連載小説
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前編
今日は休日。いつものように嫁(白蛇)のヒカリちゃんとスーパーでお買い物だ。
欲しいものを探していた僕は、いつしか彼女と離れてしまった。
僕は夢中になってあれこれ手にとり品定めする。

「あ…… ほら旦那様。離れちゃだめですよ。」

そんな姿を見てヒカリちゃんは、長い蛇体を伸ばして僕の体に絡みつかせてきた。

「待ってよ。人前だから恥ずかしいって!」

慌てて声を上げるけど無視して、彼女は僕を拘束すると優しく頭を抱いた。
家の中ではヒカリちゃんに巻き付かれて甘え合うなんて当たり前。
でもさすがに人前でこんなことされるなんて恥ずかしい。

「うふふ。だあめ。どこで性悪なメスが旦那様を狙っているか分かりませんからね!」

「もう。ヒカリちゃんったら…… 」

ヒカリちゃんはかぶりを振ると額にキスをした。僕はため息をつくしかない。
まあでも、人と魔物が共存するようになって当たり前の世の中だ。
周囲を見ても人魔のカップルなんてざらにいるし、僕たち同様堂々といちゃついている。
誰も気にする風ではない。

「さ。それじゃあお買い物続けましょう。欲しいものは何でも言って下さいね!」

「はあい。お望みのままに。」

楽しそうにそういうヒカリちゃんに僕は肩をすくめた。

















「ほら旦那様!これ前にニュースでやって新製法のビール。虜の果実使っているんですよね。」

「ああほんとだ。試しに買っていい?」

「ええ。好きなだけ買って下さいね…… 」

ヒカリちゃんは僕に蛇体を巻き付けたまま器用に買い物を続ける。
いつしか僕も周囲を気にすることを忘れて彼女に体を預けていた。
ヒカリちゃんは嬉しそうに笑ってくれる。

「そうそう!肝心な物を忘れてました。」

「どうしたの?」

「いえ。ホルミルクを買うのがまだでしたので。これがないと仕方ないですよねえ。」

声を上げるとヒカリちゃんは、慌てて乳製品のコーナーに行った。
人魔のカップルにとってホルミルクは必需品のような物だ。
メーカーも値段も様々な物が並んでおり、多くのお客さんで賑わっている。

「へえ。こんなのもあったんだ…… 」

僕はその一つを手に取った。可愛いホルスタウロスのイラストがよく目立つ。
イラストのホルスタウロスは、大きな乳を見せつけるようにして微笑んでいた。

「もう…… これはダメですから。」

ヒカリちゃんは感心したように眺めている僕に呆れて、さっとそれを取り上げた。

「え?なんで。」

「なんでじゃありません。今、旦那様このホルスタウロスに浮気してたじゃないですか!」

「浮気だなんてこれただの絵でしょ…… 」

「でも、旦那様は絵に欲情していた前科がありますからねえ。 」

ヒカリちゃんは苦笑して棚に戻すと、別の地味なデザインのホルミルクをカートに入れた。

「それを言われると反論できません。」

「よろしい。分かればいいんですよ。」

僕が神妙に頭を下げると、ヒカリちゃんもおどけたように頷いて見せた。
たしかに昔は彼女が言うように二次大好きだったが、今ではヒカリちゃんしか眼に入らない様なものだ。
だって、彼女はいつも僕を優しく温かく包み込んでくれて、全てを受け入れてくれる。
ヒカリちゃんと一緒にいるとすごく落ち着くし安心できる。

ヒカリちゃんさえ側にいてくれればいい……

でもやっぱりヒカリちゃんは白蛇さんなので、僕の関心がよそに向くのには複雑な思いを隠せないみたいだ。
冗談っぽくしてるけど今回もそうなんだろう。僕は彼女を抱きしめると素直に謝った。

