連載小説
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後編
ヒカリちゃんは何気ない様子でブラウスのボタンをはずした。
そしてブラジャーのホックも外すと、豊かな胸がぷるんとでる。
いつも見慣れているはずだけど、今からする事を思うとあらためて息を飲む。

「さ。どうぞ旦那様! 」

ヒカリちゃんは僕を安心させる様に柔らかい笑みを浮かべた。
静かに両腕を広げ迎え入れようとする。

「うん! 」

僕は当然の様に彼女の腕に飛び込むと、待ちに待ったおっぱいにすがりついた。
甘酸っぱく切ない匂いに包み込みこまれると同時に、しなやかな両腕がぎゅっと抱きしめてくる。
豊かで柔らかい乳房。いつもの優しい抱擁。その温かさに思わずほっとしてしまう。

「ヒカリちゃん…… 」

「よしよし。下半身でもぎゅーしてあげますね! 」

脱力してふにゃっとしてしまう僕を見つめて、ヒカリちゃんは微笑んだ
その言葉と同時に蛇体もするすると巻き付き、しっかりと包み込まれる。
とても心地よい拘束。何もしないでこのままずっといたい。

「うふふっ。でもおっぱいのことでずっとお悩みだったなんて…… ほんと可愛い旦那様です…… 」

身を委ねてうっとりしている僕を見て、ヒカリちゃんはそっとつぶやいた。
少しからかうような言葉に顔を赤くしてしまうと、慰めるように頭を撫でてくれる。

「ん。だって言うに言えないよ。実際ヒカリちゃんだって驚いてたじゃない…… 」

「ええ。わかっておりますよ。私がもっと早く気が付くべきでした。」

ヒカリちゃんはすまなそうに言うと、彼女の深紅の瞳が僕を捉えた。

「これからは旦那様が悩まれないように、何をお考えなのかいつでも把握するようにしますからね…… 」

ヒカリちゃんはそのまま微笑みながら僕を見つめ続ける。
冗談なのか本気なのかわからないけど、彼女がその気になればこの程度の事は簡単にやってきそう。

「ええと。それはどうなんだろう。でも…… 」

キミのしたいことをしていいよ。そう言おうと思ったが言葉は続かなかった。
何から何まで知られるのは怖くないといったら嘘になる。
わずかな苛立ちや、些細な不満。自分では制御出来ない心の揺れはどうしてもあるから。

彼女のことは全面的に信頼しているけど、そういった負の気持ちまですべて読まれてしまうのは……
思わず真剣に考え込んでしまう僕を見て、ヒカリちゃんはぷっと吹き出した。

「いやですよ。ただの冗談ですから。大丈夫大丈夫。何も心配しないでくださいね…… 」

「もう。ヒカリちゃんったら…… 」

「ごめんなさい。せっかくこれからという時に変なこと言っちゃって。さ、好きなだけおっぱい飲んでくださいね。」

僕は口を尖らせて文句を言う。ヒカリちゃんは何事も無かったかのように華やかに笑った。

















僕はそのままヒカリちゃんの乳首を咥えた。舌でころころと転がして、音を立ててちゅうちゅうと吸う。いつもそうしていると気持ちが落ち着くのだ。
心に残っていた不安も心配事も全て消え去って、いつしか無心で吸っていた。

いつのまにか乳首もぴんと立って、ヒカリちゃんはあえぎ声を上げている。
それが嬉しくて僕はますます夢中になる。

「はぁい…… それじゃあ沢山飲んでくださいね…… 」

ヒカリちゃんは僕の頭を抱きながら震える声で言う。
その途端、吸い続けている乳首から液体が噴き出してきた。
液体の蕩けるような甘さと味わい深さが口いっぱいに広がる。

ごくり……

濃い甘さと味わいなのに全く癖がない。とても美味しい。
これがヒカリちゃんのお乳。大好きな、何よりもかけがえのないひとの味。
何のためらいもなく飲み込んだ僕は、安心しておっぱいを吸い続ける。

