拷問師の休日 上
黒衣の聖者 外伝 拷問師の休日
私はベンジャミン・シュバルツ・リヒター 。しがない拷問官だ。今日も諜報局、秘密諜報機関にて尋問を行なっています。
『む"う"う"う"ーーーー!!!ん"ん"ーーー!!!』
はぁ……最近、どうにも退屈だ。ハルちゃんはテンタクルになってますます良く働いてくれるし、どいつもこいつも同じ様な反応しかしないし。
ん?ハルちゃんは誰だと?前作を読めばわかる。
『それで……喋る気になったか?』
『む"ぅ"!む"ー!!(喋る!喋る!』
コクコク!
『そうか、まだだめか……仕方ない(笑』
『む"ーーー!!む"ーー!!(違う!いやだー!!』
フルフル!!フルフル!!
どちゅん!
『む"う"う"う"ーーーーーーーーー!!!』
『じゃあ、もう少し反省ね。』
先日、触手が伸び過ぎてしまったとハルちゃんから相談を受け、仕方がないので植物系魔物娘専用の剪定鋏を取り寄せて伸び過ぎた触手を切った。
切ったのだが……ハルちゃんから離れても生きていそうだったので栽培してみたら立派な触手になった。
うねうねと気色悪いがな。
堕落の実の果汁を塗りたくった拷問対象を無数の小さな穴を開けた樽の中に入れ、一本一本触手を差し込んで行くとご覧の通り、触手が対象をぬちゃぬちゃと気味の悪い音を立てながらなんとも楽しそうに襲い出したではないか。
今回はこの哀れな男には何も術式を使用していない。拘束して猿轡は噛ませたが……
『んぶふゔ!!?』
おっと?ケツに入ったな……
さて、明日から3日間休に入る。栽培した触手には最低限の栄養しか与えていない。男から栄養を捻り出したくてうねうねしている。まぁ、休暇が終わる頃にはピーチクパーチクと知りたい事を小鳥のようにさえずり出すだろう。
『喉が渇いただろう?プレゼントだ。受け取りたまえ。』
キュポン……トクトクトク……
『ガポガポガポガポガポガポ!!?』
『栄養満点のスライムの体液だ。……ただ少し消化に悪い。腹に留まり続けるかもしれないなぁ?そういえば……その触手はスライムの体液が大好きなんだ。』
『む"ーーー!!む"ーー!!(いやだ!いやだー!!』
『存分に触手が腹を犯す感覚を楽しんでくれ。あ、そうそう。私は3日ほど休みをもらうので、お話はまた今度だ。』
どちゅん!
『これで触手は全部だ。楽しんでくれたまえ。ご機嫌よう♪』
『む"ーーー!!む"ーー!!』
ギィ…………バタン。
部屋から出るとハルちゃんがやって来た。テンタクルの触手には魔界銀の鞭に、注射器、媚薬、魔界銀の解剖ナイフ、針、拘束具、吸引機etc.etc……
頭に衛生頭巾(ナイチンゲールが着けてるやつ)をかぶった姿から察するに、そういった拷問をやってきたようだ。
『ハルちゃん、調子はどうだ?』
『あっ、先生!ん〜〜……イマイチですね〜。なんか、あたしが尋問するとすぐ気絶しちゃうんです〜。アベベべ!!だってー。』
『……何をやったんだ?』
『えーと、最近のお気に入りはですね〜?魔界銀の解剖刀でお腹に穴を開けてー、それでね?触手を入れて内臓コチョコチョーー!って。』
あぁ……うん……我が弟子ながら容赦がない。
『次からは精神覚醒術式を掛けてからやると良い。それで気絶しないだろう。それから触手だけでも気持ちいいと思うが、快楽の術式を使うとなお良い。』
『はーい!……そういえば先生これから3日ほどお休みですよねー?ゆっくりしてくださ〜い♪』
『あぁ……』
『ダフネさんにもよろしくお願いしま〜す!お休み中はお任せ下さ〜い!いーなぁ……結婚かぁ〜』
『良い人はいないのか?』
『なかなかですよー。今は先生のお手伝いが1番楽しいので〜。未来の旦那様の為にも〜、あたし頑張りまーす♪』
『それは頼もしい。……』
そういうとハルちゃんは無数の触手に引っ掛けた拷問器具をジャラジャラさせながら鼻歌混じりに尋問室に戻っていった。
存在そのものが拷問器具みたいなハルちゃんの結婚相手はさぞ大変だろう。
諜報局を出て、馬車に乗り込み家路に着く。
家に帰ると妻であり、従僕であるダフネが出迎えてくれた。
『お帰りなさいませ、旦那様。』
『あぁ……。良い匂いだな。』
『ふふふ……腕によりをかけましたので……。どうぞこちらへ……お疲れでございましょう?』
何時もの事だが我が妻は笑顔が顔に張り付いている。しかし、今日は妙な気配を感じる。根拠はない……が、感がそう告げる。
まぁ、最近疲れているし、頭が鈍っているのだろう。それに男の感だ。当てにはならない。
そうして食事を食べたら急に眠くなってしまったので、その日は直ぐに寝てしまった。
自分の感を疑った事を後悔する事になるとはこの時思いもしなかった……
『ん……?朝か……ダフネ……ん?』
なんだ?何故天井がいつもより高く大きく見える?