「ごめんねヒカリちゃん。気分悪くさせたかな。」

「もう…… やめて下さいよ。 大丈夫!旦那様のお心はよく分かってますから…… 」

ヒカリちゃんはかぶりを振ると切なげに笑った。

















「そうそう。アルラウネの蜜も少なくなってました。ついでに買っておきましょう。」

アルラウネの蜜もホルミルク同様に人気が高い栄養源だ。
行った先には色々な品が並んでいるが、やっぱりそこにも萌え絵のついたものがある。
今回は気をつけよう…… 僕は注意して目をやらないようにした。

「これなんかどう?特売で安くなってるよ。」

「そうですねえ。 初めて見るメーカーですけど、試しに買ってみますか。」

気をそらすように蜜の瓶を手に取る僕を見て、ヒカリちゃんは妙に嬉しそうだ。

「うふふっ。本当はよその魔物娘の体液なんか旦那様に飲ませたくないんですけど。こればっかりは仕方ないですねえ。」

「えっ?」

はしゃいだように言うヒカリちゃんを見て僕は今更のように思い出した。
そうだ。ホルミルクもアルラウネの蜜も魔物娘の「体液」だったんだと。

僕はホルスタウロスの母乳を毎日ごくごく飲んでいるんだ……

でも、ホルスタウロスやアルラウネの体液は飲めるんだ。
他の種族の魔物娘のだって飲んだり食べたり出来るんじゃないのか?
そうそう。そういえばスライムはスライムゼリーなんて珍味があるぐらいだ。
男に自分の体食べさせるの大好きってスライムもいるとも聞いたこともある。
早い話魔物娘が出す物は、人が食べたり飲んだりしても全く問題が無いって事かも。

てことは……まてよ。
うちのヒカリちゃんが出す物だって当然飲める事になるんじゃないのか!?

もしかしてヒカリちゃんだってお乳出せるかも!?
ヒカリちゃんのおっぱいだって結構な大きさで形もいいし柔らかい。
心地よくていつもすがりついてしまい、ちゅうちゅうと吸ってしまう。
その時にごくごくと母乳も飲めれば、さぞかし幸せだろうなあ……
もちろんあくまでも出せればの話なんだけど。

あらためて気が付いた僕は、変な衝撃を受けたように固まってしまう。

「旦那様。どうかなさいました?」

「あ……うん。何でも無いよ!」

ヒカリちゃんは怪訝な様子で問いかけてくる。
深紅の宝石のようなその瞳を見て、僕は慌ててかぶりを振った。




















ある日の昼下がり。いつもどおりヒカリちゃんと一緒にくつろいでいた。
日差しが温かい部屋の中、僕はぼうっとテレビを見続ける。

「どうぞ。」

「ありがと…… 」

彼女が出してくれた麦茶を僕は上の空で飲む……

それからの僕はあの日の事が頭から離れなかった。
ヒカリちゃんだって母乳出るかも?飲めるかも?
魔物娘は男が向ける欲望には大喜びするともいうし、頼めば聞いてくれるかも?
実際にヒカリちゃんは僕が夢中でおっぱい吸っても、いつも温かく受け入れてくれる。

けど、いくらなんでもそれは言えないかな…… キミの母乳飲みたいなんて……

「ねえ。これどうしましょう?私からお義母様に連絡しておきますか? 旦那様? 旦那様?」

「ぅえ? な、なに?」

例のごとくぼんやりと考えていたら澄んだ声が聞こえる。
慌てて振り向くとヒカリちゃんが困ったような顔をしていた。

「ほら。旦那様いってたじゃないですか。お義父様とお義母とも話してみようって。」

「ああ。そうだったね。うん。そうだ…… 」

「ねえ旦那様。最近どうなさいました?もしかして何かお悩みですか?もしそうならこの私に…… 」

「ううん。大丈夫だよ。全然心配いらないって。」

ヒカリちゃんは労るように抱きしめてくれる。白い蛇体も包み込むように巻き付いた。
彼女の心配そうな眼差しを見て、僕はただ微笑むしかなかった。

ほんとうにヒカリちゃんはいつも僕を気遣ってくれる。
温厚で優しく、愛情深く見守ってくれる。
思い切って言ってしまおうか。おっぱい飲ませてって……

でも、さすがにこんな事を言ったらどう思われるだろう。
旦那様がそんな変態だったなんて。みたいに失望されるんじゃないだろうか。
彼女の視線に宿るかもしれない軽蔑が恐ろしくて、僕は打ち明けられなかった。

