「ど、どうですか? 」

心細そうな声がする。見上げるとヒカリちゃんが不安げな眼差しをしていた。
僕は安心させる様に笑みを見せると、美味しいよとばかりに音を立てて吸った。

「ぅあっ…… 旦那様それ気持いい…… 」

ヒカリちゃんは恍惚とした声をあげた。
僕の頭を抱きながらしきりに撫でさすり、蛇体の拘束もじわじわと強まる。
心地よさと温かさに包まれながら僕は夢中に吸っていた。

吸っているうちにミルクの甘さが頭の中にまで浸透してくるようだ。
甘い。美味しい。もうそれ以外のことは考えられなくなった。
僕はひたすらミルクを飲む赤ん坊みたいになっていた。


……


……


「よしよし…… おっぱい沢山のんでいい子です…… 」

甘いお乳を飲んで夢心地でいるとヒカリちゃんの声が聞こえた。
僕が顔を上げるとにっこり笑ってくれる。

「さ、遠慮なんかしないで下さいね。」

促される間もなく僕が再度吸い付くと、ヒカリちゃんの手が優しく撫でる。
反対側の手では背中をぽんぽんと叩いてくれる。
全身を包み込む温かさと柔らかさ。ずっと浸っていたくて、僕はヒカリちゃんにすがりつく。

本当にこれでは赤んぼうみたいなものだ。
わずかに生じる羞恥心を察したかのように、ヒカリちゃんは僕の耳元で囁いた。

「いいんですよ。何も気にしないで。たくさん飲んでください。」

甘い声と温かい吐息が耳に掛かってぞくぞくする。けどそれがたまらなく心地よい。
僕は何の気兼ねもなく吸い付いた。


……


……


ただうっとりとしておっぱいを吸い続ける。おいしい母乳を飲み続ける。
いつしかひかりちゃんは、僕を赤ん坊に授乳するみたいに抱いていた。
ヒカリちゃんが温かい。抱っこして優しく包み込んでくれる。

「おっぱいあげるとこんなに旦那様が可愛らしくなるなんて。もっと早く気が付くべきでしたね。」

ひかりちゃんの少し残念そうな声を聞きながら、僕は声もなく乳首にすがりついた。

「うふふっ。はあい。ママのおっぱい、反対側も吸って下さいね…… 」

少しからかうような様子のひかりちゃんだったが、もう全く気にならない。
僕は無言でうなずくと与えられたおっぱいを咥える。

「あら。ママのおっぱい美味しいよって言ってくれないんですか?」

「…… 」

「ね…… 言ってくださいよ…… 」

ヒカリちゃんの突然の言葉。催促されるが僕は何も言えずに乳首を吸い続ける。
だって、ママなんて、恥ずかしすぎる……

「もう。恥ずかしがっちゃって。旦那様は可愛いんですから…… 」

顔を上げることが出来ずに胸にうずめる。
ひかりちゃんはそっと笑うと、何度も何度も優しく頭を撫でてくれた。
僕は顔を赤くしながら、口を満たす甘い液体をごくりと飲み込んだ。
お乳の甘さが頭の中にまで広がって、些細な羞恥心が溶けていく……


