『ん……?ダフネ……キッチンにいるのか?……え!?』
子供の声……?
『ダフネ!……!!』
まさか!!
自分の身体を確認すると手は小さくなり……手だけじゃない、身体が小さくなって……
!!!
鏡の前に出てやっと現実を受け入れた。
や ら れ た !!!
ダフネに幼児化薬を盛られた!コーヒーか?ワインか?スープか?しかし昨日のディナーに幼児化薬特有の甘ったるい味も香りもしなかった。……ご丁寧に錬金術で無味無臭に調合したな?
鏡に映る自分は10歳くらいまで若返っている。
『旦那様……クスクス……まぁ、可愛らしい。』
『…………。』
『朝食の支度が整いました。……ぷっ』
…………お ぼ え て ろ ☆
とりあえず、朝食を食べることにしよう。話はそれからだ。
なんの嫌がらせか、朝食は子供が食べるような動物の型抜きの目玉焼きやら温野菜やらパンやらお子様プレートなるものが出てきた。味は良かったから文句は言うまい……
『……それでお前は私に幼児化薬を盛ったと?……ゲホッ!』
何時ものコーヒーを啜るとあまりの苦さに吹き出してしまった。
『左様でございます。つい出来心で……あらあら、大丈夫でございますか?ふふふ♪』
ニタニタとまぁ……いけしゃあしゃあと。
シュ……ボッ……ジジっ……
『すぅ……!!??……ゲフンゲフン!!はぁ……パイプもろくに吸えなくなるとは。』
味覚までお子様になってるようだ。
ダフネがパイプをやさしく取り上げ、カン!と火皿に煙草葉を落とした。
『ふふふ♪むくれた小さい旦那様は大変愛らしくございます。』
『くっ!……ん!?』
くちゃっ……くちゅくちゅ……れろ……
いきなりダフネに唇を奪われ……!?
目が合っ……まずい……淫魔の魅了だ……
魔力……抵……抗が……幼児化で……弱……体化……
思考が……蕩け……て……
ちゅ……はちゅ……くちゃ……
ふぁぁ……ん……きもち……い……い……
『ぷはっ……ふふふ♪すっかり蕩けてしまいましたね?気持ち良いでございましょう?』
小さい旦那様も大変素敵で……ぁあ、このまま手篭めにしてしまいたい❤
幸い、幼児化薬の弱体化効果で手も足も出ないご様子でいらっしゃるようで、それに加えて幼児帰りも……せっかくでございますので少々このまま楽しませていただく事といたしましょう♪うへへぇ♪
『どうして頂きたいのか、お姉ちゃんに、正直に、お話しして頂けませんでしょうか♪』
チャーム発動♪
『お、お姉ちゃん!』
ズキューーーーーン!!!!!
うはぁ!!……これはっ!……少々破壊力が……うへへへ❤……はっ!?いけません、いけません……鼻血が出そうに……
ぐふふ……
『お、おやおや?どうなされましたか?どうぞ、お聞かせくださいませ。』
『お股が……変なの……』
『うんうん……お姉ちゃんにお任せ下さい♪ぐふふっ……』
『は、恥ずかしいよぉ……』
ズキューーーーーン!!!!!
は、鼻血がぁっ!!