「旦那様…… 打ち明けて下さいませんか?絶対に私が力になりますので。」

「何でも無いって。全然気にしないでいいんだよ。」

「本当にそうでしょうか……」

……

……

「ねえ。私は何があっても旦那様の味方なんですよ。それを忘れないで下さいね。」

「もう。ヒカリちゃんは気にしすぎなんだから!大丈夫。心配いらないよ。」

「とてもそうは思えないのですが…… 」

……

……

あれからヒカリちゃんは、時々思い出したかのように問いかけてきた。
僕はそのたびに笑顔で大丈夫だと繰り返し、ヒカリちゃんも答えを聞くたびに溜息をついた。

でもまあこのままでいればいいだろう。僕が変なこと言わなければ丸く収まるのだ。
温かく穏やかな日常に、余計な波風は立てたくなかった。
僕は悶々とした気持ちを抑えて日々を送っていた。

そんなある日の夕暮れ時。ようやく仕事も終わって帰宅の途についていた。
僕はヒカリちゃんに連絡しようと思ってスマホを手に取る。
でも、充電が無くなってしまったようで画面は暗いまま。
運悪くモバイルバッテリーも忘れており、公衆電話も見当たらない。

ヒカリちゃんとは定時連絡を欠かせない。
もし忘れると彼女は僕と連絡がつくまで、いつまでも電話やメールをし続けるし、
ひどいときは僕が心配だといって探しに来てしまう。
仕方ない。一刻も早く家に帰るしかないな…… 僕は家路を急いだ。


















大慌てで帰宅した僕の目に入ったのは、玄関先で身を震わせているヒカリちゃんだった。

「ごめんヒカリちゃん!スマホの充電切れちゃって。」

声をかけても彼女は蛇体を丸めてただ俯くばかり。

「あのお。ヒカリさあん…… 悪かったってばあ……」

機嫌を取るように純白の髪を優しく梳いて、息づくように動く蛇体をそっとなでる。
でも何の反応もなく、彼女はただ黙り込むばかりだ。
やれやれ。怒っちゃったかな…… 全然連絡つかなかっただろうからなあ…… 
困った僕は何度も頭をかいた。

気のいい彼女のことなので、怒ったりする事なんて滅多に無い。
でも、ごくまれには、ほんのごくまれにはある事だ。
たまたま彼女の機嫌が悪いときに、僕がCMの美女に見入ってしまった時とかは、一目で分かるぐらい拗ねてしまう。

拗ねたヒカリちゃんも可愛いんだけど、そんなときはまず一晩時間をおく。
すると普段の彼女に戻っているので、素直に謝ればいつも仲直りできるのだ。

今日も無理はしない方がいいかな。僕は彼女に声をかけた。

「ええと……風呂にでも入ってくるよ。」

いつもはヒカリちゃんと風呂でいちゃちゃして、その後は蛇体に包み込まれて寝るのに。今日は独りで寂しいなあ…… そっと溜息をついた時だった。

いきなり彼女の白い蛇体。それが襲いかかるようにして僕に絡みついてきた。
蛇体に幾重にも巻き付かれた僕は、否応なしに彼女の所に引きずられていく。

「え?ちょっとヒカリちゃんっ!」

ヒカリちゃんは声を上げる僕を無視して、しっかりと抱きしめてくる。

「ああ。良かったです。本当に良かった。このまま旦那様が私のもとからいなくなってしまうと思ったけど。帰ってきて下さった。良かった。本当に良かった…… 」

ヒカリちゃんは絞り出すような声を上げるとそのまま嗚咽しはじめた。僕を胸に抱いてただひたすら泣き続ける。
突然のことに驚いて言葉もなかったけど、ようやく我に返った僕は急いで慰める。