あれからずっとひかりちゃんに抱っこされて、ずっとずっとおっぱい吸っている。
いつのまにか下半身がむずむずしてた。切なくて顔を上げてひかりちゃんを見る。

「ひかりちゃん…… 」

「あ。おちんちんおっきしちゃいましたね。それじゃあ、ぴゅーぴゅーしましょうね…… 」

ひかりちゃんは優しくわらうとぼくのちんこに手をやった。何度もすりすりする。

「それ気持ちいい…… 」

ぼくが声を上げるとひかりちゃんは嬉しそうにもっとすりすりする。

「も、だめ…… 」

ぼくが身をふるわすとひかりちゃんは手をとめた。

「なんでとめるの…… 」

気持ちいいのがとめられてぼくは切なくなってなきそうになる。ひかりちゃんは優しくぎゅってしてくれた。

「よしよし。でもいいんですか?もっと気持ちいいところにぴゅーぴゅーしたくないですか? 」

「あ…… うん…… 」

「じゃあちゃんとどこに出したいか言ってください。 」

「うん。お〇んこ。ひかりちゃんのおま〇こに出したい。 」

ぼくが正直にいうとひかりちゃんはよく出来ました。といってほめてくれた。

「ちゃんと言えていい子です。それじゃあおまん〇こで気持ちよくなっちゃいましょうね。」

ひかりちゃんはぼくのおちんちんをお〇んこにあててそのまま入れた。

「うぁ…… 」

おま〇んこはぬるぬるであったかい。なかがうにうに動いておちんちんをしめつける。
とってもきもちいい。ぼくは腰をなんどもうごかす。
もっともっと気持ちよくなって、おちんちんのせつなさが我慢できなくなる。

「ひかりちゃんもうだめ。きもちよくてだめ! 」

気持ちよくてなきそうになるぼくを、ひかりちゃんはむねにぎゅってしてくれた。蛇のからだもぎゅってしてくれる。

「いいんですよ。我慢なんかしないでくださいね。そのまままん〇この中でお漏らしし
ちゃっていいんですよ…… 」

ひかりちゃんはぼくの耳もとで優しくなぐさめてくれる。頭をいいこいこしてくれる。
そのままにっこり笑うとちゅーしてくれた。
ぼくの口のなかにひかりちゃんの舌がはいってきて、うねうねぬるぬるしてきもちいい。
ひかりちゃんの舌をおっぱいみたいにちゅーちゅー吸うと、あたまがぼーっとしてもっときもちいい。

もっと気持ちよくなりたくて、ぼくはおちんちんをおまん〇にぶつけるように入れる。

ずっ。

ずっ。

ずっ。

ずっ。

あっ。もうがまんできなさそう……

「むうっ〜〜〜〜〜〜〜 」

きもちいよ。お漏らししちゃうよ。っていおうとおもったけど、ひかりちゃんはぼくのあたまをぎゅうって抱いてちゅーしてるので声がだせない。

「っ…… んっ…… うううっ…… 」

ぼくはうめきながらそのままひかりちゃんのお〇んこにせーしを出した。
〇まんこが、ひかりちゃんがきもちいい。ぼくは腰をぐりぐりお〇んこにおしつける。
おちんちんがとろけそうになってきもちいいのがどんどんでてくる。

びゅっ。

「う…… 」

びゅっ。

「ぐ…… 」

びゅっ。

「ぅ…… 」

びゅっ。

「んぅぅぅぅぅ…… 」

あったかいひかりちゃんのなかにぜんぶ出すと、ちからがぬけてがくがくふるえた。
ひかりちゃんはぼくの舌をちゅうって吸うとやっと口をはなしてくれた。

「よく頑張りました。沢山ぴゅーぴゅーできて偉いですよ。」

ひかりちゃんはにっこりしてくれるとあたまをいいこいいこしてくれた。
ひかりちゃんは喜んでいるみたいだ。ぼくもうれしいのでぎゅって抱きついた。

「さ…… 頑張ってくれた旦那様には栄養たっぷりのおっぱいですよ。」

そのままひかりちゃんのおっぱいをすってごくごくのむ。
疲れてたのでお乳があまくてとってもおいしい。

「ね。旦那様。最近はずっとおっぱいばかり飲んでますけど、他に食べたいものがあれば何でも言ってくださいね。」

そういってくれるけど、ぼくはこれがあればいい。とってもおいしいから。
何度もくびをよこにふって、むちゅうでおっぱいをのむ。

「うふふ。そんなに夢中になってくれるなんて。ありがたい事です…… 」

ひかりちゃんはご褒美ですよ。っていってちゅーしてくれた。


















ずっとひかりちゃんのおっぱいのんで抱っこされている。
ひかりちゃんは柔らかくてあたたかいのでとってもしあわせ。
ずっとだっこされていいこいいこされてたいけど、おしっっこに行きたくなった。