ズボンを半ば無理矢理に脱がせますと、その可愛いお顔からは想像も出来ないような凶悪な……素敵でございます❤
おやおや、まあまあ……こちらは弱体化していないのでございますか……流石はサバトでございます。私、感心いたしました。
『まぁ、ご立派❤……さぞ、苦しい事でございましょう……お姉ちゃんが慰めて差し上げましょう……じゅる。』
ぱくっ……
『ひっ!?』
れろれろ……ちゅばっ!ちゅばっ!……ズルズル……
『はぁ!……ひっ……いぁ……はぁ……ううっ……』
いつもより……いえ、今まで見たことの無い初心な反応でございまして、美味しく……いやいや、感激でございます!あとでサバトの長でいらっしゃるバフォメットのバルフォア博士に御礼のお手紙を書きましょう。あ、そろそろでございますね……
ずろろろ……んずちゅ!……れるれる……
『ひぃ!ぁあ!……おねぇちゃん!おねぇちゃん!』
『ほのふまふがふふまはいはへ……(そのまま果てて下さいませ』
びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる!!!!
『ぁぁぁぁあ……あ……あっ……』
どくどく……どく……
まだ残っていらっしゃいますねぇ?
ずるずる!ちゅばっ!!
『んぁあ!?』
ちゅぽん……
『ふふふ……大変美味しゅうございました。ですが、いまだご満足されていらっしゃらないご様子で……』
ピクンと跳ねる旦那様のモノ……素敵でございます❤
『おねぇちゃん……』
ズキューーーーーーーーーーーンッ!!!!!
…………ブッハッ(鼻血
はっ、反則でございます!旦那様ぁ!潤んだ瞳で おねぇちゃん……は反則でございますょお!!!
もう我慢なりません……
『旦那様?こちらに参りましょう?ね?』
ショタ旦那様をお姫様抱っこでベッドルームに……ぐふふふ
ガチャ……ボフン!!
ショタ旦那様をベッドに押し倒してそのまま唇を奪いました。ぁあ、目を蕩けさせてなんと愛らしいのでございましょう!
『旦那様、お情けを頂きますね?』
もうこちらものっぴきならないのでございます!!
くちゅ……くぱぁあ……
『ひゃ……』
ぱちゅん!!
『ひぅっ!!』
『ーーー❤❤❤❤』
あっ❤軽く……達してしまいました❤
『あー❤おねーちゃん!おねーちゃん!』
たんたんたんたんたんたんたん……
『はぁ❤いつ……でもっ❤出して❤くらはいまへぇ❤❤』
かわいい!かわいい!かわいい!かわゆいでございます❤ショタ旦那様❤
たんたんたんたんたんたんたんたんたたたたたたたたたた……
『いゃ!!いゃぁあ!』
『は❤果てて下さい❤ませ❤旦那様❤らんなさまぁ❤』
びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる……
『〜〜〜〜〜〜っ!!』
『たくさん❤たくさん❤出ましたねぇ?……かわゆいでございますよ?らんなさまぁ❤❤』
おいしい……この制服感はくせになってしまいそうでございますぅ……❤
『はひ❤……あぁ……』
快楽に溺れて良い顔になって……
もっともっと、溺れて頂きましょう❤
…………
…………
…………
幼児化薬を盛られたベンジャミンはその後何度もダフネに絞り取られた。
『ふふふ……かわゆいかわゆい旦那様❤つぎは何をして差し上げましょうか?』
目を蕩けさせたままのベンジャミンに優しく淫らに微笑みかけるダフネの姿はまさに淫魔サキュバスらしい。
しかし………
『プロフィヴェーレ(動くな』
ダフネの身体がピタリと動かなくなった。拘束魔法だ。この場でこのような高度な魔法を使える者はダフネの他は1人しかいない。
小さく呟いたそれはダフネの動きをいとも簡単に奪った。
『……それで、次はどうするつもりかなぁ?』
声は高くなれど、聞き慣れた口調がダフネの耳に届く。
『…………へ??』
『下僕の分際でずいぶんまぁ好き勝手絶頂にやってくれたねぇ?楽しかったようでなにより……』
ダフネの顔からどんどん血の気が引いていく。
『だだだだだ旦那様……どうして?』
ベンジャミンはこの時まだ幼児化薬の影響で弱体化しているはずであり、魅了の魔法を解ける訳は無いのだ。ひとしきり姉ショタプレイを楽しんだ後、彼の記憶を操作して事無きを得ようと、そう企んでいた。
『……拷問の対象は何も人間だけじゃあない。魔物娘を相手にしなければならない時もある。国家拷問師"黒衣の聖者"が魔物娘の魅了に何の対策も取っていないと本気で考えてるわけじゃ無いよなぁ?』
