めてしまい、座り込んでしまう。
白百合の奥から出てきたのは緑色の肌を持つ幼い少女で、おそらくは魔物だ。
魔物の下にはとても花とは思えない巨大な花弁がある。
私を見た瞬間、魔物は涙を流してこう言った。
「あいたかったよぉ……おねえちゃぁん……」
一応言っておくが私は人間で、一人っ子で、お姉ちゃんと呼ばれるほど親しい人間の知り合いも、ましてや魔物の知り合いもいない。
私はろくな抵抗もできず、そのまま大きな百合の花弁の形をした体内に取り込まれてしまった。
きっと少女型のは疑似餌で、こっちが本体だ。
この中で、私のことを溶かすのだろう。
花が好きという延長線で、私は花に関する魔物の資料を教団の人間から情報を得ていたこともあり、この魔物には覚えがあった。
恐らく男を捕食するというアルラウネだろう。
だけどこんな、何かにすがるように女を襲うことがあるなんて資料には書いていなかったはずだ。
変異種のような希少な個体なのだろうか。
取り込まれた私はまず、さっき白百合から吹き出した粘液をまた頭から浴びせられた。
その粘液はドロドロと服を溶かし、火照っていた私の体をさらに熱くさせる。
このまま私の体も何もかもが溶かされてしまうのだと、いやでもそんなことを考えてしまう。
死を覚悟した私は、まだ動く口でこう呟いた。
「あぁ……もう少し生きていたかったのに……」
知らないうちに、疑似餌が私の前に来ているのに気づく。
疑似餌はまだ涙を流していた。
いやそうではない、今再び涙を流し始めたのだ。
どうして泣いているのか、と疑似餌に問うと、
「おねえちゃん……びょーきなの……? なんでしんじゃうの……?」
逆に私に問い返してきた。
しかし疑似餌は私が答える前に、何かを思いついたようで、ヒステリックに叫び始めた。
「いやだよ!! やっとみつかったおねえちゃんをしなせたりなんかしないもん!! このみつをあびて!? きもちいいし、きっとげんきになるから!!」
その言葉の直後、私は最初の倍以上の粘液を頭からかけられた。
粘液は私の体の上を滑って、下に滑り落ちていく。
魔物に私を殺す意思がないということは、粘液は私の体を溶かしたりはしないのだろう。
そう少し安心したのもつかの間で、私の体はさらに熱くなり、さっきからずっと我慢していた誘惑に負けそうになる。
この粘液を最初にかけられた時から、体のいたるところがピリピリと敏感になっていて、何もしていないのに乳首がツンっと自己主張を始め、私の股はびちゃびちゃに濡れていたのだ。
まもなく我慢だとかいう私の意思に関係なく、手が自分の気持ちいいところを求めて蠢き出した。
片手が胸に、もう片手が秘部に向かう。
既に私の体の一部ではないように思えた。
粘液を存分にかけた疑似餌も私に手を伸ばして、私が触っていない方の胸を愛撫し、秘部にも手を伸ばした。
疑似餌は私の感じる場所や弄り方を知っているかのような手つきで、私を感じさせるために手を動かしている。
「くぅっ……あぁぁ……んっんぁああ……!!」
私の恥ずかしい声も自然と漏れるようになってしまう。
そして、その声を聞いた疑似餌は喜びの表情を見せ始めた。
「おねえちゃん、これがいいの? わたし、もっとがんばるから。もっとげんきになって!!」
その言葉の次に迫ってきたのは、あの白百合の花だった。
ツタが私の腕に、動きを邪魔しないような力加減で絡みつく。
その間も私と疑似餌の手による愛撫は止まらない。
花弁が背中を這い回り、さらに粘液を塗りつけていった。
背中の次は首筋、お腹、太もも、そしてもう一本の花弁が追加され、二の腕や顔に粘液を塗りつけられる。
体中の全てに塗りたくられると、今度は疑似餌が愛撫の手を止めて私に抱きついてきた。
既に快楽を貪ることしか考えることができなくなっていた。
私も愛撫の手を止め、疑似餌の体に手を回した。
お互いがお互いの体に手を回して抱きしめ合い、腰を揺らし、胸を押し付けあう。
疑似餌の胸と、疑似餌のより一回り大きい私の胸がぐにゅぐにゅと形を変えながら感情を高ぶらせる。
快感を得ようと、お互いに秘部と秘部をこすりつけ合うように腰をくねらせて、揺らした。
私と疑似餌の喘ぎ声と、くちゅくちゅという粘液の音が絶え間なく響く。
白百合とそのツタも私たちに絡みついて、さらにたくさんの粘液を塗りつけた。
どこからか現れた三本目、四本目の白百合が私と疑似餌の秘部に吸い付くように取り付いた。
雄しべと雌しべが普通の百合ではありえない動きを初めて、私の中をかき回す。
疑似餌も気持ちよさそうに、おねえちゃん、おねえちゃん、と叫びながら喘いでいる。
私たちは交互にお互いの胸を舐めしゃぶり、キスに没頭し、お互いの体を弄り続けた。
何度も何度も絶頂しては仕切り直し、再び行為に戻り、絶頂しては仕切り直す。
絶頂はいつでも二人一緒だった。
もう、私が死なないかの確認もしなくなった疑似餌と、そして私はひたすらに快楽を求めることだけしか考えていなかった。
また、何度も何度も絶頂しては仕切り直し、再び行為に戻り、絶頂しては仕切り直す。
この無限に続く快楽に終わりは見えない。
☆
あれからどれだけの時間が経ったのかわからない。
知らないうちに私の肌は疑似餌と同じ、緑色になっていた。
もうすでに、私と疑似餌は一つで、私にとって疑似餌は体の半分のような存在だ。
私はもう彼女なしでは生きていけないし、きっと彼女も私なしでは生きていけない。
それだけではない、私の何もかもが半身の何もかもと同化したかのように感じる。
半身の考えていることは手に取るように分かるし、きっと半身も私の考えていることも手に取るように分かっているのだろう。
大好きな半身はとろけた顔で私の脚に自身の秘部をこすりつけていた。
私も快楽を得ようと白百合を動かして、自分の秘部にあてがう。
私たちの喘ぎ声と粘液の音が響き始める。
やはり、この無限に続く快楽に終わりは見えない。
14/06/21 15:42更新 / YUKAnya