「ひかりちゃん…… 」

「あ、はい。おトイレですね。」

ひかりちゃんは笑顔でうなずくとぼくを抱きかかえてトイレまでつれていく。

「大丈夫ですか?一人で出来ますか」

「ん。」

おしっこが終わってトイレからでるとひかりちゃんはぼくを抱きしめてくれた。

「よしよし。一人でおトイレできていい子です。」

やさしくいいこいいこしてくれるので、ぼくもうれしくなってぎゅってする。

「はあい。ご褒美のおっぱいですよ〜。好きなだけ飲んでくださいね…… 」

ひかりちゃんの言葉が終わらないうちから、ぼくはおっぱいに吸いついた。
そのままぐるぐる巻きにされてあったかい。おっぱいがおいしい。


……


……


しらないうちに寝ちゃってて、おきてもひかりちゃんにだっこされてる。

「ひかりちゃん。おっぱい…… 」

ねてるうちに喉がかわいたので、おっぱいをねだるとにっこりわらって乳首をくわえさせてくれる。ぼくはたくさんおっぱいをのむ。

「よしよし。いいこいいこ…… 」

頭をなでなでしてくれて、なんかむねがきゅんてするのでぼくもひかりちゃんにだきつく。あったかい。やわらかい。きもちいい。


……


……


また寝ちゃいそうになったらひかりちゃんは優しくゆすっておこしてくれた。

「おねむみたいで申し訳ないですけど、そのまえにお風呂入っちゃいましょう。 」

ひかりちゃんはそのままぼくをだっこしてお風呂につれていってくれると、あたたかいシャワーをかけて頭をあらってくれる。
ひかりちゃんの指であたまをごしごしされるときもちいい。

「どうでしょう?かゆいところないですか? 」

「ん。」

「はあい。それじゃあお湯をかけますのでおめめつぶって下さいね。」

そのままシャンプーを流したあとであたまをふいてくれる。

「はい。ごしごし…… と。それじゃあ体を洗っちゃいましょう。」

ひかりちゃんはせっけんをあわあわにすると、ぼくとじぶんのからだにたっぷりつけた。

「えへへ。旦那様をきれいきれいにしちゃいますね…… 」

ひかりちゃんははずかしそうにすると、へびのからだでぼくにまきつく
まきついた体はうねうね動いてぼくはせっけんのあわでぬるぬるになる。

「ええと。旦那様の大事なところもきれいにしましょうね。」

ひかりちゃんはおしりとおちんちんをくすぐるようにして洗う。

「っ…… ぅ…… 」

ぬるぬるもへびの体もおちんちんもおしりもきもちいい。
おんなのこのようなこえが出ちゃう。聞いていたひかりちゃんはにやにやしてる。

「うふふ。気持ちいいですか?」

「うん…… 」

「でも気持ちいいって、一体何がきもちいいんですかねぇ?」

ひかりちゃんは意地悪にいうとぼくのあそこをゆびさす。
気持ちよくなったおちんちんはばきばきになっていた。

「だって…… 」

ぼくがうつむいちゃうと、ひかりちゃんはぎゅってだきしめてくれる。

「うふふっ。そんな顔しないでくださいよ。もじもじしてる旦那様。とっても可愛いです…… 」

「ひかりちゃん…… 」

「よしよし。いっぱいおちんちんおっきしていいんですよ。旦那様が気持ちよくなってくれれば、私もとっても嬉しいんですから。」

なにも気にしないでってひかりちゃんはにっこりしてくれる。そう言ってくれるので安心してぼくもぎゅってする。

「恥ずかしいことしちゃったお詫びに、お口でご奉仕しますね。」

ひかりちゃんはそういうとくるっと体を回してぼくのちんちんをくわえた。
おくちでなんどもなんどもちんちんをしごいてくれる。
あったかくてぬるぬるのお口はきもちいいけど、ひかりちゃんはおしっこの穴にまでしたをぐりぐりしてくる。

「あうっ! 」

おしっこの穴がぎゅん、ってなってぼくのからだがびくんと動く。
ひかりちゃんは蛇のからだでぼくをぎゅってするので動けなくなる。

「ひ、ひかりちゃん! 」

ひかりちゃんはおしっこの穴に舌をずずって入れてきてもっとぐりぐりする。
とっても熱いけど、でもすごくきもちいいものが、あなをずずずって動く。
ぼくはすごく切なくなって泣き声をだしてしまう。