間違いなく、ベンジャミンは相当怒っている。笑顔が張り付いているが……
ダフネの頬に冷たい汗が伝う。
『対魅了術式……ですが、何をどうなさったのでございますか?……』
『そう!対魅了術式だ。正解だ☆……我が妻の疑問に答えるために少し授業をしなければなぁ。さて……魔物娘が行使する魅了の魔法とは何か?個体や種族の異差に基づく対象への多種多様なアプローチ、プロセスが存在するが、突き詰めて言うと術者が対象の愛情を司る脳神経に働きかけ、術者に対しての好意、性的欲求をコントロールする防ぎようが無い非常に厄介かつ高度な魔法だ。……そこで私が自身に施したのは俗に言う賢者モードを利用した対魅了術式だ。……魔物娘は魅了の魔法を対象に施したら、ほぼ確実に一度は膣以外の機関で……つまり口や手を使い対象の精を採取する。味見や本番前のお楽しみとしてなぁ……。私はその本能に基づいた魔物娘の基本行動に着目した。生殖活動可能な男性の男性器が何らかの外的干渉による刺激を受け、快楽を脳が受け取り、この時興奮状態にある脳から一定量以上の興奮物質が分泌されると、睾丸内部に蓄積された生殖細胞を体液と共に男性器の先から外部に排出する。さて、排出された後はどうなる?……男性の脳内ではオキシトシンやセロトニンをはじめとする精神を安定させる作用を持つさまざまな物質が分泌される。これは生体反応であるので人間であろうが、インキュバスであろうが、ある程度発達した脳を持つ生物の雄体ならば必ずこれら又はこれらに類似した物質が生殖細胞排出後に大なり小なり分泌される。もっとも、インキュバスの場合は身体を休眠状態にする脳内物質の分泌量が極端に減少する。通常、生物の生殖活動は生体に対して膨大なエネルギーを消費せねばならず、生殖行動後の生体は疲労する。脳は休息する目的で鎮静作用を持つ脳内物質を生産分泌するが、インキュバスの場合、魔物娘から精のかわりに有意識下又は無意識下で与えられる魔力を使用し、回復・生殖細胞の急造、及び生体の各機能を強化する。休息する必要がないのだ。つまりインキュバスは分泌された快楽・興奮物質を脳が受け取り処理できるキャパシティがオーバーしない限り延々と膨大なエネルギーを消費する生殖活動の持続が可能だ。これらの能力は魔物娘への純化現象の基本的なものである。インキュバスが生成する精と魔物娘が生成する魔力は本質的には同じエネルギーであるから、魔力から精へ、精から魔力等、エネルギー変換及び移動によるエネルギーロスはほぼ無い。したがって魔物娘と伴侶のインキュバス間での生殖活動においては精神的、肉体的な満足感を得るまでに相当数の絶頂又は大量の脳内分泌物質を伴う絶頂を必要とするのはその為だ。失礼、話がそれたな……戻すとしよう。さて、私の対魅了術式は魅了の魔法によって術者のコントロール下にある自身の脳を先程説明した"精神を安定させる作用を持つさまざまな物質"の働きを魔力強化し、強制的にコントロールを取り戻す事にある。……魅了の魔法を受ければ必ず自動で発動するように仕掛けておいた。魅了の魔法を防ぐのでは無く、掛かった後に対処するのがこの対魅了魔法のコンセプトだ。それ故に発動するには一度絶頂しなければならないのが癪だが、ほぼ確実に魅了の魔法を解除する事が出来る。ただ今回は幼児化薬服用による幼児化に起因する身体能力及び魔力(精)の弱体化もあり魔力エネルギーが足りずに術式発動までの間にこってり絞り取られてしまった。しかし、始めての発動がまさか自分の妻になるとは……ククク……そう思っていたよ。用意しておいて良かった良かった♪さぁて……どうしてくれようか☆』
『あははは…………』
ダフネは今にも泣きそうな引きつった笑顔で乾いた笑い声を上げた。
『クククク♪……お・し・お・き☆タ・イ・ム・だ♪♪お前もそれを望んでいたのだろう?』
ベンジャミンはショタがしちゃいけない邪悪な笑顔で妻であり従僕であるサキュバスの女を見下ろした。
続く……
私はベンジャミン・シュバルツ・リヒター 。しがない拷問官だ。今日も諜報局、秘密諜報機関にて尋問を行なっています。
『む"う"う"う"ーーーー!!!ん"ん"ーーー!!!』
はぁ……最近、どうにも退屈だ。ハルちゃんはテンタクルになってますます良く働いてくれるし、どいつもこいつも同じ様な反応しかしないし。
ん?ハルちゃんは誰だと?前作を読めばわかる。
『それで……喋る気になったか?』
『む"ぅ"!む"ー!!(喋る!喋る!』
コクコク!