「そんな…… ヒカリちゃんの側からいなくなるなんてあるわけ無いよ!僕だってキミがいないとダメなんだ。ヒカリちゃんがいないなんて耐えられないよ。」

いつもの優しい匂いと温かさに包まれながら、僕もヒカリちゃんに負けまいとするように抱き返した。

「だって…… だって旦那様……この間からずっと隠し事してたじゃないですかっ!私がお話しして下さいっていくらお願いしても聞いて下さらなくって。女の匂いも魔力も無いから無理には聞けなくて。でもこれはきっと絶対によからぬ事だ。このままでは旦那様がどうにかなってしまうかもって思っていたら全然連絡突かなくなって。ああもうこれでおしまいだ旦那様と永遠に会うことが出来なくなるって思っていたらいつも通りに帰ってきて下さって。私もうどうしていいかわからないんですよお…… 」

ヒカリちゃんは悲痛に叫ぶと、その美貌を歪ませて涙を流しはじめた。
これまで知ることがなかったヒカリちゃんの感情の爆発。
今まさに目の当たりにした僕は呆然とするばかりだった。

でも……そうだ。ヒカリちゃんを追い詰めたのは僕だったんだな。
僕が隠し事して、それが原因でヒカリちゃんは不安が抑えきれなくなっちゃったんだ。
ほんとなにやってんだろ。大切な人を苦しめるようなことして。

「うん。そうだったね。ごめん。本当にごめんね…… 」

「旦那様あ…… 」

後悔の念に襲われた僕は、柔らかい胸に顔を押しつけて何度も謝る。
ヒカリちゃんも声を上げてすすり泣き続けた。

















「あの……旦那様。申し訳ありません。取り乱してしまって。 」

「ううん。謝らないで。悪いのは僕なんだから。」

あれからすっかり落ち着いたヒカリちゃんだ。恥ずかしそうにもじもじしている。
悪いと思うけどそんな彼女がとっても可愛くて、何度も頭を撫でてしまった。

「あっ……それ、気持いいです。」

ヒカリちゃんも僕の愛撫を心地よさそうに受け入れてくれている。
嬉しくなってもっと続けようとしたその時だった。

「あの。旦那様。」

「どうしたの?」

ヒカリちゃんは僕の目を真正面から見つめてきた。思わず背筋を正してしまう。

「やっぱりダメですか。打ち明けては下さいませんか?」

ヒカリちゃんは静かに、そして遠慮がちに問いかけてくる。
やっぱりまだ不安なんだろう。悲しげな眼差しが痛々しい。
こうなった以上は隠すなんて無理だ。恥ずかしいけど白状するしかない。

「ええと。怒らない?」

「どうして?お悩みを打ち明けて下さるだけで嬉しいのに。」

「軽蔑しない?」

「まさか。旦那様のことは私が誰よりも知っているというのに。今さらです。」

確認するようにおずおずと言うと、ヒカリちゃんは優しく笑ってくれる。
少し安心した僕は決意して言葉を発した。

「あの…… ヒカリちゃんの……おっぱい……飲みたいんだ。」

「へ? ええと、いつも私の……おっぱい……は吸っていらっしゃいますよね?」

首をかしげたヒカリちゃんは、白い頬を恥ずかしそうに染めた。
そのとおりだ。僕は毎日ヒカリちゃんのおっぱいちゅうちゅうしている。
これは誤解されないよう言わないとダメだ……