「ひっ!ひかりちゃん。あついよ! 」

そういってもひかりちゃんはおちんちんの穴をぐりぐりしつづける。
からだを動かしたくてもうごかせない。
気持ちよくておまたが切なくなるようなむすむずでどんどん熱くなっていく。

「ひぃっ…… あ、あつい。おちんちんあついからぁ! 」

ぼくの泣き声をむししてひかりちゃんはもっともっとぐりぐりぐりしつづける。
おちんちがじんじんしてもう爆発しそう……

じゅじゅじゅっ…… ずずずずず……

ひかりちゃんはとどめだよ。ってかんじで舌をひきぬくとおちんちんをずずって吸った。

「ひっ…… ひいいいいっ! 」

ぼくはさけんでいた。

どびゅっ……

おちんちんのせつなさが爆発する。熱いのでおまたがいっぱいになって、あたまがまっしっろになる。

びゅっぴゅっびゅっびゅっ……

ぼくはずっとせーしをお漏らししつづける。

ちゅぱちゅぱ…… じゅるじゅる…… ずずずっ……

ひかりちゃんは音を立ててちんちんすっている。
おちんちん吸われてきもちいい。しゃせいきもちいい。
きもちいい。きもちいい。おちんちんきもちいい以外わからない……


……


……


ぼくが気がつくと、ひかりちゃんとおふろにはいっていた。
お湯があたたかくて、つかれちゃって、ぐにゃってしちゃう。
ひかりちゃんはぼくが溺れないようにだっこしてくれた。

「ごめんなさい。ご奉仕するつもりが、つい…… 」

ぼくに顔をよせるとひかりちゃんはぺろって舌をだす。

「だって旦那様のおちんぽミルクとっても美味しいんですもの。くわえていたら我慢できなくなってしまって。」

「ん。ひかりちゃん…… 」

ぼくはひかりちゃんのおっぱいをくわえて吸いはじめる。

「うふふっ。今度こそほんとにお詫びですよ〜。おっぱいミルク、たくさん飲んでくださいね…… 」

ひかりちゃんのあまいおちち。やさしくなでなでしてくれる手がきもちいい。
ねむくなってうつらうつらするぼくを、ひかりちゃんはぎゅってしてくれる。

「よしよし。このままおねむしちゃいましょうね…… 」

ひかりちゃんの声をききながらぼくはねむった。

















太陽のひかりでいっぱいのへや。ぼくはひかりちゃんにだっこされている。
ひざしもひかりちゃんもあったかくて、とっても心地よい。

「ひかりちゃん…… 」

「はあい。おっぱいどうぞ。」

ぼくはおっぱいをねだる。ひかりちゃんはいつも笑顔でくわえさせてくれる。
むちゅうになってぼくはおっぱいをのむ。
おいしいお乳。あたまのなかがとけるみたい。

「よしよし。いっぱいお乳飲めていいこです…… 」

ひかりちゃんはぎゅってしてなでなでぽんぽんしてくれる。やわらかい。あったかい。

そういえば、あれから何日たったんだろう。あのときは季節なんだっただろう……
ううん。そんなことどうでもいいな。だってあたたかくて気持ちいいから。
ひかりちゃんがずっとそばにいて、いつも抱きしめてくれるから。

「ひかりちゃん…… 」

「あ、背中かゆいですか、ちょっとまって下さいね。」

背中がむずむずするけど、ひかりちゃんはそっとこりこりしてくれた。
ぼくが最後までいわないでも、ひかりちゃんはぜんぶしてくれる。
おっぱいもおふろもおトイレもぜんぶぜんぶひかりちゃんがしてくれる。

いまのぼくは赤ちゃんみたい。ひかりちゃんに全部たよりっきり。

そう。あかちゃんは何もしないでもいい。お母さんがぜんぶしてくれる。
何もしなくてもお母さんはそれでいいよってかわいがってくれる。
ひかりちゃんもぼくが何もいわないでもぜんぶわかってくれる。
ただここにいるだけでいい。いるだけでひかりちゃんは喜んでくれる。
ぼくもうれしい。