『そうか、まだだめか……仕方ない(笑』
『む"ーーー!!む"ーー!!(違う!いやだー!!』
フルフル!!フルフル!!
どちゅん!
『む"う"う"う"ーーーーーーーーー!!!』
『じゃあ、もう少し反省ね。』
先日、触手が伸び過ぎてしまったとハルちゃんから相談を受け、仕方がないので植物系魔物娘専用の剪定鋏を取り寄せて伸び過ぎた触手を切った。
切ったのだが……ハルちゃんから離れても生きていそうだったので栽培してみたら立派な触手になった。
うねうねと気色悪いがな。
堕落の実の果汁を塗りたくった拷問対象を無数の小さな穴を開けた樽の中に入れ、一本一本触手を差し込んで行くとご覧の通り、触手が対象をぬちゃぬちゃと気味の悪い音を立てながらなんとも楽しそうに襲い出したではないか。
今回はこの哀れな男には何も術式を使用していない。拘束して猿轡は噛ませたが……
『んぶふゔ!!?』
おっと?ケツに入ったな……
さて、明日から3日間休に入る。栽培した触手には最低限の栄養しか与えていない。男から栄養を捻り出したくてうねうねしている。まぁ、休暇が終わる頃にはピーチクパーチクと知りたい事を小鳥のようにさえずり出すだろう。
『喉が渇いただろう?プレゼントだ。受け取りたまえ。』
キュポン……トクトクトク……
『ガポガポガポガポガポガポ!!?』
『栄養満点のスライムの体液だ。……ただ少し消化に悪い。腹に留まり続けるかもしれないなぁ?そういえば……その触手はスライムの体液が大好きなんだ。』
『む"ーーー!!む"ーー!!(いやだ!いやだー!!』
『存分に触手が腹を犯す感覚を楽しんでくれ。あ、そうそう。私は3日ほど休みをもらうので、お話はまた今度だ。』
どちゅん!
『これで触手は全部だ。楽しんでくれたまえ。ご機嫌よう♪』
『む"ーーー!!む"ーー!!』
ギィ…………バタン。
部屋から出るとハルちゃんがやって来た。テンタクルの触手には魔界銀の鞭に、注射器、媚薬、魔界銀の解剖ナイフ、針、拘束具、吸引機etc.etc……
頭に衛生頭巾(ナイチンゲールが着けてるやつ)をかぶった姿から察するに、そういった拷問をやってきたようだ。
『ハルちゃん、調子はどうだ?』
『あっ、先生!ん〜〜……イマイチですね〜。なんか、あたしが尋問するとすぐ気絶しちゃうんです〜。アベベべ!!だってー。』
『……何をやったんだ?』
『えーと、最近のお気に入りはですね〜?魔界銀の解剖刀でお腹に穴を開けてー、それでね?触手を入れて内臓コチョコチョーー!って。』
あぁ……うん……我が弟子ながら容赦がない。
『次からは精神覚醒術式を掛けてからやると良い。それで気絶しないだろう。それから触手だけでも気持ちいいと思うが、快楽の術式を使うとなお良い。』
『はーい!……そういえば先生これから3日ほどお休みですよねー?ゆっくりしてくださ〜い♪』
『あぁ……』
『ダフネさんにもよろしくお願いしま〜す!お休み中はお任せ下さ〜い!いーなぁ……結婚かぁ〜』
『良い人はいないのか?』
『なかなかですよー。今は先生のお手伝いが1番楽しいので〜。未来の旦那様の為にも〜、あたし頑張りまーす♪』
『それは頼もしい。……』
そういうとハルちゃんは無数の触手に引っ掛けた拷問器具をジャラジャラさせながら鼻歌混じりに尋問室に戻っていった。
存在そのものが拷問器具みたいなハルちゃんの結婚相手はさぞ大変だろう。
諜報局を出て、馬車に乗り込み家路に着く。
家に帰ると妻であり、従僕であるダフネが出迎えてくれた。
『お帰りなさいませ、旦那様。』
『あぁ……。良い匂いだな。』
『ふふふ……腕によりをかけましたので……。どうぞこちらへ……お疲れでございましょう?』
何時もの事だが我が妻は笑顔が顔に張り付いている。しかし、今日は妙な気配を感じる。根拠はない……が、感がそう告げる。
まぁ、最近疲れているし、頭が鈍っているのだろう。それに男の感だ。当てにはならない。
そうして食事を食べたら急に眠くなってしまったので、その日は直ぐに寝てしまった。
自分の感を疑った事を後悔する事になるとはこの時思いもしなかった……
『ん……?朝か……ダフネ……ん?』
なんだ?何故天井がいつもより高く大きく見える?