「うん。そうだけどそうじゃないというか。つまりはキミの母乳を飲みたいというか、ヒカリちゃんのおっぱいを吸って母乳を飲みたいんだ。」

やった。とうとう言った……
恥ずかしさでしどろもどろになってしまう僕を、ヒカリちゃんはあっけにとられたように見つめた。

「私の、母乳、をですか?」

「うん。」

「私のおっぱいを吸って、母乳を飲みたいと言うことですか?」

「う……うん!」

「旦那様が? 私の?」

「だ……だからそうだって! ヒカリちゃんのを飲みたいんだ!」

もしかして羞恥プレイ?と思うほど念押しするヒカリちゃんだ。
自分でも顔が赤くなってるのは分かったけど、はっきり言い切った。

「え……えええっ!」

ヒカリちゃんは驚いて声を上げると、僕からさっと離れ胸を隠すように押さえた。

「ほらみろ。こいつキモっ……て目で見たじゃないか! だから言うの嫌だったんだよっ!」

警戒するような仕草をするヒカリちゃんを見て、僕は悲痛な声を張り上げる。
馬鹿なこと言わなきゃよかったと俯いてしまうけど、そんな気持ちを察してくれたのか、ヒカリちゃんは慌てて僕を抱きしめてくれた。

「あ…… いいえ。違うんです! そうじゃないんです。」

優しく胸に抱き、蛇体で全身に巻き付き包み込んでくれる。
労るように何度も愛撫されていると、気持ちが落ち着いていくのを感じた。

「ヒカリちゃん…… 」

「ね。旦那様。ご覧になって下さい。私が旦那様を馬鹿にしているように見えますか?」

ヒカリちゃんは僕の頬に両手をあてがうと優しく上げた。
そこにあったのは、いつもの愛情深いヒカリちゃんの眼差しだった。
そうだ。ヒカリちゃんはいつも僕を受け入れてくれるじゃないか……
今さらながら気が付く。

ヒカリちゃんは両手を放すと静かに頭を下げた。

「ごめんなさい旦那様。失礼なことしてしまいましたね。ちょっと驚いてしまって。」

「ううん。僕のほうこそ変なこと言っちゃって。無理なら別にいいんだ。」

「いいえ。旦那様が打ち明けて下さってとっても嬉しいです。おっぱい出すのはちょっとした魔術の応用ですので、特に問題はありませんよ。」

「じゃあ!」

思わず歓喜の声をあげる僕をたしなめるように、ヒカリちゃんは真面目な調子で言葉を続ける。

「でも、なにぶん未経験なので、魔力の調整が面倒と言えば面倒なんですよね。 」

「へえ…… でもいつもヒカリちゃん僕に白蛇の魔力入れるでしょ。大丈夫じゃないの?」

白蛇の夫なので当然と言えば当然なんだろうか。僕もヒカリちゃんの魔力は注入済だ。
ずっと仲良く暮らしていきたかったので、自分から頼んで入れてもらった。
あのときはヒカリちゃんすごく喜んでくれて、今でも良く覚えている。

何を今さらといった様子の僕に、ヒカリちゃんは悪戯っぽく微笑んだ。
右手をかざすと指先に青白い光が生じて、炎のように揺らめく。

「ふふっ。これは十分に制御していますから。でもおっぱいは少し加減を間違えると濃い魔力になりかねないんですよね。」

「ふむふむ。」

「それを取り込めば頭の中がとろとろに蕩けて、お母さんのおっぱい飲む赤ちゃんみたいに幸せになっちゃいますけど。よろしいですか?」

ヒカリちゃんは皮肉を込めるように「幸せ」という部分を強調してみせた。
少し戸惑ったけど、魔力を入れられた際の正気を失う快楽なら知っている。
僕は一呼吸置いてから力強くうなずいてみせた。

「うん。なんとなくだけどわかるよ。まあ、ヒカリちゃんなら大丈夫でしょ!」

「はい。それはもちろんです!ちゃんとお世話しますし、魔力が切れれば元通りになれますので。その点は心配しないでくださいね。」

僕の言葉を聞いたヒカリちゃんは嬉しそうにしている。
彼女なら全て安心して任せられる。今までもそうしてきた。問題はない。

「それじゃあ。本当にいいの?」

「もちろんですよ。旦那様のために愛情込めておっぱい作りますからね…… 」












18/04/05 01:24更新 / 近藤無内
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■作者メッセージ
ご覧下さりありがとうございます。後編に続きます。
お久しぶりです。白蛇さんに色々したい。色々されたい。という想いは相変わらずなので、その願望のままに書いてます(汗)

昨年中は本当にご迷惑をおかけしました。改めてお詫び申し上げます。

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