こころのなかがぽかぽかしてきて、ぼくはひかりちゃんをぎゅってする。
ひかりちゃんもぎゅってして、蛇のからだでぐるぐるしてくれる。
ひかりちゃんがあたたかい。とっても幸せ。幸せすぎてうつらうつらしちゃう。

「ほんと可愛いんだから…… さ、おねんねしましょうね。 いいこいいこ……  」

ひかりちゃんはにこにこしてる。
やさしくなでなでしてくれる。こころがとろとろになってく。
でも、とければいい。ひかりちゃんとひとつになってずっといればいい。
このままずっと。

ずっと。

ずっと。

ずっと……


……


……


……


……
















「ひかりちゃん…… 」

「よしよし。おっぱいどうぞ。」

きょうもおっぱいのむ。


……


……


……


でも…… なんか違う。
いつもお乳飲んだ時のような、心の中が蕩ける感覚が無い。
どれだけ時間が経ったのか分からないけど、いつしか僕は我に返っていた。
こんな頭が冴えた状態は久しぶり。一体どうしたんだろう。

「あの。ヒカリちゃん。」

おかしく思った僕はヒカリちゃんに問いかける。
彼女は妙に申し訳なさそうな顔をしていたけど、覚悟を決めたかのように口を開いた。

「ごめんなさい! あれからもう一年経っちゃいましたっ…… 」

ヒカリちゃんは悲痛な声を上げると深々と頭を下げた。

「ええええっ! 」
















「そうなんだ。でも実の親にプレイ真似されるのもなあ…… 」

「あら。とってもかわいらしいじゃないですか。 」

結局の所、なんと一年以上も引きこもっておっぱい吸っていた。
それで今日はヒカリちゃんと一緒の久しぶりの外出。おしゃべりも楽しい。
とはいってもいつものスーパーだ。
とりあえず近場がいいでしょうということで、行き慣れたここにしたのだ。

「うあ〜。太陽が黄色いってこういうことか…… 」

「もう。旦那様ったら! 」

久しぶりのせいか街並みの色彩が妙に鮮やかに感じる。
ついバカなことを言う僕にヒカリちゃんは苦笑した。

実は僕がヒカリちゃんのおっぱいを無心で吸っていたころ、うちの両親が来たそうだ。
なんでも僕が浮気して、おしおきとして監禁されているって噂を聞いたらしい。
そして今回だけはどうか許してやってくれないかと謝りに来たようなのだ。

こんなデタラメ誰が流したのか分からないけど、僕の勤め先にまで話が広まっていた。
会社は魔物系で、しかもヒカリちゃんが気を利かせて届けを出してくれていた。
なので一年休んだ事自体は問題なかったし、他の皆も長期セックス休暇なんて当たり前。

ちなみにうちの母親は、いつまでも若く美人でいられるから魔物イイじゃんって、自分から進んでサキュバスになったほど。
父親もカーチャンが若返って昔みたいにきれいになって、しかもスタイル抜群になって万歳っ!ってセックス三昧の結果すぐインキュバス化した。

こんなポジティブ?な二人なので、誤解だと分かると大笑いして「あんたたちも好きねえ。」と言っただけで済んだようだ。
まあいくら魔物になったとはいえ実の親だ。授乳赤ちゃんプレイにはまって一年間閉じこもりっぱなし。なんて知られたくはなかったのだが。
おまけに私たちもこれやりましょうよと僕たちの真似はじめるし……

つまりは話が大きくなってしまったので、プレイはひとまず終わりにしたという訳だ。

ところで会社の皆にはいくら説明しても「わかってる。もういいんだ。」って感じで全然納得してくれなかった。
結局僕は浮気して白蛇さんに監禁された男になってしまったみたい。
まったく。誰だよ。浮気なんてふざけたデマ広めた奴……
こんなヒカリちゃんべったりの僕が、なんで浮気しそうになんて見えたんだろう。