『ん……?ダフネ……キッチンにいるのか?……え!?』
子供の声……?
『ダフネ!……!!』
まさか!!
自分の身体を確認すると手は小さくなり……手だけじゃない、身体が小さくなって……
!!!
鏡の前に出てやっと現実を受け入れた。
や ら れ た !!!
ダフネに幼児化薬を盛られた!コーヒーか?ワインか?スープか?しかし昨日のディナーに幼児化薬特有の甘ったるい味も香りもしなかった。……ご丁寧に錬金術で無味無臭に調合したな?
鏡に映る自分は10歳くらいまで若返っている。
『旦那様……クスクス……まぁ、可愛らしい。』
『…………。』
『朝食の支度が整いました。……ぷっ』
…………お ぼ え て ろ ☆
とりあえず、朝食を食べることにしよう。話はそれからだ。
なんの嫌がらせか、朝食は子供が食べるような動物の型抜きの目玉焼きやら温野菜やらパンやらお子様プレートなるものが出てきた。味は良かったから文句は言うまい……
『……それでお前は私に幼児化薬を盛ったと?……ゲホッ!』
何時ものコーヒーを啜るとあまりの苦さに吹き出してしまった。
『左様でございます。つい出来心で……あらあら、大丈夫でございますか?ふふふ♪』
ニタニタとまぁ……いけしゃあしゃあと。
シュ……ボッ……ジジっ……
『すぅ……!!??……ゲフンゲフン!!はぁ……パイプもろくに吸えなくなるとは。』
味覚までお子様になってるようだ。
ダフネがパイプをやさしく取り上げ、カン!と火皿に煙草葉を落とした。
『ふふふ♪むくれた小さい旦那様は大変愛らしくございます。』
『くっ!……ん!?』
くちゃっ……くちゅくちゅ……れろ……
いきなりダフネに唇を奪われ……!?
目が合っ……まずい……淫魔の魅了だ……
魔力……抵……抗が……幼児化で……弱……体化……
思考が……蕩け……て……
ちゅ……はちゅ……くちゃ……
ふぁぁ……ん……きもち……い……い……
『ぷはっ……ふふふ♪すっかり蕩けてしまいましたね?気持ち良いでございましょう?』
小さい旦那様も大変素敵で……ぁあ、このまま手篭めにしてしまいたい❤
幸い、幼児化薬の弱体化効果で手も足も出ないご様子でいらっしゃるようで、それに加えて幼児帰りも……せっかくでございますので少々このまま楽しませていただく事といたしましょう♪うへへぇ♪
『どうして頂きたいのか、お姉ちゃんに、正直に、お話しして頂けませんでしょうか♪』
チャーム発動♪
『お、お姉ちゃん!』
ズキューーーーーン!!!!!
うはぁ!!……これはっ!……少々破壊力が……うへへへ❤……はっ!?いけません、いけません……鼻血が出そうに……
ぐふふ……
『お、おやおや?どうなされましたか?どうぞ、お聞かせくださいませ。』
『お股が……変なの……』
『うんうん……お姉ちゃんにお任せ下さい♪ぐふふっ……』
『は、恥ずかしいよぉ……』
ズキューーーーーン!!!!!
は、鼻血がぁっ!!
ズボンを半ば無理矢理に脱がせますと、その可愛いお顔からは想像も出来ないような凶悪な……素敵でございます❤
おやおや、まあまあ……こちらは弱体化していないのでございますか……流石はサバトでございます。私、感心いたしました。
『まぁ、ご立派❤……さぞ、苦しい事でございましょう……お姉ちゃんが慰めて差し上げましょう……じゅる。』
ぱくっ……
『ひっ!?』
れろれろ……ちゅばっ!ちゅばっ!……ズルズル……
『はぁ!……ひっ……いぁ……はぁ……ううっ……』
いつもより……いえ、今まで見たことの無い初心な反応でございまして、美味しく……いやいや、感激でございます!あとでサバトの長でいらっしゃるバフォメットのバルフォア博士に御礼のお手紙を書きましょう。あ、そろそろでございますね……
ずろろろ……んずちゅ!……れるれる……
『ひぃ!ぁあ!……おねぇちゃん!おねぇちゃん!』
『ほのふまふがふふまはいはへ……(そのまま果てて下さいませ』
びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる!!!!
『ぁぁぁぁあ……あ……あっ……』
どくどく……どく……
まだ残っていらっしゃいますねぇ?
ずるずる!ちゅばっ!!
『んぁあ!?』
ちゅぽん……
『ふふふ……大変美味しゅうございました。ですが、いまだご満足されていらっしゃらないご様子で……』
ピクンと跳ねる旦那様のモノ……素敵でございます❤
『おねぇちゃん……』
ズキューーーーーーーーーーーンッ!!!!!
…………ブッハッ(鼻血
はっ、反則でございます!旦那様ぁ!潤んだ瞳で おねぇちゃん……は反則でございますょお!!!
もう我慢なりません……
『旦那様?こちらに参りましょう?ね?』
ショタ旦那様をお姫様抱っこでベッドルームに……ぐふふふ
ガチャ……ボフン!!
ショタ旦那様をベッドに押し倒してそのまま唇を奪いました。ぁあ、目を蕩けさせてなんと愛らしいのでございましょう!
『旦那様、お情けを頂きますね?』
もうこちらものっぴきならないのでございます!!
くちゅ……くぱぁあ……
『ひゃ……』
ぱちゅん!!
『ひぅっ!!』
『ーーー❤❤❤❤』
あっ❤軽く……達してしまいました❤
『あー❤おねーちゃん!おねーちゃん!』
たんたんたんたんたんたんたん……
『はぁ❤いつ……でもっ❤出して❤くらはいまへぇ❤❤』
かわいい!かわいい!かわいい!かわゆいでございます❤ショタ旦那様❤
たんたんたんたんたんたんたんたんたたたたたたたたたた……
『いゃ!!いゃぁあ!』
『は❤果てて下さい❤ませ❤旦那様❤らんなさまぁ❤』
びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる……
『〜〜〜〜〜〜っ!!』
『たくさん❤たくさん❤出ましたねぇ?……かわゆいでございますよ?らんなさまぁ❤❤』
おいしい……この制服感はくせになってしまいそうでございますぅ……❤
『はひ❤……あぁ……』
快楽に溺れて良い顔になって……
もっともっと、溺れて頂きましょう❤
…………
…………
…………
幼児化薬を盛られたベンジャミンはその後何度もダフネに絞り取られた。
『ふふふ……かわゆいかわゆい旦那様❤つぎは何をして差し上げましょうか?』
目を蕩けさせたままのベンジャミンに優しく淫らに微笑みかけるダフネの姿はまさに淫魔サキュバスらしい。
しかし………
『プロフィヴェーレ(動くな』
ダフネの身体がピタリと動かなくなった。拘束魔法だ。この場でこのような高度な魔法を使える者はダフネの他は1人しかいない。
小さく呟いたそれはダフネの動きをいとも簡単に奪った。
『……それで、次はどうするつもりかなぁ?』
声は高くなれど、聞き慣れた口調がダフネの耳に届く。
『…………へ??』
『下僕の分際でずいぶんまぁ好き勝手絶頂にやってくれたねぇ?楽しかったようでなにより……』
ダフネの顔からどんどん血の気が引いていく。
『だだだだだ旦那様……どうして?』
ベンジャミンはこの時まだ幼児化薬の影響で弱体化しているはずであり、魅了の魔法を解ける訳は無いのだ。ひとしきり姉ショタプレイを楽しんだ後、彼の記憶を操作して事無きを得ようと、そう企んでいた。