でも、案外そう言うことなのかも知れないな。僕はふと思う。
きっと白蛇に「監禁」されている男達は、単に白蛇さんと一緒にいるのが居心地良すぎて、外に出たくないだけなのかもしれない。
僕がヒカリちゃんに溺れてしまったように……

とりとめもない思いにふけっていると、ヒカリちゃんが申し訳なさそうに話かけてきた。

「ごめんなさい。魔力の調整は簡単にできることがわかったのですが、旦那様があまりにも可愛らしくてやめるにやめられなくて。それで一年も。 」

「ううん全然!僕もすごく良かったから。 」

「旦那様…… 」

僕が笑顔でかぶりを振るとヒカリちゃんは目を潤ませた。
ずっと閉じ込めてた事を気にしてるようで、時々ヒカリちゃんはこうして謝ってくる。

でもヒカリちゃんのお世話は完璧だったので、この一年は素晴らしい以外の何ものでもなかった。
また彼女が言うところ、白蛇はかなりの長命だとのことだ。
僕もそうなるはずなので、一年は特に長い時間という訳でもないし。

「あの、ヒカリちゃんさえよかったらまたしたいな…… 」

「本当に、ですか? 」

「うん…… だってとっても温かで幸せで、忘れることなんて出来ないんだ。」

もうあの多幸感は心に刻み込まれてしまった。出来ればあの日々に戻りたい。
またあの安らぎを味わっていたい。
僕がおずおずと切り出すとヒカリちゃんは目を輝かせた。
蛇体を巻き付けて耳もとでねっとり語りかけてくる。熱い吐息で背筋が震えてしまった。

「それは嬉しいですけど。じゃあ、こんどはママって言ってください。約束ですよ…… 」

「えっ!? いやあ。それはどうなんだろう。」

思わぬ反撃を喰らって目をそらすと、ひかりちゃんはくすくす笑った。

「あらあら。ほんと旦那様は可愛いんですから…… 」

「ヒカリちゃんたらっ。」

僕も苦笑いするしかなかった。

















「ええと。あれ?確かお米はここだったはずですが。」

「うん。向かいの棚のお酒も無くなってるね。」

スーパーは相変わらずの賑わいだが、商品の配置が違っていて戸惑ってしまう。
でもふたりでああだこうだ言いながら、色々探しながらのお買い物も楽しい。

「ふう。だいたいこれでいいかな。」

ようやく欲しいものを手に入れて一息つくと、ヒカリちゃんは真面目な様子でかぶりを振った。

「いえいえ。ホルミルクを買わないと。これからは今まで以上に沢山買わないといけませんねえ…… 」

「へえ…… でも僕はもうヒカリちゃんのおっぱい飲んでるわけだし、そんなにいらないと思うけど。」

ヒカリちゃんはお乳に込める魔力を制御してくれている。
それなので赤ちゃん状態にはならないけど、彼女のおっぱい自体は毎日飲んでいる。
とっても美味しくてもうこれが無い生活など考えられない。どうみても依存症状態だ。
明らかに前に比べて元気になったので別にいいんだけど。

僕が疑問に思うとヒカリちゃんは、何を言っているんですかとばかりに目を丸くした。

「ホルミルクは私が飲むのに決まっています! 旦那様に美味しいおっぱい飲んでもらうには私が栄養つけないと。」

「そ、そうなんだ。」

「そうですよ。あと、もちろん当然の事ですけど…… 」

ヒカリちゃんはここで言葉を句切ると、妙にもじもじそわそわし始めた。

「ですけど?」

気になった僕が続きを促すと彼女は頬を赤らめた。

「旦那様は、これからも私のおっぱいしか、飲ませませんからね…… 」

ヒカリちゃんはそう言って微笑む。白い蛇体が恥ずかしそうに丸くなった。















18/04/23 22:56更新 / 近藤無内
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■作者メッセージ
このお話はこれで完結です。
白蛇さんのおっぱい飲んで赤ちゃんみたいに甘やかされたいです……

リハビリ作ということで荒いところもあったかもしれませんが、ご覧下さり本当にありがとうございます!

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