『……拷問の対象は何も人間だけじゃあない。魔物娘を相手にしなければならない時もある。国家拷問師"黒衣の聖者"が魔物娘の魅了に何の対策も取っていないと本気で考えてるわけじゃ無いよなぁ?』
間違いなく、ベンジャミンは相当怒っている。笑顔が張り付いているが……
ダフネの頬に冷たい汗が伝う。
『対魅了術式……ですが、何をどうなさったのでございますか?……』
『そう!対魅了術式だ。正解だ☆……我が妻の疑問に答えるために少し授業をしなければなぁ。さて……魔物娘が行使する魅了の魔法とは何か?個体や種族の異差に基づく対象への多種多様なアプローチ、プロセスが存在するが、突き詰めて言うと術者が対象の愛情を司る脳神経に働きかけ、術者に対しての好意、性的欲求をコントロールする防ぎようが無い非常に厄介かつ高度な魔法だ。……そこで私が自身に施したのは俗に言う賢者モードを利用した対魅了術式だ。……魔物娘は魅了の魔法を対象に施したら、ほぼ確実に一度は膣以外の機関で……つまり口や手を使い対象の精を採取する。味見や本番前のお楽しみとしてなぁ……。私はその本能に基づいた魔物娘の基本行動に着目した。生殖活動可能な男性の男性器が何らかの外的干渉による刺激を受け、快楽を脳が受け取り、この時興奮状態にある脳から一定量以上の興奮物質が分泌されると、睾丸内部に蓄積された生殖細胞を体液と共に男性器の先から外部に排出する。さて、排出された後はどうなる?……男性の脳内ではオキシトシンやセロトニンをはじめとする精神を安定させる作用を持つさまざまな物質が分泌される。これは生体反応であるので人間であろうが、インキュバスであろうが、ある程度発達した脳を持つ生物の雄体ならば必ずこれら又はこれらに類似した物質が生殖細胞排出後に大なり小なり分泌される。もっとも、インキュバスの場合は身体を休眠状態にする脳内物質の分泌量が極端に減少する。通常、生物の生殖活動は生体に対して膨大なエネルギーを消費せねばならず、生殖行動後の生体は疲労する。脳は休息する目的で鎮静作用を持つ脳内物質を生産分泌するが、インキュバスの場合、魔物娘から精のかわりに有意識下又は無意識下で与えられる魔力を使用し、回復・生殖細胞の急造、及び生体の各機能を強化する。休息する必要がないのだ。つまりインキュバスは分泌された快楽・興奮物質を脳が受け取り処理できるキャパシティがオーバーしない限り延々と膨大なエネルギーを消費する生殖活動の持続が可能だ。これらの能力は魔物娘への純化現象の基本的なものである。インキュバスが生成する精と魔物娘が生成する魔力は本質的には同じエネルギーであるから、魔力から精へ、精から魔力等、エネルギー変換及び移動によるエネルギーロスはほぼ無い。したがって魔物娘と伴侶のインキュバス間での生殖活動においては精神的、肉体的な満足感を得るまでに相当数の絶頂又は大量の脳内分泌物質を伴う絶頂を必要とするのはその為だ。失礼、話がそれたな……戻すとしよう。さて、私の対魅了術式は魅了の魔法によって術者のコントロール下にある自身の脳を先程説明した"精神を安定させる作用を持つさまざまな物質"の働きを魔力強化し、強制的にコントロールを取り戻す事にある。……魅了の魔法を受ければ必ず自動で発動するように仕掛けておいた。魅了の魔法を防ぐのでは無く、掛かった後に対処するのがこの対魅了魔法のコンセプトだ。それ故に発動するには一度絶頂しなければならないのが癪だが、ほぼ確実に魅了の魔法を解除する事が出来る。ただ今回は幼児化薬服用による幼児化に起因する身体能力及び魔力(精)の弱体化もあり魔力エネルギーが足りずに術式発動までの間にこってり絞り取られてしまった。しかし、始めての発動がまさか自分の妻になるとは……ククク……そう思っていたよ。用意しておいて良かった良かった♪さぁて……どうしてくれようか☆』
『あははは…………』
ダフネは今にも泣きそうな引きつった笑顔で乾いた笑い声を上げた。
『クククク♪……お・し・お・き☆タ・イ・ム・だ♪♪お前もそれを望んでいたのだろう?』
ベンジャミンはショタがしちゃいけない邪悪な笑顔で妻であり従僕であるサキュバスの女を見下ろした。
続く……
18/08/28 22:10更新 / francois
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